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都市圏近距離直行バス

トップページ企画一覧特別リポート一覧>551planningリポート20

ベイエリア

目指せないか「競争共同運行」…京成vs.BE-TRANSSE“海浜決戦”を追う

2010年の「成田の陣」、2011年には「北総の変」-京成グループとBE-TRANSSEグループ(以下ビィートラ)の深夜急行バスを中心とする攻防に注目してきた【検証:】ですが、さすがに今回の評価は正直悩ましい…。
2012/04/08、京成バスと千葉海浜交通が「マイタウン・ダイレクトバス」(以下MDB)シリーズ5路線目となる千葉ベイエリア線の運行を開始すると、遅れること2ヶ月、今度は平和交通とあすか交通が、グループ2路線目となる「マイタウンライナー」(以下ML)昼行の幕張ベイエリア線を06/04に運行開始。両グループの鍔迫り合いはついにガチンコ勝負に至りました。
既報の通り、両路線とも時間帯・曜日によって経路を変更するなどイマイチ判り難いところもあるのですが、いろいろとシチュエーションを変えて先ずは実見までに。

取り零しが多いような気も…MDB千葉市ベイエリア線(京成バス・千葉海浜交通)

先行するカタチとなった本路線、高速バス初参入となる千葉海浜交通高浜車庫を起点に、稲毛海岸・検見川浜・海浜幕張の駅側をジグザグに進み高速道路へ、東京側は東京駅八重洲口・東雲車庫に加え国際展示場駅前にも立ち寄るスタイルとなりました。海浜幕張エリアで一部便によって経路を変えており、幕張メッセや大学など逆方向の利用も狙っています。平日8往復+深夜行1便・休日6往復ですが、開業時のチラシでは「予告!夏季増便計画中!」との文字も入っていたところ、現時点でアナウンスはありません。

実乗は平日と土曜日の日中東京方面行と、平日の日中と夜の東京方面発をそれぞれ2度ずつ。
東京方面行は4月の乗車。初回は平日14:30発便、目の前が稲毛海浜公園(子供の頃、まだ茶色だったけどよく海水浴に来てたなぁ…)、隣が千葉市中央卸売市場というシチュエーションの高浜車庫から。MDBバス停は通りに面した市立稲毛高校グラウンド脇だが海寄りには2008年完成のマンションもあり、そこからかは分からないが女性1人が乗車した。団地群を経てゆくも動きはなかったが海浜打瀬小学校で男女4人を加える。幕張メッセはイベントが無いようでひっそり、神田外語大学では学生など10人以上がバス停に集まっており早速か!と思ったものの結局誰も乗らず。高速も至って順調で八重洲には10分以上の早着となり、当方含め全員が降車した。
2度目は大型連休の初日でもある土曜日11:30発便、高浜車庫で親子2人が乗車、その後やはり動きはなく、頼みの綱?幕張ベイタウンでも乗車なし。幕張メッセはちょうどニコニコ超会議とプラレール博で大混雑!時間帯的に帰路には早いものの男性1人が乗車した。平日乗車時には通過したコロンブスシティで親子4人が乗り賑やかに。やはりこの日も10分程の早着となり、コロンブスシティから乗車の親子4人が国際展示場まで乗車したのだった。

さて、東京方面発は7月の乗車。日中は金曜の国際展示場14:30発便をチョイスしたが、当方のみ乗車で国展出発はまあそうだろうなとはいえ、永代通りの渋滞に阻まれ10分少々遅れて到着した八重洲バス停からの乗車は…なし。思いがけず貸切となってしまった。国展でカメラ片手に待ち受けていたこともあって、運転手氏から『マニアの方ですか?』と云われてしまったり、『カメラをお持ちでしたら1つ撮影スポットがありますよ』と隅田川大橋上からの東京スカイツリーをオススメされるといった余談もあるのだが、バスは淡々と走って定刻で海浜打瀬小学校に到着となった(乗車後に降車場所を聞かれ、「うちせ小学校で」と伝えたら、その後のアナウンスで『海浜うたせ小学校に停まります』とさんざ強調されたのはナイショ…)。

個人的に注目したのは夜便の利用状況-07/02(月)の八重洲21:40発便をチョイス。出発間際にバス停に到着すると、21:35発のMDBユーカリが丘線四街道ICルート、ちばグリーンバスの虎の子?レンブラントラッピング車が停車中。月曜ながら20人近い乗りはまさに定着感を感じさせる。続いてもラッピング車、「幕張メッセへ高速バスで最速30分!」と大書された京成車で、側面LEDは「海浜ニュータウン」の文字…いちげんさんには聞きなれない響きだが、千葉市美浜区エリアのニュータウン総称で、幕張西(コロンブスシティ北側)から打瀬(幕張ベイタウン)、磯辺、真砂、高浜と、高洲エリアを除く開発地域を満遍なくカバーしていることが伺える分、路線名称もこちらのほうが良いのかなとも…ちなみに千葉海浜交通サイトでは「系統と行先表示器について」なる記述もあり、柔軟に変えられているんだなとはいえ裏を返せば判り難さを自覚している故では?
結局乗車は8人、まずまずとしておこうか。のりばには10分後のMDBちばきたライナー待ちの列が既に15人程となっていた。高速はアグレッシブな走り、時刻的には同発だが停留所の位置分で差がついていたちばフラワーバスのシーサイドライナーに浦安の先で追い着くとしばし雁行、まだ先の長い同便を見送りつつ25分強で湾岸習志野IC降り、まずコロンブスシティで1人が降車。「マクハリタマゴ」なる名称で販売され、2008年から入居開始となった全896戸の大規模マンション群だが駅までの足が微妙で、幕張本郷と海浜幕張両駅間を結ぶ京成バス路線のほか、居住者用の専用シャトルバスも運行されていて、嘗ては大新東が担当していたのが現在は平和交通が受託…そのクルマの後を追ってしばし、浜田交差点からR357をしばし進んで幕張ベイタウンにアプローチ、花見川通りで2人が降車したが、日中状況からいえばもう少し期待していたのだが。
いっぽう、検見川浜駅横をすり抜けた先の真砂コミュニティセンターでは女性1人が、ビィートラMLも停まる東京歯科大では3人が降車したが、日中は乗車がなかっただけに逆に意外な気もしたり。当方は稲毛海岸駅から2ブロックほど南となる高浜北団地で降車、残り1人を乗せてバスは走り去っていった。

MDB

なお、この後京葉線で取って返し、八重洲00:05発東京歯科大行深夜便を見ると乗車5人…ちなみにクルマは先程乗った京成車が再び充当されていた。月曜夜であることと、5分後の御成台車庫行が11人、その後の長沼原町行が4人というところからして、やはり知名度はそれなりに浸透しつつあるのかなとも。その意味では今後が楽しみである。

後述のビィートラMLがこれでもかという程に複雑な経路・停留所の配置を多数行なっている一方で、経路こそ海浜ニュータウンエリアを満遍なくカバー…と本編ではしたが、それにしては停留所が疎らかなと。特に京葉線3駅傍を通りながらもまったく寄りもしないのはJRに遠慮しているのかどうか、京葉線は強風に左右されるのもしばしば、有効な代替手段としても意義は見出だせると考えるのだが。
逆に東京側での国際展示場駅経由も微妙な。幕張メッセと東京ビッグサイトという2大展示施設を直結-とは聞こえがいいが、そのようなニーズはほぼ皆無だろうし、だったらちばきたライナーなり御成台系統なり、乗継不便なエリアとを結ぶ系統こそ入れるべきなのではと…それにしても国際展示場駅では中途半端で、個人的にはやっぱり豊洲くらいでいいのかなと思うのだが。とはいえ、地歩を築いた以上は使わない手はないだろう。

 

強かさは利用者を向いているか…幕張ベイエリア線(平和交通・あすか交通)

後発となったビィートラですが、間際で発表を訂正するなどドタバタも…その理由はなんといってもフクザツなダイヤ。本数は平日発16/行15便・休日8往復とMDBを上回ってきましたが、平日と土休日の差に加え、こちらも高速バス初参入となるあすか交通と平和交通でそれぞれ本社が起点となる上に、「通勤ライン」「ビジネスライン」と2つの経路を区分設定。ターゲットを絞ったとすれば聞こえはいいもののこれらが複合した構成となっているため、自社サイトでも経路を4色に分けて区分している状態です。

実乗はいずれも平日、6月に日中1往復と7月の朝イチと午後の東京方面行に。
開業直後、まずは未訪のあすか交通本社偵察を兼ねて。八重洲11:36発便は予想通りの貸切に。出発直後に平和交通本社10:40発便と思しきセレガと離合、窓側がかなり埋まっていた印象は平日ながらお試し乗車か? 高速に乗って隅田川を渡ったところでもう1台のセレガと離合、ちはら台10:25発便だろうか、こちらは10人に満たない乗りといったところか。MDB昼過ぎまでの行便は「ビジネスライン」だが、乗車時に終点までと告げておりショートカットするかと思いきや、きっちりとなぞってくれる。メッセから幕張新都心内をぐるりと廻り幕張ベイタウンエリアへ。ちなみに総合教育センター・市町村アカデミー方面へは経由せず、行便ではデマンド運行的な位置付けになっているのかもしれない。検見川浜から東京歯科大へと進むと先の交差点で平和交通ルートと別れ、MDBがカバーしていない高洲エリアまで突き進み、幸町団地を見据えた手前のあすか交通本社前着となった。
1時間のインターバルを経た戻り便、ちょうど「通勤ライン」の最終便だが、先程乗ったのと同じバス・同じ運転手。13:43発予定が何故か10分弱遅れての登場、歯科大で1人乗車…かと思いきや、こちらはビィートラ関係者。真砂中学校と12番街、セントラルタワーで1人ずつを加えて貸切は免れた。八重洲では12番街から乗った女性が、やはり降りた添乗関係者にのりばの確認を。銀座で降りたのは男性2人、うちセントラルタワーで乗った御老人も帰りの状況を確認していた。

7月の東京方面行便再乗は「幕張メッセ」バス停から。新設時点では発便の降車バス停しか設置できず、行便利用は300mほど手前のWBG利用を…とチラシまで作って呼びかけていたのだが、そういえばこちらも目の前を通過していた神田外語大学とともに07/02から晴れて停車化されたため-16:35発のあすか便「ビジネスライン」に乗車したがここが最後のバス停、先客は女性1人…メッセでイベントもなく、ビジネス利用には中途半端過ぎる時間帯でもあろうか。

こちらの注目はなんといっても始発便-平和交通は2001/09から本社05:30発の「早朝特急バス」を1本運行していたが、ML化に伴い時刻および経路変更されることに。従前は同社発祥エリアでもある西小中台・朝日ケ丘を廻って新検見川駅から幕張ベイタウン方面へと進む、深夜急行バスの逆コースだったのが、MLでは西小中台には寄らずにそのまま歯科大に進むカタチに…その補完として畑町ホームランドからスカイマンションに至る、「無料接続バス」を設定したのである。
というわけで07/13(金)の早朝、総武線始発で新検見川駅に降り立ち畑町ホームランドまで徒歩移動。早朝特急バスは朝日ケ丘中央と駅最寄りのターミナル前にもバス停が設定されていたが、ともに廃止の旨張紙されていたが「東京直行便」の文字そのままにポールは置きっ放し。今後の活用はあるのだろうか。
畑町ホームランドには05:00過ぎに到着。無料接続バスは早朝特急バスとは逆のバス停となるが、その位置関係を確認しているうちにリエッセが到着…発車まで10分以上あったが、蒸した朝だっただけにアイドリングストップされても到着まで入っていた冷気が有難い。ちなみにLEDは「平和交通」の文字だけとはちと面白く無い?
早朝散歩する人の目線を感じつつ05:16定刻発、次のにれの木台東で早速通勤姿の男性1人乗車があり期待感を抱いたが、結局この1人のみで終点のスカイマンション着。バスベイもないためか我々を降ろすとバスは直ぐ走り去っていった。数分の接続が平和交通本社発便が気持ち遅れての到着、城西国際大学ラッピングの新エアロエース…ではなく旧エアロバスだった。先客2人にエリスト、ミラリオ、海浜打瀬小、セントラルタワー、浜田緑地にコロンブスシティで各1人が加わって総勢9人。ほぼ2年前の乗車時には畑町ホームランドでの6人を筆頭に総勢16人が乗ったが、同バス停で20分以上の繰り上げ(05:39→05:16)となったのも影響有りや無しや?MDB 高速は順調だったものの、最終コースの東京駅目前で信号に引っかかり定刻から若干の延着、しかも降車バス停には某社高速ツアーバスが客扱い中でクラクションを鳴らしたものの動けずに二重駐車での降車となったのだった。

ちなみに、高浜車庫05:35発のMDB始発便は定刻よりも若干の早着、14人が降車。蛇足ながらコロンブスシティで05:55発と06:09発の14分差、運賃は現金でともに800円だが、PASMO/Suica利用だとML720円(他路線と同じ10%引き)ながらMDBは700円と気持ち安かったり-「早起きは…」の逆になるのは興味深い、かな?

執念の確保?と云えるかどうか、幕張メッセバス停はおそらく京成が管理しているであろうターミナルには入れず100m程の距離感がどう出るかとも。とはいえ、幕張ベイタウン内の経路やバス停配置ひとつ見てもビィートラの「強かさ」を思わずにはいられない。ただ、それは果たして利用者を向いた施策なのか…という意味では若干の違和感をも覚えるような。
実は、ML開業にあわせて経路が近い深夜急行バス四街道線について、コロンブスシティから真砂中央公園間の10停留所について運賃改訂(値下げ)が実施されていた。2500円(検見川浜駅・真砂中央公園は2700円)から2000円に、PASMO/Suica利用で20%引の1600円と利用者にとっては福音だが、40分前出発とはいえMDB深夜便が1500円(PASMO/Suicaで1400円)となっており引け目もあるのだろうか? 当方が気付いたのは直近の利用時に改めてバス停で見た際…同社Webも当該路線については修正されているが、別途リリースされた記憶はなく、幕張ベイタウンで深夜急行バスのみ使用のマリンルート入口バス停の表記も修正されてはいなかった。リリース云々は当方の見逃しかもしれないが、少なくとも停留所は車両とともに会社にとっての顔でもあり(以前、蘇我駅東口でも同様の後手感を実見)、きっちり直してもらいたいものと考えるのだが。

 

両者路線の実感をそれぞれまとめましたが、端的に示せばやはり一長一短という感じでしょうか。
幕張ベイタウンは、1997/04の路線バス運行開始に際して平和交通が「競争共同運行」により京成エリアに進出を果たし、千葉海浜交通にとっても2005/02から団地交通(現あすか交通)が稲毛海岸駅を挟むカタチで進出しており、双方にとって“因縁の地”とも云える場所。トップ画像のように、エリア内のバス停では4社の名前が絡み合っている状況も見受けられます。

ベイライン
より大きな地図で 千葉市ベイエリア高速バス路線図 を表示

であればこそ、ここは協調路線を目指せないかなと。双方の狙いは幕張ベイタウンでしょうが、起点からの経路がジグザグとなり、稲毛海岸・検見川浜エリアにとっては時間が掛かる印象が否めない感じ…そこで、京葉線を境界に上半分(幕張西・ビジネス街・真砂・高洲・幸町)はMLが、下半分(メッセ・打瀬・磯辺・高浜)はMDBが…という区分が1つあろうかと個人的には考えるのですが。各エリアへの速達化がなされるとともに行先も明確化され、ともに成長可能性を持っているかと。ただそうなるとMLが幕張ベイタウンに入れないことにもなり不公平感があるかもしれません。
方向性としては現行の羽田・成田空港連絡バスのように各駅ロータリーに入っての一般路線との結節強化-というのもあるのですが、まさに京葉線とガチンコになる上に鉄道との乗換とあまり違いが見出だせない部分となるかなと…ただし本編でも触れたように、強風等の鉄道支障時の有効な代替手段となり得るので、せめて駅傍のバス停設置は柔軟に対応してもらいたいものと…たしかにいざというときにはパンクしてしまう可能性があるので尻込みするのも理解できるのですが。

となると、少なくとも東京歯科大からの経路・バス停、そして運賃(PASMO/Suica、将来的には定期券?)の共通化はできないでしょうか。ビジネス街と神田外語大エリアは東京方面行便では時間帯別、発便ではデマンド的運行でいいのでは? この場合キモとなるのはダイヤですが、運賃プール制が厳しいようなら、一部共同運行便で見られる定期的な担当交換制などによる調整を図ってもらいたいかなと…ま、その意味では少なくともMLについては現状でも、東京歯科大発着の接続バス運行による末端区間の利便性向上にも期待したいですね。

深夜急行バスの場合、各方面1~数便ベースでの競合、しかも経路や運賃に独自性が垣間見られた点が興味深かったわけですが、いざ“海浜決戦”を目の当たりにすると、両者意地の張り合いとまでは云わずとも、そこかしこに「勿体無い」が見受けられるような気がしてなりません。首都圏における近距離高速バスの可能性はまだまだとも考えており、幕張エリアは双方向需要もあるからこそ持続可能性が見込めるわけで、「競い合い」とすれば聞こえはいいものの、幕張メッセバス停1つとっても然りですが、不毛な横槍やいたづらな消耗戦は避けてもらいたいもの。当面はMDB側の増発がどうなるかが焦点となりそうですが、都心側発着点の多様化(…端的に云えば新宿ですが)や利用者に対するサービス面で高め合う存在であって欲しいと思います。

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地元民には?が残る

投稿者---tenmaru.氏 (2012/07/19(Thu) 18:20)
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どうもビートラは需要と供給のバランスを無視して強気に本数出しすぎだと思うのです。本数の多さは使いやすさにつながりますが、後発な分先発のMTDを少しは意識した本数に押さえるべきだと。一般路線の10円値上げや減便など、地元民には?が残るんですよね。高速に力を注ぎすぎてそっちに経営資源が持っていかれては、独立系地元事業者としては本末転倒では?京成系とは会社の規模が違うわけですから、無理して競り合ってそれが経営を圧迫させてはいけませんよね。その点MTDは質と量の釣り合いがとれているのかな、と。
競争共同運行は難しくとも、どこかしらの着地点が早く見つかるといいですね。

Re: 地元民には?が残る

投稿者---551planning (2012/07/19(Thu) 21:09)

コメント有難うございます。仰る通り身の丈という部分ではちと背伸び感もあるかなと。ただ、ビィートラの焦りというか地域路線だけではという行き詰まり感からの反動的な結果とは思うんですが、MDBも石橋感というかお試し感が強かったのも否めないような。やっぱり個人的にはある程度の棲み分け、共存を期待しますね。潜在需要は相当あると思いますし…。

ガーラミオ高速バス、現る。

投稿者---551planning (2012/08/11(Sat) 20:32)

またもやビィートラのお話。
“NARITA大戦”に気を取られていたところ、目撃情報を伺い数寄屋橋て待機していると…16:40発あすか交通本社行便がコレ!

あすか交通

ぱっと見日野メルファですが、OEMのいすゞガーラミオだそうで(前面窓下に黒縁、バンパーグリルがグレー)。9列36人席で、しっかり運賃箱も載ってました。
ちなみに平和交通で以前LEDつきのメルファを送迎用で持っていたことがあるようですが、こちらは最近の導入の様子。あとやはり平和でビィートラカラーのリエッセを持っており、こちらは大網線接続バスで使用されているはずですが(実車は1度見たことがあったかな?)。

Wikipediaによれば、メルファ/ガーラミオの高速バス就役は中鉄バスの岡山~勝山・蒜山高原線に充当されていたことがある由、個人的にははくろタクシーが特急深夜バスはくろEXPで導入しているのを目撃していますが、やはり送迎車の印象が強いところ、近距離とはいえどうなんでしょうかね。
機会があればとは思いますが、改めて現実を見たような気もしますし、対処が速いなぁという感じも…。

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“小幅改造”裏読み

投稿者---551planning (2012/09/29(Sat) 09:29)

つい先日、今季最終観戦に向かったQVCマリンフィールドへの京成バス車中にて見掛けたMDB千葉市ベイエリア線の広告には「予告!夏期増便計画中!」の文字が入ったままとなっていましたが、夏が過ぎて発表されたのは“小幅改造”でした。

千葉海浜サイトの「より一層のお客様の利便向上のため」という文言から現実を垣間見るような気がするのは詮索し過ぎかもしれませんが、今回のポイントは大きく2点、停留所追加と深夜便の出発時刻15分繰り下げ(00:05発→00:20発)です。
なお、数日前に発表されたMDB全線におけるオフピーク割引・バス特付与終了と新IC割引運賃実施も改めてアナウンスされていますが、実はコレがいちばん大きいでしょうか。

新設停留所は稲毛高校・東京歯科大東門・美浜区役所入口の3か所。東京歯科大東門の付近は住宅街と若干離れていたような?美浜区役所入口はビィートラML幕張ベイエリア線と同一でしょうかね。
また東京発の平日全便が幕張メッセ経由となります。これは通過便も同一経路だったのでまあ当然かと。

割引施策の変更ですが、もともと100円引だったのIC割引が150円引となり全線650円に。MLが10%引で720円なのでじわりと差を広げましたね…バス特? いまいちメリットが見え難い分、現実的判断としては有効かと。ただこの施策的には他路線含め回数券・定期券発売には至らなさそうな感じでしょうか。

個人的には深夜便15分繰り下げが気になりますが、まあ京葉線最終が00:33発なので00:05の設定が早過ぎたということなのかと。ちなみに幕張ベイタウン・検見川浜を経由するML四街道線が八重洲00:45発、真砂中央公園まで2000円(IC利用20%引1600円)のところ、新IC割引で1350円ですからこの辺りを含め戦略的に映ります。
他方、乗り場は別になるとはいえ同時刻発車となる深夜急行バス新浦安西船橋桐畑の行徳・西船橋まで1500円、行田団地・桐畑まで2000円でIC割引なし-等との運賃バランスも気になってはくるのですが。

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マイタウンライナーベイエリア線、初のダイヤ改正は“利用平準化”?

投稿者---551planning (2013/07/12(Fri) 23:06)

いちはやく07/19付THEアクセス成田増便改正が公開されていたところ、今日になって同日のマイタウンライナー改正も発表されました。サイトで触れられていますが、07/10時点で一旦アップされたもののそこから再調整?されたようで。ちはらおゆみ線については東京行午後2便が東京八重洲止に。そして昨年06/04開業のベイエリア線では初のダイヤ改正となります。

ベイエリア線は平和交通とあすか交通が担当、それぞれの本社を起終点とするため末端経路が異なっていたほか、「通勤ライナー」「ビジネスライナー」と中間経路も一部異なるなど大きく4パターンが設定され、合計で平日発16/行15、土休日8往復が運行されていたところ、総数では平日が発12/行13と減便、休日は発8/行13と増便に。主にビジネスライナーが削られたほか、東京発の夜4便が末端経路の分界点であった歯科大正門止と短縮化。その一方で、従前平日と土休日の設定が大きく変わっていたのが、発便は完全統合され行便も早朝以外は同一化されています。
京成&千葉海浜交通マイタウン・ダイレクトパス千葉市ベイエリア線とも比較してみると、それの空白域を中心に埋めてきたというか、それを含めた“利用平準化”を図っているのかなという気も。従前が発/行ともに比較的毎時1本見当で構成されていたのを、需要時間帯にシフトしつつ、極力出発時間を全日レベルで合わせる努力が垣間見られます。こと東京発については最終が平日22:16・休日は20:16発だったのを23:46発にぐっと繰り下げるなど、夜型へのシフトが目を惹きますね。

THEアクセス成田とのダイヤと突き合わせて運用を確認してみたいですが、効率的な広範運用がむしろ仇とならないように願いつつ、やはり土休日の数寄屋橋で複数台が時間調整を兼ねた路上駐車状態にあるのも好ましい訳ではないので…しばし様子見でしょうか。

まさかのMDB千葉市ベイエリア線縮小

投稿者---551planning (2013/07/12(Fri) 23:06)

時期といい内容といい驚きました。

平日8往復+深夜1、土休日6往復だったのが平日東京行4/発6+深夜1で、なんと土休日運休に…MDB別系統がメッセ経由化を強化、MLも土休日増便改正をしてきたばかりなだけに、つい優勝劣敗なんてコトバも浮かんでしまいますが。

せめてもの“抵抗”といえるのが、平日深夜便を八重洲00:20発から01:15発にぐんと繰り下げ、平和交通深夜急行四街道線(八重洲00:45発)より30分遅くて運賃が安い(平和IC20%割引1600円、京成IC割引1350円)、同じく京成の深夜急行千葉線が新浦安行徳経由なので補完関係にもなりましょうか…それにしてもより複雑になるのもまた事実。ちょいと整理して改めて分析してみたいと思います。

Re: まさかのMDB千葉市ベイエリア線縮小

投稿者---ゴッピー氏 (2013/08/08(Thu) 23:11)

こんばんは ビートラちはらおゆみ野線の午後2便の東京駅八重洲止まりは妥当だと思います。いままで何度か最終便に乗車しましたが、銀座数寄屋橋まで乗り通し客はほとんどいませんでした。
ご存知でしょうが、土休日は千葉東金道路の千葉東JCT渋滞で1時間程度の遅れはザラですから・・・

KSの千葉市ベイエリア線の土休日運休はびっくりしましたね。
海浜交通も初の高速でしたが、やはり路線的に厳しいとは思っていました。土日の余剰車を京成の羽田~千葉、成田~千葉などに振り返りかえるか見ものですね。
京成は路線や高速車に幕張メッセに行くなら高速バス!のラッピングして力いれてますけど、なかなか厳しいのですね。

MDBの土曜、休日の活性化策

投稿者---スカイアクセスライナー氏 (2013/08/09(Fri) 01:30)

MDBの千葉市ベイエリア線土曜休日全便運休ですか…。平和交通も平行して走っているので、供給過剰になってしまった感も否めないですね。乗車経験ありますが、MDBの中ではかなり厳しい印象は確かにあります。

MDBユーカリが丘線は土曜、休日の活性化策でTDR系統を新設しましたが、ベイエリア線は並行して京葉線があるのでTDRやったところで活性化は難しいと思いますし。中々いい案もなかったのかな?

京成側は他にももしかしたら?

投稿者---bluewing氏 (2013/08/09(Fri) 08:55)

関連あるか解りませんが、予約サイトの発車オーライネットによると9/1以降の東京シャトルのダイヤと一部便の担当会社が変更になっています。
このサイトは便数表示があるんですが、東京発7時以降の便数が4ごとになっていますから30分おきへのダイヤ変更の可能性があり、回送→営業の運用増に備えての可能性もあります。

9月末には船橋谷津IC開設も控えてますし。。

シートベルト

投稿者---トクメイ氏 (2014/01/11(Sat) 21:28)

海浜バスの運転手の着装率が悪い。割合は乗車回数的には半々ぐらいです。している人は接客態度はよく高速に入る前に必ずシートベルト着用を促す内容を含む肉声をしますが、しない人はしません。変わったところでは、高速に入る前のバス停でシートベルトをバックルに差し込んでした振りをする人や、警察官のバイクとすれ違ってたり事故処理をしている警察官の前を通っても堂々としている人もいます。バスの運転手は取締りを受けない特権でもあるのかそれとも警察官の職務怠慢でしょうか。


最新情報は【検証:】Wiki-京成グループvs.平和交通 深夜急行バス変遷記にて
ご意見は【検証:】常設板までお気軽に!

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