tw
top

トップページ企画一覧特別リポート一覧>551planningリポート:20

■その後の記-(2011/06)

実のところコンスタントにアクセスを積み上げているのがこのページ…どうやら国際化となった羽田・成田絡みで空港乗合タクシーについて検索されていらっしゃる方が多いようで。

結論から書いてしまうと、現時点で羽田・成田とも近中距離の乗合タクシーサービスはほぼなくなってしまっているような。長野や福島方面の遠距離があったり、千葉方面でも新規参入があったりと動いてはいるのですが、個人的には「ANAあいのりタクシーサービス」(2006/09/30終了)の復活を熱望しております!

個人的には地方空港ではまだまだ伸びシロがあると思うのですが、現状を別途まとめておりますので、お急ぎの方はこちらを御覧下さいませ。また記載内容についての御指摘や最新情報の御提供もお待ちしております!

【検証:】Wiki-全国空港乗合タクシー抽出録


ジオターゲティング
 
空港乗合タクシー

“空港乗合タクシー”体験記

【検証:】でも注目を集めている空港乗合タクシー。改めて調べてみると、地方空港で増えてきているようですね。詳細は後程として、当方2種類の空港乗合タクシーを体験しましたので御報告をば。

1台目:長野→羽田 (中央タクシー/AIRPORTLINER(羽田空港便))

今年3月、【検証:】でもおなじみの和寒様主催の『善光寺平かけあし一日周遊記』の夜席に参加の帰路に利用しました。このタクシーの存在、およびその利便性も和寒様に教えて頂いたものですが、さてどうでしょうかという思いがあったのも事実です。

集合ポイントは県庁舎横のデニーズ前。午前1時半の約束きっかりにやってきました。『お待たせいたしました、どうぞ』と運転手氏の応対も丁寧。『お支払いは到着時で。本日は2名です、ごゆっくりどうぞ』とのこと、最後列に陣取ります。さっと運転手氏が毛布を手渡してくれました。
最大9名乗車可能(1-2-3-3シート)ということですが、運転席横と3列目の折畳み1席は使用しないので原則最大7名ということになる由。“ジャンボタクシー”とはいえさすがに狭いので、ゆったり座れるのはありがたい…しかしながらこの会参加のため羽田発便を使った方によれば7名満席だったそうで、御愁傷様…(尤も氏は爆睡の末長野到着も気づかなかったほどだったそうで。ある意味ラッキー、かな?)。
もう一方は更埴市から乗車されるとのこと、R117から県道77号を南に走ってゆきます。しばし運転手氏と談笑。『長距離はしんどいけど楽しい』とのことで、羽田着後は京浜島で仮眠を取り、午後に成田発で長野に戻る由。『5名乗られますよ』ということでした。

途中道に迷いつつ2時に稲荷山の住宅地で40代後半と思しき御婦人をピックアップ、その先はR18に入って南下して行きました…ここでスコンと記憶が抜けて気づけば上信越道も碓井軽井沢ICを越えたところ。坂城ICあたりから入ったのでしょうか。暗闇の中爽快な?横軽下りののち、3時丁度の横川SAで5分程トイレ休憩。さすがに釜飯、売ってませんでした。
暗闇のららん藤岡を見れば上越新幹線としばし併走。関越道に入り本庄早稲田新駅は本庄児玉ICあたりと思ったのですが、それらしき様子は見られず。その後半眼のままにボーっとしているうちに4時丁度、2度目の休憩となった三芳SAはスキーバス(ですかね?)で混雑していました。ここでは雨にたたられ折り畳み傘もびしょびしょです。
さてこの後は…と思っているうちに練馬ICから目白通りへ。早くもクルマで混み始めた環七からのアプローチで5時きっかりに羽田着…まぁぴったりな時間距離なのか、お見事なハンドル捌きでございました。中央タクシー

『お忘れ物はございませんか。それではお支払を…お帰りは御予約済みですか…このチラシをお持ち下さい』と最後まで丁寧な対応の運転手氏。疲労感がないといえばうそになりますが、早朝の空港の“旅立ち感”のある空気の中で背伸びをひとつすれば気分も高揚するというものです…尤も当方はそこから電車を乗り継いで帰路についたのではありますが…。

なお、空港タクシー御紹介の和寒様のサイトでは成田便乗車記および『善光寺平…』オフのレポートがございます。後者のほうは末尾にお恥ずかしい話も…その節は失礼致しました。

***
中央タクシーはジャンボタクシーを武器に1999年の長野地区-成田便を皮切りに以後名古屋・羽田、松本地区-成田・名古屋と成長、一方で2000年に松本市内-名古屋便を小型バス・乗車ポイント指定制で開始したアルピコタクシーグループは諏訪地区-名古屋、さらに今年からジャンボタクシー・自宅送迎制での長野地区-成田・羽田便に参入、先発の中央タクシーより運賃を若干低く設定して対抗しています。なお、空港に恵まれない長野では飯田でも風越タクシーが名古屋空港とを結んでいます。

2台目:羽田→自宅 (東京ジャンボハイヤー/ANAあいのりタクシーサービス)

6月末の訪阪の帰路に利用しました。関空からのANA最終便にて羽田に到着、23:05発小岩行最終リムジンバスに間に合わなかったのでダメ元で到着ロビー手荷物引渡しスペース内「ANAあいのりタクシーサービス」カウンターへ。「ダメ元」というのは、【検証:】でもすでに指摘していますが、ANAサイトを御覧頂いても分かるように、原則前日正午までに電話予約しておかなければならないという不便さでして、ただ羽田空港に関しては当日の配車に空席がある場合に限り利用可能となったことから来ています。

担当者が無線で問い合わせているうちににも、傍から予約の方が次々と来て記名し、乗り場へと急ぎます。と、当方にもGoサインが出て乗り場へ。支払は到着時とのことでAMCナンバーが控えられました。到着ロビー前北端の19番乗り場にはすでに白地に青で「あいのりタクシー」と書かれた4台の専用車が、それぞれ4、5人を乗せて待機中…さすがに時間が時間だけに使われていますなと感心しておりますと人数が揃ったのか三々五々に発車、受付の方に「もう少々お待ち下さい」と云われてしばし、登場したのは普通のワゴン車でした。

東京ジャンボハイヤー

ムシムシしたところに車内の冷気が気持ちよく、しばし待機も結局当方のみで“貸切”に。運転手氏に行き先を告げ、手馴れたようにナビを設定して発車。さすがにこの時間の湾岸線も流れており、早くも高速を降りる段になって『いやー、便利ですねぇ』と向けるとそこから談笑。
『お客様、「ジェットハーモニー」ってご存知じゃありませんでした?』と問われ、当然知ってはいたが乗合だしリムジンバスが近くまであるので料金的にもと話すと、『じゃなんで今回は?』と-そりゃマイルです。そんなに美味しいんですかねぇとのやり取りに、当方も“俄かマイラー”ながらしばし熱弁をば…当方巧くANAに乗せられています。
でも乗合タクシーって便利だし、なんでメジャーにならないんですかね、と振ると、ジェットハーモニー登場時には十数社の共同参入だったのが、利用が振るわずに1社2社減りと今では半数以下になってしまったとか。黒船ヨロシク東京進出を果たしたMKさんはと問うと、『宣伝として割り切っているのでは?』とのこと。関西での知名度があるゆえ利用者がついていながら拡大基調にはなく、なんでも他社に乗客を廻してくる由。

そんなこんなで早くも自宅前。運転手氏は足立が営業所とのことで、『ではもうお帰りですか?』と問うと、普通のタクシーと同じ24時間勤務で、羽田待機の後翌朝に成田送りまでは時間があるも本社の指示次第とのこと…当方がいなけりゃ休めたでしょうにと云えば、『いやいや、お客様あってですからね』と頼もしい返事、御苦労様です。
結局リムジンバスの約3倍の値段になるも、疲れた体を押して終電乗り継ぎで帰るより早い到着、おまけに只今ボーナスマイル中と来ればおトクでございましょ?

***
都内タクシー会社が共同参入した「ジェットハーモニー」は99年に都内・武蔵野三鷹地区-羽田間でスタート、01年に成田にも進出しています。成田は「スカイゲートシャトル」(東京MK)・「リムジンライナー」(京成グループ)・「ジェットパートナー」(先に千葉地区で運行を開始していたアルファ交通)との四つ巴の状況、さらには一般タクシーの定額運賃制も始まっていますが、どれもいまひとつというところのようです。
その意味では「あいのりタクシーサービス」、より気軽に使えるならば…という気が強くしたのですが、さて。

上に戻る▲


長野・中央タクシーの新たな仕掛けとは?

投稿者---551planning(2003/10/30 17:47:43)

10/30付日経朝刊首都圏経済面内「列島フラッシュ」にてこんな記事が出ていました…。

長距離空港乗合タクシーで知られる長野の中央タクシーについては【検証:】でも採り上げられているところですが、新機軸として東北信地域からTDL往復運行をはじめるとのこと。日帰り往復1万円(小学生以上)で季節運行の会員制バス(8,000円)よりちょい高めながら自宅直結や時間設定を売りにする由。成田便の効率化も狙いとのこと。
成田便が片道8,500円、同羽田便が6,900円のところ、収益性はちょい劣る上、時間帯から併乗運行の可能性がどうかな?と思われます。家族利用よりも女性客向けというプランに映りますが、さてどう出ますか?

空港乗合タクシーについては十和田や秋田での観光地輸送としての積極的な展開なども注目ですが、都市部については今後はより柔軟な、例えば会員制バスであるような野球やコンサート帰りというようなところをも含めた狙い目があるのかもしれません。

関西地方の定額タクシー

投稿者---中川氏(2003/12/14 16:59:07)

都市-行楽地間に運行されているタクシーについて上の記事と内容の上で関係があるので上げておきます。京都のあるタクシー会社の乗用車の後ろのほうに京都-USJ・伊丹間8~9000円ぐらいの表示の看板がありました。

Re:関西地方の定額タクシー

投稿者---551planning(2003/12/14 19:41:51)

御紹介有難うございました。調べてみると労せずして下記記事がヒット、載せておきます。

乗合タクシーでは別掲の通り京都地区-伊丹・関空間にMKやヤサカグループが運行しているところですが、USJは無いようですね。
一方定額制タクシーは東京地区-成田空港などで既に導入されていますが、関西では初。全国的にもイベント時対応の限定例が多く、そう云えば今夏に大阪駅-甲子園球場で期間限定導入されたのが話題となりましたね。なお蛇足かもしれませんが、関西地区では首都圏ではまだ一般的でない遠距離割引制がかなり広範囲に導入されてもいます。
記事にもありますが、乗合タクシーよりは割高になりますが、巡回送迎でなく直行となること、要は「貸切」なので定員いっぱい乗れば1人当たりの料金は割安になるというのがウリとのことです。

***
USJといえば華々しくオープンした際には近畿圏はもとより全国各地からバス便が設定されたのを【検証:】でも取り上げたことがありますが、近畿圏外は(夜行)高速バス延長のためまだ残っているようですが、近畿圏を中心に壊滅とは言いすぎでしょうががらっと減ったようですね。

特に京都・奈良・和歌山…とことごとく消え、市内便もなんば便が今夏で廃止、新大阪・大阪・住之江公園線も大阪市交通局から昨年に下部組織の大阪運輸振興に移管、それも各1往復ベース(繁忙期で増発しているようだが…)と免許維持路線化しています。
その意味では駐車場代2000円、高速も片道約2,000円ちょい見当と見て片道1万円程度の定額制タクシーの勝算や如何に…と思いますが、さて(勿論設定側としてはまず関空・伊丹ありきかと)。そういう意味でも中央タクシーの戦略はナカナカではないでしょうか。

どんな理由で長野の中央タクシーさんは、成田空港、羽田空港、TDLといった長い距離の乗合タクシーを設定したのでしょうか。

投稿者---中川氏(2003/12/26 18:51:11)

上のタイトルのように長野の中央タクシーさんは積極的な経営を行っているそうですね。
長野からだと成田、羽田、東京ディズニーランドといったところだと高速を使って体の疲れを我慢すれば、自家用車でもいけると思うのに、何故このような商品が設定されているのか不思議です。自家用車のほうが値段も安く、帰りもいたるところによることができるのに。

自家用車は高い

投稿者---3京新聞氏(2003/12/26 19:38:35)

今までRom専でしたが、ちょっと気になったので投稿します。

長野IC→新空港ICの高速料金が7,550円(経由:上信越>関越>外環>首都高>京葉>東関道・新空港道)で、長野IC→羽田空港およびディズニーランドが5,600円(経由:上信越>関越>一般道>首都高)または6,100円(経由:上信越>関越>外環>首都高)です。
また、駐車場料金は成田空港が1泊2日で1,500円・3泊4日で6,000円・7泊8日で12,000円、羽田空港が1泊2日(36時間)で3,800~6,800円・2泊3日(60時間)で6,800~9,200円、TDL・TDSがいずれも1日2,000円です。

中央タクシーの料金設定は、長野~成田が8,500円・~羽田が6,900円・TDRが往復で1万円(片道8,000円)です。TDRの片道の場合は割高になりますが、その他の場合は高速料金より少し高いぐらいで、駐車場に停めたりするとかなり高くなります。
例えば羽田まで1人か2人で行って駐車場に停めてもトントンかちょっと高いぐらいになりますし、成田だと駐車場料金がバカになりません。家族の誰かが送迎すれば回送のときも高速料金がかかります。少人数で自家用車と比べてトントンかチョット安いのだったら、とても魅力的だと思います。運転して疲れることもなく、自宅の前まで行く(来る)のですから。東京住まいの私には羨ましい限りです。

「長野だから」という評価も…

投稿者---551planning(2003/12/27 12:58:25)

3京新聞様初めまして。詳述ありがとうございます。
拝読しまして補足というわけではないですが、自問自答的に所感をば。

中川様の疑問点のひとつである対自家用車という点については回答が出ているところですが、そこから生まれるであろう問題点として、他地域での可能性の是非というものが出てこようかと。
現時点で当方が把握している限りにおいては、対羽田・成田間で運行されている乗合タクシーは東京地区と長野(北信・東信・中信地域)と新潟(上越・中越地区)しかありません。関東地方外としては甲府と沼津がリムジンバスで、仙台が夜行バスで結ばれています。かつてはいわきや金沢にも高速バス路線がありました。
高速バスの北関東地区や甲府線の伸長を見るに、成田需要は潜在的にかなりあることが伺えます。その意味では機動力と柔軟性(事業としての収支バランスの可能性)のある乗合タクシーというスタイルはもっとあっても良さそうな気すらするわけですが、日本海側では対韓国経由のほうが利便性があるでしょうし、名古屋や仙台では国際線があったり空路での成田連絡が整備されてきた事もありましょう。その意味では個人的には静岡地区および福島地区(中通り・会津)辺りが「狙い目」?なんて勝手に思っていたり…。

ただし長野という地域特性にも気を留めておく必要もあろうかと。オリンピック開催を期にその知名度は全国区のみならず世界でも「NAGANO」が通用するようになったことで、相互往来が活発になった潜在的渡航需要の高まりや、長野新幹線開業はあれども上信越道整備で有効時間という観点からのニッチの可能性が斟酌されて、ということが云えるかもしれません。
また、先に収支バランスの可能性を挙げたものの、そのバックボーンとしてはそれなりな事業規模の必要性があろうかと思われます。需要の不安定な空港乗合タクシーだけでは継続性に難がありましょうし、当然地場の各種環境への精通が求められるほか、ある程度の対応可能性を有していなければ成立可能性は低かろうとも考えられます。中央タクシーを例に取れば、事業規模としては長野では最大手であっても東京など大都市レベルで見れば中規模程度、ただそれゆえに苦しくもあり常にチャレンジを求められている状況にあったのだろうと推察されます。観光用にジャンボタクシーを導入していたのもポイントでしょうか。
実は今回のTDR便“新設”の評価を考えてみれば微妙なところはあります。それはまさしく需要の不安定さというところであって、羽田なり特に成田であれば、片道のみの運行になる可能性は低くなかろうということは多分に想定されるところ、ではその余った部分をどのように埋めればよいかというところからの発想だと解せば、苦肉の策なのかな?という評価もできてしまうと思われます。ただしこれすらも柔軟な発想であるわけですし、一方で例えばお台場なり東京駅なり…といった対応可能性はどうなのかというところに、長距離乗合タクシーの真価が今後問われてくるのかもしれないと考えます。

上に戻る▲

本腰か正念場か…ANA「あいのりタクシーサービス」の現実化

投稿者---551planning(2004/04/01 12:26:44)

「使えばハマる」と思われながら、至って使い辛いシステムについて【検証:】でも批評されていた、ANAの「あいのりタクシーサービス」。何だかずーっとボーナスマイルキャンペーンでの利用促進を図っている印象を持っておりましたが、この4月からより身近なシステムに変わりつつあるようです。

・ANAマイレージクラブ会員以外でも利用可能に
・国内線包括旅行割引運賃(パック商品)利用者も利用可能に
・羽田空港到着便利用者は当日(電話予約)受付可能に(←従前は到着後直接カウンター交渉にて空きのある場合のみOKだった)

ボーナスマイルやクーポン割引も期間延長されていますし、杉並・目黒・世田谷区エリア→羽田空港早朝便サービスに加え、羽田空港→同エリア間には18時以降20分間隔での運行確保がなされるようになっています。これは同地域の利用が特段多いということなのでしょうか。確かにリムジンバス空白地帯でもありますし…。

***
羽田当日予約受付は福音と考えます。何せ当方も数度降機後カウンターまで走っていましたから。パック利用やAMC会員以外での利用可能化も間口拡大に大きいものと。
それにしてもこれは本腰と捉えて良いのか、伸びがないゆえの梃入れ策なのか…期間限定サービス期限の6月末がひとつの目処になりそうです。

縮小への序曲?

投稿者---551planning(2004/09/15 17:03:22)

12月の新ターミナル移転の話題も本格的に出てきましたが(折を見て所感をまとめたいと思っています)、ふと相乗りタクシーサービスの話題を見ると…各種サービスのほうはなし崩し的に期限が延長されていますが、この10月から羽田空港での実務対応が変わるようで…。

・従前到着便12時以降の対応が17時以降に縮小
・横浜市・川崎市への運行休止

どうなんでしょうね…都内ではちょこちょこあの白いクルマを見かけたりしているのですが。

***
話は変わりますが、こんな話題もありました。

積極的な取り組みを見せている「あきた二次アクセスを進める会」のサービスですが、記事にもあるように決して広く浸透しているとはいえないはずが口コミやネットを通して結構注目されているようで。また記事にはないですが大館能代空港(あきた北空港)でも同様の動きが出ていることから、今後地方空港と観光地との直結ニーズを担うビジネスモデルとしての拡大可能性が改めて注目されます。

とりあえず来年3月までは

投稿者---551planning(2004/11/10 00:06:53)

先日の九州収穫紀行の帰路、久々にあいのりタクシーを利用しました。当日予約を早速使おうかとも思ったのですが、満席キャンセルは御免と事前に申し込んでおきました。
到着ロビーの手荷物引渡しスペース内カウンターでチェックを受け、ターミナルビル端の乗場へ。21時過ぎという良い時間帯とあって、結構待ち人が見受けられます。御馴染みの白い車も待っていますね。

と、当方が呼ばれて向かってみれば、なんと普通のセダンタクシーに案内されました。あの黄色い「中央無線」の率直な行灯を載せた昭栄自動車のクルマです。「乗合専用車」という紙でメーターボックスを隠しています。
結果同乗は当方と連れ、もう一人初老の紳士の3名。確かに方向は同じでしたが、目的地の距離はちょいと離れていました。我々が先の降車となったので運転手氏と話はできませんでしたが、そういえば空港では同じセダン車がもう1台来ていたので、通常運用となっているのかもしれません

昭栄自動車昭栄自動車

実は気になっていたことがあって、「ジェットハーモニー」の愛称で知られる、東京圏での空港乗合タクシーの先駆者で、羽田空港でのあいのりタクシーの主力でもある東京ジャンボタクシーのサイトが今年の始めあたりから更新停止の挙句閲覧不能状態となったことです。
東京ジャンボタクシーは複数の事業者で設立された乗合タクシー事業体でしたが、最盛期には十数社が関与していたものの伸び悩み、2003年2月のANAあいのりタクシー運行開始にあわせて自社運行を中止、請負事業化による再起を図ったものの、結果として低調に進んできたという経過があります。

その意味ではこの12月以降が重要な転機になる気がしているのですが、とりあえずANAサイトによると、12月末までだった各種サービス・キャンペーンが来年3月まで延長、ちゃんと2TBにも受付カウンターが用意されるということで、まぁ首の皮一枚つながったかと思われます。

…それにしても、使えば使うほど病み付きになるんですがねぇ。

丸2年でようやく定着か?

投稿者---551planning(2005/02/25 14:24:27)

2003年2月に成田・羽田・関西・伊丹の4空港でスタートしたANAあいのりタクシーサービス。04年3月に成田-横浜地区、9月に羽田-横浜地区が相次いで休止、羽田での利用も夕方以降に制限されるなど縮小傾向が目立っていましたが、一方で羽田での当日受付や今年1月からのEdy支払対応化(羽田・成田便のみ)など数字の梃入れ策がようやくに奏功してきたのか、キャンペーンが9月末まで延長されています。
更に新機軸として大人2名利用で小学生以下の子供3名までが無料となる「春の家族割」キャンペーンも期間限定で導入されることに。既に夏季の実施も予告されているなど力が入っています。

それにしても、各種キャンペーンの多くが羽田・成田対象のもので、関西地区ではボーナスマイルしかメリットがありません。これはサービス発祥ともいうべき同地区での乗合タクシーの定着振りを示しているのかもしれませんが、それにしても…という気もします。一方で関東ではよりメジャーになってもいいかなという気がしているのですが…。


【検証:】Wiki-全国空港乗合タクシー抽出録
ご意見は【検証:】常設板までお気軽に!

上に戻る▲

アクセス解析

Valid XHTML 1.0 Transitional

正当なCSSです!



copyright © 1998- Unlimited Liability Company 551planning All rights reserved.

テンプレートのpondt