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(過去ログNo.)
ザ シギラリフト MiniRepo

日本最南西端の“特殊索道”「ザ シギラリフト オーシャンスカイ」

投稿者---551planning(2016/04/29(Fri) 14:15)

2015/01の伊良部大橋架橋で注目を集める宮古島に、ANAが本気を出してきました。2016/03/27から羽田直行便を新規就航、季節運航だった関西線も通年化したのです。未訪だった当方もコレを逃す手はないと01/27の販売開始日に早々確保。こちらも未訪な石垣島と絡め、帰路はB787国内最長路線で…として、04/26~/28の2泊3日な旅程に。旅割75で宮古10,000円、石垣11,000円の最安値で無事ゲットしたのでした。
早速仲間内からあちらこちらと見処紹介を受けたところ、ココを逃すな!とされたのが、日本最南西端の“特殊索道”でした。

小高い丘の上から海に向かってのびる全長283メートルの「ザ シギラ オーシャンスカイ」から見晴らすのは、開放的な南国リゾートの絶景パノラマ。幾重にも織りなす宮古ブルーの海を、美しい自然に囲まれたシギラリゾートの色鮮やかな風景を、空中から遮るものなく見渡すことができます。
この「ザ シギラ オーシャンリフト」は、沖縄でシギラリゾートだけ。海辺のリゾートパノラマを望む国内でも類をみないペアリフトです。

ザ シギラリフト オーシャンスカイの乗り場は、県道235号線沿いと、シギラビーチハウスの2箇所。
県道235号線沿いの乗り場は、シギラベイサイドスイート アラマンダの少し東側です。ここは、インギャーマリンガーデンや東平安名崎へ観光へ行く途中にも、立ち寄りやすい場所。空から海へ、宮古島の海を見渡すリフトルートです。

海側の乗り場は、シギラビーチハウスのすぐ近く。心地よい風を感じながら、まるで空の中へ向かってゆくような空中散歩をお楽しみください。

ザ シギラリフト
ザ シギラリフト

1986年以降、島の南中央部の約100万坪でリゾート事業を展開するユニマットグループのユニマットプレシャス(元南西楽園リゾート)が整備したもので、当初は2014/12にも開業とされていたものの、工事遅延の影響か構造物の完成は2015年前半に、稼働までは更に時間を要し、結局丸1年遅れの2015/12にプレオープン。運賃無料ながら週末のみの運行と限られていたところ、2016/04/01からいよいよグランドオープン。プレオープン時に往復500円予定とされていたのが、しれっと?片道500円往復800円となった一方で運行日については明示なく…こりゃ百聞は一見に如かずと。


ほぼ満席なANA87便は出発遅れを引きずったまま10分遅れにて宮古空港着、雨との天気予報は外れたがギラリとした陽射しとまでは行かない曇天模様も、内地ではまだ季節外れな湿気に包まれ南国ムードに。レンタカーをピックアップして、ナビに頼らず南へと走らせれば、長閑な景色が広がった。15分ほどして浜辺が見えてr235を少し西進すれば、いかにもなアーチが主張するリフトの“丘上駅”に到着(あ、正式な名称はスタッフに確認しそびれた故当方の仮称にて御了承の程)。動いていることを確認し、約30台ほどなスペースに数台が止まっていた向かいの駐車場へ。ザ シギラリフトちょうどリフトに乗ろうとする人もちらほらと。
その頃には空模様も見事に回復!なるほど眼前にはリゾートな風景が広がったのだった。駅舎…というよりやはりチケット売場が適切だろうか、赤いポロシャツを着た男性スタッフに声掛け、ANA就航記念で機内や空港到着ロビーで無料配布中のガイドブック提示で往復100円引に。そしてスキー場のリフト同様、動いてくる搬器に腰を下ろし安全バーを下げていざ空中散歩へ! 全長283m、高低差は約20mといったところでいきなり一気に15m程下る感じ。目線の上には青い空と海、下には緑が広がる。リフトはシギラベイCCの只中を通り、7ホールのティーグラウンドを左に見れば暫しレベルに進む。園内道路を跨ぐと再び緩やかに下って“浜辺駅”へ到着。スタッフの介助で一旦降りることとなる。片道は約6分半、時速2.5km程と歩くよりゆったりといったところだが、天候回復でかなりの暑さに…。

浜辺駅から1分も歩けば色々なアクティビティが楽しめるシギラビーチ、白砂が眩しい。ビーチハウスでは軽食やドリンクなどもあり一息入れようかなとも思ったがようだが…当方には場違いかなと退散。ちょうどやってきた真っ青なマイクロバスは3つのホテルとの送迎バスで、こちらからの利用は予約制(デマンド運行)となっている。ホテルとの移動には有料のホテルカートも利用可能でちょうどシニアグループが現れたのだったが、ゴルフ場のそれと違い普通自動車免許が必要な由。
改めて見るとこちらの“駅舎”はより小ぶりな浜辺駅からの戻り時、ここで往復券回収とのことで急ぎ券面を撮っておいたが裏面まで頭が廻らず…こんどは青空を見上げるルートだが、やはり海が見えるほうが良いかな-というか、ビーチにこそ人がいたものの、ゴルフ場もプレーする人はなく、リフトもごくわずか、しんと静まり返る中を静々と進むのもなんだか…あまり音を流すのも宜しからざるのかもしれないが、何かしらの案内放送があっても、なんて思ったり。ラストにぐんと引き上げられて丘上駅に到着したのだった。

ザ シギラリフト

スタッフに確認したところ、グランドオープンにて全日運行となったそうだが、一方で10~13時、15~17時の運行時間帯は変わらず。強風時は風速15m/sが6秒以上続くと運休になる由、掲出の注意事項には「強風・豪雨・台風等の天候不順の場合、営業を中止させて頂きます」とあり、小雨なら運行されるのかな?
ちなみに乗車中にバシャバシャ撮ってしまったが、「乗車中は振り向かずしっかり前を向いて座るようにお願い致します」「乗車中の携帯電話及びカメラによる自撮りは安全確保のため禁止しおります」(原文ママ)とも…自撮りはしてないので念の為。蛇足ながら注意事項が日本語表記のみだったのは若干気になったり。

最後に…にしてもお高い!単独乗車は小学生からだが、乳幼児は抱っこ紐ありで18歳以上の付き添いでの2人乗車が可能も、3歳以上で料金発生、小児料金は設定なし。ルート沿いに歩道はない(園内道路はかなり迂回)ので、宿泊客以外のいちげんさんならほぼ往復乗車前提となりそうだが、それでも当初予定?だった500円が良いところかなと。それでなくてもリフトだけでの収支は見合わなさそう、海辺ということで設備もどれくらい保つか…御興味ある方、利用はお早めに?


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