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【検証:近未来交通地図】 特別リポートNo.052
乗合バス事業「自由化」から2年
大新東バス
横浜南部新規参入路線バスを見に行く

(2004/04/29)
下記内容は予告なしに変更することがありますので、予め御了承下さい。
当サイトの全文、または一部の無断転載および再配布を禁じます。


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 本木雅弘、飯島直子、米倉涼子、佐藤浩一、賀来千香子、後藤久美子、三國連太郎、松雪泰子、浅野ゆう子、ジャンレノ…
 何やら映画か大作ドラマのキャスティングのよう?(どんなストーリーだ!)ですが、昨今の首都圏新築マンションのイメージキャラクターを務めた芸能人を羅列してみました。アクティブな女優、ダンディな俳優が好まれる傾向にあるようですが、それにしても錦糸町の駅でジャンレノのポスターがペタペタ貼られているのを見るにつけ、「都心回帰」の何たるやを思わずにはいられなかったりする、昔日そこらを学び舎としていた当方なのでした…(高校が最寄り駅だった…念のため記しておきます)

***
 さて、趣を異にした書き出しになりましたが、GWは皆様如何お過ごしでしたでしょうか。すでに報告の御投稿も頂いておりますが、全般的に天候が思わしくなかったものの、カレンダーの並びも良かったことからいろいろと満喫された事と思います。当方はというとちょこちょこ出歩く程度ではありましたが、週末の都市再生オフや圏央道実地見分といろいろ得るものがありました。そんな中でみどりの日に出掛けた話から。
 久々の赤い電車に揺られて着いたのは横浜市の南部、金沢文庫。橋上駅舎はエキナカビジネスの流行を先取った感じでファーストフード系を中心に店がひしめき、かつ以前よりも賑々しくなった感じがしましたが、人の出入りも旺盛です。西側に下りてバスロータリーへ。陸橋下に折返スペースを持つ、京浜急行バスの拠点のひとつですが、以前は大型車が坂道を登って行く印象を持っていたところ、小型のリエッセが増えていることが目に付きましたね。ところで今日のお目当ての路線のポールはどこかな…。

▼金沢文庫駅西口ロータリー 陸橋下で待機する京浜急行バス
金沢文庫駅西口ロータリーで待機する京急バス京急バス路線図 当然大新東バス路線は未記入…
京浜急行バス路線図 当然大新東バス路線は未記入…▲

 最近でこそ景気も回復傾向で分譲マンションの売れ行きも好調とのことですが、長らく供給が間断なく続いており、数年前にはかなりだぶついていた印象すらありました。その中で2002年の初めに発表されたのが、金沢八景の丘を切り開く「首都圏最大級プロジェクト」なる呼称も誇らしい1800戸超のマンション開発。デベロッパーは新興ながら急成長中の日本綜合地所で、「レイディアントシティ横濱ル・グランブルー」として昨年にはCMをはじめ積極的に宣伝が打たれていましたが、この春から先行入居が始まったのに併せ、住民の足として新規バス路線が開業することとなったのですが、その事業者はというと、かの大新東が遂に満を持して新規参入してきたのです。

日本綜合地所http://www.grandcity.co.jp/index3.html
レイディアントシティ横濱ル・グランブルーhttp://www.grandcity.co.jp/sp/r-city/top/main001.html

大新東http://www.daishinto.co.jp/

 大新東といえば、公用車などの運行管理システムを主体に、各種サービス業のアウトソージングや「日光江戸村」に代表されるテーマパークなど多角的展開を見せる中で、「走る演劇バス」や自治体バス・コミュニティバスの受託など、バス事業への関心を強く見せていたことは【検証:】でも折々触れていましたが、ここでの登場は意外な感じがしました…というのも、かの地は先に触れたとおり「京急王国」ともいうべきところ、どうやらいろいろあった結果にデベロッパー側が大新東に依頼した…といったコトを風の便りに聞いていたりします(ちなみにデベロッパーの本社所在地を見てみると…)が、このあたりはなんともなところ。もっとも、デベロッパー開発によるバス事業としては千葉の船橋バスや神戸の(旧)神鉄輸送サービスといった例もありますし、それが珍しいというわけではないのですが、ともあれ、勢いのいいタッグによる新規参入路線とあって、その実状を見にやってきたというわけであります。

 ロータリー近辺では「レイディ」のほかにもスーツ姿の“プラカードマン”がちらほら。京急系は案内センターの小屋まで出しているなど、旺盛な開発状況が伺えますが、その「レイディ」の係員にバス停を確認します。なお御興味ある方は現地販売センターまでタクシー代負担がありますよ…当方もそう云われましたが丁重にお断りして指し示された方向へ。陸橋北側の道を入り込んで100mほど進んだローソン前にお目当てのバス停がありました。なるほど、しっかり八分られています。
 時刻表を見ると、ラッシュ時15分間隔、日中も概ね30分間隔となっていますが、1時間ほど空く時間帯もあり、夜間はちと少ない気もしますが、最終00:04発は立派でしょう。で、乗車までちと時間があるのでローソンで一息入れます…こう考えると便利な場所かもしれません。
 と、バス停に列が出来はじめました。まもなく出発時間、というときにラッピングバスながら“グランブルー”が鮮やか、さらに“ゴクミ”(古い!かな)が微笑むなエルガミオが陸橋側からやってきて、買物の若い母子連れなど10人ほどの乗客を下ろしてほぼ同数を乗せて直ぐ出発です。車内も新車の香りが残るかのようで、余計な広告もないすっきりしたものです。

▼「大新東バスシステム」とは誇らしげ
「大新東バスシステム」とは誇らしげバス停とバスの間、奥に見えるのが京急バスの停まっていた陸橋
バス停とバスの間、奥に見えるのが京急バスの停まっていた陸橋▲

 停留所は全部で6箇所。駅前のほか、「レイディ」内に4箇所と、敷地入口の白百合幼稚園前となり、進む道すがらの京急バス停は通過です。対向の京急車とも「離合の挨拶」はなし…あ、これは原則廃されたんですっけ(まだ各地で見かけるが…)。

「アイサツ」止めますhttp://ken-show.net/topics/traffic/log106.html#21

パームツリーが映える?

 釜利谷交差点で先の陸橋につながる笹下釜利谷道路に一旦出てから南下、この周辺は宅地やマンション開発が早くから進んでいた地域ですが、そうてつローゼンを越えて道が細くなりかけてきたところで「レイディ」の大きな看板のたもとを左折、立派な「八景の杜トンネル」を潜り抜ければ「レイディ」敷地内となりますが、そこは「ヨーロッパの街並み」でした…。その名も「カルティエ4」バス停から同「2」「3」と進んで「5」で終点。同乗客もほぼここまで乗り通すところを見ると見学組のようですが、「5」の周辺は建築途上でいささかゴミゴミしており、一同戸惑い気味で辺りを見回します。

 さて、「レイディ」は八景の西方東向き斜面に井型の道路配置に中央部の「レイディアンドパーク」を中心として11のマンション棟を配置、メインルートとなるトンネル部から「ヒルサイド」「パークサイド」「シーサイド」「ユーロヴィラ」の4ゾーンに各種コミュニティスペースが配されていますが、中心部の花が咲き誇る公園からクリームベースの明るい建物に至るまで総てが「コートダジュール・コンフォート」の街づくりだそうで。パームツリーや裸婦像といったモニュメントはちと目が馴れるまではバブリーというか逆に安っぽいという気もしなくはなかったですが…。

しばし小休止

 現在は公園周りの棟が入居済みで、若い親子連れがのんびりと日向ぼっこしている様は微笑ましいと同時に出来立てでありながら街の優しさ、安心感を感じさせてくれ、コンセプトのターゲット層が合致している証左とも云えましょうか。ただ「タウンセキュリティ」と称して域内に100台以上もの防犯カメラを配するなどの総合的な保安システムは、特にスーパー等の中規模以上のショッピングゾーンが予定されていないことを含めて地理的にも流入を拒む隔絶要素としてあり、住民主体の「フレンドリークラブ」なるゆるやかな連帯組織醸成というソフト的対応での対処を標榜していますが、ちょっと気になるところではあります。ただそのことによって一方で域外と直結する公共系機関の必要性にもつながる事を思えば運営事業者にとっては望ましいのかもしれません。

 ところで、実は海手を望めば、「別の興味」が湧いて来ます…地理的にピンとこられた方もいらっしゃるでしょうが、実は東急車輛製造の工場を見下ろすロケーションでして、まぁ実際のところは新車なぞが拝めたわけではありませんでしたが、広い敷地のほぼ全景が望めるものでありました…と、丘の手前に「レイディ」の案内センターがあり、バスも休んでいました。エルガミオが4台とエアロミディME2台の陣容なんですね。ちなみにナンバーも「横浜200 あ・・・1」から「6」までと綺麗であります。大新東サイトにも入居状況に応じて増便をとしており、計画規模から云っても将来的には高頻度運行となる可能性も十分に感じさせてくれるものでありました。
 なお、公園横のモールの一角には「大新東バスレイディアンドシティ営業所」があり、定期券等の発券業務を行うようでした(日祭日定休)。事務所には「ニャンまげ」ポスターがしっかり張られていましたよ。

▼こちらが稼動車を除くフルラインナップ
ラインナップがお昼寝中営業所はひっそり
営業所はひっそりとしていました▲

 トンネルを潜り抜けて敷地外へ出ます。白百合幼稚園前は京急バス停もありますが、これがまた「微妙な距離感」でございました…と、駅行がやってきたので大看板を前にパチリ。乗り込むとまた母子連れを中心に20名ほどの乗りようでした。先に記したとおりではありますが、文庫駅前を中心に中規模ストアーも点在していますので、日用品購入+片道170円は許容範囲内ということになりましょうか。
 こんどは笹下釜利谷道路を真っ直ぐ東進、陸橋脇をすり抜けロータリー前に躍り出るもののさっと左折して先程のローソン前へ。間に信号もあり朝時などは嫌がられそうな距離でもあります…。

奥の京急ポールと“微妙な距離感”

***
 まぁ京急側としては特段の意識はないものと思われますし、大新東側としても「レイディ」の住民に絞ったサービスとの割り切りのもとで参入しているでしょうから、あるようでないような棲み分けの状態で推移してゆくものと思われますが、ロケーション的に横横や湾岸線といったところが視野に入ってくるようになると、横浜MM地区あるいは東京方面へのダイレクトアクセス…なんてな「瓢箪から駒」的な話も無くはなかろうかと思ってしまうのは飛躍に過ぎるでしょうか。そういえば仙台でも団地直結バスが新規参入(愛子観光バス)で実現したようですし。

 ちと気になったのは、敷地内から東急車輛と横浜市立大の間に抜ける道が整備されていること。門で塞がれていましたが、あそこがある程度フリーになれば金沢八景の駅まで徒歩圏内になるものと思われるだけに、特に朝時のバス移動との時間的天秤で忌避される可能性すらと取り越し苦労をしてしまいますが如何なものでしょうか。尤も文庫は増結駅でもありますのでトータルでの利便性でアドバンテージを有しているのではありますが…。

改正道路運送法施行(2002.02)後に路線バス事業に新規参入した会社

全国初!タクシー事業者が「空港直行高速バス」参入へ
 投稿者---551planning(2003/12/19 16:33:38)

─力でねじ伏せる?後発産交バス
 └Re:力でねじ伏せる?後発産交バス
  └九産交の誤算
参入あまいか酸っぱいか…「すーぱーばんぺいゆ」乗車記

 来春に近づいた九州新幹線新八代−鹿児島中央間開業に合わせ各種観光アクセス整備が図られているところですが、それを見越した施策のひとつとして、八代−熊本空港間に空港連絡バスが誕生します…しかも運行事業者は路線バス初参入のタクシー会社。「乗合タクシー」でないバスとしての参入は全国でも初だそうです。

空港高速バス 八代市のタクシー会社があすから参入(12/19熊本日日)http://www.kumanichi.com/news/…
神園交通グループhttp://www.k-2121.com/

 これまで熊本空港連絡バスはかの九州産業交通の独壇場。熊本市街をはじめ、天草・阿蘇・高森方面などがありましたが、八代ははじめて。なお九産交も同路線に参入予定とのことで、早速ダブルトラック化の予感です。
 神園交通グループでは80年代に貸切バスに参入していましたが、路線バスは初めて。「エアポートライナー すーぱーばんぺいゆ」の名も誇らしいですね(ばんぺいゆ(晩白柚)とは八代地方特産のザボンの一種、柑橘類の中では最大級とのこと)。使用車両もローザと現実的?です(ちなみに三菱ローザといえばアルピコグループが運行している松本−名古屋空港乗合タクシーも使ってましたね。マイクロ系使用という意味ではバス会社で云えば岡山空港で中鉄が日野リエッセを使っていましたが、他にありましたかね?)。
 形態からして、こういう形でも参入できるのだという前例になるかどうか、進展を期待したいところです。

力でねじ伏せる?後発産交バス
 投稿者---551planning(2004/03/04 21:23:57)

 九州産交バスの追随が早くから云われていた熊本空港−八代線ですが、なぜか最近現物を見るようになった(仕事でですが)熊本日日新聞3/2付朝刊にカラー広告が載っています。九州新幹線に合わせ3/13運行開始、なお運行は熊南(ゆうなん)産交(株)です。
 「大型バスで快適に エアラインやつしろ」とのコピーはまさに先発神園交通(マイクロバスで運行)を意識したものでしょう。さらに意識がハッキリしているのが運賃。片道1,200円往復2000円と、片道2,000円(往復3,000円)の神園便を完全に凌駕しています。ただこれは熊本市内線が670円であることからすると、さほどダンピングではないかなという印象も受けます(ちなみに同日誕生の熊本−新八代駅−人吉線の熊本−新八代駅間が1,300円台)。また停留所も八代市内ホテル対応の「直行型」神園便と違い、高速道BSもあるなど多彩で、グランメッセ熊本にも寄るなどの「各停型」は細やかなというか、いろいろな需要対応での路線維持を見越した形とも云えそうです。運行本数は神園便6.5往復に対し9往復。ただし2〜3便は微妙に「雁行スタイル」な設定となっています。

八代―熊本空港<エアラインやつしろ号>http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/toshikan/yatsushiro/yatsushiro.php

 以上から見ると、神園便は結構苦しい戦いになりそうな気がします…そもそも余裕で産交エリア内であった八代にリムジンバスがなかったことを考えると、確かに九州新幹線開業はあるとはいえ、さほど需要がという印象を受けます。神園便が、大型の観光バスを持っていながらあえてマイクロバスを投入したということからも伺えること。そこにきて一気に15往復ですから…。
 まずは神園交通の対応が注目、というところでしょうか…。

Re:力でねじ伏せる?後発産交バス
 投稿者---エル・アルコン氏(2004/03/08 17:32:59)http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 一見大手による新規参入業者イジメのようにも見えますが、価格設定が一般路線バスとほぼ同等となると話は別ですね。

 逆に、九州を代表する福岡空港では一般高速バスが空港にも寄ると言う形態であり、今回の神園交通のように、「リムジン」と名が付けば少々吹っかけるという形態がとがめられたと言う感じにも見えます。
 そう考えれば、羽田や成田に代表されるように、近隣の都市間高速バスに比べて明らかに高い状態で寡占が続いているところでなら通用したのでしょうが、今回は地元大手の産交が正面から「通常価格」で挑んだことで、目算が狂ったのでしょう。

 まあこれも、市内でデマンド運行をするというようなドアtoドアの度合いを高めればこの運賃でもいいでしょうが、ちょっと厳しい先行きが予想されます。

九産交の誤算
 投稿者---551planning(2004/08/27 15:24:41)

 九産交の熊本空港−八代線リムジンバス「エアラインやつしろ号」が8月いっぱいで廃止されるそうです(新聞記事では休止になっているが、自社サイトでは『長らくのご利用誠にありがとうございました』と…)。平均10人前後を見込んでいた乗車が3〜4人と低迷、『企業再生中で赤字は出せず、休止を決めた』そうで。

運行休止 八代〜熊本空港間の高速バス 9月1日から(08/27熊本日日)http://kumanichi.com/news/…
九州産業交通 http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/toshikan/yatsushiro/yatsushiro.php

 まあこれも、市内でデマンド運行をするというようなドアtoドアの度合いを高めればこの運賃でもいいでしょうが、ちょっと厳しい先行きが予想されます。

 フォローしていませんでしたが、九産交の運行直後に神園交通が運賃値下げを実施(片道2000円→1100円、往復3000円→2000円)、片道運賃で九産交より100円安い価格を提示するとともに、航空券やホテル宿泊とセットで片道500円となる企画モノをアピール、さらに6.5往復から9.5往復に増便して対抗しておりました。
 九産交も八代市内停留所の見直しなどのてこ入れを行ったものの、結果的には「名誉あるうちの撤退」ということになりましょうか…車両の大小で直接的に経費ががらっと変わるというわけではないですが、先に記していたように神園交通がマイクロバスでの対応であったことが同地の需要判断を如実に示していたものと思います。

 富士交通の一件も今後の展開含め注目に値しますが、こちらでは結果的に一過的にせよ競争の発生により価格是正化が図られたこと、しかもそれが新規参入側ではなく既存社によるものであったという点で興味深いという気も…ともあれ九産交の利用状況からして、神園便の今後の無事を祈りたいところでもあります

参入あまいか酸っぱいか…「すーぱーばんぺいゆ」乗車記
 投稿者---551planning(2004/10/11 15:33:05)

 「九州収穫紀行」の途上、神園交通「すーぱーばんぺいゆ」号に乗車してきました。
 九州新幹線つばめに初乗車の後、田んぼのど真ん中にある新八代駅の乗換構造などをチェックしてから綺麗に整備された駅前広場へ…実は今回の旅行は時刻表を持たない行き当たりばったりでしたが、東口の乗場へ向かうと、丁度30分も待たずに熊本空港行がやってくるということで乗車を決めます。東口にバス乗り場は2つ。1つが八代市内方面、もう1つが高速バスで、目指す熊本空港行「すーぱーばんぺいゆ」と九州産交の熊本−人吉線「ひとよし号」4往復が乗り入れます。これは九州新幹線開業で熊本−鹿児島線「きりしま号/ハイビスカス号」が廃止された代替路線、さらに人吉−鹿児島空港線、鹿児島空港リムジンバスとつないで両都市間の格安移動を確保しています(このほか熊本−宮崎線「なんぷう号」と鹿児島−宮崎線「はまゆう号」との乗り継ぎもあり…詳しくはリンクにて)。

高速バスのページ 熊本-鹿児島 高速バス接続ダイヤhttp://www6.ocn.ne.jp/~a19064/kmm-koj-setuzoku.html

 「ひとよし号」の掲示を見ると、白紙で隠された路線がうっすらと見て取れます…これが半年足らずで撤退となった産交の「エアラインやつしろ号」。競合で敗れたというよりは需要不足でと思いますが、さてどのようなものでしょうか…。

新八代駅前案内表示

 駅舎のほうが俄かに騒がしくなったと思えば、30分毎運行の「つばめ」が到着した様子。「リレーつばめ」へ乗客が乗り込む姿が見られるとともに、改札口からも団体客が降りてきました…駅前停車中の観光バスに乗り込んでいきます。そういえば先程も東南アジアからの観光客と思しき団体さんが居ましたので、体験乗車ツアーが結構あるようで…しかしこちらのバス停は寂しいままで。
 遠くを見やると青い三菱ローザが近づいてきます。「すーぱーばんぺいゆ」の到着です。早速乗り込むと片道1,100円也。ちっちゃなステンレスの運賃箱ですが、勿論機械である必要はありません。車内には八代市内で乗車の先客7名が居られます。老若男女三々五々という感じ。しばしの時間調整の後に発車です。お、イッチョマエにテープの案内放送も用意されていますね。車内にはしっかりトランクスペースも確保されています。

右側面乗場

 田んぼ道から広い通りに出て、R3に合流すると直ぐに八代ICから九州道へ。ICからちょっと南には南九州自動車道(八代日奈久道路)との交点である八代JCTもあり、まさに付近は交通の要衝です。あっさりETCを通り抜け北上開始。ちなみに「エアラインやつしろ」は途中の高速バスストップにも停車していましたが、どこも人影はなし…九州の高速道バスストップでは都市間路線も積極的に停まりますが、利用状況はどんなもんでしょうかね。小雨が降る中順調に走行してゆくと、緑川PA手前付近で青いクルマと対向、東京や名古屋便を受ける熊本空港12:20発ですが、やはり7〜8人の乗車の様子。
 20分少々で九州道を降り、益城熊本空港ICからグランメッセを横目に交通量の多い県道を10分ほど東進すると、さほど上ってきた印象もないままに突然眼前に空港ターミナル。結局新八代から40分での到着となりました。ただ停まったのがANA・JALカウンター前を通り越した到着ロビーの先、SNAのカウンターは近いものの、ターミナルの造り、タクシー乗り場との兼ね合いから降車スペースないということで致し方なしとはいえ、スムーズな対応を期待したかったですね。

空港ターミナル熊本行き産交リムジン

 空港ターミナルをチェック、行き当たりばったりにしては天草エアの到着機を見られたのはラッキーでした。
 帰路は県庁前まで熊本行の産交リムジンバスに乗車。乗り場に向かうと丁度東京便の到着に重なったため停車中のクルマは満席、5分後続行の後便に乗りましたが、前便の3列シートには驚きました…後便は4列でちょいがっかり。それにしても便数が多いリムジンバスですが、対向する車を見ても経年車が多いですね…ICを過ぎてからは都市間高速便との離合が増えましたが、あちらはどれもが新車に見える気になるほど、リムジンバスは各社くたびれておりました。あとカラーリングに統一感がないですね…再生を目指す産交の、辿ってきた経過を思い知るような気もしたのでした。

***
 車内には熊本空港発最終2便の到着機待ちの掲示が出されていて、20:25発については最大20:50、21:30発の最終便については八代直行の交通手段がないため到着まで待つ旨書かれていました…個人的には補助席があるにせよ30人も乗れないバスの許容量が気になりましたが、少なくとも乗車時にはジャストフィットかな、とも思いましたね。某サイトでは八代発で満席時にはタクシーで「増発」したこともあるのだとか…?乗客本位の機動力を感じさせてくれます。ただし“メジャー”産交の後参入によって片道運賃では当初の半値(2,000円→1,100円、往復3,000円→2,000円)とせざるを得なくなったのは誤算というか、別から見れば皮肉といいましょうか…。
 正直なところこれ以上の上がり目があるかどうかは難しいところですが、意欲的な新規参入の今後とも安定運行を願う次第です。

神園交通グルーhttp://www.k-2121.com/

海王交通新規参入
 投稿者---551planning(2004/03/05 16:59:49)
─北陸信越運輸局管内都市間高速バスの動き

 富山県新湊市にあるタクシー・貸切バス会社の海王交通が、この4/21から乗合バス運行を開始することになったそうで。

新湊−雨晴に路線バス 海王交通が参入(03/05北日本)http://www.kitanippon.co.jp/…

 記事にあるように新湊市役所−JR-W氷見線伏木駅−雨晴温泉磯はなび間を1日2往復するもの。同社はタクシー会社から1996年に貸切バスに、2001年から新湊市コミュニティバスを手がけていたもので、なんでも富山県では八尾町営バス以来30年ぶりの路線バス新規参入社の誕生になるのだとか。
 それにしても中途半端な運行区間かな、と思いますが、2001年以後の新湊市コミュバスの展開は目を見張るものがあり、今回の路線は市境を越えて呉羽駅・越中大門駅を結ぶ「JR接続バス」に準じるものと考えられます。ただし観光路線としては海王丸パークへ行くことも考慮されるべきかなと思いつつ、そこは万葉線で…ということかと考えますが、微妙なモノを感じるものです。

新湊市コミュバス http://www.city.shinminato.toyama.jp/gaiyou/bus/gaiyou_busstop.html

 記事ではこれを端緒に路線増設や高速バス運行を検討するとしており、昨今富山を核に昼行高速バスが進展する中、高岡周辺の動向も変わるのか、加越能の動きとともに気に留めておきたいと思います。

(参考)富山県を発着する高速バスの展開(便数は現在)
富山−東京線  1987.12/23 昼2/夜1往復 富山地鉄・西武バス  
富山−大阪なんば線  1989.06/26 昼夜各1往復 富山地鉄・南海バス (→廃止)
氷見・高岡−東京線  1994.12/09 昼夜各1往復 加越能鉄道・西武バス  
富山−泊・入善線  2003.06/20 昼2往復 富山地鉄  
富山−砺波・城端線  2003.06/20 昼2往復 富山地鉄  
富山−新潟線  2003.10/01 昼2往復 富山地鉄・新潟交通  
富山・金沢−大阪駅線  2003.12/01 夜1往復 西日本JRバス (北陸ドリーム大阪号 2004.03/01京都経由化)
富山−京都・大阪梅田線  2003.12/24 昼夜各1往復 富山地鉄・阪急バス  
富山・金沢−大阪駅線  2004.03/01 昼1往復 西日本JRバス (北陸道昼特急大阪号)
富山−金沢線  2004.03/06 昼8往復 富山地鉄・北鉄金沢中央バス  

北陸信越運輸局管内都市間高速バスの動き
 投稿者---くるりん氏(2004/03/06 13:21:40)

 海王交通の路線バス運行開始、やると思っていました。実は高岡で一番やり手の会社が伏木海陸運送(万葉線実質的親会社)と海王交通でして、果たして高岡・呉西地区のバスの動きがどのようになるのか非常に興味のもたれるところです。

 記事ではこれを端緒に路線増設や高速バス運行を検討するとしており、昨今富山を核に昼行高速バスが進展する中、高岡周辺の動向も変わるのか、加越能の動きとともに気に留めておきたいと思います。

 実は非常に気にかかるのが、現在加越能のドル箱である高岡〜氷見線に海王交通が参入するのでは?という見方です。現在、中・長距離の路線バス1路線としては富山県内最大の本数(平日毎時3本)を有しており、仮にこの路線に参入した場合、路線バス地方都市初の競争となってしまう可能性も否めないでしょう。今後に注目したいなと。

 で、本題にかかりますが、海王交通の高速バス参入を上げているとの報ですが、どうもここ最近の国土交通省北陸信越運輸局管内の高速バスがにわかににぎわっておりまして・・・。
 発端は一昨年12月の新潟〜仙台・池袋線2往復増発+新潟〜大阪線バス停増加でありますが、その後の新規路線には並々ならぬものが・・・。
 富山関係は管理人さんが書かれているので、その他をあげれば、

 金沢〜大阪 2004.03/06 昼2往復 北鉄金沢中央バス・阪急バス
 新潟〜郡山 2004.03/20 昼2往復 新潟交通・福島交通

 このほかに新潟交通管内で数路線新設+増発などがうわさされており、今後もこの運輸局管内からは目が離せない状況が続くものと見ております。
 それにしても、福島交通は仙台線の安価競争で手一杯のはずなのですが、なぜここにきて新潟線なのか少々疑問には残りますが。

2004.11.14 Update

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