【検証:】掲示板過去ログ集

【検証:近未来交通地図】
(過去ログNo.091)
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競馬場に見るアクセス整備

 投稿者---エル・アルコン氏(2002/12/02 00:12:57)
 
 http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

  先週末、阪神競馬場に行ってきました。別に阪神ジュベナイルフェリーズでひと勝負、と言う訳ではなく、子供を遊ばせるためだけでして、馬券を買わずに帰ってきました(苦笑)
 まあ、開催日ですから15歳以上は200円の入場料(小さい子供の入場はそれなりに分かるんですが、「15歳以上」クラスの入場ってどういうことかな?未成年者(成年の学生を含む)は馬券を買えないのですが)を取られますが、それだけの費用で遊具やポニー試乗などを無料で楽しめる綺麗な公園と思えば非常にお徳用です。

 さて、競馬場へは電車・バスをご利用下さいと言うことで阪急仁川駅を利用しました。通常の西宮北口−宝塚の運転に加えて仁川折り返しが増発されており、上下の特急を受ける宝塚行きに比べて仁川行きは空いています。帰路は梅田直通の臨時急行(塚口、十三停車)も10分ヘッドで運転されますが、仁川駅の宝塚方は宝塚方面の本線を外側に振って、本線から直線側の位置に折り返し線を挿入してこれら臨時列車に対応しています。
 駅は相対式ホームで宝塚方面行きから競馬場方面へは1箇所の階段しかない地下道。西宮北口行きホームへも数段の階段がありますが、エスカレーター、エレベーターの工事中となっています。臨時の精算所もあり、混雑対応は図られているようですがこころもち狭い感じです。

 改札を出るとラガールカードの出店が見えます。JRAの誘導員が立っており、改札口正面に競馬場への地下通路が口を空けています。導かれるままにエスカレーターに乗って降りると、そこは駅のコンコースと見紛う空間で、阪急電車の券売機が並び、ラガールカードを売る窓口も。ただ競馬関係施設である印?として、一角には売店ではなく競馬新聞専用の常設ブース(壁面埋めこみ)があります。
 仁川駅頭がやや狭い印象だったのですが、こちらは充分過ぎるような広さです。欲を言えば、ホーム→地下道→地上改札→競馬場への地下通路というアップダウンは上下移動に無駄があり、仁川駅自体を地下改札にしたほうがスムーズな流れになったのでは。

 地形の関係でもう一回下り、しばらく歩いて地上へのエスカレーターを上がるともう阪神競馬場です。
 この間5分弱と言ったところで、地上に出たところで一般道路との行き来は出来ますが、右に曲がる専用通路を道なりに進めばもう競馬場のゲートであり、駅から直結の印象です。
 エスカレーターの配置がちょっと半端で、駅から地下「コンコース」までは4台ですが、そこからの2箇所は3台しかありません。時間帯で運転を変えているようですが、駅から競馬場までの流動数に変化はないはずなのに台数が変わるのはちょっと変です。

***
 中央競馬は近年のイメージ戦略の成功とスター性を持った騎手や馬の輩出から客層が大きく変わっています。競馬場の改修もこうした客層の変化への対応でもあり、それがまた新たな客層の掘り起しと入場者数の増加にも成功しているという好循環となっています。
 とはいえ駅から競馬場までの空間というと、ざっかけな居酒屋や物売りが並ぶいわゆる「オケラ街道」のイメージがあり、中山競馬開催時の西船橋界隈は期待を裏切らない風景です。

 ところがこの阪神競馬場、唯一無二といっていい玄関口である仁川駅から事実上場内が直結しています。このため何か買おうにも場内までお預けとなるため、仁川駅をどれだけたくさんの人が利用しようとも地元には全く関係ないシステムになっています。実際改札を出ると地下道の向こうで商店が出店を出しているのが見えましたが、わざわざ地下道入口を迂回する気にもならないのが現実です。
 阪神競馬場に行ったのは90年の桜花賞以来12年ぶりでしたが、91年の大改修、震災による被害と復旧で大きく変わり、以前の面影はありません。この地下道の完成は2001年12月とまだ日も浅いのですが、地元もよくここまで大胆な素通りを許したものだと思います。もちろん競馬場を「迷惑施設」と見る向きも多いことは事実ですが(中山なんかはそのため開催や場外発売に厳しい規制がある)、反面、地元に幾許かの経済効果があることも事実であり、この地下道はその効果を完全に絶ち切るような効果を生んでいるようです。

 そういえば中山も船橋法典駅からのアクセスは専用改札、専用通路でそのまま内馬場(周回コースの内側)に出ますし、西船橋駅、東中山駅からのシャトルバスは場内の専用ブース(市川松戸線の西側)、に発着します。JRAのHPで確認すると、府中も府中本町駅、府中競馬正門前駅から専用歩道橋があり、地元と分離されている構造になっています。
 まあ阪神は10万人弱の収容ですが、府中や中山はMAXで20万人近い人出になりますから、ここまで来ると周囲に分散といっても半端じゃない数が浸出しますから、大量輸送機関と直結したほうがいいのかもしれません。

***
 ただ、こういうケースを見ると、鉄道同士、鉄道とバスといった乗り継ぎが直結していないケースとどうしても比較してしまいます。商店街にカネを落とさなくてもいいから素通りしてもらうケースもあるというのに、やろうと思えば直結出来るのに商店街の中の通りを迂回させられるケースが多々見られるあたり、この手の整備は利用者本位ではないという現実に嘆息をつきながら...

遅延の責任を利用者に転嫁するとは・・・
 投稿者---よりぞー氏(2002/12/11 01:46:50)

遅延の責任を利用者に転嫁するとは・・・
└Re:遅延の責任を利用者に転嫁するとは・・・
 └Re:遅延の責任を利用者に転嫁するとは・・・
  └遅延の「責任」を利用者に「転嫁」とは・・・
   └Re:遅延の「責任」を利用者に「転嫁」とは・・・
現実を受け入れ見直す勇気も…
 └【派生レス】なんのための自動改札化?
└Re:遅延の責任を利用者に転嫁するとは・・・
└Re:遅延の責任を利用者に転嫁するとは・・・

 お久しぶりです。

 りんかい線と直通運転を開始したJR埼京線ですが、ダイヤ改正直後から遅延が恒常化し、巷では「最凶線−臨界線」と揶揄する声も・・・そして・・先日呆れるような光景を目にしました。

 既に他掲示板でも話題になっていますが、12月6日のyahoo交通情報で「埼京線は、お客様混雑の影響により遅れが生じております。」の表示を拝見してしまいました。

 埼京線が遅延する要因としては、絶対的な本数の少なさ、湘新ラインとの競合、山手西側と臨海部を直結したことによる利用者の純増・・・等が複合しておこったものと推測されます。
 とはいえ、列車遅延の原因を、利用者に転嫁するような今回の発表(yahoo交通情報は、JREから情報を貰っている筈)は、開いた口が塞がりませんでした。
 この「案内」について、皆様はどのように考えますか?当方は、「無責任極まりない、非常識にも程がある」という見解です。

 JR関係各位に於かれては、今般の慢性的遅延が発生した原因を洗い出すとともに、利用者に対する納得いく説明と早急なダイヤ修正を望む次第です。
 また、国土交通省におかれては、このような無責任な発表をした当該鉄道事業者に対し毅然とした対応(最悪は鉄道事業法23条に基づく業務改善命令の発出もあり)を願う次第です。

Re:遅延の責任を利用者に転嫁するとは・・・
 投稿者---やりぞー氏(2002/12/11 06:40:32)

 よりぞーさん、非難するのは簡単だが、それではどう発表すべきだったのか、良い代案はありますか。
 それに、遅延の原因を利用者に転嫁しているようには私には見えないのですが。

 よりぞーさん、どうも過剰反応だとおもうのですが。

Re:遅延の責任を利用者に転嫁するとは・・・
 投稿者---エル・アルコン氏(2002/12/11 09:23:29) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 97年7月に豊橋鉄道が1500V昇圧に伴い、スピードアップ、パターンダイヤなどを内容としたダイヤ改正を実施しましたが、この新ダイヤが「机上の空論」を地でいってしまいダイヤ通りの運行が出来ず、わずか1ヶ月で再改正に追いこまれた前例がありますね。

 今回の埼京・りんかい線、湘南新宿ライン関連ですが、現状を見る限りでは大規模改正に伴う初期混乱とするには根が深い感じがします。改正自体、基本的にはこれまでも折り返しのため大崎まで運行していた埼京線をりんかい線につなぐだけであり、湘南新宿ラインも運行形態自体は変わっていません。結局混乱の原因は利用者数の見こみ違いに他なりません。

 埼京線のケースを非難すると引き合いに出されるのが「交通集中による渋滞」という道路の事例ですが、都市高速のように入口閉鎖で調整しない限り、理論上はキャパシティを超えて集中し得るうえに、その流動を管理できない道路と、線路の上を走る列車自体の数の増減がなく、運行側がその運行を完全に管理し得る鉄道では全く違います。しかも鉄道は定員の2倍超といったマージンを持っているはずで、にもかかわらず半ば恒常的に「乗客集中」を原因としたオーバーフローが生じることは、輸送計画に重大な欠陥がある以外の結論にはなりません。

 直通や速達化という「メリット」を宣伝してのダイヤ改正を見れば分かる通り、ダイヤは鉄道会社の「商品」です。その商品のサービスをアピールして集客しておいて、満足な提供が恒常的に出来ない懸念が非常に高い事態というのは論外です。イベント等による集中であれば、「見切り品特売」に駆けつけて混乱する商店みたいなものと諦めることもできますし、「イベント帰りのお客様が多くて...」と案内することも妥当でしょう。しかし日常利用に支障が出るようでは、事業者側の「ミス」をまず詫びるしかないはずですし、いわんや利用者のせいと取られかねない掲示を流すことは無責任の極みです。

 極端な例を言えば、キャパに対する利用を読み違えてタダ券をまき過ぎ会場が混乱したようなケースで、まいた側が「やって来たお前等のせいで混乱した」と主張してるようなものです...
 業務改善命令はさすがに極端ですが、少なくとも「お客様」に対して失礼に過ぎることは事実でしょう。

***
 混乱自体は、ダイヤ編成の問題でしょうか。この手の多方面からの路線を集約して、さらに分散というような形態の場合、基本的には集約される拠点区間(大崎・新宿・池袋)での折り返しは最大限避けるべきです。
 池袋と蛇窪の平面交差を指摘する声もありますが、言うまでもなくこの手の他社事例を鑑みればとりわけ厳しいというものでもありません。

 今後の対応としては、少なくとも埼京・りんかい線は直通を原則として、新木場駅の蘇我寄りの京葉線連絡線をも利用した取り込みをする。池袋及び新宿での折り返し問題は、新宿の配線を見直し、抱き込み型の引上げ線を2線確保することで、ホームは交互使用に徹する。また大崎まで回送し、大崎駅に入らず品川への山手貨物線上での折り返しを併用する、といったところでしょうか。

遅延の「責任」を利用者に「転嫁」するとは・・・
 投稿者---やりぞー氏(2002/12/11 19:57:43)

 エル・アルコンさんのコメント、おおむね賛成です。

 ただ、なんとも理解しがたいのは、なぜ「お客様混雑のため」という、遅延の因果関係を正確に言い表す簡潔なコメントを、利用者への責任転嫁などとわざわざ曲解するのかという一点に尽きます。

 一つでも代案があればまだしもなのですが。

Re:遅延の「責任」を利用者に「転嫁」するとは・・・
 投稿者---とも氏(2002/12/11 21:54:59) http://town-m.vop.jp/

 ともです。

 ただ、なんとも理解しがたいのは、なぜ「お客様混雑のため」という、遅延の因果関係を正確に言い表す簡潔なコメントを、利用者への責任転嫁などとわざわざ曲解するのかという一点に尽きます。

 「曲解」というのは「じゃー客が送らせたと言うのか。俺がなにかしたのか!」と直接批判対象と考えることでは?
 「責任を客に転嫁していると感じる」というのは「曲解」というよりは、単に「受け取り方」でしょう。

 あまり曖昧なのもよろしくはないでしょうし。
 たとえば、どっかの大手私鉄のように「本日、雨のため15分程度の遅れをもって運転しております」というコメント。
 間違いではないですが事実を正確に伝えていません。
 実は「雨だから乗降に手間取って遅れている」=「雨で遅れている」なんですよね。

 でもだったら「雨のため電車が混雑しているために遅れております」のほうがずっといいですよね。正しいですし、遅延原因の「要因」である雨にもちゃーんと言及している。

 では今回のケースではどうか。
 「お客様の混雑のため電車が遅れております」
 原因は混雑ですね。その要因は何かといえばダイヤかもしれないし、新ダイヤに慣れない乗客かもしれない。場合によっては寒くなったので厚着の人が増えたかもしれない。
 そこは解らないんですね。だから良いと言うこともないですよね。
 「お客様」が余計なんです。混雑させた要因かどうかは解らないのだから言わなきゃ良いんです。
 でもそれで100%ではないでしょう。様々に受け取る人がいるのは仕方がないです。

 そこを批判してもなにも解決しないのでは?
 ただ、サービス業というジャンルで考えれば、発言をそう受け取る人=不快に感じる人が多いのなら、そこは改善する必要があるんでしょうね。

 ちなみに、私はこの手のコメントになんら批判する気はないです。ま、正しいのだしいいんじゃないの?と思いますね。不快にも思わないですよ。ましてや責任転嫁しているとは思いません。
 タダのお人好しでしょうか。(苦笑)

 一つでも代案があればまだしもなのですが。

 代案はおそらく無いんですよ。
 あえていえば「混雑で遅れております」では。

 それでも気分を損ねる人もいるでしょうね。ダイヤが悪いので・・・と言えばそれはそれで怒る人もいる。
 人それぞれ受け取り方が違う。そこを解決することができないから難しいのではないのかなぁ・・・

 まとまりませんが。ではでは

現実を受け入れ見直す勇気も…
 投稿者---エル・アルコン氏(2002/12/11 09:23:29) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 JREの12月改正はどうも勇み足が目立つのかもしれません。

http://www.shinmai.co.jp/news/2002/12/14/009.htm

 長野(北陸)新幹線の夜半の下り列車を大宮−長野無停車と速達化したところ、従来この時間帯の「あさま」が停まっていた軽井沢、佐久平、上田利用者から大ブーイングが起こり、利用率も前後の各駅型がほぼ満員なのに、この列車だけ20%程度と極度に低迷したため、この20日に再改正に追い込まれました。
 すでに前売りが始まっている段階での改正は極めて異例ですが、実態に合わせた対応を優先させることは評価すべきでしょう。もちろん、改正ダイヤを組む段階でもっと考えるべきということは言うまでもないですが。

***
 問題になっている埼京線・湘南新宿ライン関係も、このまま推移するようでは再改正を考えるべきかもしれませんね。

【派生レス】なんのための自動改札化?
 投稿者---和寒氏(2002/12/16 08:33:44) http://www.geocities.jp/history_of_rail/

 ちょこっと別の話題に転じます。

 長野(北陸)新幹線の夜半の下り列車を大宮−長野無停車と速達化したところ、従来この時間帯の「あさま」が停まっていた軽井沢、佐久平、上田利用者から大ブーイングが起こり、利用率も前後の各駅型がほぼ満員なのに、この列車だけ20%程度と極度に低迷したため、この20日に再改正に追い込まれました。

→新幹線の改正ダイヤの内容をよく承知していなかったので、ニュースを聞いても最初はなんのことか理解できなかったのですが、見て驚きました。利用者から不満が出るのは、当然です。
 長野新幹線の利用実態の特色は、各駅から偏りなく利用がある、という点にあります。朝の上り速達型列車は、利用が集中する時間帯であるがゆえに、各停型と雁行ダイヤを組んで利用者の分散を図るという性格づけがあるために、受け容れられています。逆にいえば、雁行ダイヤ抜きの速達型列車は、今の長野新幹線では受け容れられにくいといえます。
 そういう利用実態は、JRの方がよく承知しているはずなのですが。自動改札機の導入によって、列車毎の利用者の動きも追えるのではないでしょうか。そのようなデータを押さえておけば、ダイヤ再改正というような事態にはならなかったでしょう。
 新幹線自動改札機の活用により、車内改札がなくなったというメリットが実感できるようになったこの頃ではありつつも、ダイヤ改正に活かさない、即ちマーケティングに活用していない実態が露呈されたわけで、なんのためのITかと、失望も感じてしまうのでした。

Re:遅延の「責任」を利用者に「転嫁」するとは・・・
 投稿者---CHIP氏(2002/12/15 21:00:27) http://norimonoland.info/

 最近、同種の遅延理由が蔓延していますね。といっても、このお客様の影響という遅延理由は中央快速線及び埼京線でしか見かけませんが・・・。
 特に、今回の埼京線について、一番の問題は湘南新宿ラインとの併用路線であるため、遅延を関東一円にまき散らす結果になることでしょう。埼京線の遅延で、りんかい線・川越線・宇都宮線・高崎線・総武快速線・横須賀線・東海道線。はたまた、成田線や外房線・内房線等々乗り入れ路線が遅延してしまいます。その結果、影響を受ける乗客が増えることでしょう。これは直通運転の陰の部分であり、仕方のない事とも考えられます。
 ですが、多少は改善を行うべきでしょう。少なくとも長野新幹線の様な改訂は誰も反対はしないでしょうから。これは、中央線でも同様です。中央線の場合、システムが完全に2重系統化されていないことも加わり、中央快速線の遅延が中央・総武緩行線、営団東西線、青梅線、五日市線、八高線、中央本線時によっては富士急行線と飛び火してしまいます。このような問題をどう改善するのかというのは難しい問題ですが、今回の埼京線の事態は直通運転の問題点を示している訳ですからこれを基に改善を加えていけば良くなるはずです。

 また、この問題点の一つは理由の名称ですね。「お客様の混雑の影響により・・・」といえば、当然「お客のせいで遅延している」と責任転嫁と乗客がとっても仕方がないでしょう。また、事実として駆け込み乗車などで乗客が列車を遅らせています。この遅延理由の表現についてもなにか良い策があればよいのですが・・・。

Re:遅延の「責任」を利用者に「転嫁」するとは・・・
 投稿者---しんたろー氏(2002/12/25 19:18:51)

 自分は埼京線は使っていませんが、混雑が酷い場合はこのようなケースの遅れは仕方がないと思います。しかし、乗客も乗務員も悪くはないと思います。悪いのはこのような余裕のないダイヤを作成した人物だと思います。ちゃんと乗り降りに時間がかかることを想定したダイヤにしてほしいものです

 下手糞な文章ですみません

「お客様混雑」よりも悪質な責任転嫁
 投稿者---エル・アルコン氏(2002/12/22 01:07:28)
 
 http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

「お客様混雑」よりも悪質な責任転嫁
└Re:「お客様混雑」よりも悪質な責任転嫁
 └そうは言っても・・・「女性専用車」より「車椅子・ベビーカー優先エリア」?
  └とはいえ、今の首都圏の現状ではブザー設置も厳しいのでは
   └Re:とはいえ、今の首都圏の現状ではブザー設置も厳しいのでは
   └Re:とはいえ、今の首都圏の現状ではブザー設置も厳しいのでは
    └Re:とはいえ、今の首都圏の現状ではブザー設置も厳しいのでは
     └ブザーとスペースについて
      └スペースについて
       └Re:スペースについて
補遺・無知をさらけ出しているポスター
 └Re:補遺・無知をさらけ出しているポスター

 21日の東京朝日朝刊に、JREなど関東の鉄道各社が、「絶対やめてね!ベビーカーでの駆け込み乗車」と題したポスターの掲出を始めたという記事が出ていました。京葉線東京駅と山手線秋葉原駅の挟まれ事故を受けてのキャンペーンとありますが、実際にベビーカーで利用している側から見ると、事の本質を全く理解していない無思慮極まる代物と言わざるを得ません。

 常識で考えて、ベビーカーを押して駆け込むケースが一体どの程度の頻度で起こるのか。もちろん全く無いとは言いませんが、極めてレアケースを針小棒大に取り上げて指摘しているとしか言えません。
 ではなぜ挟まれ事故が発生したのか、やはり駆け込む手合いが多いからではという疑問が湧くでしょうが、事故発生のメカニズムは容易に説明が付くのです。

 混雑する駅に限らずベビーカーを利用する場合、乗降は通常人波が途切れてからになります。これは他人の邪魔になることを避ける配慮とともに、乳幼児と乗降客(特にその手荷物)が交錯して不慮の事故が起きないようにと考えるからです。
 つまり、ドア扱いから相当な時間が経過してからベビーカーの乗降は発生するわけで、乗降が多く、まだ乗り降りが終わらないうちに発車ベルが鳴っているようなケースでは、ベルが鳴り終わって乗降が途絶えた瞬間、つまりドア扱いをしようとした瞬間にベビーカーがようやく乗降できるのです。
 これはデパートやスーパーでの混み合うエレベーターで、ベビーカーやカートがどのタイミングで出入りするかを観察すれば分かる話です。

 挟まれ事故「だけ」を本質的に避けようとするのであれば、乗降客を押し分けてでもベビーカーをまず乗り降りさせるという非常に迷惑な行為を推奨せざるを得ず、非現実的です。だいたい、「駆け込み乗車」というからには、それは単にホームから電車に駆け込むのではなく、概ね階段あたりからの連続した行動になるのが一般的ですが、ベビーカーで周りを蹴散らして、またベビーカーを抱えて階段やエスカレーター、連絡通路を駆け上がったりする姿を見るでしょうか。この一点だけをとっても「ベビーカーでの駆け込み乗車」という事象が幻想に近いものということが分かります。

 また、ドア扱いをする際に乗降のスピードを考えてまだドアのラインにいるのに戸閉めをするケースがありますが、これも「挟まれ事故」の原因です。つまり、ベビーカーの場合はそのまま入るという思い込みが通用しない時が多々あります。例えば車内ドア付近が思いのほか空いていなくて進めないとか、ドアレールに車輪が引っ掛かってしまったとかです。

 今回の「キャンペーン」は、ベビーカーでの利用形態を全く理解していないことがありありとわかります。さらに問題の本質として、バリアフリー対策において、相手の特性に配慮すること無く、ハンデキャップがある側に対応を求める姿勢が見て取れます。このあたり、「お客様混雑」などよりも悪質な利用者への責任転嫁、というのが率直な感想です。

Re:「お客様混雑」よりも悪質な責任転嫁
 投稿者---jongarakun氏(2002/12/23 00:34:33)

 エル・アルコン様。はじめまして。
 私も、エル・アルコン様のご意見に全く同感です。

 ベビーカーを折り畳まずに乗車できるというのは、欧米では常識であり、現実としても、折り畳んだベビーカーを持って、さらに子供を抱きかかえて乗車するというのは、親としも子供としてもとても大変なことです。
 それをつい最近まで、「折り畳んで乗車する」ということを強要していた鉄道会社の姿勢に問題を感じます。それが一転して、1998年11月から「使用可」となったのですが、「使用不可」の時とは違い、「使用可」についての一般客へのPRはほとんどなく、それまでの「ベビーカーはいけない」という間違った啓蒙のためか、ベビーカーに対する他の乗客の目は、いまだにかなり厳しいものがあります。

 鉄道会社は、ベビーカーの専用スペースを設け、固定器具を整備するといった安全対策をとったり、ベビーカーを使用している乗客に対する他の乗客からのマナーについてPRするなどといった対策をとるべき時期に来ているのではないでしょうか。

***
 さて、視点を変えてみますと、ベビーカーだけでなく、ホーム上の人やカバン等を挟んだまま発車してしまうことが原因の死傷事故については、JR東日本などの、車掌の確認ブザーを使用せずに、運転士がパイロットランプ(戸閉め灯)を確認して発車する鉄道会社ばかりで起きているような気がします。

 パイロットランプは、「電車の運行に支障が出る」ということで、ある程度のすき間が開いていても点灯するようになっているのですから、これを過信するというのは危険ではないでしょうか。

 確認ブザーを使用すれば、車掌の目視(モニターからの画像を含む)及び駅員からの情報(ホーム上に駅員がいない駅では無理ですが)で安全が確認された後、初めて発車するのですから、このような事故は、かなりの確率で防げたのではないかと思います。
 これを乗客だけに責任転嫁し、乗客のマナーのみに訴えるのは、いかがなものかと思います。

 確認ブザーは、かなり多くの鉄道会社で採用しており、近年では、東武鉄道でも採用するようになったのですから、JR東日本も、ぜひ採用していただき、安心して乗車できるようにしてほしいものです。
 また、モニターを増やし、車掌からの死角をゼロにする努力も必要です。

そうは言っても・・・「女性専用車」より「車椅子・ベビーカー優先エリア」?
 投稿者---RAH氏(2002/12/23 14:03:33)

 私は現在ベビーカーとは縁がありませんが、ベビーカーの問題もその根本的原因は余裕のないダイヤ、車両等設備の供給不足、そしてそれらを強要する独立採算制原則にあり、欧米諸国とは事情が異なるのは明らかです。

 そこで現状としては、最近の車両に増えている車椅子スペース(という名の立席スペース)を、ベビーカーをも含めた「優先エリア」として、一両当たり一カ所程度に場所を増やし、そのエリア付近のドアを「優先乗降口」(他のドアよりワンテンポ遅れて閉まる)とすることが考えられます。そして「優先エリア」以外では、申し訳ないがベビーカーの利用はご遠慮いただくしかないと思います。一般の乗客にとってベビーカーがどんと鎮座しているのが迷惑なのもまた事実ですから。

 ちなみにこの「車椅子スペース」に座席がないのは常々不満に思っています。車椅子の乗客など現状ではそういつもいるものではないし、折り畳みいすを設置してラッシュ時以外は利用できないでしょうか。

とはいえ、今の首都圏の現状ではブザー設置も厳しいのでは
 投稿者---Tom氏(2002/12/23 22:42:55)

 確認ブザーを使用すれば、車掌の目視(モニターからの画像を含む)及び駅員からの情報(ホーム上に駅員がいない駅では無理ですが)で安全が確認された後、初めて発車するのですから、このような事故は、かなりの確率で防げたのではないかと思います。

 ベビーカーの問題もその根本的原因は余裕のないダイヤ、車両等設備の供給不足、そしてそれらを強要する独立採算制原則にあり、欧米諸国とは事情が異なるのは明らかです。

 これは余裕のないダイヤを組まざるを得ないJR-Eにつきまとう問題ですね。
 確かに確認ブザーを使用すれば安全度は向上しますが、その代わりパイロットランプの確認に対し、車掌の目視及びブザー押しという工程が加わることにより停車時間は明らかに伸びるものと思います。そうすると、今でもパンクしている上野−秋葉原や埼京線・常磐線快速などはひとたまりもありません。

 ここまで来ると1鉄道会社の努力の範疇を超えていると思います。
 戦前の反動で私権をあまりに尊重しすぎている昨今ですが、自分たちの利益だけを考え高架化反対などといっている(いかも住んでいる人はごくわずかしかいない)神田など用地を強制収用でもして早々に上野−東京連絡線を建設する位のことをまず先にすべきだと思います。そこで余裕が出来た時点で確認ブザー設置なりホームドア設置を考えるべきでしょう。 

 常磐快速の場合は更なる増結も考えられます(20両はいけそう)が、京浜東北の場合はホーム延長が難しい為15両化や20両化は困難であるので朝夕ラッシュ時の列車間隔を空けることとなる施策を適用するのは現状では難しいと考えます。

 尚、身障者スペースへの折りたたみ椅子設置には賛成できません。
 途中駅からの乗降の可能性がある以上はやはり専用スペースとしてあの位はあけておく方が良いと思います(折り畳み椅子に坐っている人が身障者が乗車して来た場合簡単にどくか?という問題があります)。

 本来は、子供を持つ女性や障害者の社会参加が進む現代ではラッシュ時にも車椅子やベビーカーが使える程度の混雑率に押さえ込むのが理想なのですが、現状の日本のシステムでそれをやろうとするとあまりにもコストがかかるのが問題です。

Re:とはいえ、今の首都圏の現状ではブザー設置も厳しいのでは
 投稿者---jongarakun氏(2002/12/23 23:54:05)

(先日は、メールアドレスを入力し忘れてしまい、大変失礼いたしました。)

 Tomさん、はじめまして。
 過密ダイヤの中、ブザーを使用するのは、なかなか難しい状況だということは、わかりました。

 ただ、私としては、混雑時だからこそ、ブザーを使って、安全性を向上してほしいとおもっています。

例えば、営団千代田線は、朝ラッシュ時は、2分05秒毎に運行しており、また、編成数は10両と長い方であり、かつ、町屋→西日暮里という営団の中でも1、2を争う混雑区間を持つ路線です。その路線でも、出発に際しては、まず駅員(混雑駅では数人が分かれて配置)が安全を確認し、車掌へ安全を知らせるランプのボタンを押し、さらにそれを見た車掌が、安全確認のうえ確認ブザーで運転士に知らせてから発車しています。それにもかかわらず、わりとスムーズに運行されているように思います。

 そのような例もあるのですし、やはり結構過密なダイヤである東武鉄道も近年導入したのですから、導入をすべき時期に来ているのではないかと思います。

 いくら定時に運行できたとしても、安全を犠牲するのは本末転倒ではないでしょうか。現に何件も事故が起きているのですから。

Re:とはいえ、今の首都圏の現状ではブザー設置も厳しいのでは
 投稿者---RAH氏(2002/12/24 00:19:41)

 尚、身障者スペースへの折りたたみ椅子設置には賛成できません。
 途中駅からの乗降の可能性がある以上はやはり専用スペースとしてあの位はあけておく方が良いと思います(折り畳み椅子に坐っている人が身障者が乗車して来た場合簡単にどくか?という問題があります)。

 ちなみに言い忘れましたが、この折り畳みいすは一席単位の跳ね上げ式を想定しています。つまり、劇場のいすのように一人が席を立つと一席分当然に席が跳ね上がる方式です。

 それでも、・・・やっぱり無理か。

Re:とはいえ、今の首都圏の現状ではブザー設置も厳しいのでは
 投稿者---矢切氏(2002/12/24 09:29:24) http://www3.ocn.ne.jp/~skylark7/

 車椅子が来たから退くって印象があり、譲らない利用者がいれば論外ですが、譲ってもらえた場合に車椅子やベビーカーの使用者が嫌な思いをしないと良いのですが・・・・気にしすぎ?
 シルバーシートが空いているときに、譲るべき対象が来るまでなら健常者が座ってても良いのか、それとも譲る気があっても座らない方が良いのか、という話に通じそうです。

ブザーとスペースについて
 投稿者---エル・アルコン氏(2002/12/24 14:10:49) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

●ブザーについて
 JREの重通勤線区においても、(いちおう)乗降がひと段落したのを駅員が確認して戸閉め指示灯を扱い、側面のランプ消灯である「側灯滅」の確認をとって出発しています。補助要員が出ている駅の場合は、対応は厚巻きであり持ち場の係員が各自旗を上げての確認となってます。
 もともと駅側の対応がここまで厚いのですから、車掌がブザーを使用することについて所要時間の伸びを心配することはないと思いますが。

 さらに加えれば、編成が長い場合、運転手も参加して後方を確認するという対応があってもいいはずです。少なくとも戸閉めのタイミングの確認までは席を離れていても発車には影響はないでしょう。

 あと、戸閉め時に乗務員室の扉を閉めてしまうことは問題でしょう。万が一見落として挟まれ事故が発生した時など、窓から上半身を出していた状態から身体を抜いて、内開きのドアを開けて外に出るというような動作はまず取れません。乗務員室の扉は開けた状態で戸閉め時には側面のラインを目視し、いったんホーム上に出て全体を確認してブザー扱いというのがベストです。

●車椅子スペースの問題
 車椅子での利用が少ない現状ではバスのように跳ね上げ椅子の設置も有り得ますし、実際バスではそうした運用になってますから電車でできないということはないでしょう。もっとも実際には鉄道のバリアフリー化の遅れにより利用が少ないと言う現実もあります。これは商業施設や高速道路で見かける数との差として体感できることです。
 確かにどこに乗ってもいいのは有り難いですが、専用スペースが確保されているのならそちらに移動することは吝かでないですし、またお互い気持ちよく利用できるはずです。
 そうなれば、車椅子とベビーカーをあわせた利用頻度で考えれば、跳ね上げ椅子を設置する必要もないくらいの利用があるのではないでしょうか。まあ欲をいえば、跳ね上げ椅子があれば、ベビーカーを停めて、親も座れるというメリットもありますからあったほうがいいかも。

●その他
 自重が軽いB型ベビーカーの場合、ちょっとした段差や溝で進めません。交通機関などでも基本は広げて使うというようになれば、若干の自重増加に目をつぶって車輪径を大きくして乗り越える力を持たせる設計変更をメーカーにはお願いしたいです。
 特に怖いのが踏切で、レールと護輪軌条の隙間で動けなくなった経験を持つ人は多いでしょう。単線でも2回、複々線だと実に8回細かく持ち上げて通らざるをえないというのも危険です。

スペースについて
 投稿者---penguin氏(2002/12/25 11:29:22)

 最初の話からは少しずれてしまうかもしれませんが、是非関連のあることなのでここに書かせてください。

 私は以前車椅子と杖の生活を送っていたことがあります。当時の最寄駅(西武新宿線航空公園)は国立リハビリセンターが近く、非常に駅職員さんや、車掌さんも好意的でしたし、乗客もそういうものだと思っていて(諦めていて)下さったものでした。しかし、仕事その他の事情でJRを使うときは、それはそれは大変でした。混雑時は無理なので、勿論デイ・タイムなのですが、杖で歩けるなら、いすはたたんで欲しい、という駅での要望、そのとおり実行しても、最後にしか乗れず、ドアで杖をはさまれたり、優先席を譲ってはもらえない現実、正義感のある通りすがりの方(勿論その方も立っている)が、優先席の方に譲ってくださるように呼びかけても、逆に怒鳴り返されるようなモラル、一度や二度のことではありませんでした。一般席を快く立ってくださった方も大勢ありましたが。
 跳ね上げの席を作ることは、どうしても過去の経験から賛成できません。よくお年寄りが目の前に立っていても寝たふりをするという話がありますよね?バスでそれが可能なのは、運転手さんから目が届く位置にあるので、抑制が効いているのだと思うのです。
 因みに、JR-EのM乗務区の方たちは、そういうモラルとは無関係のところでお仕事をなさっているようで、乗務区へお戻りの際に同じ車両に乗り合わせているのに、席を譲ってもらえない私に見向きもしませんでした(全部の方がそうではないとは思いますが)。西武や東武、京王で職員の方が暖かく配慮していただいたのと大違いだと思いました。日本の現状では全ての電車にそういう交通弱者が乗車するとは思えませんが、自分が弱者の立場にしばらくいたことで、いかに大変であるかわかったと同時に、モラル・アップに訴えるだけでなく施策も不可欠であると思うのです。

Re:スペースについて
 投稿者---とも氏(2002/12/26 01:05:46) http://town-m.vop.jp/

 ともです。

 まず、個人的な経験のみで特定部署(仮にイニシャルでも明らかに特定できる)の非難(内容からして批判とは言えないと思われます)を掲示板という公然の場で行うのはルール違反ではないでしょうか。
 批判は大いに結構ですが、あたかもその特定部署の社員に問題があるかのような内容はよろしくは無いでしょう。

 その上で、

 跳ね上げの席を作ることは、どうしても過去の経験から賛成できません。よくお年寄りが目の前に立っていても寝たふりをするという話がありますよね?バスでそれが可能なのは、運転手さんから目が届く位置にあるので、抑制が効いているのだと思うのです。

 跳ね上げ席は私も同感です。
 まず基本的に「交通弱者」というと日本の場合には車椅子やベビーカーに限られがちですが、大きな荷物を持つ方もある種の交通弱者です。そういった方々を含め、様々な用途に多目的に使えるという前提で考えれば、鉄道車内の車椅子スペースは有効に使えるものと考えられます。(ちょこっと腰掛けられる工夫はあってもいいですが)
よって、跳ね上げ席を設置するというのはLRTや小型車のような特殊なケースに限るほうがふさわしいのではないでしょうか。
バスに関しては極力立ち席を避ける必要があること、弱者の割合が高く座席定員の減少は利便性低下に直結することが理由であると考えられます。

 日本の現状では全ての電車にそういう交通弱者が乗車するとは思えませんが、自分が弱者の立場にしばらくいたことで、いかに大変であるかわかったと同時に、モラル・アップに訴えるだけでなく施策も不可欠であると思うのです。

 施策でカバーすべき部分というものはあくまでハードに限られます。また、本来的にこういった問題は「ソフト」が非常に重要であり、モラルアップをまずは前提にする必要がありましょう。
 少なくとも「優先席」などという日本独自の文化が一般化してしまっている現状(逆にどう考えても優先席を使用する人がいない場で空いてしまう場合という奇妙なこともあります)を是正することも当然考えなくてはなりません。

 尤も、異常なほど混雑している鉄道の現状の改善という根本問題にたどり着くわけですが・・・

 こういったことは「あちらを立てればこちらを立たず」といった問題を多くはらみます。点字ブロックの存在もバリアになる人もいれば無いと怖い人もいるのです。でも最大公約数を求めなくてはならない。そこが非常に難しくもあり、またハードだけでは解決しないことを表しているのではないかなと感じます。

 まとまりませんが。
 ではでは

補遺・無知をさらけ出しているポスター
 投稿者---エル・アルコン氏(2003/01/02 01:04:33) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 きついタイトルですが、ただただ笑うしかないので。

 各社各駅に掲出されているポスターですが、母親(?)が押しているベビーカーの構図、これを見るだけで何をかいわんやの世界です。
 乗ってる赤ちゃんが母親のほうを向いています。つまり、首が据わるまで使用するA型ベビーカーでしか有り得ない構図であり、まあA型での外出も定期検診等でありますが、通常は頻度は相当落ちます。
 ましてや駆け込み乗車なんかした日には、首も据わっていない赤ちゃんに何が起こるかを考えたら、どんな馬鹿っ母でもまずやらないでしょうね。

 ベビーカーのA型B型の種別と使用時期すら分かっていない事業者が実態をどこまで分かっているのか、実に不安になりますね。

Re:補遺・無知をさらけ出しているポスター
 投稿者---jongarakun氏(2003/01/07 00:44:44)

 こんばんわ。
 恥ずかしながら、先日やっとこのポスターをゆっくりと見ることができました。

 私は、エル・アルコンさんのご指摘に加え、このポスターには、他にも、利用者を不安にさせる部分があると思っています。それは、一般的な駆け込み乗車への注意に引き続いて記載されている「特にベビーカーをご利用の場合は、お客様の責任により、乗り降りの際に十分ご注意くださいますようお願いいたします。」というような文章なのですが、なにか変だとお感じになりませんか?

 乗客に注意を促すのに、「お客様の責任により」というような文言を使用するのは、きわめて稀(あるいは初めて)のことではないかと思います。
 「乗り降りに注意してほしい」ということが言いたいのなら、「駆け込み乗車は危険ですからおやめください。」とか「足元にご注意ください。」等の例のように、「お客様の責任により」などという文言を使用する必要は、全くないはずです。
 しかも、「乗り降り」という、エル・アルコンさんや私が指摘しているようなさまざまな問題のある場面において、ベビーカー使用の場合についてだけ、駆け込み乗車のときのみならず、一般的に乗り降りについて乗客側に責任(注意義務及び事故についての結果責任)があるかのようにも取れる文言を使用するというのは、いかがなものかと思います。

 ベビーカー(バギー)を折り畳まないで使用できるようになった経緯を知っている方の中には、このポスターを一目見て、このポスターが「どうしてもベビーカーを使わせてほしいと言うなら、使ってもよいことにはするが、使うからには、乗り降りの場面だろうが、何が起こっても責任はとらないよ。このことは、このポスターできちんと知らせたからね。」と言っているかのように思われる方もいらっしゃるのではないかと思います。
 私としても、このポスターの本当の目的は、そのような「責任逃れ」にあるのではないかとさえ考えてしまうのですが、単に私が、細かい言葉にこだわりすぎなのでしょうか?

2005.06.05 Update


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