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  • Photo:FCHV-BUS
  • FCHV-BUS
    えもいわれぬ独特な前面
  • FCHV-BUS
    案内画面や放送は東空交仕様
  • FCHV-BUS
    座席も一般的な高速車タイプ
  • FCHV-BUS
    最後席は種車譲りの直角座席
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    フローリング柄の嵩上げ床面
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    係員も戸惑うラゲージスペース
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    意外にもシンプルなコックピット
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    FULL CELL表示にしてくれました
羽田空港アクセスシリーズ

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(過去ログNo.)
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羽田空港連絡バスに登場! FCHV-BUSの更なる可能性を問う

投稿者---551planning (2010/12/31(Fri) 15:08)

10月のとよたおいでんバス“顔見世運行”に次いで、FCHV-BUSが東京にも帰ってきました! その歴史を振り返れば、2003/08~2004/12に都営バスで“試験的営業運行”が行われたのがその始まり。その後愛知万博会場やセントレア関連など比較的短距離の運用が中心でしたが、今回は新たなステージに上がることとなりました-その名も「水素ハイウェイプロジェクト」。なんと羽田空港連絡バスに就役することとなったのです。

企画自体は2009/08に経済産業省「水素利用社会システム構築実証事業」公募結果にて『東京都心と羽田空港/成田空港を結ぶわが国初となる高速道路を使った燃料電池自動車・燃料電池バスの長距離定期運行』との概要が発表されていたのですが、その後の状況はさっぱり伝わって来ず、とよたおいでんバス運行の話題で思い出した際にもめぼしい情報がなかったのですが、10月中以降仔細が発表されてゆきました…というか、なんといっても注目は車両なのですが、掲載された写真には度肝を抜かれたというか。
公募結果を見た際にはてっきり新車が登場するかと思いきや、ブルーリボンシティベースである愛知万博使用車両の内外装をリニューアルし高速走行等路線バスの運行装備を追加したそうで…外装では前面が現行セレガに似た雰囲気となり一変!ただし後部は種車とほぼ変わらない様子で、物凄く違和感を覚えたり。そもそもトランクがないところどのようにするかといえば、座席数が25ということで使い勝手が悪そうなと。ちなみに最高速度は80km/h、羽田ではいいものの成田には…とも思っていました。

12月に入りリリースが出され、12/16から羽田~新宿・TCAT間で各1往復運行されることが発表されました。ちなみにいずれもTIATには入らない運用-そういえば両線にはその設定があったと思えばその各1往復で、10月改正時点で既に充当が織り込まれていたことになりましょうか。なお、東空交がリリースを出したのは運用開始前日の12/15。そこでは車内無線LANサービスがない旨小さく記載されていましたが、同社サイト内各路線の時刻表にはFCHV-BUSで運行の旨等の記載はされていませんで。
なお、HySUTリリースによると都心~羽田・成田間では1月からハイヤー会社等による燃料電池自動車の運行も行われる由、さすがにFCHV-BUSの成田就役はなさそうで、早とちりながら残念な気もしなくはなく。


何はともあれ実見をばということで、まずは運行開始当日の12/16朝、仕事前に羽田へと向かいました。早くも愛用?している蒲田シャトルで2TB到着時には路線バス駐車場にその姿はなかったものの、ロビー内でしばし暖を取った後に再度外へ出てみると、駐車場にその姿がありました! 改めて実車を見ても、えらい印象が変わるというかやはり違和感が先に来てしまいます。
hysut そのうちしずしずと5番のりばへ入線。この日供されたのは2台のうち952号車、ちらと車内を見ると車内前輪上部がラゲージスペースとなっており、その後ろに高速車仕様の座席が並んでいますが最後尾は種車を活かした?直角シートに。御同輩と一般利用者・空港勤務者(帰り?)と思しき10人以上が乗り込んだ後、間際に東空交関係者が乗車すればさらりと埋まる感じで出発してゆきました。ところでテレビクルー等各種取材などがあるのかなと思いきや、前日に羽田空港で運用開始式典が行われたせいか至って静かだったのには拍子抜けでしたね。

その日は乗車が叶わなかったので、週を跨いだ12/20にいざ実乗。新宿→羽田→TCATと乗り継いでみました。仔細についてまずは既にアップされている猛者の御両人にお譲りするとしましょう。ちなみにこの日も羽田でプチ撮影会となったのですが、だったら土日なんか大変だったのでは?なんて話をしていたところ、やはりえらい人気だったようで。

さて、この日も他に御同輩が目立つ感じも一般利用者も若干戸惑い気味で乗り込まれていたほか、羽田地上係員がレクチャがてら車内をしげしげと観察…思わず初日に添乗していた東空交関係者が窘める場面もあったり。ラゲージスペースは乗車前に係員に預けられた荷物のみ対応となっており、乗車前に係員がパウチをぽんと置く形で注意喚起されていました。ちなみに預けていない荷物は座席上の棚を利用するようにとされていますが、さすがにそこは天井高が生きている感じ? あと棚廻りの造作もセレガのそれになっています。
床はもともとノンステップだったのを運転席直後からのワンステップとなり、フローリング柄の床材がイイ感じです。グレーとブルーが配された座席は、枕カバーにFUEL CELL BUSとの文字が入っているほか背面には実証実験の紹介文面も貼付されています。シートピッチはゆったりしており、羽田経済新聞記事によると通常より9cm長い43cm、「抜群の乗り心地」を楽しめる(東空交営業部担当者談)由。6列のうち5列目が後輪真上で足元が狭いほか、最後尾は直角シートな上に5列目よりも若干低いため展望が効かないというか採光的にも若干暗い感じがしました。

最も気になる高速走行等の乗り味ですが、まずもって余裕のある走りっぷりというか、湾岸線でも基本的にキープレフトで淡々と進む感じ。新宿からの羽田行きでは、東京港トンネルの先で何台もの僚車ほかが脇をサッと抜けてゆきました。とはいえ、レインボーブリッジ等での坂道もスイスイという感じではないにせよ、総じて重い感じはしません。
静寂性には触れざるを得ませんが、一方で車高の低さはロードノイズや凹凸を感じさせやすくもさせます。大袈裟ながらも、降車時には若干オシリが疲れた感じも覚えたり?…やっぱり成田は厳しいのかなと体感した次第で。

***
後日、羽田空港北隣の京浜島へ-今回のプロジェクトを支える羽田水素ステーションを実見するため。場所は大田清掃工場地先、ピザの一片のような形をした京浜島のその先端近くにあたります。大森駅から京急バスに揺られて20分ほど、京浜島三番地バス停から10分弱歩いて目的地到着…確証がなかったとはいえ新宿とTCAT往復の合間を狙って行ってみたのですが、残念ながらその際には車両はおらず充填作業を見ることはできませんでした。hysut

ちなみにこの水素ステーションは東京ガスによるもので既存の天然ガススタンド「京浜島エコ・ステーション」に併設、都市ガスを改質して水素を製造するもの。プレスリリースでは“日本初”の文字が並んでおり、まだまだ実験的要素が強いのかなとも。ただ天然ガススタンドはまだ稀少とはいえ水素ステーションの比ではないわけで、ここがうまくいけば併設ステーション、あるいは一体化による整備運営効率の向上に資する-のですな。

しばらく粘ったもののクルマは現れず、癪?だったので、昭和島からモノレールで急ぎ羽田空港へ…TCAT行になんとか1TBから乗れました。この日は951号車。2TBでは数人も1TBで15人以上が乗り込み、満席近くでの出発に。乗車の後、係員が預かり荷物をラゲージスペースに載せようとしたところ、乗客が手荷物を置いていたことから車内に確認。『こちらはトランクと同じ扱いになりますので置かないで下さい』と声掛けしタグ付け。乗車前にも注意の上個別に声掛けしていた人が置いてたので世話がないのですが、乗り込んであのスペースを見るとどうしても置きたくもなるわけで。
この日も安定した走りっぷりは変わらず。前回は9号深川線の渋滞によりほぼ定刻着でしたが、この日は至って快調に進んで5分以上の早着に…それでもラゲージスペースの荷物降ろしが若干滞っておりました。なおこの日も御同輩の乗車があり、TCATでプチ撮影会となっていたのですが、運転手氏が気を使ってくれたのか、LED行先表示に「FULL CELL/燃料電池バス」の表示が!


現時点でいつまで運行されるのかは不明ですが、まず焦点は実証事業年度末である2011/03でしょうか…とはいえ、ここまで大改装されていることからしてもったいない気も。さりとてこの収容力、特に荷物スペースを考えると投入可能路線はかなり限られることに。“虎の子”ならぬ”張子の虎”-とまでするのは可哀想ながら、なんとも悩ましく。hysut
その意味では先達のように路線バスなりランプバスがフィットしているということにもなりましょうか。それは現在の車体形状ゆえともなるところ、高速車仕様ができるのか否かが次の展開になる、というわけで。

なお東空交より、新春01/02・/03は通常のディーゼル車で運行の旨発表されています。この2日間といえば、別途トヨタから箱根駅伝運営車両にプリウスPHV・トヨタFCHV-adv等を提供する旨発表されており、そこにこそFCHV-BUSの記載はないものの…まさか箱根の急坂は登れないでしょうが、平坦区間ならひょっとしてサプライズもあるとか?

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成田空港FCHVハイヤーはANA上級クラス向けサービスで

投稿者---551planning (2011/01/24(Mon) 13:26)

こちらもフォローしておかねばなりません。

1月サービス開始が予告されていた水素ハイウェイプロジェクトのもうひとつ-燃料電池自動車による都心~成田空港間ハイヤーサービスは、ANAが上級クラス向けに提供しているものへの充当でした。
「欧米線お帰りハイヤーサービス」はファーストないしビジネスクラス、ジャカルタ線就航キャンペーン「早朝お迎えプラン」もビジネスクラス利用者が対象となっています。上級クラスに縁のないというか、そもそも当面渡航予定のない当方にとっては試乗など望むべくもないですが、クルマは箱根駅伝でも緊急対応車に充当されていたトヨタFCHV-adv、車高が高い分どんな感じになるのでしょうか…って、ハイヤーなんぞも使ったことがないわけで。

ちなみに個人的におっと思ったのは、運行委託が松崎交通だということ-今となっては懐かしい「あいのりタクシーサービス」の末期に主担当になっていた会社ですな。もともと成田の会社で、東京の別会社を買収して営業所を構えて…という話までは把握していましたが、さっと調べたところ東京商工リサーチでまさかの情報! 2006/06に民事再生手続してたんですね…一応2010/07に再生手続は終了しているようですが。

ちと最後は蛇足になりましたが、実証実験は3月末までとのことですがANAではグループのイースタンエアポートモータースへの車両導入も検討の由、今後の展開も気にかけておきましょうか。

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FCHV-BUS
  • Photo:FCHV-BUS
  • FCHV-BUS
    13:40定刻出発
  • FCHV-BUS
    ラゲージスペース満載
  • FCHV-BUS
    湾岸線渋滞は序章に過ぎず…
  • FCHV-BUS
    よもやの羽田渋滞突入
  • FCHV-BUS
    出発階まではスルーで行けるが
  • FCHV-BUS
    渋滞の列は本線まで
  • FCHV-BUS
    TBCK車が出発階へ直行
  • FCHV-BUS
    交錯点を過ぎるとスペースが
  • FCHV-BUS
    1時間遅れでなんとか降車
  • FCHV-BUS
    車庫へと猛然と走り去る上の陸橋では未だ渋滞が続く

GWの羽田FCHV-BUS…よりも酷かった羽田空港連絡バス到着便処理

投稿者---551planning (2011/05/05(Thu) 12:55)

GWは本業的に遠出することができないのですが、05/03に都心と羽田空港に用事があり、ならばプチ旅行気分を味わうべくとTCATからFCHV-BUSで羽田に向かうことに。
水天宮前駅からTCATへの動く歩道(スロープ)は節電のため停止中、数少ない人影もキャリーバッグを抱えて階段を昇るのに難儀されていました。TCAT内も少ないながらちらほらと人が。1F奥の羽田空港行券売機で購入しようとすると、先客の幼児を抱えた夫婦に係員が『…なので、1時間以上かかりますんで、お急ぎならば電車で…』と薦めていました。当方は係員の説明を“全て”聞くともなしに躊躇なく購入、建物横で待機中のFCHV-BUSを確認し、ロビーでしばし待機していました。出発5分前にバスが入線、この日は952号車。先程の親子3人のほか老夫婦や家族連れなどに加え、追って見るからにANA系CAと思しき方が3人乗車。結局20人の乗りにて13:40定刻出発-このクルマだとほぼ満席近く、前輪上部のラゲージスペースも満載に。
隅田川大橋を渡り福住から首都高入り。案内板に「有明~大井2km10分」の表示を確認するも、コレで1時間は掛からないのになぁと思っていました。結局13:50過ぎ、湾岸線東京港トンネル入口手前で減速ハザード。この間運転手氏は巧みに流れている最内車線に入っており、完全停止することなく東京港トンネルを通過。大井のカーブを過ぎると再び流れており、なんだあっさり着くものだと思っておりました。

と、空港北トンネル手前で羽田空港到着案内が入り、普段より早いタイミングだな、なんて思っていると、『羽田空港混雑のため、本日は3階の出発階ではなく1階の到着階での降車扱いとなります。御了承下さい』との肉声放送が。まぁGWだしなぁと軽く考えていたら、定刻2TB到着時刻14:00を少し過ぎたあたりで羽田空港出口の坂道手前、東京空港警察署を横目にする地点で減速し停車…前を見るとバスや業務車両が列を作っています。列はターミナルへの2車線のうち右側で、左側は空いており一般車が次々と走り去ってゆきます。左側をそのまま進めば3F出発階に着き、走り去る一般車を目で追いかけても出発階はそう混んでいるようには見えないのですが、おそらくその先、1TBへと向かう途中の2TB駐車場の裏手を走る際に駐車場待ちのクルマが塞いでいるため、そのまま移動可能な到着階での降車扱い指示となっているのでしょう。
じりじりと進み、ひとまず当方の注目はFCHV-BUSの坂道発進に。駆動音こそ静かなままですが、さすがにアタマデッカチな分足取りは重そう。1回だけちょっと後退してぐわんと進みましたね。

と、横をオレンジのバスが猛然と抜いてゆきました。更に西武バスが続きます…この辺りから車内が俄にざわつき始めました。まず動いたのは最後部に陣取っていたCA3人組。1人が意を決したように前へ向かい運転手氏に交渉するも『申し訳ありません…』との返事。その後、聞くともなしに入ってくるヒソヒソ声からして、3人はそう面識があるようではなかったものの、車内への配慮もあるのか1人の携帯電話で勤務先へ状況報告していました。
当方の後ろには老夫婦が座っていたのですが、先程は北ピアに駐機されていたSNA機を横目に亭主のほうが「今日はあんな小さな奴じゃないはずだけどな…奄美に行ったときは小さかったなぁ」なんてな話を小声でしていたものの、次第にイライラしてきた様子…と、気を紛らわせようとしたのか(おそらく携帯電話の)ワンセグでテレビをザッピングし始めて-しかも結構音が大きめ! しばらくミヤネ屋とドラマ再放送を見ていたようですが、それにも飽きたのかしばらくしてまた静寂(時折CAによる状況報告)という状況に。
渋滞に嵌って20分程、ようやくなんとか坂の頂上に辿り着くと、状況がより判ってきました。2TB1F到着階への道路はビル側から順にTIATからのアクセストンネルおよび側道からの2車線と、首都高東京方面からの1車線、それに1TBからの1車線の計4車線が入っているものの、それらが交わる羽田エクセルホテル東急前付近でそれぞれの折り込みが収拾不能な状態となっている様子。それを見たCAが再度交渉も再びやんわりと断られ、ひとまずはいつでも出られるようにと許可を得てラゲージスペースの荷物を取り出し手元に置きました(ま、このクルマだからこそともいえる)。と、左側車線を走ってきたワゴンタクシーが、出発階と到着階の分岐で強引に割り込もうと停車。これはいただけないなと見ていると、案の定数台がこれに続きます。しばし頑張っていたものの、さすがに到着階方面が全く動かないのと自らの後続もそこそこ伸びてきたため、結局出発階へと切り替えてゆきました。
後ろを振り返ると、バスを中心に車列が湾岸線本線方面まで達している様子…と、またオレンジのクルマがぶわんとカーブを曲がりそのまま出発階へ。その後に東京ベイシティ車など何台か続いてゆきました。さすがにそれを見せられると車内もざわつきますが、『この車はトラフィックコントロールセンターより到着階での降車扱いを指示されております、誠に申し訳ありません』と運転手氏から再度の案内がすかさず入りました。その前から車内でも聞こえる程度に無線が流れており、確かに「羽田空港内混雑のため到着階降車扱いで…」との指示が繰り返されており、となると出発階へ向かったのは運転手の判断によるものなのでしょうか…「コレだからなぁ…もう(バスには)乗れないな」と亭主がつぶやきます。

FCHV-BUS

さすがに当方も、出発階へと向かっちゃえと声を出したくなったのですが、結局14:40前に分岐を過ぎその望みは絶たれました。前方では人的整理は行われておらず、内側からのクルマが比較的流れるとあってか、前方にいた東空交車と京急車が猛然と右ハンドルを切って、路線バス駐車場を横切って回転してゆきます。無線でも「羽田空港本線渋滞により大井南で降りて側道を進むほうが速いです」との指示が出されていました。
その後もジリジリとした進行…ん、横を荷物を抱えた人が歩いてゆきます。どうやら後ろのバスで降車扱いをした様子。前の京急車からも数人が飛び降りるようにして降車、運転手も降りてトランクを開けました。
ここで件の亭主が「降ろしてくれないのか!」とついに声を荒らげます。CAも同調加減を示したものの、『まだここは道路でして、あともう少しでロビー前に着きますので…』といかにも申し訳なさそうな口調でしたが運転手氏、なかなか頑なです。CAは再度電話連絡、1人が「スタンバイになっちゃいました…」と半泣きな声になってましたね。

結局、渋滞に嵌ってから丁度1時間が過ぎた15:00過ぎ、なんとか2TB4番乗り場に到着。『1TBに向かわれる方も歩いて行かれたほうが速いです』との案内の前に、全員が疲れた表情で降車。当方はTIATが目的地、ひとまず1TBに歩いてゆくと、FCHV-BUSがそのままR357を猛然と北上していったのでした。
1TBで無料巡回バスを待つもやはり係員から「お急ぎならば電車かモノレールで」との案内が。各方面行バスもこの時点で10~15分程度の遅れとなっていた様子。ただし、1TB側の道路端部はさほどの混雑でもなく、バスだけで都心方面からの到着便とTIATからの各方面行出発便が集中する2TB端部が最大のネックになっていたようです。
仕方ないので京急でTIATへ。都心方面行ホームはこちらも節電対応のためES全機がストップ、EVのみでの対応に。バス乗り場などを跨ぐ通路から止めていたので、そこそこの節電効果はあるのかもとも思ったり。

TIATでヤボ用を済ませ、さっさと帰ることとしました。無ダイヤ状態にあてずっぽうでバス乗り場に向かうとちょうど蒲田シャトルがやってきたので飛び乗ります。3分遅れとのことで、2TB始発ゆえにある程度早めに乗り場に向かったものとも推察されます。ちなみに5分後に武蔵小杉行があったのですが、バス停での待ち人は数人でした。
さて、蒲田シャトルでも無線が流れていたのですが、ここで『到着便は16:10から出発階での降車とします』との指示とともに『ディズニー線はそのまま引き続き出発階降車です』との旨ありました。なるほど、臨時増便多数となるTDR系統のみの特別対応だったようで。

***
とはいえ、やはり釈然としません。少なくとも2TB出発階まではほぼ定時で到着することが可能だったわけで、1TB利用者に泣いてもらうことになるとはいえ、少なくとも乗客全員が不安な気持ちに駆られる-まさしく亭主がつぶやいたように『もうバスには乗れない』との思いを抱かせずに済んだかもしれません。 TCATでは係員が断りを入れていた分自己責任ではあるものの、より具体的な状況伝達の工夫がほしいような気もしました。首都高の渋滞ならまだ判るのですが、空港ターミナルが目前、いや徒歩で行ける距離にどれだけ掛かったんだ、との思いがどうしても。

冒頭で記したように、改めて考えるとGW期間中にバスで羽田入りした経験がほとんどない(出発便利用はあるも、ここ数年は羽田にすら行っていない)ため、これまでの経験をしたのは当方としては初めてなのですが、TIAT開業後初めてのGW、更には震災の影響も多かれ少なかれあるのか…ともあれ、まずは一般車のコントロールをきっちりして欲しいですし、2TB端部などピンポイントで警察官による交通整理をお願いしたいなと。
最後に、CAはやはり、電車なり確実な手段での移動が望ましいでしょう。激務でしょうし1本で座っていけるのは大きいにせよ、そこはプロとしての判断が求められるのではと思います。少なくともその他大勢の乗客は携帯電話で連絡するような素振りすらなかったのである程度時間に余裕を持っていたものと思われますが、その行動が不安を煽るようにも感じられたので…。


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