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  • Photo:新潟駅前03/15(金)
  • 新潟駅前
    乗車扱中の22:30発嘉木行と
    入線してきた:32発松浜行
  • 新潟駅前
    22:33発入船行出発後、一部灯りが消される
  • 新潟駅前
    22:40発の新潟大学行と潟東行
  • 新潟駅前
    内野行は各便とも乗車が目立つ
  • 新潟駅前
    県外線高速バスは駅から1ブロック離れた場所から
  • 新潟駅前
    明日のダイヤ改正作業中
  • 新潟駅前
    側面中央部に「夜バス増便 社会実験中」の文字
  • 新潟駅前
    23:20発内野行
  • 新潟駅前
    古町方面からの到着便、既に幕は内野行に変わっている
  • 新潟駅前
    23:30発内野行最終便でラスト
  • 新潟駅前
    ようやく静寂の時、とはいえ人通りは絶えない
深夜輸送力

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(過去ログNo.)
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金曜深夜、新潟駅前にて-2013・春

投稿者---551planning(2013/03/17(Sun) 17:07)

「金曜深夜」シリーズ、変化球の“水曜深夜”富山編に次いで、金曜深夜の新潟編をば。

日本で初となる“狭義の”BRT計画に耳目が集まる新潟市ですが、新潟交通は03/16ダイヤ改正で新潟駅24:10発の600系統西小針経由内野営業所行の深夜バスを新設。2011年末など時季運行してきたものの、所謂運賃倍額の深夜バスは同社初のようで。なお、土休日含む全日運行となっていますが、当方の訪問は運行開始前日となる03/15ということで見ることは叶わず。その代わり、というわけではなくむしろ南快ライナーリポートでも触れたように昨年9月から3月末までの金土運行の白根線「夜バス」社会実験便を中心に万代口に張り付いてみました。


新潟駅前

当日は20:00前に駅傍の宿にチェックイン、当日は朝から動きまわっていたので部屋で一息入れ、22:30前に駅頭へ出たのだが、ちょうどこの日はJRダイヤ改正を翌日に控え、200系新幹線がラストラン。オリジナルカラー編成のとき347号が22:06に新潟駅に滑り込んだのだが、これ幸いホテルの1室からチラ見できたので充足…翌朝、NHK-Gおはよう日本全国放送時に“出迎え光景”を確認したが、さすがに東京駅ほどでなかったにせよ盛り上がっていたようで。

さて、万代口改札前は酔客を中心に賑やか。上越新幹線こそ22:18発の越後湯沢行Maxとき480号で終了しているが、在来線は23:45発新津行まで信越本線・白新線・越後線が3本ずつ残っており各2本が23時台発、23:16発で長岡、:19(改正前:18)で村上、:37発で吉田まで到達可能だ。いっぽうの駅前バスターミナルにも一部行列ができていたが、どちらかと言えば路線バスのほうが早仕舞で、この時点で残るは松浜行と入船営業所行、西部営業所行の最終がそれぞれ、県庁前方面には嘉木行と曽野木ニュータウン行、潟東営業所へは通常便最終と夜バス。そして内野営業所行は西小針経由4本と新潟大学止1本、大堀経由2本に有明経由1本とこちらは太い。数だけだと多いなとも思われるかもしれないが、この大多数が23時前の出発となっている。

新潟駅前

順を追って見てゆくと、先ず22:30発の嘉木行が着席定員手前の20人弱で出発、入れ違いに入っていた松浜行最終は:32発、こちらは15人弱といったところか。またもや入れ替わりで入ってきた附船町方面入船行最終は10人に満たない乗りで:33発、直ぐさま2~6番の灯りが落とされた。大堀経由内野行も空席多数で:35に出ると、:40発の新潟大学行と潟東行最終が相次いで入線するが、さすが幹線、それぞれ座席が埋まり潟東行は立客多数での出発に。更に有明経由最終内野行も:45に20人以上の乗りとなった。
ここで一旦駅前通りの先にある県外線高速バスのりばへ。県外線は万代シテイBC始発、東京のほか仙台・名古屋・京都大阪に夜行便が出ているが22:45発は名古屋行、新潟交通の固定運用でSHDに乗客が続々と乗り込んでいったが、オレンジジャンパー姿の駅前バスのりばのバック誘導員がこちらへも出張ってくるのは乗客案内とともに周辺の滞留タクシーを捌くためか。
再び駅前に戻ると、22:55発の大堀経由最終内野行と:56発の西部営業所行最終がそれぞれ乗車扱中、更に:55発の西小針経由内野行と23:00発の曽野木ニュータウン行最終が加わって一瞬4台並びとなるハイライトタイム!内野行を中心に各便とも座席が埋まる程度の乗りで出発してゆく。

新潟駅前

残すは潟東行夜バスと内野行3本のみ、明日のダイヤ改正に伴う表示張替え作業が行われる傍でバスを待つ人もまだまだ残っている…と、夜バスがやってきた。23時を過ぎると誘導員のバック補助がなくなるのかぐるりとハンドルを切って横付けされた。青バック幕表示は平日朝夕設定されている一部停留所通過の快速便、側面にはマグネットでか「夜バス増便社会実験中」の文字が貼り付けられていた。パラパラと乗車が続くが女性が多いか。
この間、県外線高速バスのりばには東京池袋・新宿行夜行バスが3台口で入線。西武バスが新旧カラーで越後交通が女性専用車の様子。ちなみに当方、西武新カラーを間近で見るのは初めて。夜行バスは23:45発の仙台行JRバス東北便がトリとなる。
駅前では、定刻ギリギリに新潟大学経由内野行がやはり横付け入線で乗客を乗せると、潟東行夜バスとともに出発。それぞれ10人強といったところだった。

新潟駅前

ここで改札前へ、先述の通り足の長い長岡行と村上行の出発時刻が近づき、かなり慌ただしい状況になっていた。古町からの路線バスは22:57発が接続可能なラストで既に到着済、その後はタクシーでの乗り付け組が目に付く。改札前で見送りを含め数グループがダンゴ状態となる中、掻き分けるようにして自動改札をすり抜ける乗客…改札向かいのNEWDAYSは23:30まで営業、車中でもう一杯を買い求める人も少なくない。中には「えい、もう1軒!」とタクシーに乗り込む猛者組?も。
ところで、券売機で切符を買い求める人が少なからず目についたのも印象的、今日は飲むから乗らないというクルマ通勤組だろうか? 新潟都市圏でのSuicaは2008/03導入開始、信越本線長岡までと越後線吉田、弥彦線・白新線全線と羽越本線新発田、磐越西線五泉までがエリアとなっており、03/23の全国相互利用サービス開始に併せ新潟交通「りゅーと」エリア内への片乗り入れ、更には佐渡汽船フェリー2等での対応も始まることとなっているが、他所からの訪問客に加えて自エリアでのアピールをどうするか、新潟交通との兼ね合いも含め課題かなと。新潟駅前
再びバスターミナルに向かうと、23:20発内野行が横付け乗車扱中、ノンステバスということもあってか立客も見受けられた。残すは23:30発の内野行最終だが、間際になっても現れない。さて…と思っていると、古町方面からバスが駅前降車場に到着。定刻だと同地を先述の22時台ラストから15分空いた23:12に出た便だろうか、すでに幕を内野に変えていたがバスからの降車客は小走りに改札口へ…先程一旦汐が引き、NEWDAYSも既に店仕舞していた改札前が再び喧騒に包まれていた。こちらはバスターミナルで内野行最終をお見送り、立客も出て定刻から5分遅れで出発していった。

終バスが出ると、ターミナル周りから人影はすっかり減った。改札前に向かうとちょうど23:35発新発田行白新線最終が出るところ、喧騒もすっかり引いた。残すは23:37発吉田行越後線最終とトリの新津行、あとは古町方面から日付が変わる間際に路線バスが1本到着するはず。そして大トリにMaxとき353号が23:58(改正前:59)に到着するのだが…ソコまでは踏ん張れずこれにて打ち止め!

新潟駅前
新潟駅前

ちなみに新潟駅南口からは南部営業所行が23:00と:30に出発。
たまたま当方、2010/09/27(月)にシゴトで新潟入りした際に南口で宿泊、既に去就が取り沙汰されていた急行きたぐにをパチリとやった戻りがけにこの1枚-23:00発便を撮っていたが、数人が乗車しているのが判る。南口は2009年に一新され新潟空港直行連絡バスもこちらからとなっているが、全体の路線数としてはまだまだといったところ。
その意味では見切れているのでお気付きの通り、南口は高速ツアーバスの拠点となっていてこの時点でWILLERだけでなくキラキラ号やオリオンツアーなど数便の出発光景を目の当たりにしたのだったが、さすがに今回は足が伸びなかった。

nigata

ともあれ、JR在来線連立化に加えBRT計画如何では、10年後には更に見違えるような展開となっている可能性もあり、万代口現バスターミナルの今後共々、目が離せないものと思われる。

 

年度末も近づく週末とあって、人の動きかかなり活発だったなと。バスも概ね旺盛な乗り具合が感じられたのは何よりですが、多くの路線がここから古町・市役所方面へと進んでゆく中でどれくらいが加わるのかも是非見たいなと思った次第。逆方向の需要もまた然りですし。
ちなみに左図は新潟駅・古町を23時以降に出発する路線バスですが、赤紫が新潟駅発、茶が古町を23:00以降に出る便、細青が白根線夜バス(こちらの通常便終バスは新潟駅22:40発)、そして青紫が西小針線深夜バスとなっています。あえて作図からは抜いていますが、先述の通り鉄道は23時台に3方向に2本ずつ走っているのは大きいかなと思いますが、まだまだ面的可能性もあるのかな、なんて。

西小針線深夜バスの動向、白根線夜バス社会実験後の展開含め、機会を見つけて追えればなとも考えております。

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新バスシステム移行後の「夜バス」に乗ってみた

投稿者---551planning(2015/10/19(Mon) 14:54)

白根線夜バス社会実験は結果2013/09までの1年間継続され、平均20人超の乗車があったほか、既存最終便も目立った減少がなく『夜バスは新規利用者を開拓。利便性強化によるバス利用の促進が図られた』と評価されています。2014/04からは新潟駅前23:25発に繰り下げられて再度社会実験開始、2015/04からは金夜のみ運行となったものの、09/05スタート直後から何かと喧しい“新バスシステム”移行後も継続されています。
そんな折、土曜日に下越を通る機会が-“新バスシステム”については開業2日目の09/06午後にチラと見たものの、その後諸々変化していてそのうち再訪をと考えていた一方で、そういえば従前「追えればな」としていた以上は-と、今回は夜バスに拘ってみました。


新潟市南区内の宿となると、2012/11の南快ライナー試乗時に泊まったファミリーロッジ旅籠屋くらいしか目ぼしいところがなく、23:00までにチェックイン必須(その代わり門限はなし)とのことでアプローチを思案したところ、燕駅18:30発の終バスで白根入りすることに。そういや前回は矢代田からの終バスだったが、その際にはパラパラと乗車があったものの、今回は始発段階で貸切。県立燕中等教育学校・高校から2人が乗ってきたが、他に乗ってくる人はなかったなと。

宿で一息入れ、最寄の鯵潟陽向台バス停から大野白根線終バスで中心部へ。背広姿の男性が先乗、大野周辺で若い男女が相次いで加わる。対向するバスには立客も見られたが、それよりも遠方の稲光が気になっていた。勿論青山乗換だが、乗車時の5分遅れを引き摺ったまま22:07に青山着、手前交差点の信号待ちで眼前を当初乗継予定便である22:05発が通り抜けていった。加えて着くや否やの土砂降りに…この時間なお対応する地上係員に「次は20分発です」と告げられると、「え、そんな待つの?」と背広姿氏が何処へかと姿を消したのだった。nigata
次発便は比較的早く入線してくれたのがせめてもの救い、早速乗り込むと、若い男女にもう2人が加わって出発を待った。前方の交差点を見やると、ちょうど中心部からのバスが左折してゆくところ…最終のダイレクト便となる新潟駅前21:45発潟東営業所行と思われるが立客多数、時間的には5分をゆうに遅れていたものと。その1本後になる駅前21:52発のBRT萬代橋ライン西部営業所行は余波を受けてか10人弱といったところだったか。入れ違いにこちらも出発、若い男性は白山駅前で、若い女性と当方は古町にて降車。市役所前から乗り込んできた数人は残業帰りだろうか、更に古町からは20人近くが加わった。
ちょうど驟雨が上がったというのもあったか人通りは疎ら、タクシーも客を待ちわびた感じな古町だったが、バス停では新潟駅前方面へはその後もパラパラと人が集まっては10人単位で乗車してゆく感じ、23時台はなお4本あり平日最終は23:51発(新潟駅前00:01着)。向かい側は青山方面と内野方面でそれぞれ10人前後が待っているといった感じだった。

nigata

22:53発の萬代橋ラインで新潟駅前へ。やはり古町で10人程が乗り込み、万代シテイで数人降車、駅前で降りた人はほぼ全員駅改札方面へと向かっていったかと。混み合う改札前を一瞥し、前回は実見できなかった駅前バス乗り場をぐるり。駅の目の前にゆったり2バース取られた萬代橋ライン乗り場も、移行直後は朝ラッシュ時に大行列になったとか…さすがに深夜ともなれば余裕あり。23時以降は残り3本、うち23:42発青山行と00:12発西部車庫行は深夜バスとなり、始発を23:31以降に出発となる便に適用される深夜バスは00:10発西小針線内野営業所行と計3本になった(余談ながら萬代橋ライン青山発終車は23:30発ということで通常運賃)。
駅前バスターミナルは以前と変わりないが、県内高速バスのりばが道路上に移され路線バスのみの出入りとなっている。23:10発と:20発の西小針線内野営業所行はそれぞれ15人ほどが乗車し出発…っと、高速車が現れた。23時台に到着する県内高速線なんてあったっけ、っとすっとぼけていると、行先表示に「快速白根・潟東(営)」とあるではないかっ! 2年半前は普通の路線車だったが、側面に貼られた「夜バス増便 社会実験中」の黄色マグネットがなによりの証である。

乗車時に女性がすっと近寄ってきて封書を手渡された。そういえば萬代橋ライン乗り場でもこの時間まで調査員が乗車カウントを行っていたっけ、御苦労様である。封書には新潟市によるA4両面2枚分のアンケート調査票が添えられていて、夜バスについての認識、実利用状況や利用希望、改善要望など、大問として5つ、総計16項目が設定されていた。上部には「新潟駅前用」との記載があったり、冒頭案内文には平成27年10月の記載がされるなど、都度細かく調査している様子。利用希望の項目には『夜バスの運行は深夜時間帯となるため、日中よりも多い運行経費が必要です。継続運行には、通常よりも割り増しした運賃での運行や始発地の変更も検討していきたいと考えています』とnigata書かれていて、青山始発で継続運行された場合利用するかとの問いも。また実利用状況の項目では夜バスを利用した理由として「青山で乗り換えをしなくて良いから」との選択肢もあった。

この日は11人乗車にて定刻発。万代シテイと古町では萬代橋ラインの乗り場とは別になっていて、万代シテイでは道路1本挟んだ萬代橋寄りの薄暗いところなのも気になったが、結果的にともに乗車なく古町では1人降車。その後も乗車なく、雨模様もあったかこの日は少なめであった。深夜バスでなく通常運賃ということもあって、車内放送はダイレクト便のそれと同じ。
運転手氏から「青山バスターミナルは通過します」との案内があって交差点を左折するもなお車内に動きはなく、ようやく善久で4人降車とまとまった動きが。更に大通一丁目でも1人が降りた。残るは5人、寝息も聞こえる中で先ず鯵潟陽向台で当方が降車、隣の白根農協前でも降車があった。そういえば降車して気付いたのは、ダイレクト便で所要45分のところ5分ちょいの延着だったこと。道中特段遅れる要素などなく、信号待ちのせいだったのかもしれないが、行便等々からしてもダイヤそのものに少し余裕が無いのかな、とも思えたのだった。


前年動向として30人近いデータもあっただけに少し拍子抜けだった反面、乗車全員が青山を過ぎ、その約半数が白根エリアまでの利用ということで存在意義も感じられたのはある意味救いでした。一方でたまたまかもしれないものの、駅前の飲食店街ブロックがたいそう賑やかだったのに対し、古町エリアの落ち着いた感じは改めて低調ぶりを思わさせられるような。
こと夜バスの青山分断は車両運用的にも適切で無い気もしますがさてどうなるか-新バスシステム全体の動向を含め、今後も多角的に見つめてゆきたいと考えています。

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金曜深夜、新潟本町にて-2016・冬

投稿者---551planning(2016/02/01(Mon) 12:00)

全国的に異例な暖かさで迎えた年始から一変、いよいよ新潟市中心部でも積雪を観測したと耳にして、居ても立ってもいられず-平年値は10cm前後のところ、01/11以降それくらいの積雪量になったことから急遽調整し01/15午後から新潟入り。ちょうどのタイミングだった連節バスにて青山往復後、早めに宿入りし小休止。23時過ぎに夜の街へ…といっても当方的には60分1本勝負でのウォッチング。宿から近いというのが最大の理由も、過去2度の経験から古町ではなく本町をベースとした。

新潟本町

深夜バスは萬代橋ライン青山行2本と西小針線内野営業所行の計3本が対象となっているが、先ずチェックしたのは本町23:31発の「夜バス」潟東営業所行…この日は路線車での登場。新潟駅からはざっと10人強が乗っていたところ、本町では女性が1人乗り込んだだけだった。積雪、といってもこの時点で街中は道路脇にある程度と支障ないレベルだったが、天候も影響したのか景気もあるのか、この日は全般的に低調だったなと。
それでも旺盛なのはさすが23時台にまだ4本ある西小針線、立客ありで到着し本町からも10人単位で飲み込んでいく。青山行は23時台に2本も、着席定員ほどで数人が加わる感じ。あと各便とも数人が本町で降りてゆく。
新潟駅行ラストは西小針線で本町23:52発だが、直前に萬代橋ラインで本町23:48発があり若干遅れての到着だったことから待っていた5人がそちらに乗車していった。ラストの西小針線は定刻、乗車なしも女性1人が降車した。



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