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アクアラインシリーズ

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袖ケ浦BTで対峙する新路線便

11年目のアクアラインバス新展開-品川長浦線&新宿木更津線

アクアラインバスのエポックメイキングとなるでしょうか。2008/09/01に新規2路線が開業、うち1路線は新宿発着、小田急シティバス参入という新展開です。
これでアクアラインを渡る高速バス路線は18ルートに到達しています。

  • 新宿系統 :1 (木更津)
  • 東京系統 :5 (木更津・君津 君津・青堀 館山・白浜 御宿・安房小湊 安房鴨川)
  • 品川系統 :2 (木更津 長浦)
  • 羽田系統 :5 (木更津 君津 五井・東金 蘇我 大網 +館山 茂原)
  • 川崎系統 :1 (木更津)
  • 横浜系統 :4 (木更津 館山 五井 茂原)
  • (以上2008/09/01現在、551planning調べ)

早速今回開業の2路線の試乗レポをば…。

品川長浦線:長浦駅北口→品川駅東口 09/01(月)

袖ケ浦市が要望してきた市内発着路線が実現。JR長浦駅北口を起点にJR袖ケ浦駅を経由して、袖ケ浦BTから品川駅東口に至る路線が開業と相成りました。小湊・日東・京急により平日7.5往復/休日7往復が運行されます。
実質的には急成長を遂げている木更津・袖ケ浦BT~品川駅東口線の発展的増便対応といったところですが、駅接着による効果が注目されます…実は川崎線で一時期袖ケ浦駅発着を行ったものの、あえなく廃止の憂き目ともなっていまして。

早朝の電車を乗り継いで長浦駅に到着したのは始発便の出発10分前。乗り場は団地方面への小湊バスが発着する南口ではなく、工業地帯側の北口。跨線橋を降りると、三菱新エアロエースの京急車の周りにスーツ姿の関係者多数が取り囲んでいました。品川長浦線
「祝 長浦・品川線開通」という装飾がなされた縦看板も置かれており、何らかの出発式的なものが行われた模様。運行3社のほか、袖ケ浦市関係者も多い様子でしたね。あと、遠巻きに熱心に撮影している方が…を、交通ジャーナリストのSさんですね。
京急のそこそこお偉いさんと思しき方から名刺サイズ時刻表を受け取り乗車。車内には関係者らしき人を含め既に数人が乗車、最終的には9人で出発。関係者の拍手に送られるのは気恥ずかしくもあり清々しくもあり…。

バスはR16を進み、内房線を乗り越えた後一旦旧道に入って袖ケ浦駅へ。丁度E217系が蘇我方面へと走り去っていきましたが、これは総武線直通快速で、東京07:53着、品川08:04着。逆に品川07:40頃到着で考えると、袖ケ浦駅ベースでは06:17発の総武線直通快速(東京07:28着)か06:28発の京葉線直通快速(東京07:30着)となりましょうか。さて袖ケ浦駅では4人が乗車、キャリーケースを持った人も。新幹線連絡でしょうか。
袖ケ浦駅からは真っ直ぐ伸びる坂を上ってR16へ。かなりの車列となる反対車線、長浦発2便となると思しき小湊車と離合しつつ坂を下ると袖ケ浦BTへ。北側からのアプローチは無論初めてで新鮮です。

袖ケ浦BTは3年がかりで進められている改修工事が進展していました。木更津方面からはBT内に直接入れるようになっていましたが、長浦方面からは従来の交差点経由から、BTの外周をぐるっと廻ってのりばへ。丁度新宿駅西口行初便の小湊車が乗車扱中、窓側席がほぼ埋まるなかなかの乗りとなっていました。こちらも11人が乗車。川崎線乗場では長い行列が出来ていました。ここからは通り慣れた道、袖ケ浦ICからアクア連絡道を通りアクアラインへ。橋上では小田急シティバスの木更津行1便と離合、あちらも新エアロエースですか。10人足らずの乗客を確認しましたが試乗組でしょうか。

品川長浦線品川長浦線品川長浦線

湾岸線も流れており07:18に大井南ランプを下ります。大井競馬場を横目に海岸通りへと進み、信号待ちで先を行く木更津からの品川駅行き日東便に追いつき、07:35には品川駅東口着。これなら通勤にも十分使えましょう。専用バス停の庇には既に「長浦駅北口」の記載が追加されていました。

新宿木更津線:袖ケ浦BT→新宿駅西口 09/04(木)

個人的には随分前から実現可能性を唱えてきた新宿線がついに現実のものに。2000年段階では京成バスのパイプで新宿駅新南口の活用は…?なんて思っていましたが、まさかの小湊&小田急シティバスによるものでした。確かに新南口も京王BTもいっぱいなのでしょうが、ハルク前は意外でした。

木更津からの試乗も考えたものの、改修工事進展の袖ケ浦BTが気になり、そちらからの試乗としました。ちなみに木更津駅も品川線等の東口ではなく西口発着に。こちらもキャパの問題ゆえでしょうか。
袖ケ浦BTへは羽田からの始発便を利用。やってきたのはまたもや新エアロエースの小湊車…うーん、このカラーリングでは微妙かな? 袖ケ浦BT取材で以前にも利用したことがありますが、今回は学生2人が乗車したのが意外。もしかして通学?ちなみに袖ケ浦BTで降りたのは乗車4人中当方だけでした。

新宿木更津線新宿木更津線新宿木更津線

さて、袖ケ浦BTはのりばが各路線5つに増強されたほか、降車専用も2つ、加えて降車場所の向かいにタクシー用のロータリーが整備。自転車駐輪場も庇つきとなっています。待合所はそのままで、余計に古さが目立つような…というか10年良く持ったというような簡素さというのが正確でしょうか。
しばし乗降風景を眺めましたが、川崎線は補助席まで使われての乗り。品川行きにも行列が出来ていました。さて新宿線はというと、庇のない外れに追加されています。出発が近づくにつれ列ができ、結局7人が乗車となりました。やってきたのは小湊車、車内はちとくたびれ感が出ています。木更津からは4人の乗車ですか。あ、トイレついていないんですね…。

スムーズに連絡道からアクア入り。長浦線の“実績”から、離合するであろう小田急車を待ち構えパチリ。さすがに空気輸送の様子…。
新宿木更津線 湾岸線は順調、大井料金所から連絡線を通り羽田線へ。さすがに浜崎橋手前で渋滞に引っかかりましたが、さほどストレスなく都心環状外回りに進みます。その後は混雑も流れて4号線へ。新宿ランプを駆け下りれば、多種多様のツアーバスに取り囲まれつつ西口ハルク前に到着しました。
浜崎橋の渋滞は織り込み済みながら、体感的にはかなり速いですね。新宿線の成果、注目されます。

なお、翌日の昼下がりに再びハルク前を通り掛ると、小湊車が丁度発車するところ。金曜ですが時間的に中途半端な気もしなくはなかったものの、壮年層を中心に10人以上の乗り。ためしに新宿にでも…という感じなのかもしれませんが、やはり潜在需要の強さを実感させられたのでした。


長浦線については派生形と考えられるところ、安定した乗りとなるかが注目ですが、東京系統で似たような展開となるかはどうでしょうか。横浜線あたりへの横展開があるかどうか。
新宿線は新たなニーズを掴めば、大化けする可能性もと個人的には思っています。むしろこちらのほうが君津、五井等の展開が考えられそうな気がしますが、さて。ひょっとして小田急バスの決断が大きな実をもたらすことになることを祈念しつつ、今度はハルク前の逼迫すら…とも?

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アクアライン高速バス新宿~木更津線

投稿者---こみゅー氏(2008/09/19 05:29:53)
http://dreamexpress.sakura.ne.jp/

ここでは幾度となくアクアライン高速バスを取り上げていますが、今月1日になって意外な路線が誕生しました。

というのは、小湊鐵道が新宿~木更津線を開設しており、東京側の共同運行会社として小田急シティバスが加わったためです。
小田急グループでは小田急バスが新百合ヶ丘と吉祥寺からの成田空港リムジンが千葉県に乗り入れていますが、アクアライン経由で房総半島をターゲットとした路線はこれが初めてと思われます。

これまで東京都内からのアクアライン高速バスといえば発着地が東京駅八重洲口・浜松町バスターミナル・品川駅・羽田空港と概ね山手線の東側・東海道線の海側でしたが、今回の新宿~木更津線では初めて山手線の西側からの路線が誕生したことになります。

今回は新宿16:20発の木更津行きで試してみました。

新宿木更津線
 新宿ハルク前の混雑(12:40発の小湊便の状況)

新宿では小田急ハルクの35番乗り場:小田急箱根高速バスの乗り場から出発しますが、頭の痛いことに小田急バス宿44系統(武蔵境までの長距離路線にもかかわらずエルガミオ7mでやってくるあの路線)やハイアットリージェンシー東京への送迎バスも出ているため、4系統のバスが35番ポールを共有する事態に陥りました。
先発便の12:40発から4時間近く過ぎているとはいえ、平日の夕方にもかかわらず20人近くが待っていたので、上々の滑り出しといってよいでしょう。
やってきた車は小田急シティバスの三菱ふそうエアロエース。今回の新宿~木更津線向けに導入された新車で、小田急バスの貸切車と同じカラーリングを採用しており、小さくAquaLinerのロゴが加わっています。
フロントに座席定員「49人+(補助席)10人」の表示があり、アクアライン高速バスでは定番である12列配置を採用していますが、トイレは装備されていません。

ハルクを出発してロータリーを3/4周、都庁の下を抜けて新宿ランプから首都高新宿線に乗って都心環状線を目指します。
三宅坂で都心環状線の内回り、浜崎橋から羽田線~台場線でレインボーブリッジを渡り、有明から湾岸線を浮島まで走ります。
外苑~三宅坂~浜崎橋はいつものように混んでいましたが、湾岸線以降は順調に流れていました。

小田急バスでは新百合ヶ丘からの空港リムジンが第三京浜~首都高狩場線~湾岸線を経由しており、成田空港リムジンでは迂回路としてまれにアクアライン~館山自動車道を通りますが、海ほたるで海底トンネルを抜けて海上部を通過しているときは「これが小田急(シティ)バスの路線!?」と思うほど新鮮な印象でした。

袖ヶ浦バスターミナルでは今回の新宿~木更津線開設に伴い、北側の駐車場の更に外側に車線を設けて新たに5番乗り場が増設されていました。
所定では袖ヶ浦BTでの降車は1~4番乗り場に着けるようですが、ここで運転士がバス専用の入口に気づかずバスターミナルを通り過ぎてしまい、慌てて脇道で折り返す”異常事態”が発生しました。
開業間もないことによる運転士の不慣れとはいえ、運転士を責める乗客はいなかったのが幸いでしたが・・・袖ヶ浦BTでは7人が降りました。(袖ヶ浦BT17:32着/所定17:30)

4年前の春にアクアライン高速バス撤退間近の川崎市バスを追って木更津へ行ったことがありますが、袖ヶ浦BT経由の路線が木更津駅東口発着だったのに対し、今回の新宿~木更津線は西口からの発着となっているため、どのような経路で入るかが気になっていました。
袖ヶ浦BT~国道16号線の木更津市長須賀までは川崎~木更津線と同じでしたが、久留里線の手前で右折して県道270号木更津袖ヶ浦線、続いて県道90号木更津富津線に移り、しばし木更津港を右に見て黄昏の木更津駅西口には17:53に到着。
想定外の事態が起こりながらも所定(17:45)より10分以内の遅れで済んだのは幸いでした。

 

***
房総半島から新宿への直通列車は臨時列車で「新宿さざなみ」がありますが、定期列車では少なくとも錦糸町(総武快速線~総武線各駅停車、新宿さざなみはこのルート)または東京(京葉線~中央線)での乗り換えが必要でした。
今回の新宿~木更津線では所要1時間25分、運賃1500円ですが、JRでは所要1時間35分、運賃1450円とほぼ互角なので、首都高の渋滞を考えなければ十分競争力はあり、平日の夕方にもかかわらずこの乗車率は納得できます。
惜しむらくは平日の新宿発12:40の次が16:20と4時間近くも空いていることで、14時台に1本追加できればある程度は使いやすくなるものと思われます。
将来首都高中央環状線の大井~西新宿間が開通すれば、JRに対して所要時間で大きなアドバンテージが得られる可能性を秘めており、潮干狩りや海水浴シーズンには重宝するかもしれません。

Re:アクアライン高速バス新宿~木更津線

投稿者---551planning(2008/09/21 13:49:23)

後出しジャンケンで恐縮ですが、開業初便で長浦線を、平日朝に新宿線を試乗しています。上記にレポートをまとめましたので御笑覧の程…。

新宿線ですが、個人的には京成バスを軸に新南口で…なんてしてきていたのですが、あちらも京王BTも飽和状態、これは新南口ターミナル完成まで持ち越しかな?なんて思っていたので、小田急ハルク乗り場は小田急シティバス参入含め盲点でしたね。
当方は小湊便試乗でしたが、やはりトイレは欲しいもの…ま、原油高で首都高がある程度「読める」ようになってきているようですが、やはりあるに越したことはないでしょう。

あとハルク前の混雑、さてどうなりますか…金曜日12時台の状況を見る機会がありましたが、箱根行きバス発車、箱根からのDD車到着、ハイアット連絡バスの発着、路線バスの発着、そして木更津行小湊車の出発が20分内に立て続けの状況、何とかこなせてはいたものの、発着スペースが2つの中ではさすがに苦しいというような気もしましたね。

アクアラインバス新宿線、その後-

投稿者---551planning (2011/03/03(Thu) 12:21)

厳密にはアクアラインバスではないのでしょうが、類似グループとして考えられる新宿五井線にようやく乗ってきました。袖ケ浦BTの現状を見るべく木更津系統にも乗車しましたので合わせ技1本にてリポートまでに。


最新情報は【検証:】Wiki-南房総地域都市間・空港連絡バス展開状況にて
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