tw
top

  • Photo:富山駅前01/30(水)
  • 富山駅前
    23:00 八尾鏡町行
  • 富山駅前
    23:00 藤の木台行
  • 富山駅前
    路上バス停発は専用ポールも
  • 富山駅前
    23:00 笹津行
  • 富山駅前
    23:10 山室行
深夜輸送力

トップページ企画一覧BBS(電子掲示板)新常設板ログ一覧>中量板過去ログ2013

(過去ログNo.)
MiniRepo

水曜深夜、富山駅前にて-2013・冬

投稿者---551planning(2013/02/03(Sun) 15:34)

2011年に長野と岡山で「金曜深夜」駅前リポートを2本アップしましたが、当方も忘れた頃?に第3弾です…金曜で揃えられればベスト?だったでしょうが、都合により今回は水曜深夜の富山駅前で敢行致しました。

「コンパクトシティ」を推し進めている富山市、その代名詞ともなっている富山ライトレール(2006/04開業)では、JR-W富山港線時代には21時台だった終電を23時台に繰り下げたところ酔客などに好評-といったハナシもありますが、それに先立つ2005/07から、富山地鉄バスが富山駅23時発の「スターライトバス」を運行開始。平日のみ運行ながら運賃は同額、当初1系統だったのが現在では4系統に拡充されています。その辺りを軸にさらり駅前を巡ってみました。


01/30(水)22:45過ぎ、先ずは電鉄富山駅へ。22:45発の立山線岩峅寺行がちょうど出発した直後で、残すは23:00発の本線上市行と23:10発の不二越・上滝線岩峅寺行。列車別改札となっており寒風吹き抜ける改札前には3人が佇むのみだが、横の待合室に15人ほどが待っていた。ちなみに上り列車はというと不二越・上滝線は終了も、岩峅寺からの立山線最終が23:03着、電鉄黒部からの本線最終が23:14着となっている。富山駅前
新幹線工事で2010/04から約100m程西側にズレたJR仮駅舎へ移動。バスロータリーも仮駅舎前に移動され工事用地となっているが、北陸名物?深夜営業のラーメン屋台はしっかり営業中だった。ちょうど出発する22:50発の東京池袋・新宿行西武便と、入れ替わりに入線し乗車扱を開始した23:00発の京都・大阪行地鉄便夜行乗合高速バスを横目にJR改札前へ。駆け足で向かう人を見送りつつ発車案内を確認すると、次の発車は22:57発北陸本線下り泊行最終、次いで23:06発高山本線猪谷行最終。北陸本線上り列車は23:26発はくたか26号とそれを受ける23:32発の金沢行最終の2本が残っている。最終列車の金沢到着は00:28だ。
なお到着列車はというと、下り金沢発が23:51着としらさぎ15号が23:42着、サンダーバード45号が00:12着。上りは直江津ではくたか26号を受ける最終普通列車が00:15着-となっている。

富山駅前

バスロータリーに戻ろう。駅改札口からぐるり廻りこんだ向かい側からスターライトバス速星方面八尾鏡町行と41号線方面笹津行の2本が23:00同発となる。数人が佇む中、5分前に“似非都バスカラー”の八尾鏡町行中型車がまず入線。遅れて“イメージリーダーカラー”の笹津行大型車が現れた。何処からともなく人が集まって双方10人程が乗り込んだだろうか、車体サイズと同様笹津行のほうが乗っている感じだ。
ギリギリまで粘ってから小走りにCiCビル先へ向かうと、ちょうど向かいの路上バス停から旧塗装大型車の藤の木台行が出発するところ、スターライトバスはこの路線から始まったものとあって20人近くが乗っていたようだ。こちらから出発も2便、大阪行と雁行で走り去る笹津行とやや遅れた八尾鏡町行を見送りつつ、スターライトバス専用ポールを確認すれば、残すは23:10発の大泉経由山室行を待つばかり-なお藤の木台行とこちらは赤十字病院始発で富山駅北口も経由してくる。
バス停前には24時まで営業のミスドや、終夜営業のポプラや吉野家が立ち並んでおりミスドは賑わっていたが、さすがに路上を歩く人は数少ない。こちらでも粘ったがギリギリのところでやってきた中型車に数人が乗り込むのをなんとか確認できた。
またもや地下通路を小走りに移動し北口へ。23:15発の富山ライトレール岩瀬浜行を見送る。この日はファーストナンバーであるレッドが停まっていた。車内は10人足らずといったところで、さしたる動きもないままに静かに出発していった。

富山駅前

ところで、電停横のスペースには高速ツアーバスが2台待機中。「さくらクオリティはじまる」の文字が入りつつオリジナルカラーの昌栄バスはさくら観光のスタンダード4列便の様子。金沢始発で高岡23:00発、富山を23:50発予定だが高岡での予約がなかったのだろうか。もう1台はウィラーカラーの丸一観光、やはり金沢始発で富山23:30発のボーテの様子。なお00:20まで開いている駅北口の待合スペースを覗くと荷物を抱えた人が何人か待機中。富山駅前北口からはこれから少なくとも数本の高速ツアーバスが、南口からも東京と名古屋へのJRバスドリーム号があり、改めて流動の太さを感じさせられる次第。
再び地下通路を戻って最後は市内電車のりばへ向かう。環状線は22:10発が最終と早終いな感もあるが、大学前行は23:00発、それの折返である南富山駅前行23:30が大ラスとなる。実は2012/03の富山大橋架替で大学前までの複線化およびサントラム入線対応化により夜間帯増発が行われ30分繰り下げられたもの。電停の時刻表にはシール貼りで追加されていたが、素材的に薄れてしまうものだったのがちと残念かなと。ちらと見送った23:00発の大学前行最終は10人弱程だったが、大学前から戻ってきた電車は2人ずつ乗降、乗り通す数人を乗せて走り去っていった。


スターライトバス、個人的には幕などでのアピールがないのが物足りなかったのですが、4系統ともこの後で総曲輪を経由するので更に乗車が見込め、水曜深夜の駅段階で各便10人は乗っているところからするとさすがの定着ぶりが伺えます。当方未見であることを差し引いても、規模的に金沢都市圏のそれと比べても深夜帯の公共交通受給力に充実感ありとは過言ではないかと。
はや2年後に迫った北陸新幹線延伸、更には富山ライトレールと地鉄市内電車の直結による流動変化が注目されますが、深夜帯における駅と市街中心部との連携性もポイントになってくるなと感じられたのでした。

富山駅前

ご意見は【検証:】常設板までどうぞ!

上に戻る▲

テンプレートのpondt