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  • Photo:巌根系統
  • 巌根系統
    そもそもここから出るバスが平日17本、土休日10本。
  • 巌根系統
    片方は曲がりなりにもだが…
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    バス停は途中まで前のまま?
  • 巌根系統
    脇道も整備されたが周囲は…
アクアラインシリーズ

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■おことわり■

「三井アウトレットパーク木更津」(以下MOP木更津)検索でお越し頂いた皆様へ-本編は公共交通アクセスについてのリポートとなっており、ショップほかパーク内の詳細情報はほとんどございませんので悪しからず…アウトレット“日本初出店”21店、“関東地方初出店”25店など魅力的な171のショップ情報等は公式サイトで御確認の程。

なお、当面は土休日を中心に相当の混雑・交通渋滞が見込まれますので、タイミングを見計らうとともに是非とも公共交通をお使い頂ければなと-その意味で活用して頂ければ幸いです。期間限定のおトク情報もありますよ。

 
MOP木更津

MOP木更津へは電車&バスで行こう!直行高速バスもおトク♪

2012/04/13(金)、いよいよMOP木更津がグランドオープンしました。4月に入ってもさほど話題となっていなかったかと思いますが、さすがオープン直前にかなりのメディア露出となり、今年のGWでの注目スポットとなることは間違いないでしょう。
国内のアウトレットモールの半分には行ったことがあるほどメがない当方(というか、NIKE FACTORY STORE1択なのではあるが)、アクアラインバスウォッチャーとしてもまずもって見ずにはいられないということで早速行って参りました。


■地域路線維持にも一役?…路線バス巌根系統&袖ケ浦系統

MOP木更津へのバスアクセスは小湊鐵道が全面的に担当、自社サイトでも「小湊バスでGO!」と誘っています。メインアクセスとなる最寄駅・JR-E内房線袖ケ浦駅との路線に加え、地域核である木更津駅および同市内最寄となる巌根駅とも接着しますが、後者はこれまでの金田終点に至る既存路線の手直し的なもので木更津駅系統は複数経路、巌根駅系統に至ってはスタッフ通勤にも使えない平日のみ日中4往復(+木更津発着便の経由が全日1往復)となっています。

というわけで、04/18(水)昼下がりの巌根駅で降車。折角行くなら平日のみの巌根駅系統をチェックでしょ…というのは付け足しで、密かな狙いはMOP木更津×小湊×JR-E千葉支社によるタイアップキャンペーンに参加するため。Suica/PASMOなど交通系ICカードで袖ケ浦・巌根・木更津駅で降車し路線バスに乗り継いでMOP木更津へ向かい、総合案内所にある端末機にICカードをタッチ! 500円分お買い物券の抽選会に参加できるほか、JRの乗車距離によって増える“来館ポイント”が付く-という企画。来年3月末までの1年間に渡り実施中だが、05/27までのオープニングフェア期間の土休日には3000円以上の買い物で帰りのバスチケット(袖ケ浦駅までの190円分)がプレゼントされるという限定特典もある…のだが、この全てをきちんと確認できるのは下記リリースくらいなのが気になるところ。

巌根系統

さて、巌根駅12:25発便に乗るべく館山発千葉行209系4連に乗って(…まだこのニュアンスは慣れないなぁ)木更津から向かったのだが、巌根で降りたのは数人で駅前はすぐにひっそり。実は木更津金田BTができた後に一度戯れにココから歩いて行ったことがあるのだが、すぐに戯れが過ぎたと気づいた次第…その当時のままと思うが、「巌根駅への快速停車 早期実現を願う!」と113系電車の写真付き看板が侘しさを更に募らせる。そういや2009/03改正の浜野駅、2010/12改正の本千葉駅停車化で快速通過駅は同駅のみとなっているのか。
駅前で待っていたバスも案の定誰も乗っておらず、貸切にて出発。道路環境のため航空自衛隊木更津基地から海上自衛隊航空補給処へと大回り進行でr87に入り北上。少々気になったのは途中のバス停、ポールはそう古びていないものの行先記載が「金田」のまま…金木橋で小櫃川を越えた先からは直線に付け替えられた新道に入るとようやく新しいものに差し替えられていた。
アクア連絡道を潜ってそのまま真っすぐ…と思いきや横道へ左折。MOP木更津はかずさアクアシティ金田東地区にあるが、同地では特別区画整理事業が進行中で、既存集落との境界的に整備された道路をぐるりと進む形に。MOP北側から回り込む形でバスターミナルに到着となった。

MOP木更津

バスターミナルは斜め切りの乗降スーペースが5バースあり、1番が木更津・巌根系統と臨時駐車場無料シャトルバス(小湊貸切車が担当)、2番が袖ケ浦系統、3番が高速バス、4番が両BTシャトルバス、そして5番が降車場で別にタクシー乗り場という構成。それぞれ上屋がついてはいるもののさすがに風雨はしのげず、待合所やバス案内所といった施設もなし-少々お疲れ気味な顔をした老夫婦がベンチに座り込んでいたのが印象に残った。ちなみに駐車スペースは観光バス対応もあってか広大で小湊車が常時待機しているようだが、乗務員用設備的なものもぱっと見た限りでは見当たらなかった。

MOP木更津
あたっちゃいました

いよいよMOP内に…平日の昼下がりにも関わらず大変な賑わいよう! 何よりまずは総合案内所を目指すが、コレが結構遠い。案内所も混み合っていたが、入り口すぐの所に青い端末機がすぐ目についた。画面の指示のままタッチすると、いきなりスロットが回って…見事MOPのマークが揃った! 500円分のお買い物券ゲット。レシート様の紙が印字されたのだが、都合によりその場を一旦離脱-改めて紙を読んでみると「引換券」とあった。その後案内所に向かい、係の女性に一声掛けると…『おめでとうございます! 1日3名様のみのご当選なんですよ!』とのこと。有難く使わせて頂いた。

-それから数時間後、たっぷり楽しんだ帰路は袖ケ浦系統をチョイス。メインとあって時間2~3本が確保されているが、当方が乗った15:32発も立客多数! 木更津管内では中型車主体となっていた路線車だがさすがに大型を持ってきて当面は正解という感じか。木更津中島郵便局を左折してしばらく進むと急に細道となるが淡々と進行、r87に入り内房線を潜ると10分強であっさり袖ケ浦駅に到着した。巌根系統が遠回りだったのに比べて随分速いなとも思ったが、土休日にはクルマが溢れそうな懸念も…。
金田からr87を通る路線はこれまでもあったものの、市域の兼ね合い等もあるのか袖ケ浦駅まで入る路線は恐らく初めて。既存路線免許を活用した形とはいえ、急に本数が増えたことにもなるが安易に直行としなかったのは評価すべきかなとも。後程改めて触れたいが、ベイシアが今夏にも出店するなどまちづくりがいよいよ進展しそうという意味では、地域路線バスの維持・発展に向けての期待も背負っているとしても過言ではないかなと感じられたのだった。

  • Photo:新宿線
  • 新宿線
    取ってつけたとは言わないが
  • 新宿線
    平日なのに補助席まで使う盛況
  • 新宿線
  • 新宿線
    言わずもがなのドライブコース
  • 新宿線
    人影が少ない木更津駅西口到着

■経由便という選択は妥当なのだが…高速バス新宿線

MOP木更津は木更津金田IC至近ということで、アクアラインバス3路線(東京駅・川崎駅・横浜駅)で直行便が設定されました。もう1路線-新宿線は先立つ形で01/21に路線として増便改正を行ったためか今回は経由便での対応となっています。“アウトレット戦国時代”にあって中長期で見た時に直行便というスタイルはリスクもあるのかなと思われるので妥当なところだと思っていたのですが…。

クーポンとは別に新宿線はセット券も
MOP木更津

-と、もっともらしく書き出したものの、今回新宿線をチョイスしたのは云ってしまえば前後の行程によるところもあったり…単純にMOP往復を考えたら横浜線がいちばんおトクかと。要前日予約ながら、片道1300円のところ往復割引で2000円となるほか、クーポン券ももれなくプレゼント。なお、川崎線もほぼ同内容ながら川崎市内の下道が長いので場合によっては時間的ロスが発生する可能性もある点が若干のマイナスかなと。
本数が多い東京駅線は割引等の設定はなく、クーポン券等の記載もなし。この辺りからも“小湊の頑張り”が見えてくる気がするのですが、新宿線はというとお買い物券3000円分つき往復セット券(5000円、800円おトク)の設定、個人的にはいささか強気かなとも思ったのだが、これとは別にクーポン券も配布される由、片道利用の当方としては見逃せない(ただし、この辺りは小田急サイトのほうが判りやすいというか、小湊サイトでは読み切れないのだが…)。

というわけで前置きが長くなったが、時間を巻き戻して同日04/18の10:00前に新宿西口ハルク前へ。小田急シティバスのポールには取って付けのようにMOP直行便のパウチが貼られていたが、小田急高速バス案内所では御殿場プレミアム・アウトレットのツアーバスのチラシはあるものの、MOP木更津関連は確認できず。案内所運営主体の影響というよりは管理都合上のようだが、セット券は車内限定販売となっている。
乗車予定は平日2便のうちの後発10:20の便だが、既に乗り場には先客3人。10:00発の箱根園行が10人ほどを乗せて出発、続いて去る04/07に増便改正された五井行小湊車が入線するも動かず-オープン直後、平日ということもあったが一応一足早く来ておいて良かったなと思ったものの、まさかその後の状況までこの時点で想像できなかった。
結局五井行はカラでの出発に。次いでやってきたのはハイアットリージェンシー東京シャトルバスだが、箱根線高速車が充当されていた。時間的に降車は多かったが乗車は少なく出発…と、ここで後ろを振り返るといつのまにか大行列に! 女性グループやカップルが目に付くが、壮年層やベビーカーに幼子を乗せた猛者?も。
ここで小田急便が入線、運転手氏が当便がMOP木更津経由便であることとセット券販売についてひとしきりマイク案内した後に乗車扱いを始めたものの、当然ながら後方までには伝わっておらず一苦労。運賃は通常後払いのところセット券は乗車時販売、セット券の存在や詳細を知らない乗客も多く、結果的には一旦乗って!という感じに。というのも、最終的には補助席も使う大入りとなったため。最後は駅前の横断歩道信号待ちに引っかかった同行者をイライラしながら待つ乗客が引き止め、若干遅れての出発と相成った。

動けばこっちのモンだが、さすがに首都高そう甘くはない。新宿入路から合流すると、立川駅09:45発と思しき成田空港行立川バス便がしばし先導する形になるも、徐々にその差が開いてゆく。都心環状線内回りに入るとかなりノロノロ状態に…東日本大震災により曲がった先端部の補修工事が行われる東京タワーを見上げつつしばし、浜崎橋JCTではTIAT10:15発の立川行立川便と離合。意識していないもののやけに小田急カラーに目がいってしまう。
湾岸線も東京港トンネルで詰まり、羽田空港通過は11:00過ぎ。ここからは順調で5分強でアクアライン入り、改めて大型トラック等の業務用車が増えたなぁという印象を受ける。東京湾上は視界も比較的クリアで心なしかテンションも上がってくる感じ? 木更津金田ICを降りるとすぐの交差点にアウトレット左折の看板があるも側道をしばし直進、金田東特定区画整理事業/かずさアクアシティの看板を見やりつつ小櫃川の手前で左折。真新しい道路をしばし進むと左手にMOP木更津が見えてきた。手前の駐車スペースは砂利敷きでえっとも思ったが、今回は1期オープンということで将来的な拡張用地と思われる。

結局到着はお見事定刻の11:22。我先にと乗客が降りてゆくが、ここでセット券を買う人などもいてモタモタ…結局セット券購入は1/4程度、圧倒的に現金払いで、PASMO/Suicaも比較的少数だった。降車に5分以上を要してようやく出発。残るはわずか3人-再びアクア連絡道側道に戻ってしばし、信号待ちで運転手氏はセット券の販売状況を確認するとともに、ドア横のラックに入っていたクーポン券の束を全て引き抜くと、チャック付きの袋に仕舞い込んでいた。袋には「クーポン券類はMOP行経由便のみ」的な注記もされていたので、乗車時にしっかり受け取っておこう…当方?もちろん乗車時点でしっかり確保済!
袖ケ浦BTで1人降車。木更津駅西口には定刻より5分ほどの遅れで到着となった。ちょうど12:00発の新宿行小湊便が停まっていたが10人ほどを乗せて出発、旧そごうだったアクア木更津の建物前にあるMOP木更津行路線バスのりばには12:15発便を待つ人が15人ほどいたが、年齢層が比較的高めなのが印象に残った。

MOP木更津

ちなみに帰路、高速バス乗り場には15:30発の新宿行1便に大行列!15:00発川崎行1便は見そびれたものの、16:00発横浜行にも既に数人が待機していた。そういや往路の運転手氏がセット券購入者優先の旨案内していたが、確かに区分するプラカードも準備されていたが、出張っているのはジャンパー姿のMOPスタッフのようで、利用者からの質問に微妙な顔を見せる光景に出くわしたのは少々気になったり。
当方乗車の袖ケ浦駅行路線バスとほぼ出発時間が同じだったので乗車扱時の様子までは伺えなかったが、やってきた小湊車に全員なんとか乗車できた様子はなにより…いざというときの続行対応等は考慮されているとは思われるものの、そもそも当面は直行便としても良かったのかもしれないなと。これは反則技かもしれないが、いっそ五井系統の一部を振り分けてみるのも?とも思ったのだった。

■MOPは鎹となるか?…木更津金田&袖ケ浦BT間シャトルバス

袖ケ浦BTと木更津金田BT-【検証:】でもこれまで都度その動向を取り上げてきた2つのターミナルですが、こんな形で結ばれることになるとは思いませんでした。直行高速バスにいきなりそう多く望めない一方でそれぞれ1日相当量の本数が発着する拠点が近所にあるとならば当然の発想というわけではあるのですが、できたとなれば欲が出てくるというもの、その辺りも念頭に置きながら乗り試してみました。

巌根駅から到着後、急ぎ総合案内所で見事お買い物券500円分(の引換券)をゲットしたのだが、途端バスターミナルに取って返す。ちょうど木更津金田BTから小湊車が到着、10人弱を降ろして5人が乗り込んだが、中には先程新宿線で降りた人もいた。
この路線は小湊と日東の共同運行ながら、小湊のみPASMO/Suica対応。日東は東京駅線でも入るが、こちらもパートナーの京成のみPASMO/Suica対応となっている(その他路線を含め高速バスはバス特非対応)。かなりな投資となるのは承知も、事業者によって使用可否があるのはどうしても引っかかるところだ。
12:53発のバスは先程木更津行高速バスで通ったR409アクア連絡道側道を進むが、小櫃川を2度越える区間だがそれぞれ片側しか橋がかかっておらず対面通行となっているのは若干気になるが、まだまだ時間がかかるだろうか。R16はさすがの交通量だったが短いため影響なく、袖ケ浦BTには定刻着。ほぼ1年ぶりの訪問だが、特段変わったところはなかったかと…窓口横には新宿線のMOP経由化のチラシが置かれるいっぽう、乗り場には経由化により「ご利用のお客様にはご不便をお掛け致しますが、何卒ご了承下さいます様お願い申し上げます」と所要時間が長くなることに対するお知らせが貼られていた。

木更津金田BTには3番線のりばを新設(左) 袖ケ浦BTは5番線路線バスのりば(右)
BT間シャトルバスBT間シャトルバスBT間シャトルバス
日東はPASMO/Suica非対応

13:15発便で今度は木更津金田BTへ。男性2人に加え、直前に着いた川崎発便から駆け寄ってきた女性1人を加えて出発。先程来た道を戻り、MOPで3人を降ろすと、代わってスーツ姿の男性客が乗り込んできた。『羽田に行きたいんですけど…』と運転手氏に尋ねると、ゴソゴソと手元のメモを調べて「14:23発がありますね、このバスでどうぞ」と案内。次いで別の男性が『横浜は?-東京駅でもいいや』と尋ねたのには「東京駅ならコレですね」と返したもののいささか頼りなさげにも聞こえたり。羽田は正解だったが、横浜となると13:53発袖ケ浦BT行→14:13発横浜行のほうがキレイだったかなと。まぁこの辺りは難しいところでもあるのだが。
ともあれ7人が乗り込んで出発、木更津金田BTへは所定6分のところ信号待ちのせいか10分弱で到着。といっても距離感が違うので袖ケ浦BTよりも圧倒的に近く感じられる。こちらも1年4ヶ月ぶりだが、やはり変わっていない様子…ただ、木更津駅西口もそうだったのだが、昨年7月から運休となっている成田空港行の文字がバスポールに大書されたままなのはどうかなと。もちろん運休中の案内も入っているのではあるが。時間がなく入らなかったものの、平日のせいか隣のアクアわくわく市場も比較的静かなようで、MOP内で生鮮品を多く扱っているわけではない(むしろそれをやられると商売上がったり?)ので、上手いこと棲み分けてもらえればとも思うのだが、まずは様子見段階なのかもしれない。

MOP木更津

冒頭「ほとんどない」とはしたもののちょっとだけ…MOP木更津は第1期オープン時で店舗面積約28,000平米に171店舗、MOP入間が32,000平米・204店舗、佐野プレミアム・アウトレットが37,307平米に175店舗(いずれも現時点)ということで、実際駆け足ながら見て回った限りではコンパクトに凝縮した印象を受けたのですが、最終的には40,000平米・最大250店舗と日本最大級のアウトレット施設を目指している由。メディア露出でも触れられていましたが、まさしく房総の玄関口であり、なにより羽田を見据える立地は大きな魅力でしょう。

「1択」のNIKE FACTORY STOREですが他店舗同様の構成ながら、オープン直後とあってか気合の入った商品ラインナップとなっており、ついつい財布の紐も緩んでしまいましたとさ。その他は完全にさらっとですが、オープニングセール中ということで更におトクになっていた様子。こちらも気になる飲食スペースは中央部のフードコート・インコートとビアストリートにほぼ集約され、15:00前後ながら大賑わい。MOP木更津函館で行ったことのある「函太郎」が出ていたのにはちと驚きましたが首都圏初出店だそうで。あと、あの「万葉軒」が期間限定でカツサンドなどを販売していましたが、当方到着時には既に売り切れており残念。
フードコートの一角には千葉県観光情報館「チーバくんプラザ」がありもちろんチーバくんも鎮座。基本的には房総を中心とした各観光地等のパンフレットが並んでいましたが、もう一工夫欲しいような。側には高速道路交通情報の案内モニターがあったほか、駐車場への各出入口にも浮島JCTおよび新木場ICまでの所要時間案内板があったのですが、バス情報については…この辺りも最後に改めて。

ちなみにトップの1枚ですが、フードコート上部のオーシャンビューテラスから。SCとしては東日本最大規模の約600kwの太陽光発電設備のアピールもあるのですが、まさに陽がさんさんと降り注ぐ中で東京湾を一望できる心地良い場所となっていたのですが、やっぱりクルマにも圧倒されますよね。

 
  • Photo:かずさアクアシティ
  • かずさアクアシティ
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地域発展の起爆剤に-公共交通の位置付けの明確化を▼

以上3パターンのバスを乗り試したわけですが、魅力的な立地であるからこそ、アクアラインバスをはじめとした公共交通との連携にも力を入れていると実感できた半面、改めてちと気になったのは確かに区画整理途上であるとはいえ、周辺道路が最低限の整備に留まっている点。駐車場へは周回道路から反時計回りに入ることを前提として右折入庫禁止の表示もあるのですが、平日ということもあるのか誘導員が不十分なせいであちこちで守られていない状況。MOP木更津そもそも周辺道路の案内表示そのものがまだ足りない印象を受けました。なにより、「生活道路につき進入ご遠慮ください」との看板があちこちに建てられているのが却って、ひとたび渋滞が発生したら“侵入”を助長しかねないのではとも思ったり。実際、バスターミナルに入る直前の交差点に信号および人的制御がなく、怒号が飛ぶようなニアミスも目の当たりにしたもので…すなわち、エリア全体がまっさらでないだけに、今後地域住民等とのトラブル発生の懸念をつい心配しまうのですが。

とはいえ、地元不動産業者が呼び込みに努めている姿も見ましたが、ベイシアの出店で居住環境も格段に上がりますし、アクアライン開通から15年目でいよいよ動き出したな、というほうが地域にとっては強いですかね。その意味でも、今回整備された路線バスが有機的に機能してもらえるのが理想ですが…個人的には、袖ケ浦BTと木更津金田BTが直結する現行のスタイルよりも、袖ケ浦BT~袖ケ浦駅~MOP木更津系統と、(木更津駅~)木更津金田BT~MOP木更津系統を日中のメインとしつつ、MOP木更津~木更津金田BT間を中心としたかずさアクアシティ内巡回系統との連携、および朝夜通勤通学時間帯を中心に両BT間直結系統での補完ができれば…なんて夢想したり。
究極を云えば、木更津金田BTのMOP寄りへの移転や、袖ケ浦BT機能との統合があっても然るべきとも思ったり…その辺り佐野新都心が好例かと。ただ、経緯的にはまさに逆という感じでもあるので一概には言えないでしょうし、両市の思惑もある分一筋縄ではいかないと思いますが、少なくとも分散している現状のままではアクアラインバス連携効果はイマイチかなとも。

最後に、小湊の頑張りには注目ですが、少なくともオープニングフェア中、欲を言えば先ず1年間は人的サポートを厚くしてもらえたらなと。なによりバスターミナル内の各種案内もまだまだ不足というか、直行便はもとよりシャトルバスを介した両BT間との連絡時刻等についてのアナウンス強化、乗務員の負担感を考えればせめてチラシ1枚あればいいんですが。交通系ICカードキャンペーンにしても新宿線のセット券にしても、引換のためには総合案内所に行かなければならないというのもちょっと…。それなりの投資の上に必ずしも収益に直結しない人的負担は難しい事は十々理解するものの、今こそキモというタイミングでもあるのだと思うのです。

MOP木更津

最後はちと飛躍しすぎた部分もありましたが、MOP木更津における公共交通との連携の注目例となるでしょうし、圏央道延伸を含めアクアラインバスへも足らずであろう変化も気になるところ。なにより、当方にとっていろいろな意味でものすごく“行きやすいアウトレット”となったことは間違いなく、いやいやこれはますます目が離せませんね!


その後2題。

投稿者---551planning (2012/05/29(Tue) 08:11)

TSTに話題集中ですがこっちも忘れていませんよ…再訪できてはいませんが。

現行横浜09:50発・MOP16:00発の1往復だったところ、夏季限定(06/30~09/30)の増便が早くも発表。横浜09:20発・MOP18:00発と滞在時間がたっぷり取れるようになります。往復割引もあるので使い手がありますね。

え、そんな1日フルにMOP内に居続けられるもの?という方にはこちら!

こちらは05/12~09/30の土休日・お盆期間限定で、MOPから海ほたる間往復の無料シャトルバスが出るというもの。午後の30~60分間隔で14往復を日東交通が担当する様子。ちなみに、行便降車時渡されるチケットを戻り時回収となるため、海ほたるからの単独利用はできません。

丸の内発MOP木更津「1000円ポッキリナイトツアー」は如何?

投稿者---551planning (2012/07/30(Mon) 11:28)

確かに、佐野や御殿場じゃこの企画はできませんねぇ。当方も参加してみたいっ! アクティブ(でもない)男子はお呼びでないですか?

自ら「究極の弾丸ツアー!?」と称するようにちと厳しめな行程-18:00に東京駅丸の内口を出てMOP木更津には18:45着、ショッピングや食事を楽しんだあと、21:00に出発して21:45東京駅着という行程。08/03・/06~/09の平日5日間限定ですが、何より魅力は旅行代金が1000円ポッキリであること。バス往復に加え、クーポンブックにノンアルコールドリンク&マザー牧場ラスク、そして早くもMOP木更津名物ともなっているマザー牧場ソフトクリーム引換券までついています。
一つ注意が必要なのは、MOP木更津自体は21:00クローズながら各店舗は飲食店を除き20:00閉店であること。予定通り着いてもショッピングの時間はほぼ60分1本勝負となります。リピート狙いこその価格設定なわけですが、なかなか考えられているなと思いました。個人的にはもうちょい早い時間発で、帰りにでも海ほたるに寄るような企画があればいいなぁとも…羽田発着でも喜ばれるかもしれませんね。
ちなみに当方は07/28付メルマガ「号外」でコレを知りましたが、前日締切で最低催行人員は5人から…さてどれだけ実施されましょうかね?

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  • Photo:町田相模大野線
  • MOP木更津
  • MOP木更津
  • MOP木更津
  • MOP木更津
  • Deta:かずさアクアシティ
  • 施設名:
    敷地面積(平米)/駐車台数
  • MOP木更津:
        215,000/4300台
  • カインズモール:
        52,000/ 823台
  • 東京インテリア:
        32,000/ 322台
  • ベイシアスーパーセンター:
        28,900/ 537台
MiniRepo

オドロキの町田相模大野線にてMOP木更津再訪記

投稿者---551planning (2012/12/20(Thu) 12:47)

結局オープン直後に1度行ったきりだったMOP木更津ですが、交通アクセスについてはチェックしてましたよ。横浜線が1往復スタートもじき2往復化、更に随時増便設定と、対岸からそれなりの注目を集めているのだなとは思っていましたが、この路線開設はまさにオドロキ! 東京・新宿・品川・川崎・横浜に次ぐ「第6の直行路線」は町田相模大野線でした。

『相模大野駅・町田駅から鉄道を利用した場合と比較すると、約1時間所要時間が短縮されるとともに、煩わしい乗り換えがなく、快適なアクセスが可能となります』と神奈中リリースにありますが、南町田にグランベリーモール、南大沢にはまさにMOPがあり、それこそ御殿場POもクルマ圏内という意味では、ツアー的な設定ならいざ知らず路線としてはどうかなとつい…折角なのでコイツに乗って再訪することとしました。

MOP木更津

こちらも未見だった都内初のツインライナー乗車後、町田BCにて08:55発の1便をチェック。のりばは空港行と同じだが、やってきた神奈中エアロエースの「三井アウトレット木更津」「アクアラインバス」の文字はやはり新鮮というか違和感というか。相模大野からの5人程に加え8人が乗車、平日にしては乗っているものと。
当方乗車は2便、始発の相模大野立体駐車場では出発の20分以上前から小湊ガーラが待機、後で見るとこちらの側面には「直行」の文字が入っていた。空調完備の待合室はあるも四半世紀になろうかというスペースの奥は暗く薄ら寒い。10分程前からバス停に佇んでいるとポーター氏が登場、相模大野駅にも人が張り付いていたがシルバー人材センター辺りが絡んでいるのかどうか、寒風は辛かろうとつい余計な心配を…本路線は前日までの予約前提だがしていない旨告げると「大丈夫ですよ~」との由。現れたクルマの運転手氏も初乗務の様子、ポーター氏にアレコレ聞いていた。
で、相模大野駅北口では予約の女性1人が、横浜昼特急大阪1号と顔を合わせた町田BCでは予約の女性2人連れと男性1人、発車間際に女性1人が飛び乗って総勢5人。貸切も覚悟していたところでは乗ったなぁと。各所にポスター掲出等もされているようなのでソコソコ知名度はあるのだろうか。

町田街道から保土ヶ谷BPへ、進路取りはまだ不慣れな様子で加減速を繰り返しつつの進行も、首都高に入り石川町JCTを過ぎればさすがに勝手知ったる道にて安定走行となった。当方も久々潜るアクアトンネルは入口付近で1車線規制中、笹子事故の余波はまだ暫くは続くのだろう。鶴見つばさ橋では14m吹いていたがアクアライン上では最大9mということでさほどの風を感じることなく渡り切った。MOPバスターミナルでは先着の神奈中車が待機中、羽田線とのセット運用ではとの未確認情報もあったが、見る限りMOPで戻り便まで待機の様子。
結局到着は11:00過ぎと30分近い早着だが、ダイヤが休日を見越して相当寝かされているものと…ところで当方、てっきりPASMO/Suica対応かと思いきや非対応、1万円札しか持ち合わせておらず運転手氏の手を煩わせることとなった。運賃箱は高額紙幣対応だが釣りは1枚1枚1000円札が出てくる仕掛けなので、事前に準備しておきたいものと自戒…ま、新宿線と同様往復バス代に買い物券付きのセット券販売もあるためなのだろうが、この日は全員セット券購入はなし…別途クーポンは乗車時に貰えるので、その意味でもPASMO/Suica対応を是非!(実入りがいいと思うんだけどな…システム利用料等々でそんなに変わらないのだろうか)

さて今回、MOP木更津について個人的には目新しいものはなかったのだが(強いて云えば、夏期の海ほたる無料送迎バス運行に続き、11・12月の土休日のみ鴨川シーワールド往復無料シャトルバス運行というのもなかなかな)、周辺では大きな動きが! 4月のリポート時にはスーパーのベイシア出店について触れたがそちらはアクア連絡道脇に「ベイシアスーパーセンター木更津金田店」として07/04オープン、MOP木更津今回バスから賑わっているなと横目にしたがソレより何より、MOPの隣になんとベイシア系の「カインズモール木更津金田」がまさに12/19オープン!さすがにMOPより規模は小さいとはいえカインズとスポーツ専門店・カー用品店を主軸に、東京靴流通センターと飲食4店舗を配置…コレが無添くら寿司・吉野家・マクドナルドにコメダ珈琲と来た日にゃ…しっかりコメダで一息入れたのだった。

カインズモールの横では東京インテリア家具が来年2月のオープンを目指し急ピッチで整備中、建物には「CAFE キッズスペース」との文字も付けられており、開業直後にはフードコートが数時間待ちともされたMOP供食・サービス施設への影響も有りや無しや…ただ、カインズモールはMOP側を完全にバックヤードとしており歩いての行き来がかなり面倒。クルマ前提というのはあるにせよ、公共交通利用者に対する考慮も期待したかったかなとも。東京インテリア家具の建物構成的にはMOPバスターミナル近くに入口があるようなので、その辺りからの歩いての回遊効果を楽しみにしておきたい。

最後にMOPバスターミナル、時間的都合で昼過ぎには離れたのだが、バス停の案内および各方面行高速バスの仕切り案内板が整備されるなど変化は見て取れたかなと。ただやはり冬に待つには寒過ぎる…発券設備までは不要にせよ、待合室的な小屋でもなんとかと。少なくとも、パーク内で次便の文字情報板辺りがあればなとも思ったのだった。

 

カインズモールオープンに合わせ小湊バスの袖ケ浦駅・木更津駅線の急行系統も近隣バス停に追加停車化、袖ケ浦駅北口では整地作業が行われており路線バスのルート変更や高速バスの誘致もという再開発がいよいよ始まるものと思われます。木更津・袖ケ浦両市の思惑が交差する中、まちづくりがダイナミックに動く姿は素人目には楽しいもの。今回は行けなかった木更津金田・袖ケ浦両BTの動向ともども、引き続き注視してゆきたいと思っています。

1周年目前の小変化。

投稿者---551planning (2013/02/27(Wed) 18:56)

まもなく1周年を迎えるMOP木更津。周辺には昨年12月のカインズモール木更津金田に加え去る02/08には東京インテリアがオープンするなど賑やかに。04/27の圏央道開通や04/19には酒々井POがオープンするなど今後も目が離せませんが、こんな話題から。

03/01からこれまでの3番のりばから1番のりばに変わるというお話。MOP木更津には6バースあり1番が木更津駅・巌根駅、2番が袖ヶ浦駅、3番が高速バスで4番が袖ケ浦BT・木更津金田BTシャトルバス、5番が降車専用で6番がタクシーという配置、3番のりばがちょうど施設内とのアプローチルートを受ける部分だったのですが、2月上旬に立ち寄った際にこんなものができてまして…MOP木更津小湊管轄の「バス案内所・乗車券販売所」が1番乗り場横に。14:10~19:20のみの営業で、高速バス乗車券とスタッフ向けか路線バス定期券を販売。ただし小湊が入らない高速バス東京線は発売せず車内でお支払い下さいとの注記もありましたが、案内所横に高速バス乗り場を持ってくるのは正解ですね。なお案内所がいつ出来たかは不明なのですが、小湊サイトによれば少なくとも02/01からは稼働している様子。

ちなみにこの日は当方JRから路線バスを乗り継いでの来場、「タッチdeポイント」も抜かりなく…と、またもや500円お買い物券が当たったのでしたが、当初リポートでも指摘しているように、バスのクーポン引換もまだ総合案内所対応の様子。この辺りもバス案内所に統一してもらえればなお良かったのかなとも。まさにその意味では、この日バス待ちも一苦労の強風が吹きつけており、上記MiniRepoでも書いたように待合室を伴ったものであれば言うことなしだったのですがねぇ。


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