【検証:】常設板過去ログ集

【検証:近未来交通地図】
(過去ログNo.061)
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渡鳥の性(さが)
 投稿者---551planning(2002/05/15 01:27:19)
渡鳥の性
└新幹線列車名を分析するに
 └「はやて」賛歌
 └列車愛称命名は難しい
  └君の名は?−−新幹線版
   └九州新幹線の愛称は・・・
    └途中段階が難しい
 └お気軽な横レス
  └まさに想像をめぐらせるうちが花
  └Re:お気軽な横レス
   └Re:運行スタイルの予想
   └地名ひとくち解説
    └Re:地名ひとくち解説
     └Re:良く考えたらめちゃくちゃややこしい
      └超横レス・ネタ切れ?
  └さらなる横レス「まだ残る佳い名前」
   └Re:新幹線愛称論(笑)

 その昔、日本を代表する超特急であった「燕」。当初東京−神戸間を結んでいたが、戦後東京−大阪間の「つばめ」となり、その後新幹線に追われるように西進、博多開業でその翼を休めたが、JR-Qの看板特急として復活、まさに南へと向かう渡鳥さながらの歴史を辿っている。
 そして今年12月、再び渡鳥がやってくる。「つばめ」は23年ぶりの孵化だったが、昨年春に北へ還ったはずの「白鳥」が、まさしく渡道列車として八戸−函館間に戻ってくるという。

JR-E プレスリリース http://www.jreast.co.jp/press/20020505/main.html

 大阪−青森間、日本海縦貫線を飛び回った雄姿は触れる必要もないだろうが、もともと新潟の瓢湖を由来とするネーミングは、青函連絡船を介した北海道接続便としての使命にマッチしていた。いや、白鳥の影に消える「はつかり」もまた東京からの渡道列車として名を馳せていた。というよりも、東京からの対北海道連絡列車という意味では今回の「白鳥」飛来は少々の違和感を覚えなくも無い。
 津軽海峡という場所、多くの演歌に歌われてきただけでなく、独特の雰囲気を持っている。旅情と云おうか、哀愁と云おうか…志、夢、希望、挫折、傷心…ついそんな思いが交錯する感覚にすら捉われるのは当方だけであろうか。
 その意味で東北新幹線東京−八戸間列車が「はやて」になったのは感慨を覚える。愛称募集結果を見ても「みちのく」「うみねこ」といった東北、青森を連想させるものが票を集めたようだが、今回はあくまでも八戸までの暫定開業であり、ゆくゆく(新)青森へ、さらには函館・札幌へと見据えた時に、イメージに捉われない名称を採る事でまさしく新風を吹き込もうという-Eの意気込みを感じるような気がしたのである。まあ他方で長年季節風(やませ)に悩まされてきただけに、ヤマイダレの風では…という声もあるようだが、「♪疾風のように現れて…」にくれぐれもならないように…(激しく既出、ってやつですか?)。

 「白鳥」に戻ると、馴染みがあるゆえか「はやて」のような新鮮なイメージを感じられないと思う。かといってすぐ津軽、北海道をイメージできるものとも云いがたい。八戸−弘前間特急が「つがる」になったこともあってか、なんとなく中途半端なような気がしてしまう。
 まあ決まってしまったものをどうこう云っても仕方ないのだが、さらに云えばこの列車、JR-Hの車両でも運行されることからすれば、「スーパー白鳥」が登場するのも時間の問題なのだろうか…さらにしっくりこない想いがするのだった。

新幹線列車名を分析するに
 投稿者---和寒氏(2002/05/18 22:52:17) http://www.geocities.jp/history_of_rail/

 歴代の新幹線列車名を分析するに、一定の傾向がうかがえる。

「ひかり」「こだま」
「やまびこ」「あおば」
「あさひ」「とき」
「のぞみ」
「つばさ」「こまち」
「なすの」「たにがわ」「あさま」

そして
「はやて」

 共通していえるのは、速達型列車は全て抽象名詞であることだ(「あさひ」は実は地名だが抽象名詞として理解すべきだろう)。これは「速さ」を意識させるための必然といえるが、重大な制約条件となっていることもまた確かであり、特に今回のような部分開業列車の場合、さらなる難しさが伴う。

 その難しさのなかから生まれた「はやて」だが、私はあまり好感が持てない。名前の持つ印象が、重いのである。漢字で書くと「疾風」となり、意味が芳しくないということもある。
 かといって「はつかり」でも宜しくない。「速さ」を印象させにくい語義であり、新幹線にふさわしいとは思えない。各停型にはいいとしても、速達型にはもっと佳い名がありそうだ。

 過去の列車には佳い名が多い。その中で速達型新幹線に使える候補としては、「ひので」「きぼう」あたりは如何か。あるいは「おおとり」という傑作も埋もれたままではないか。「オーロラ」(函館夜行バスの愛称)も傑作になりえるが、これは新幹線北海道上陸の日までリザーブしておくべきか。

 考えてみれば、新幹線列車名は「こまち」から方向性が変わった。「つばさ」などの持つスピード感と比べ、穏やかすぎるのである。それが美点といえばいえるが、要は沿線の方々が胸を張れる名かどうかが重要である。幸い、「こまち」は快く受け容れられている様子だが。
 「こまち」とは逆に「はやて」では語感が強すぎる。沿線の方々はこれをどのように受け止めるのだろうか。興味は尽きない。

 しかも接続特急が「白鳥」とは。これにはかなりの違和感がある。「はつかり」のままではいけなかったのか。「白鳥」そのものは佳い名だが、大阪−青森間列車の印象がまだ強く残る今、ふさわしいといえるのだろうか。

「はやて」賛歌
 投稿者---551planning(2002/05/19 00:01:35)

 期待に反して「はやて」賛同派です。

 共通していえるのは、速達型列車は全て抽象名詞であることだ。これは「速さ」を意識させるための必然といえるが、重大な制約条件となっていることもまた確かであり、特に今回のような部分開業列車の場合、さらなる難しさが伴う。

 選定に際して、そのプレッシャーはあったでしょうね。
 「こまち」の場合、フル規格の新幹線開業ではなかったこともあり、地元を印象付けるネーミングとしてすっかり定着しました。東北新幹線最速は「やまびこ」というイメージも根強いですが、在来線特急当時の通り盛岡までの列車、という印象があります。
 「あさま」スライド決定時は、北陸3県からの反発もあったとかなかったとか…確かに北陸というイメージがない分北陸新幹線延伸への影響すら大真面目に語られたのでしょう。「長野行新幹線」はすっかり廃れましたが、いまだに高崎〜長野間では各種表記には単に「新幹線」としかされていなかったと記憶しています。
 今回の「八戸行新幹線」の場合、将来の北海道新幹線に繋げる意味でも、青森(陸奥)を印象付けるネーミングはまず選択除外というのがあったと考えます。「はつかり」は愛着ある名ゆえ、公募時も人気を集めていましたが斬新さに欠ける嫌いもあり、そう考えていくと消去法の結果、とも言えそうですが、「残り物には…」と思いますよ。 

 名前の持つ印象が、重いのである。漢字で書くと「疾風」となり、意味が芳しくないということもある。

 正直語感もイイとは云えないですねぇ…「は」にアクセントか、「て」にアクセントか…ただ、当方も触れましたが、むしろそうしたマイナスイメージを塗り替えていけるようになってもらいたいし、なると思っています。名前負けはしてもらいたくない。

 「ひので」「きぼう」「オーロラ」

 濁点が入るとちょっと重い感じがします。「やまびこ」は4文字だからバランスがいいのかもしれませんが。「ひので」は「あさひ」と印象が被りますし、「きぼう」もイメージ戦略では荷が重そう…。「オーロラ」は夜行のイメージがあります。

#これは和寒様も触れていますが、そもそも「あさひ」って上越新幹線のイメージに合わないような…朝日山地から来ているんですが、微妙に離れてますし。

 個人的には「はるか」あたりがいいとはいえ、御存知の通り関空特急。「つばさ」をスライドさせたい気もします。山形新幹線用には「やまばと」復活かそれこそ「こまくさ」などがいい気がしますが、そんなこと云っても始まらず。
 …「たいよう」なんてのはいかが?何を突然、と思われるかもしれませんが、まさしく北東北に光をもたらすイメージがあります。青森にもゆかりはありますよ…朝ブレイクして今は夜やっているNHKドラマ、主人公は「たいよう」君ですし…おあとが宜しい?

 しかも接続特急が「白鳥」とは。これにはかなりの違和感がある。「はつかり」のままではいけなかったのか。「白鳥」そのものは佳い名だが、大阪−青森間列車の印象がまだ強く残る今、ふさわしいといえるのだろうか。

 むしろ「海峡」(ないし「かいきょう」「青函」)のスライドでもよかったかなと。「青函」は響きが別なものを連想させるのでダメかな…ホントにおあとが宜しいようで…。

列車愛称命名は難しい
 投稿者---CHIP氏(2002/05/19 04:15:24) http://norimonoland.info/

 今回の「はやて」については私自身好感を持てないとおもいます。一説には秋田新幹線の愛称を「こまち」としたところ「スピード感がない」等といったクレームがあったことから今回はその地方に関する物は避ける傾向にあったようです。その為、「つがる」「とわだ」「あおもり」「りんご」等は避けたようです。そして、今回はそう言ったことを意識しすぎたかのような「はやて」となりました。
 ですが、私としてはどんなに愛称をスピード感のある愛称にしても実際の列車が遅いのではどうしようもないと思います。実際、開業区間は260km/hでの運転と東北区間でしかもミニ新幹線ではないにも関わらず遅い気がしております(盛岡までの東北新幹線と同様の285km/hは出して欲しい)。

 それ以上に、問題があると思うのは「白鳥」の方です。やはり、廃止になった後一定の期間は封印すべきと思います。その理由は簡単で未だ「白鳥=大阪−青森間の特急」という印象から抜け切れていないと思います。その為、混乱する可能性もなきにしもあらずと言ったところです。

 愛称というのは難しい物ですが、最近は新型車両や速達性のある列車には「スーパー」を冠する等、愛称の付け方が昔よりも安易な方向に流れている気がします。このまま、スーパーを冠していたら全ての特急がスーパーの付く列車になってしまうかもしれませんね。

スーパーがつく特急の一例:
  「スーパーあおぞら」「スーパー北斗」「スーパーはつかり」「スーパーひたち」「スーパーあずさ」等

 「スーパー」=新型車というよりも速達性のある特急といった方がいいのかもしれませんね。
 「スーパーひたち」よりも「フレッシュひたち」の方が新車ですね。おまけに「ひたち」がないというのも不思議な気がします。「あずさ」についても同様で「スーパーあずさ」よりも「あずさ」の方が新型車ですしね。

 愛称と言えば、九州新幹線の愛称も気になっています。やはり「つばめ」「有明」が新幹線の名称に格上げかとも思えますが、博多−新八代間には特急が残りますのでどうするのでしょう。熊本日日新聞などでは「ひかり」の通過形と「こだま」の各駅停車形といった表現を使っていますが、これが愛称になるとも考えにくいですよね。

 もし、愛称の格上げを行うとすると

「つばめ」=九州新幹線(速達型・各停型どちらも同じ名称を利用)
「有明」=鹿児島本線特急

という線が強いと思うのですが、これ以外にも

<パターン1>
  「つばめ」=九州新幹線速達型
  「有明」=九州新幹線各停型
  「ひご(新愛称を付ける)」=鹿児島本線特急

<パターン2>
  九州新幹線の愛称を募集を行う。
  「つばめ」=鹿児島本線特急
  「有明」=豊肥線乗り入れの鹿児島本線特急

<パターン3>
  「ひかり」=九州新幹線速達型(山陽新幹線乗り入れを想定して愛称を共通化)
  「こだま」=九州新幹線各停型(「ひかり」と同様)
  「つばめ」=九州新幹線連絡特急
  「有明」=鹿児島本線特急

という事も考えられとても気になります。今まで様々な斬新な事を実施している会社だけに新幹線愛称も凝った名称になる可能性がありますからね。

君の名は?−−新幹線版
 投稿者---和寒氏(2002/05/19 11:17:38) http://www.geocities.jp/history_of_rail/

期待に反して「はやて」賛同派です。

→おっと、これは意外だ。先の書きぶりからすると、てっきり逆かと思いましたが。まあ私の印象(「はやて」への違和感)は、少なくともここしばらくは変わらないでしょう。

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 考えてみるに、「ひかり」「こだま」の名があまりにも偉大すぎましたね。これに続く、あるいは超えるとなると、たいへん難しい。「のぞみ」だって、最初はえらく違和感が伴ったものです。「のぞみ」が定着した今日では、これを超える難しさは昔日の比ではなく、あとは「かなえ」か「たまえ」しかないと冗談に紛らわせなければならないくらいです。

 「あさひ」だって、地名と考えると違和感あるけれども、抽象名詞と受け止めれば立派な名前だと思います。それに地名由来とすれば、仙台−新潟間急行がその前身ですから、あまりにもローカルな印象を免れえません。抽象名詞への脱皮を図ることで、佳い名になったのだと理解します。

 北への列車だから雪に由来する名前があってもよかったかもしれません。とはいえ、「ふぶき」ではいくらなんでも印象が重すぎますし、「かざはな」にも違和感が伴います。宝塚歌劇にはそのものずばりの「雪組」がありますが、「ゆき」2文字では列車名として落ち着きません。「みゆき」ではスピード感皆無ですし、これまた悩ましいところです。

 「つばさ」スライドには賛成できません。「つばさ」は山形行列車のブランドとして確立されています。これを青森方面に持ちこむことじたい無理がありますし、「やまばと」では格下げ感が強く、沿線からも受け容れられないでしょう。

 その点「たいよう」案はいいですね。少なくとも「かいおう」よりは筋がいいです。沿線由来の抽象名詞、大化けする可能性を秘めています。

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 余談ながら、「あさま」命名時には私も違和感を持ったものですが、ヘビーユーザーとなった今では逆の印象を持っています。「あさま」は「たにがわ」と同レベルの列車なんです。3往復の速達型が設定されているとはいえ、これは混雑時間帯の利用者分散を図ることに重点があり、基本的には各駅停車です。熊谷・安中榛名両駅停車は8往復しかありませんが、これこそまさに利用者数を勘案しての措置なんでしょう。
 長野開業当時、JR-Eが「北陸新幹線は長野まで」と認識していた可能性はありますが、結果として速達型列車命名が富山もしくは金沢開業時のお楽しみになったわけで、それは現状によく合致していると思います。

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 九州新幹線の命名も、興味深いところです。
 速達型列車の名前は「つばめ」で堅いところでしょうが、各駅停車型の列車名がどうなるでしょうか。あるいは在来線特急と同様、鹿児島行と熊本行で分離するという選択もあります。
 「有明」ではローカル感が伴うものの、「なすの」「たにがわ」と同レベルと考えれば決しておかしくはない。それでも、「あそ」「火の山」くらいの雄大さはほしいところです。

 とりとめありませんが、とりあえず。

九州新幹線の愛称は・・・
 投稿者---CHIP氏(2002/05/19 15:34:59) http://norimonoland.info/

 「有明」ではローカル感が伴うものの、「なすの」「たにがわ」と同レベルと考えれば決しておかしくはない。それでも、「あそ」「火の山」くらいの雄大さはほしいところです。

 「有明」という愛称だとスピード感はありませんが、各駅停車タイプに付ければ決しておかしな物ではないことになります。(逆に速達タイプでないことをアピールできるかもしれない)「つばめ」は「燕」からの歴史ある名前ですので新幹線に是非、付けて欲しい名前です。
 で、九州新幹線の場合、今までと事情が異なるところで愛称をどうするかという難しさがあります。大阪方面から鹿児島へ行くことを考えると、山陽新幹線、新幹線連絡特急、九州新幹線という手順を踏むことになります。さらに、博多までの開通後には連絡特急の廃止と山陽新幹線との直通運転が行われる可能性が大きいので様々な要素を満たす必要があるのです。 
 愛称として「あそ」と命名する偉大さはありますが、豊肥本線特急が「あそ」を使用していますし、終点が鹿児島と言うところからも少し位置的にずれてしまいます。ただ、認知度としてはとても高いので九州を走る電車とアピールできます(「きりしま」もほぼ同様の効果があると考えられる)。
 こう考えていくと、やはり「つばめ」「有明」を新幹線に格上げさせ、連絡特急を新愛称にするのが適当のように思えてきます。連絡特急の場合は、博多−熊本−新八代(八代)という新幹線連絡パターンと熊本から豊肥本線に乗り入れる博多−熊本−水前寺・肥後大津という現在の「有明」タイプの2パターンが考えられます。
 また、本数的には新八代行きが1時間に2本、水前寺・肥後大津行きが1時間に1本という現在の20分間隔運転を踏襲する可能性が高いと思われます。愛称は2つ用意するのが適当でしょう(新幹線連絡特急用と豊肥線乗り入れ用)。新幹線連絡用を考えると「あまくさ」「新幹線リレーつばめ」「新幹線リレー有明」「球磨」「ひご」等が当てはまると思います。豊肥線乗り入れ用としては「ひご」「すいぜんじ」「火の山」「くまもと」等が当てはまり、どちらも熊本を連想させる名称です。
 また、新幹線用愛称だとスピード感や直通運転後でも通用するか等の点も考える必要がありますが、在来線特急の場合はご当地物の名称を利用することでその土地へ行くことをアピールできるなど比較的楽に愛称を決めることが出来ると思います。

 皆さんも九州新幹線、新幹線連絡特急の愛称を考えてみるとなかなか面白いと思いますよ。

途中段階が難しい
 投稿者---和寒氏(2002/05/19 16:24:25) http://www.geocities.jp/history_of_rail/

 で、九州新幹線の場合、今までと事情が異なるところで愛称をどうするかという難しさがあります。大阪方面から鹿児島へ行くことを考えると、山陽新幹線、新幹線連絡特急、九州新幹線という手順を踏むことになります。さらに、博多までの開通後には連絡特急の廃止と山陽新幹線との直通運転が行われる可能性が大きいので様々な要素を満たす必要があるのです。

→これはすっかり失念してました。新八代−西鹿児島間開業時という中間ステップが入ることを考えると、命名はかなり難しそうです。

 敢えて大胆に推測すれば、この部分開業時には、在来線列車名をいじらないのではないでしょうか。で、新幹線列車のみ新名称をつける、と。
 私が思うにおそらくそれは「はと」で、博多−西鹿児島全線開業時には九州島内列車、「つばめ」は山陽−九州新幹線直通列車に格上げ、というシナリオでは? 長崎ルート開業時には「かもめ」も格上げとなり、かくて3鳥列車揃い踏み、ということになるのでは?

 想像しているうちが華かもしれませんが、このように考えていくと面白いものではあります。

お気軽な横レス
 投稿者---Tom氏(2002/05/18 22:52:17)

 Tomです。

 この掲示板らしからぬ軽いタッチで書かれている方もいらっしゃいますね。また和寒さんから冗談でも「かなえ」「たまえ」が出るとは・・・

(10代以下の方へ:昔のテレビ番組「欽どこ」が生んだグループ「わらべ」ネタです)
#和寒さんも年代が近いようで

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 九州新幹線が他のどの線よりもわかりにくいのは、他の線が東京寄りから徐々に部分開業を繰り返している(大宮・上野は東京の一時代理としての開業なので例外)のに対し、終端部から開業していくところにあります。
 だから、逆に考えるといろいろ推理する楽しみもあるわけです。私の予想としては、部分開業時には

  1. 「つばめ」を使い、連絡特急は熊本止まりと併せ有明に統合
  2. 一時的に「かいもん」「錦江」などを使い、全線開業時には東海道・山陽スジにあわせる

 で、全線開業時は

  1. 九州新幹線区間直通列車の速達タイプに「つばめ」を与え、他は従来の東海道・山陽の愛称体系を維持,九州区間運転は別愛称も
  2. 完全に別愛称を投入、東海道・山陽も区間ごとの愛称を投入
  3. 全て従来の東海道・山陽と同一、つまり大都市間速達=のぞみ,中間タイプ=ひかり,各駅停車=こだま

 全線開業時については、JR東海/西日本の意向が強く通れば3.か1.、九州の意向が通るようなら2.か1.かと思います。

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 新幹線の愛称についてはJR-Eと他社の考えには隔たりがあるようで、JR-Eは行き先ごとに分けていくという考え方、他2社は速度・停車駅別という考え方に立脚していますが、これはJR-Eが東京を中心に中距離型かつ途中分岐が大宮・高崎・福島・盛岡と4箇所もあるのに対し、東海道・山陽は1本かつ長距離であるということも影響しているのでしょう。

 JR-Eもこの上札幌まで開業するようなことがあれば、またまた愛称が増えてしまい少し整理する必要が出てくるものと思われます。
 というのは、さすがに愛称ごとに停車駅パターンが違いすぎると一般の人には覚えにくくなるからです。愛称名=行き先とするのはわかりやすさの追求のひとつのあり方ですが、行き先が多くなりすぎると愛称ごとの停車駅も整理しないとわかりにくくなりすぎます。
 新幹線札幌開業の場合だと、例えば、

北斗 :東京−札幌速達型 途中大宮,仙台,盛岡,青森,函館
白鳥 :東京−札幌準速達型 上野,大宮,仙台,盛岡,八戸,青森以北各駅停車
(青森以北区間運転にも使用)
はやて :東京−青森間 上野,大宮,郡山or福島,仙台,一関,盛岡以北各駅停車(こまち併結)
 
やまびこ :東京−盛岡/青森間 上野,大宮,(一部宇都宮)郡山,福島,仙台以北各駅停車(一部つばさ併結)
あおば :東京−仙台間 上野,大宮,宇都宮,郡山以北各駅停車(一部つばさ併結)
一部列車については全区間各駅停車 通勤時間帯は新白河以北各駅停車も設定
なすの :東京−郡山間(ラッシュ時などは那須塩原も)

この程度に停車駅と愛称を限定しないとわかりにくいと思います。

 北陸新幹線富山開業の場合はあさま=長野行きの準速達及び各駅停車、新愛称(はくたか?かがやき?)が速達型及び長野以北各駅停車とシンプルにまとめてきそうな気がします。

#この話題はめずらしく論点が「分かりやすさ」一点に集約される、この掲示板らしからぬシンプルかつ比較的気楽な議題だと思います。

まさに想像をめぐらせるうちが花
 投稿者---和寒氏(2002/05/21 19:01:20) http://www.geocities.jp/history_of_rail/

 Tom様、どうやらわかって頂けたようで。「のぞみ」「かなえ」「たまえ」の並びは、我々世代には一種の常識という世界があるのですが、それにしても、よもやこれに解説が必要になってくるとは・・・・・・

 さて、本題。

 新幹線の愛称についてはJR-Eと他社の考えには隔たりがあるようで、JR-Eは行き先ごとに分けていくという考え方、他2社は速度・停車駅別という考え方に立脚していますが、これはJR-Eが東京を中心に中距離型かつ途中分岐が大宮・高崎・福島・盛岡と4箇所もあるのに対し、東海道・山陽は1本かつ長距離であるということも影響しているのでしょう。

 これはまったくそのとおりですね。
 実際のところ、遠距離型≒速達型ですから、そういう意味での棲み分けもされているようにも思います。(全駅停車の「あさひ」という例外はあるが)
 さらには、利用者の分散・整理を図るうえでも、行先別愛称にはそれなり以上の効能があります。例えば、東京から「こまち」に乗って仙台まで行く人がいるかといえば、まあ皆無とはいわないまでも、少数派でしょうし。
 意外だったのは、盛岡と青森・八戸が、行先として分離された、という点にあります。私はてっきり、「やまびこ」八戸行になるものとばかり思っていましたから、このあたりにJR-Eの戦略が垣間見えるというものです。

 で、「はやて」はもはやデフォルトとして受け容れることとして、そこから先ですね。楽しく気軽に考えてみましょうか。

東京−那須塩原 :「なすの」
  −山形 :「つばさ」
  −仙台 :「あおば」(復活のうえ行先整理)
  −盛岡 :「やまびこ」
  −秋田 :「こまち」
  −青森 :「はやて」
  −函館/札幌 :「おおとり」or「オーロラ」
函館−札幌 :「はまなす」
東北−札幌 :「ほくと」

 今後は輸送量の段落ちも考慮しなければならないはずで、その際は別名称で行先を整理する、例えば「やまびこ」と「はやて」の併結もありなんだと思います。

東京−越後湯沢 :「たにがわ」
  −新潟 :「あさひ」
  −長野 :「あさま」
  −富山金沢

:「はくたか」or「かがやき」

 問題は九州新幹線ですね。直通運転がどこまで届くか?

大阪−鹿児島 :「つばめ」
小倉/博多−鹿児島 :「はと」or「にしき」(速達型)
小倉/博多−熊本 :「あそ」「火の山」
大阪−長崎 :「かもめ」
小倉/博多−長崎 :「みどり」
   
東京−熊本/鹿児島 :「のぞみ」?「つばめ」?それとも「はやぶさ」?
東京−長崎 :やはり「のぞみ」?「かもめ」?あるいは「さくら」?

 こっち方面は、考えれば考えるだけ悩ましいです。
 とりあえずは、ここまでにしておきましょう。

Re:お気軽な横レス
 投稿者---551planning(2002/05/21 01:31:14)

 九州新幹線は確かに難しいですね。というか、運行形態自体が不確定ですから…。
 東京〜(西)鹿児島間直通列車はできるのか?できるとすれば-Eのような併結スタイルか。とすると、「だからの8両」といわれているという?-Wレールスターが満を持しての東上か?
 また、俎上に上がっていないですが、新門司or小倉からの日豊線大分方面、あるいは岡山からの四国/出雲方面FGTができるとするならばその運行形態、愛称は…と興味は尽きません。

 そもそもRJあたりでここ数年曽根センセが主張する、東海道〜山陽新幹線における多層建て列車運行(16両1本から-Eのように2個列車以上を繋げて走る)の可能性は、皆様どのように考えられます?

***
 改めて「はやて」ですが、そんなに悪いですかねぇ?
 確かに当方、「やませ」の例などを引いてはいますが、青森(北津軽)出身の力士「追風海」もいることですし、追い風に乗って「ヤマイダレの風」の印象を吹き飛ばしてもらいたいと大いに期待しています(ちなみに追風海は今場所…9日目○3-6●ですか…)。
 大塚-E社長も、青森延伸時には「定着してくれるにこしたことはない」というニュアンスで「はやて」見直しなきにしも、とも取れるコメントをしておられるところ、やはり消去法の産物のようではありますが。

***
 北陸新幹線は、やっぱり長野県を越えれば「北陸新幹線」と呼ばれるんですかねぇ…あれ、まずはの到達点は新潟県「上越」市…。

運行スタイルの予想
 投稿者---CHIP氏(2002/05/21 04:29:36) http://norimonoland.info/

 東京〜(西)鹿児島間直通列車はできるのか?できるとすれば-Eのような併結スタイルか。とすると、「だからの8両」といわれているという?-Wレールスターが満を持しての東上か?

 だとうれしいんですが、どうやらそれどころかJR東海は500系締め出し&全ての列車を700系(JR東海タイプ)という姿勢があるようです。また、レールスター的な列車だと東海道区間で混雑しますし、現状のままでは値段の高い「のぞみ」よりも設備がいいという皮肉な結果を呼びかねません。
 おそらく、九州新幹線と山陽新幹線が結びつき、新大阪発というのが妥当のように思えます。現状の運賃体系で東京−西鹿児島間を運行しても飛行機よりも運賃が高くなってしまい、東京−博多間以上に割高感が出ると思います。スカイマークの参入で東京−鹿児島線でも価格競争が激しくなることが予想できることからやはり難しいとしか言いようがないように感じます。また、新大阪発であれば利用者の割と低い山陽新幹線と九州新幹線が結びつけば大阪からの利用も期待できますし、両区間とも東海道新幹線よりも利用者が少ないと考えられ、車内設備をグレードアップした車両での運転、さらにはお互いに8両同士でうまく16両で収拾がつきます。

 また、俎上に上がっていないですが、新門司or小倉からの日豊線大分方面、あるいは岡山からの四国/出雲方面FGTができるとするならばその運行形態、愛称は…と興味は尽きません。

 確かに気になりますが、それ以前に収益を挙げられるのかが気になってしまいます。

 そもそもRJあたりでここ数年曽根センセが主張する、東海道〜山陽新幹線における多層建て列車運行(16両1本から-Eのように2個列車以上を繋げて走る)の可能性は、皆様どのように考えられます?

 2階建て新幹線も短時間の利用なら良いのですが、やはり長時間はきついと思います。100系のような2階建てなら歓迎できますがE1系のようなタイプは東北新幹線に比べて距離・時間ともに長いですので厳しいように思えます。また、速度的にも、列車強度的にもまだ発展途中というのが私の結論です(雪のせいかもしれないがE1、E4系は車両故障が他の形式よりも多い)。

地名ひとくち解説
 投稿者---和寒氏(2002/05/21 08:33:13) http://www.geocities.jp/history_of_rail/

 北陸新幹線は、やっぱり長野県を越えれば「北陸新幹線」と呼ばれるんですかねぇ…あれ、まずはの到達点は新潟県「上越」市…。

→上越新幹線の上越は旧国名「上野越後」(かみつけ・えちご)の略。
 新潟県上越市の上越は「上越後」(かみえちご)の略。
 ちなみに、新潟市付近は中越(ちゅうえつ)地域、村上市付近は下越(かえつ)地域と呼ばれる。この上中下は京への距離をあらわすものだとか。だからこそ、西側から越前・越中・越後のならびとなるわけで。

地名ひとくち解説
 投稿者---551planning(2002/05/21 12:42:26)

 御丁寧に有難うございます。認識内にあってのことですが、言葉遊びが過ぎましたね…。
 旧国名の「上下前後」関係ですが、蛇足ながら、上総・下総の関係が面白いんですよね。要は安房から続く海路経由で京との距離をみてのことで、陸路では逆転するんですよね。ヤマトタケルも安房に渡ったんでしたっけ…。

良く考えたらめちゃくちゃややこしい
 投稿者---とも氏(2002/05/21 13:23:02) http://town-m.vop.jp/

 北陸新幹線のとりあえずの到達点は「上越市」ですよね。
で、駅名はどうなるのかなと思うと、上越市は「上越駅」を望むでしょうね。新駅ですし。未だ「上越駅」はないですし、この地域のエリア名としての定着度は高いですが、都市としては高田や直江津のイメージが強いですからね。

 となると、「北陸新幹線「上越」行き」と「「上越」新幹線新潟行き」が同居しかねないんですね。当然わかりやすい駅名にするでしょうが、うまく設定しないと極めてわかりにくくなりますからね。いくら意味が違うとはいえ、同音異義ですから、ややこしいですね。
 どうなることか・・・

 「上越」新幹線のネーミングを「関越」にいじるか、駅名を違う名前(上越が入るとややこしいので、いっそ「頸城」かな(爆))にするか・・・なんにしてもものすごくややこしいですね。

 愛称から逸れますが。ではでは

超横レス・ネタ切れ?
 投稿者---エル・アルコン氏(2002/05/24 20:46:29) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 横レスか新スレかで悩んだんですが...

 新潟へ行く「上越」新幹線「あさ」ひ号、「上越」へ行く北陸新幹線「あさ」ま号の関係は、上越延長までには整理しないといけないでしょうね。
 上越市、上越地方の想いはあるでしょうが、列車の行先、路線として考えた際、「上越線」「信越線」以来の伝統として他エリアに浸透していることを考えると、「上越」駅の採用は避けるべきだと思います。
 ただ、高田か直江津かで揉めるでしょうし、春日山では歴史ファンには受けても一般の知名度がないでしょう。頚城も字も音も固いですし、同音で「タタールのくびき」のような悪い意味もあります。

 そうなると「関越新幹線」なのかな...(悩)

***
 話が逸れついでに、この手の「ネタ切れ」状態は高速道にも出ていますね。
 「日本海東北道」はその典型で、「羽越道」でよかったのに...

 あと、「XX縦貫」「XX横断」の公式名称を開業時に通称として「秋田道」「米子道」というようにしていたのに、「中部横断道」がとうとう、といった感じで出てきました。
 まあ「東九州道」「南九州道」「西九州道」あたりも、「日豊道」「鹿児島道」「佐世保道」でよかったのに、と書いたところで、この手の超老舗に気が付きました。「東関東道」!

さらなる横レス「まだ残る佳い名前」
 投稿者---和寒氏(2002/05/22 13:07:52) http://www.geocities.jp/history_of_rail/

 和寒です。
 今度は少し見方を変えて、新幹線にふさわしそうな名前が、どれほど残っているかを、挙げてみましょう。過去の名列車もありますが、基本的には新しいものをと、考えてみました。語呂がよくないのもありますが、それは「意味が佳い名」あるいは「速そうな名」を考えたということで、御容赦を。
 「もっと他にも佳い名がある」と考えてみると、面白いですよ。

【天体】
 「たいよう」「ようこう」:太陽
 「もちづき」:月
【気候】
 「のわき」「こち」「はえ」:風
 「いかずち」「かみなり」「いなずま」「らいこう」:雷
 「むらさめ」「じう」:雨
 「ふぶき」「かざはな」「みゆき」:雪
【天体現象】
 「しののめ」「ひので」「ふつぎょう」:朝日
 「にじ」「にじのはし」:虹
 「かげろう」
 「むらくも」
 「オーロラ」
【月】
 「きさらぎ」「やよい」「さつき」
【めでたい言葉】
 「ゆたか」「きぼう」「へいわ」「たかさご」「つるかめ」
【想像上の生き物】
 「おおとり」「りゅう」「りゅうほう」「きりん」
 「げんぶ」「すざく」「せいりゅう」「びゃっこ」(方角神でもある)
【宝石貴金属】
 「ひすい」「めのう」「こうぎょく」
 「しろがね」「こがね」「おうごん」「はくぎん」

 などなど。如何?

新幹線愛称論(笑)
 投稿者---矢切氏(2002/05/23 01:54:40) http://www3.ocn.ne.jp/~skylark7/

● 名前の例

 和寒様、「はえ」「ふぶき」はちょっと嫌じゃないでしょうか。「ようこう」はとても気に入りました。

 矢切も
  ・理想は3文字以内、許容限度は4文字
  ・濁音がない
  ・イメージが良い
ことを条件に勝手に選びました。推奨は、

「あすか」「ひのとり」「てんま」

です。消えてしまいましたが、

「あおば」

も濁音はありますが良い名前でした。でも残っていたら「あ」で始まるのが3つもあって混乱したでしょう。

 白状しますと、「ようこう」「あすか」「ひのとり」「てんま」は全て、宇宙科学研究所の打ち上げた人工衛星の名前にもなっています。

● 名づけのルール

 「たにがわ」・・・熊谷を通過するのに「たにがわ」を名乗る列車もあるなど混乱のもとです。但し高崎あたりで上り列車を待つことを考えると、「たにがわ」は明らかに「あさひ」「あさま」より空いていますから、空いている列車への誘導という効果が期待できます。曜日・時間帯によっては上り自由席で座れるのが「たにがわ」のみということもあります。東北の「なすの」も同様の価値があるでしょう。

 これに比べ、仙台発着に特別の名前を与えることの価値はあるのでしょうか。宇都宮到着前までは自由席に余裕があるのであれば、別の名前を与える意味はあまり無いように思います。逆に仙台で席が埋まるなら福島・郡山の人は違う名だと喜びそう。

 あまり種別名が多いのはこまりもの。こまち・つばさは別として、北海道東北新幹線の種別名は3つ、上越新幹線と北陸長野新幹線はそれぞれ種別名2つにしてほしいなあと思います。

東京臨海高速鉄道は、スイカが使えるように整備へ
 投稿者---青野邑咲氏(2002/05/19 00:30:26)
東京臨海高速鉄道は、スイカが使えるように整備へ
└至って当然の「英断」に拍手

 本来なら情報のリンクを貼らないといけないのですが、どうしても見当たらないのでご理解の程宜しくお願いします。
 5月17日の産経新聞朝刊にて東京臨海高速鉄道は、今年12月に予定されている埼京線乗り入れまでに、スイカが使えるように整備するという記事が掲載されていました。それと現在使えるパスネットもそのまま使えることも書いていました。東京地区は、パスネットとイオカードの二種類のカードに分かれており、両方のカードが使えることは画期的なことではないでしょうか。記事には、どういう使い方が可能なのか詳しく書いていませんでしたが、精算機や券売機で一度に両方のカードが使えることやパスネットでJRの切符が買えるように柔軟に対応して欲しいですね。

 技術的に多種のカードが、対応できるのならJRが乗り入れている営団千代田線と東西線にも導入して欲しいところです。それとも日本全国どこでも使えるカードを開発することが、究極のカードかもしれません。
 東京臨海高速鉄道が、二種類のカードが使えるように判断したことが、今後のプリペイドカードのあり方にどう影響があたえるのか、見守ってゆきたいと思います。
 では、これで。

至って当然の「英断」に拍手
 投稿者---551planning(2002/05/19 01:10:41)

 あ、先越されちゃった…。

 当該記事は当方も確認しております。『JR系のICカードと民鉄系の磁気カードを両方使える全国初のケースとなる』と書かれています。
 『1年半前の導入時に数億円をかけて自動改札機を改良したばかり』のためだそうですが、至って当然ですね。ただし先の埼玉高速や東急「せたまる」を思えば、まさしく英断です…って云うか、やっぱりおかしいような。

混沌…交通カードの「変化の鼓動」 log057.html#2

 ちなみに実は前日の5/16付交通新聞でJR-E取締役営業部長がインタビューに答えており、Suica展開としては(東北地方などへの)更なるエリア拡大は考えていないものの、民鉄各社との共通化を積極的に進めてゆくとするところにTWRもしっかり触れられています。

 東京臨海高速鉄道が、二種類のカードが使えるように判断したことが、今後のプリペイドカードのあり方にどう影響があたえるのか、見守ってゆきたいと思います。

 むしろ-Eが現磁気イオカードの資産をどのようにしてゆくかが気になります。記念カードもSuica版ですでに発行されているところを見ると、今後はイオカードの収斂が図られてゆくのでしょうが、機器的に現状で対応可能である以上、パスネットとの親和性は容易に図れるはずでは?どうしてもSuicaならばイオを断ち切ることもできなくはないはず…時流はICカードにあり、-Eの企業としてのスタンスは理解するものの、利用者としてはやはりしっくりきません。

TWR http://www.twr.co.jp/waribikiset.html

2005.06.05 Update


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