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(過去ログ-料金制度・ETC論-No.)

ETC割引の拡充

投稿者---エル・アルコン氏(2002/12/20 11:30:47)
http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

ETC割引の拡充が進んでいるようです。

●首都高特定区間の拡充

首都高公団のHPによると、1号上野線の入谷→本町、4号新宿線の高井戸→永福、湾岸線の並木・幸浦→杉田につき、普通車300円、大型車600円の特定区間割引を2003年春を目処に実施するそうです。
逆方向は既に全車両を対象に実施されていますが、料金収受の位置関係で片道のみだった区間につき、出口ETCを活用して実施するものです。

●遠距離・夜間割引の新設

12月19日付けの神戸新聞1面に、国土交通省が来年度から実施の高速・有料道路割引の内容という記事が出ていました。
内容は、高速道路の遠距離割引と、首都高、阪神高速の夜間割引。夜間割引は回数券の割引率を上回る3割程度ということで、2003年度は社会実験として試行し、2004年度以降の本格導入を目指すそうです。

ETC対象の短区間割引は評価できる

投稿者---Tom氏(2002/12/20 22:29:48)

Tomです。こんばんは。

首都高におけるETC割引の拡充、これこそ本来首都高が狙っていた区間制料金導入の一部前倒しという感があります。
また、1号線の入谷→本町は首都高もすいていますが下道もそれほど混雑する区間ではないので効果は?ですが、高井戸→永福の低料金化は慢性化している中央道高井戸出口からの転移を促すものと思います。

これらの区間だけではなく、他の路線でも集約料金所から1区間目の出口については割引を考えたほうがいいと思います。
それらは末端区間での交通の首都高への転移と下道の渋滞緩和、おまけに割引狙いのETC利用者を増やすものと考えられます。短距離利用者が増加すれば集約料金所に負荷がかかりますが、ETC利用ならば処理速度が速いため、さほど過大な負荷にはならないものと思われます。
また、ETCに限定することで余計な回数券の種類を増やすことも避けられます。

5号線の板橋本町対戸田南や川口線の新郷対新井宿、三郷線の三郷対加平なんていうのも考えてもいいのでは?

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本四公団のETC割引報道の「罠」

投稿者---エル・アルコン氏(2003/01/15 10:23:18)
http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

14日付の産経(web)によると、国交省は本四道路の通行料をETC利用の場合、前払割引併用で最大45%割引にすることを決めた模様です。
実施時期は、割引よりもこれが肝心なんですが各料金所のETC機器導入を整備次第ということで、2003年度の出来るだけ早い時期としています。

これだけ見るとごつい割引のようでもありますが、記事にはだいぶトリックが潜んでいます。
まあ、これは自治体出資の10年間延長依頼の対案でして、もともと現行料金(基本料金の20%引き)の継続とETC利用における36%割引を、前払割引ベースに引き直しただけという話です。
記事中では神戸西-鳴門が4172円(基本7600円)、早島-坂出が3172円(基本5700円)とありますが、前払割引前の額面が前者で4840円、後者が3680円になります。
現行料金が前者6050円、後者が4600円なんで、現行比表面ベースは20%引きと、まあ見出しの45%から比べますと真水はだいぶ減りますね...
まあ、やらぬよりはマシですが。

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高額ハイカ廃止狂奏曲

投稿者---エル・アルコン氏(2003/03/04 13:31:35)
http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

ETC誘導ではないか、ETC普及へのコストに比べたら偽造被害は小さいのに無駄、と言うような意見が罷り通っていますが、ハイカ問題の「被害」は表面上の金額でははかれません。
すなわち、市場に流通している現金等価物の「信用」問題であり、それを考えると例え偽造被害が数百万円であっても根絶すべきものなのです。

例えば「全国共通百貨店商品券」の場合、全国で使用可能といいながら、発行体の倒産リスク(発行体が倒産したら紙くずになる)がありますので、金券屋での価格、つまり市場の実態価格も発行体によって微妙に差があります。しかし、ハイカのような公共性の高い料金のカードでそういう「信用」による価格差があったり、偽造品を掴まされると言うことは本来一件でもあってはならないことであり、取締りや捜査が手ぬるいと言うことは否めません。

***
さて、2003年2月末日をもって高額ハイカの販売が終了し、1年間の猶予期間を経て使用も出来なくなるため、割引率の高い5万円券の購入が急増したという記事がそこかしこのマスメディアで見られました。

マスメディアは「実質値上げ」への批判といった「街の声」を拾ってましたが、実際はどうでしょう。そもそも5万円という大金を前払いしている層がそんなに多かったのか。極論を言えば、ごく一部のヘビーユーザー(超ヘビーユーザーは別納のほうが安いから、中途半端なヘビーユーザーに限られる)と、それこそ偽造で稼いでいたり、金券屋に流して鞘を抜いていたというような、決して「利用者の代表」とは言えない層の御用達だったのではないでしょうか。

事実、販売終了の報に、5万円券をまとめ買いというこれも「庶民」から見たら不可解な行動がクローズアップされており、事実マスメディアの報道でも、販売終了以降、金券屋での実勢価格が50,000円を超えること(55,238円以下であれば存続する1万円券より割引率が高い)を見越しての投機筋が多く参入していることをうかがわせています。そうした勢力なのか、5万円券を1000枚購入した人の話もあり、1年間の猶予期間ならまだしも、額面での交換というフォローは利用者へのフォローというより、なんとかに追い銭、そのものではないかという気がします。

ちなみに「偽造対策」ですから販売終了は早期かつ徹底させないと意味がないはずですが、一部の販売店(大手コンビニ)では3月に入っても販売を継続しています。発行体からの販売は終了しても販売店までは拘束しないという言い訳かもしれませんが、趣旨から言うと明らかにおかしいばかりか不正規ルートの介在さえ疑わせる事態です。発行体としてもこのような事態には厳しく目を光らせるべきです。

バイクのETC対応などなど

投稿者---Tom氏(2003/03/07 21:46:25)

Tom@ライダーでもある です。

実は高額ハイカ廃止というのはライダーにとって最も打撃だと思います。
というのは、現在のところETCをバイクに装備することが出来ないからです。
単に技術的なことでは十分可能なはずですが、何故やらないのか不思議なところではあります。
勿論、車型によっては難しいものもあります。オフロードバイクは軽量化を優先しているためも一部のダートツーリング用車種を除いてはハンドル直付けとならざるを得ず、防犯面(ETC機器の盗難)で心配が残ります。ロードスポーツでもネイキッドもそれに近いですね(ただ、ネイキッドの場合ハンドルポスト一体型のものを開発できれば何とかなりそうな気もします)。

一方最近流行の中大型スクーターやツアラータイプであれば、カウリングにビルトインすることで十分装着可能ですし、防雨面でもフラップなどを設けることにより十分可能です。何もバイクについて全車一斉に適用開始する必要はなく、対応出来るモデルから装着させれば良いのにバイクメーカー/用品メーカーは何をやっているのか不思議なところです。

ハイカの問題は割引率の低いものを残した為、ETC誘導だとの声を誘発したのではないでしょうか?
実は残る1万円のハイカだって、廃止された高額オレンジカードの価格帯に相当します。テレカに至ってはもっと安い価格帯のものも廃止されている。 防犯が目的であるならば、ハイカについては全面廃止というのが取るべき選択肢であったのではないでしょうか? その代わりとして、ETCでやっているようなクレジットカードの登録を前提とした事前割引制度導入など、ハイカを廃止する代わりに打てる手はいくらでもあるはずです。

駆け込み購入は消費者の防衛手段としての行動なら理解できるでしょう。 10枚単位程度ならばツーリングクラブで買っているとか、単身赴任者の家族の下への帰省者が節約の為買っている可能性は否定できません。

マスメディアは「実質値上げ」への批判といった「街の声」を拾ってましたが、実際はどうでしょう。そもそも5万円という大金を前払いしている層がそんなに多かったのか。極論を言えば、ごく一部のヘビーユーザー(超ヘビーユーザーは別納のほうが安いから、中途半端なヘビーユーザーに限られる)と、それこそ偽造で稼いでいたり、金券屋に流して鞘を抜いていたというような、決して「利用者の代表」とは言えない層の御用達だったのではないでしょうか。

いや、単身赴任者など利用層は結構多いです。実際毎週東京から仙台まで帰省するとか、富山から京都に帰るとか・・。
私も北陸勤務の際は月1~2度程度東京-富山間を往復しており、高額ハイカを年に7~8枚は購入していました。
5万円ハイカを買わなくなったのはETCモニターになった後ですが、ただモニターになった直後は未使用5万円ハイカが1枚あったため買わなかったというのが実態・・・。廃止を知りバイク用にあわてて買った一人です。

ちなみに「偽造対策」ですから販売終了は早期かつ徹底させないと意味がないはずですが、一部の販売店(大手コンビニ)では3月に入っても販売を継続しています。発行体からの販売は終了しても販売店までは拘束しないという言い訳かもしれませんが、趣旨から言うと明らかにおかしいばかりか不正規ルートの介在さえ疑わせる事態です。発行体としてもこのような事態には厳しく目を光らせるべきです。

いかにも。本来さっさと回収すべきものですね。

Re:バイクのETC対応などなど

投稿者---エル・アルコン氏(2003/03/08 00:00:53)
http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

バイクの問題は確かにあります。ただ、技術面の克服はメーカーが早急に取り組むべき問題ですし、これを言うとライダーの方にお叱りを受けるのは覚悟の上での発言ですが、危急時に最後は転倒することが最大の危険回避とはいえ、普通に走っている状態以外の使用状態を考慮する必要(=技術開発のコストアップ要因)があるのか、という根本的な疑問もあります。実際、四輪の場合、危険回避という意味ではエアバッグなどの装備はありますが、車載器について衝突などの衝撃対応が考慮されているという話はきいたことがありませんし、転倒時に自傷する以外にも装備品が壊れるリスクがあることで、遺憾ながら目立つ危険な走行に対する歯止めになるのでは。
また、オフロード車のように構造や使用法から設置が困難という場合は、「走る」以外の付加価値とのトレードオフという見方も出来ます。

ハイカの「割引」を無視すれば、クレジットカードでの支払という手段があるわけで、バイク料金の支払に限りETC並みになるような前払い方式のJHハウスカードというような対応も可能でしょう。カードを持てない人は、というお馴染みの反論ですが、冷静に考えると四輪もそうですが、基本的に車両の自家用所有と維持費支出が可能な経済力があってゴールドはともかくクラシッククラスの与信すら取れないというのは本来有り得ません。要はハイカ代わりに使うのであれば、与信枠5万円で良いはずで、学生専用カードの与信枠よりも小さいのであり、そうした対応をカード会社もビジネスチャンスとして考えてもいいのでは。
また、その人のポリシーでカードを所有しないというケースの場合、そこまで個人の事情に考慮すべきか、という冷徹な議論も可能です。

***
「駆け込み需要」でやはり疑問なのは、それがマスコミが「世間の声」として取り上げる価値があるだけの多数なのか、という問題です。

Tomさんが例示されたケースですが、個々のケースを見るとまとめ買いをしても不思議はないですが、では実際にそれが考慮すべきほどメジャーかというとやや疑問です。例えば東京-大阪ですと往復22,600円(首都高-吹田)で、ガソリン代がリッター10km、100円で11,000円、つまり、1人乗車では新幹線(25,000円程度)よりはるかに高いのです。
練馬-富山も往復の高速代で16,900円、ガソリン代込みで25,000円程度でしょうか。同方向の単身赴任者などで相乗りすれば安いですが、相乗り需要が高頻度である、という前提と考えるとやはりレアと感じます。

逆に私の場合、神戸から首都圏への帰省にクルマを使うケースが多いですが(家族連れなのでクルマが圧倒的有利)、いわゆる「盆暮れ」の帰省だけでは50,000円の前払割引を1年で使い切れない計算です。
実際にはレジャーユースもあり、昨年7月に前払割引を始めて、この1月に使い果たして積み増してます。昨年1月から始めた「期間限定割引」のJH分が切れたのがちょうど7月ですから、半年に割引前で6万円程度、ですから額面ベースで年間「2枚」でしょう。ウチのケースは周囲の感じからすると相当高速に乗っているようなんですが、それでもこんな感じですから、まあ1枚2枚、つまり10万円程度の買い置きまでは理解できますが(前払割引もそれが極度額)、報じられているようなケースには違和感を覚えるのです。

Re:バイクのETC対応などなど

投稿者---Tom氏(2003/03/08 05:38:21)

Tomです。おはようございます。

転倒時に自傷する以外にも装備品が壊れるリスクがあることで、遺憾ながら目立つ危険な走行に対する歯止めになるのでは。
また、オフロード車のように構造や使用法から設置が困難という場合は、「走る」以外の付加価値とのトレードオフという見方も出来ます。

勿論、前のカキコでも述べたとおり全車種に適用しろと言っているわけではありません。
また、後付ではハンドルポストに何らかの形で装着ということになるのでしょうが、新車についてはカウル内側とか、メーターユニットに混載などの手が打てると思います。

ハイカの「割引」を無視すれば、クレジットカードでの支払という手段があるわけで、バイク料金の支払に限りETC並みになるような前払い方式のJHハウスカードというような対応も可能でしょう。

この点では意見が一致していますね。また、与信については学生専用カードというものがあるので自己破産などブラックリストに登載されている方以外は問題ないでしょう。ポリシーでカードを持たない人については、クレジットカードの利便性を最初から放棄しているわけですからそこまで考慮する必要はないと思います。その上で、二輪用ETC登場までの経過措置として割引機能付クレジットカードを認めるという手は考慮されていいと思います。
また、四輪についてはETCも1万円そこそこの機種も登場しているご時世ですから、この機会につけて頂くということでいいでしょう。
ハイカを廃止しておいてクレジット? クレジットカードだって偽造が横行しているでは? という声もあるでしょうが、クレジットカードもIC化を進めている最中で、磁気カードからの切替が完了すれば偽造は難しくなります。

練馬-富山も往復の高速代で16,900円、ガソリン代込みで25,000円程度でしょうか。同方向の単身赴任者などで相乗りすれば安いですが、相乗り需要が高頻度である、という前提と考えるとやはりレアと感じます。

単身赴任者の場合ですと、単身先で借りている部屋は狭いことが殆どなので季節ごとに衣類を入替えたりなどコスト以外の要因でクルマを使うケースもあります。また、昨今はリストラの絡みで支店が廃止され東京や大阪に営業所の人員丸ごと転勤というケースが多発している為、今の時点ではこのような利用法は増加しているのが実態かと思います。勿論全体の比率からみればそんなに多いとは思いません。

#私の場合は単身赴任ではありませんでしたが、季節モノの他関東の方が物価が安いためDSなどでのまとめ買い品の輸送にクルマを使用していました。

まとめておきますと、高額ハイカで私が申し上げたいのは

  1. 二輪車のように代替措置のない者に対しての早急な代替措置の用意をせよということ
    理想はバイク用ETC、直ちに用意が無理であるならば前払いクレジットカードのようなものの用意(ETC用ICカードを使えば簡単にできそうなのだが)。
  2. 今回の廃止は中途半端であること
    防犯目的ならぱオレンジカードやテレカでは高額とされた5000円/1万円券も廃止すべき(1万円でもプリペイドカードとしては高額な為、犯罪者による偽造の動機づけになり得る為)
  3. 10枚以下のまとめ買いは小グループなどが自己防衛の為、やっていることはありうること

以上3点です。

ハイカの問題

投稿者---Tom氏(2003/03/30 21:21:42)

自己レスで恐縮です。

3月27日の毎日新聞24面に「高額ハイカ廃止を考える」と題した記事が出ていました。
他紙ではETCを普及させるためだけの手段のように書かれていましたが、毎日のこの記事については「高額ハイカの廃止は遅きに失した」「偽造被害へ何故もっと早く手を打たなかったか」という論調になっています。
一方ではハイカを全廃できないことについてはファミリー企業の問題があるとか、またETCの積極活用策を求める旨のことも書かれています。

やはり、ハイカはバイク用ETCの設定、及びレンタカーなどを使用する際にも使えるようにする代わりに廃止する、というのが本筋でしょうね。


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