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  • Photo:長野駅前07/15(金)
  • 長野駅前便
    23:13 フライデー松代入線
  • 長野駅前便
    23:16 長電終電発車2分前
  • 長野駅前便
    23:22 長野駅在来線改札口
  • 長野駅前便
    23:47 新幹線降車客が誘導
  • 長野駅前便
    23:49 一団はタクシー乗場へ
  • 長野駅前便
    23:59 こちらは何やら…?
  • 長野駅前便
    00:03 三才行が先発
  • 長野駅前便
    00:09 なんとか一件落着
  • 長野駅前便
    00:10 10分遅れで須坂行出発
深夜輸送力

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(過去ログNo.)
MiniRepo

金曜深夜、長野駅前にて-2011・夏

投稿者---551planning(2011/07/31 10:00:00)

乗合タクシーや深夜急行バスについてあれこれ調べているうちに気になっていたのが長野駅発の状況。アルピコ交通川中島バスが1998/12以降に深夜バスを2路線で運行しているほか、長電タクシーが2005/12から長野駅・権堂→柳原駅間で運行していた深夜乗合タクシーを2011/02から「ミッドナイトライナー」2系統に拡充しています。
非常に判りやすい私設ページもあるところ、ちょうど羽田空港連絡バス軽井沢線初便試乗を利用して実見してきたのですが…。

長野駅前

07/15(金)、23:00過ぎの長野駅善光寺口。まだまだ熱気が取れない中、駅前には多くの人が…大勢はJR駅改札口へと向かう流れのなか、バス停前で佇む人も少なくない。ロータリーにはアルピコカラーの路線車が2台、灯りを消して停まっていた。平日であれば遅くとも22:30過ぎまでには終バスが出てしまうのだが、金曜夜だけ23:15発で松代高校行・若槻東条行の2本を設定-名付けて「フライデー松代・若槻」。1998/12から松代へ、1999/06から若槻へ運行されており、年末には毎日運行となる日もあるものの、基本的には金曜運行(休日の場合木曜運行)が継続されている。ちなみに途中経由地や停留所、運賃などは通常便と同じだ。
出発5分前、バスの灯りが点った。まず3番のりばに松代行が入線、続々と乗客が乗り込む。遅れて1番のりばに若槻行が入線、こちらはパラパラといった乗り。最終的に若槻行には15人ほど、松代行は座席が埋まり立客も目につき、ざっと40人以上は乗ったものと。行先表示はLEDだったが「フライデー」の文字等はなかったのはちと残念。

長野駅前

バス2台の出発風景を横目にしつつ、長電地下駅へと駆け下りる。現在の終電は23:18発、ぎりぎりまで駆け込む人が見受けられたが、比較的女性の姿が多かったような。
続いてはJR在来線改札へ。この時点で23:33発上田行と23:36発豊野行が残っているのだが…改札前には人だかりが。出発案内には3本表示、22:56発の松本行もまだ出発していない-実はこの日の21:01頃、茨城県南部を震源とするM5.5・栃木県真岡市で最大震度5弱を観測する地震があり、東北新幹線は直後に運転再開したものの、上越・長野新幹線は1時間半弱運転を見合わせ。本来であれば残すは23:53着のあさま555号のみなはずが、その前3本が未だ到着していないという状況に。金曜のみ延長運転となるあさま551号(22:49着)と接続可能な松本行最終も接続待ちで停められていたのだ。
23:33発上田行は定時に動かすようで、「篠ノ井駅前お越しの方は上田行きをご利用下さい」との案内放送が繰り返されていた。そんな中終電に乗るべく続々と人がやってきて、事情が飲み込めない人からは「エーッ」と言う声も。
階段を上って新幹線改札口に向かうと、人影はほとんど無し。出迎えの家族が所在無げに待っていたが…改札口で聞いてみるとそれぞれ60分以上遅れて運転中なので最終の到着時刻は…という返事だった。

長野駅前

駅前をぐるりと巡って、23:45過ぎに再び在来線改札口前に向かうと、さすがに喧騒は落ち着いていた。松本行も出発し、豊野行が引き続き停車中。こちらは定刻23:08着のあさま553号到着まで待つ様子…と、新幹線改札口からぞろぞろと人が。駅員に誘導され、善光寺口のタクシー乗り場へと向かってゆく…あさま551号利用者のタクシー振替ですな。さりげなく後をついてゆくと、ビジネスマンと女性駅員が談笑中…「大変だよね。色々と言ってくる奴もいるんでしょ」『ホテル代を…なんてなことも言われますけど、まずはきっぷ(の目的地)が前提なんで』てな話が。
おっと、バスロータリーに戻ると、既にジャンボタクシー2台がドアを開けて待機中。ちょいと年季の入ったクルマで、前面と側面ドア付近に「深夜便ミッドナイトライナー」の幕が付けられている。長電タクシーの深夜便は、もともと2005/09に電車での須坂行試行状況を受け、平林街道からR18を柳原方面に向かう1系統で設定されていたところ、その系統を須坂駅まで延長するとともに、新たに若槻・上野団地・三才駅へ向かう系統を新設したもの。ちなみに従前は一律500円だったのが、700円~1500円に値上げされているようで…。
その時点で須坂行には2人が乗車、三才行はまだ乗車なし。運転手氏2人が談笑していると、まず三才行にスーツ姿の彼氏か同僚かに送られた女性1人が乗車。乗車前に運賃支払手続。その後須坂行きには若い男性グループなどが続々と乗車してゆく。

長野駅前

ところで、ミッドナイトライナー紹介ページには「JR長野駅着新幹線からの乗り継ぎに」と書かれているのだが、情報が伝わっているのかどうか、新幹線遅延には特段対処しなそうな様子。
そろそろ出発時刻だが、ここで須坂行でトラブルが。ほぼ座席が埋まりそうなところ、効率的に乗客を降ろすべく運転手氏が座席位置を調整しようとしたところ、最後部に座っていた私服男性がかなり酔っているようで…スッタモンダしているうちに日付が変わり、結局1人乗車のままだった三才方面が先発。酔客を何とかドア横に移動させ、須坂方面行が10分程遅れての出発となったのだが、座席はほぼ満員。酔客騒動前に営業所に無線を入れていたようではあるが、この後権堂を経由する際には増車が用意されていたのだろうか?長野駅前
つい1時間程前にフライデー若槻が停まっていた1番のりばには、いつのまにかラーメン屋台が営業中…長野の夜はまだまだ長そうだ。


いろんな意味で特異日に当たった感もありますが、まずバスはなかなかな利用率という感じ、金曜だけでは勿体無いかなという気もしたのですが、難しい部分もあるのでしょう。例えば、松代線の朝便でやっている「通勤ライナー」の逆で、新宿便や名古屋便の戻りを活用するテもあるのかな、でも戻り便は時間が読めないし…なんてな愚考をしてみたり。
そこで乗合タクシーの出番!と思うわけですが、たまたまなのかフライデー若槻と若干被っているミッドナイトライナー三才系統の乗りがイマイチだったのが気になったり。いっぽう須坂系統はニーズを逃しているような場面も見た(酔客騒動時に2人程しばし待っていて諦めていた)ので、こちらこそバスの出番ではなんて思ったりもしたのですが、そうなるとバスとタクシーの運賃差が、ともなるのでしょう。詳細は不明ながらかつては権堂発篠ノ井方面への深夜乗合タクシーもあったり、若槻方面から朝イチあさま接続のつばめタクシー「モーニングライナー」も2000/10から丸10年となる2010/11限りでなくなったりと、なかなか育ち難い部分はあるのかもしれません。


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