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  • 国際興業の深夜急行バス展開
  • 1989/12 池袋→浦和・大宮
  • 1990/04
     池袋→光が丘・朝霞台
     池袋→高島平・浮間舟渡
  • 1991/12 上野→川口・大宮
          (1995/03?廃止)
  • 2001/12 池袋→成増・中浦和
  • 2002/12 池袋→川口・新井宿
  • 2003/03 大宮→上尾・鴻巣
  • 2005/02 大宮→蓮田・久喜
  • 2008/07 池袋発系統再編
     →南浦和・東浦和
     →高島平・中浦和
     →成増・朝霞台/→新座
     →光が丘・和光市
深夜輸送力

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(過去ログNo.)
池袋西口公園 MiniRepo

滾るぜI.W.G.P.!池袋駅前発深夜急行バスを見る

投稿者---551planning (2014/09/13(Sat) 22:19)

1988/07に運行を開始した深夜急行バス-青葉台線でその先陣を切り、現在渋谷駅西口発5路線を有し複数便運行も手掛ける東急バスのイメージは強いですが、現在池袋発6路線、大宮発2路線を展開する国際興業バスを抜きにして語ることは出来ないものと。バブル崩壊から各方面で路線縮小が続いた90年台後半の長期低迷期を経て、2000年台後半からの再興期に至る先鞭をつけたというべき存在、特に短期間であったとはいえ、国際興業大阪による「オオサカナイトライナー」(2002/12~2006/06)は再興期への胎動といっても過言ではないでしょう。

…なんてしておきながら当方、池袋駅西口の出発風景を目の当たりにしたことはこれまで無く-機会がなかった、とすればそれまでながら(“聖地”渋谷駅西口ですら結局2013/12が初訪だったし)、普段からも渋谷以上に縁遠い街が池袋なもので。とはいえ以前から気になっていたのは事実、羽田空港連絡バス川口線早朝便乗車時に絡めて、ようやく念願成就!いやはや、ウワサには聞いていたものの深夜のI.W.G.P.は滾っていたのだった。


日付が変わって08/02(土)、川口から着席定員ほどの京浜東北線蒲田終に乗車し赤羽で埼京線に乗継。赤羽駅上りは川越発池袋行終電が赤羽00:11発のあと、始発池袋行が残り4本あり最終は01:03発(池袋01:11着)だが、なんと下りは埼京線(00:08発川越行)、宇都宮線(23:49発宇都宮行)、高崎線(23:56発高崎行)、湘南新宿ライン(23:50発快速高崎行)と終了済で京浜東北線大宮方面行きが残るだけ(最終は00:53発大宮行)。早仕舞いな印象も受けたが、国際興業バスは赤羽駅から01:10発で実に6本の深夜バスを運行、西高島平、戸田公園、鳩ヶ谷公団住宅、東川口、東浦和、南浦和と手広くカバーしていて、こちらもいずれ機会があれば実見したいもの。

池袋駅

池袋には00:34着、 東京メトロは既に終了、西武池袋線は00:44発準急小手指行と00:45発保谷行、東武東上線も00:44発準急川越市行と00:45発成増行、JRは00:39発山手線外回り上野東京方面品川行、00:41発赤羽行に00:51発山手線内回り新宿渋谷方面大崎行が残るだけとあってか、東武・西武駅へ急ぐ人こそあるものの金曜夜にしては比較的落ち着いた印象の駅構内。しかしながら駅西口交差点に上がると一転、まだまだ宵の口という賑やかさ。

  • 池袋駅発深夜急行バス
  • 池袋駅
  • 01:05[3]成増・朝霞台
    国際興業
  • 01:15[7]和光市・川越(東武)
    東武ウエスト
  • 01:20[2]成増・朝霞台・新座
    国際興業
       [8]光が丘・和光市
    国際興業
       [4]浦和・大宮
    国際興業
       [5]赤羽・東浦和
    国際興業
       [6]高島平・中浦和
    国際興業
  • 01:30[東]所沢・小手指(西武)

さて深夜急行バスは左表のように西口から国際興業6本と東武、そして東口から西武の計3社8本が運行されており、それぞれ乗り場が異なっている。この前に西口から1本、2013/03から01:00発で東空交成田空港行の深夜便が加わっている。2012/08に設定された新宿西口発便が延長されたもので、池袋ののりばは2012/05に東空交と国際興業共管となった羽田池袋地区線と同じだ。この日は12人が乗車、うち3人が非予約だったようで。

池袋西口公園

と、国際興業バスが続々と集まり始めた。端を切るのは成田空港行の斜向かいとなる3番のりばから「ミッドナイトアロー成増・朝霞台」。緑の路線カラーながらメトロ窓のワンロマ仕様、後部表示に「★成増・朝霞台/東上線方面」と交互表示されるのも印象的。他の5路線は01:20同時発車の中でこの系統のみ2便運行、ただ後発のほうが先の志木・新座まで行くというスタイル。全員着席の27人で出発となった。
池袋西口公園へと向かうと…!のりばいっぱいにズラリとバスが並んでいる。駅から最奥となる7番のりばからは東武バスウエストのミッドナイトアロー川越。ミッドナイトアロー浦和・大宮に次ぐ1989/12運行開始の最古参、最も遠くに向かう路線だが、和光市・志木両駅についてはミッドナイトアロー成増・朝霞台/朝霞台・新座とも競合関係、和光市は東武が南口に入り1150円、国際興業は駅から400m弱南方の駅入口で1200円、志木はともに南口に入るも東武は和光市から直行して1350円、国際興業は朝霞を経由して1300円と微妙?池袋西口公園
その意味で個人的に気になるのは、東武や西武がPASMO/Suica対応する一方で国際興業は深夜急行バスについては非対応な点。東急もそうだが、ライトグリーンのベストでキメた地上係員を複数出して車外運賃収受対応を行っているためもあろうが。
川越に話を戻すと、こちらは警備服の男性1人が案内中。高速道路非経由も足が長いということもあるのか2ドアワンロマ車ながら座席定員制となっており、警備員氏が残席を確認しながらの案内だったが若干席を余しての出発となった。

さて国際興業は各方面2台体制で準備。基本は青の観光カラーワンロマ車で増車が緑の路線カラーという構成か、和光市、中浦和便にはメトロ窓でない一般路線車?も入っていた。西口公園内の3つののりばでは縦列駐車で奥から乗客を載せてゆく。最も多そうなのが高島平・中浦和系統、老舗の浦和・大宮系統では着席狙いで続行便待ちの列も出来ていた。01:20を過ぎ立客満載の高島平・中浦和便から順次発車も、浦和・大宮行は5分以上粘って基本便が出発。さすがに続行便との乗車バランスを考慮してだろうが、この辺りも地上係員や続行便運転手のサポートあっての対応か。

池袋西口公園

結局続行便も01:30までには出発、ラストの浦和・大宮便が出る頃には西口公園も人通りががくんと減ったが、西口広場はタクシー待ちの行列が軽く50人以上、所在無げに座り込む人も少なくない。既に駅構内は閉鎖されており、東口へは北側のウイ・ロードか南側のびっくりガードを通るしかない。ウイ・ロードに向かうとまだまだ人通り多し。ただ東口は西口よりも寝静まりつつある感じ、タクシーのりばは30人ほどといったところ…ん? 奥にバスが停まっている!
池袋東口池袋からの大ラスは、東口から出る西武バス小手指行、01:30発ということで実見は諦めていたのだが、10分経ってもまだまだ乗車扱中…こちらも1990/07運行開始の古参路線だが、2007/08~2011/07まで01:15発の2便体制となっていて、その後01:30発のみに再集約されたものの金・祝前日は2台体制となっていたんだっけ。結局01:45過ぎにようやくほぼ満席40人以上で出発していった。
それにしても東武東上線方面が充実する一方で西武池袋線方面はこれだけ。もともと業界初の「深夜中距離バス」としての大泉学園系統とその先へ行く深夜急行バスの所沢・小手指系統の2本建てだったのが1992/04に統合、蛇足ながら新宿からの西武新宿線方面も1990/03~1995/03までと早々に消えている。小田急沿線にも似ている気がするが、神奈中の展開のように西武沿線でも今後動きが出てきたりするだろうか。西口の盛況や、千葉方面の近年の展開を見てきた身としては、何かしらの刺激で変わる可能性はあるのかな、とも感じている。というか滾らせてくれよぉ~!


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