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    名鉄×トヨタ

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(過去ログNo.)

帰ってくる?FCHV-BUS

投稿者---551planning(2010/09/30(Thu) 14:44)

たまたま引っかかったこのニュース、そういえば最近御無沙汰でしたね…。

愛知県トヨタ市…もとい、豊田市では地域公共交通として各種コミュニティバス・自治体バスを展開していますが、名鉄バス等の移管的位置づけとなる「とよたおいでんバス」で、10/01の新規路線開設にあわせ、あのFCHV-BUSが運行される由。NNN記事によると10/15までの運行とされていますが、みちナビとよたによると「11月以降の運行予定日時につきましては、現在調整中」とのこと。
NNN記事では「路線バスとして運行されるのは東京の都営バスに次ぎ全国で2例目」とあったのですが、あれ?セントレアランプバスと知多乗合で路線バスやってなかったけ…と思ったら、路線バスのほうは2009/12で実証実験運行を終了していたんですね。とはいえ期間としては都営バスの倍以上となる3年以上に及んでいるので忘れちゃならないでしょう。ところで、豊田に行くバスはこの知多乗合で使用されていたもののようで…ちなみにランプバスはまだ健在なんでしょうか?昨年夏の時点では確認していたのですが。

なお、トヨタ市…もとい、豊田市ではこんな話も-機会があればセットで狙ってみようかな。

■参考:燃料電池バス定期運行路線

  • 都営バス(2003/08~2004/12) FCHV-BUS2(1台)
     東16系統(東京駅~東京ビッグサイト)・海01系統(門前仲町~東京テレポート駅)等で定期運用
  • 愛知万博会場間シャトルバス(2005/03~/09) FCHV-BUS現行型(9台)
     長久手会場~瀬戸会場間の無料シャトルバスとして運行
  • 知多乗合(2006/03~2009/12) FCHV-BUS現行型(1台)
     常滑線(知多半田駅~常滑駅)、半田空港線(知多半田駅~セントレア)、空港内貨物地区循環線、空港駐車場無料連絡バス等で定期運用
  • セントレアランプバス(2006/07~) FCHV-BUS現行型(2台)
     当初は中部スカイサポートが運営、2007/04の会社分割に伴いANAグランドサービス中部の運営に

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Re: 帰ってくる?FCHV-BUS

投稿者---第4セクター氏(2010/10/02(Sat) 10:04)

燃料電池バスといえば、先日沼津市内をレッカー車でドナドナされていく姿を見かけたのですが、どうもこのための移動だったようですね。

っと、通常、トヨタ東富士研究所に置いてあるんでしょうか?
時々ですが、レッカーで引っ張られていく姿を見かけるんですけど・・・
また、ナンバーがついているのに、自走しないというのも、不思議なところだったり・・・、燃料調達が難しいというのもあるのかな??

本業ではなくアルバイト?

投稿者---551planning(2010/10/03(Sun) 07:19)

その後3紙で取り上げられていますが、まず「全国で2例目」については“自治体の路線バス”という枕つきでトヨタ広報が紹介しているもののようで。ま、今回の豊田市のコミュニティバスの運行事業者は名鉄バスですけどねぇ。
しかも、トヨタのPRイベント“出張”(というかそっちが本業?)のために11月以降は月5日程度の運行、今年度中は試験運行で来年度以降の延長可能性も…といったところのようです。その意味では『市が838万円をかけて運賃表示器や料金箱など乗り合い仕様に改修』(毎日記事)という金額も気になるところですが。

愛知万博モデルが現存するならセントレアにてランプバスで使われているであろう2台を引いても7台あるはずのところ、イベント兼務での稼動ということは、あくまで外向きは1台きりなのか、残る6台は研究等のために現存しないのか…。
なお水素フル充填で200~250km走行ということなので移動時の自走は厳しいのでしょう。というか御指摘の通り水素ステーションの存在が大きいものと。運行開始式に出席したトヨタ専務も、燃料電池バスを2010年代半ばには一般普及させたいとしつつ、前提として技術開発およびコストダウンに加え、行政による水素ステーション整備をとしたようで。

当方も詳しくはないですが、燃料電池バスについては欧州勢に加え中国や韓国も実証試験レベルには達している模様、ただ韓国ではCNGバスのタンク爆発事故も発生するなど安全性や商業レベル化にはまだ課題が-というところとも思われますが、ここはなんとしても国産技術を育んでもらいたいですね…ただしJFHCプロジェクトも今年で一旦区切りとなる様子。そういえば昨年、経産省公募による「水素ハイウェイプロジェクト」(都心~羽田・成田空港間空港連絡バスでの実証実験)なんてなものもありましたがどうなったんだろ。

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MiniRepo

Smile again?~「帰ってきたFCHV-BUS」など諸々 at名古屋東部丘陵

投稿者---551planning(2010/012/05(Sun) 09:00)

先日フィナーレを迎えた上海万博、目標としていた総入場者数7000万人を上回る大盛況に終わったそうですが、改めて目標値3000万人に6421万人が来場した大阪万博の記録って物凄いなと思ったりします…当方生まれる前なんでアレですが。ちなみに当方も行ってみた愛知万博は目標値1500万人に2205万人が来場、グッズ売上などもあり100億の黒字だったそうで-早いものであれからもう5年なんですね。

タイトル通りIMTSと燃料電池バスを中心に乗り物主体で見て廻ったのでしたが、改めてその後の状況はというと、リニモは苦戦が伝えられ、今年には社員横領事件なる不祥事も発覚する始末。桃花台ピーチライナー代替もとも噂されたIMTSは日の目を見ることなく、唯一2001/10から実運用されていた「淡路ファームパークイングランドの丘」園内交通も2008/01を以って終了しています。
そしてFCHV-BUS、2006年からセントレアで2台がランプバスとなったほか、別に1台が知多乗合の路線バス等で使用されていましたが、知多乗合のほうは2009/12を以って運用終了となった由。その他各種イベントなどで見かけた方もいらっしゃるとは思いますが、実用化にはまだまだ…といった感触を受けていました。

そんな中飛び込んできたのが、豊田市のコミュニティバス「とよたおいでんバス」新路線でFCHV-BUSが運行される-というニュース。報道時点で10/01~/15までの限定運行、11月以降はトヨタのPRイベント等に供される日を除いた月5日程度の運行を調整中…とされており、実用化はおろか“新たな顔見世”という感じなのかなとちと残念に思いつつ、しっかり鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷを握り締めていたのでした。fchv-bus

■5年振りのFCHV-BUS乗車!

平日昼下がりの豊田市駅前。駅前ロータリー内バス乗場は学生を中心に賑やか。もしや、と思えばやはりの“水戸岡デザイン”によるホワイト&オレンジを纏ったおいでんバス車両が行き交う中、やってきましたFCHV-BUS。大きな窓を覆うフィルムはセントレアランプバスのそれと同じ水素をイメージしたものとなっていました。
10/01に運行を開始した豊田東環状線は、名鉄バス豊田東市内線を一部経路変更して引き継いだもの。豊田市駅から矢作川を挟んだ東方の五ケ丘ニュータウンを経由し、再び川を渡り“トヨタタウン”のど真ん中を進んで三河豊田駅に至る路線です。
「何コレ?みたことな~い!」バス待ちの女子高生から歓声が上がる中、10人ほどが乗車して出発。当方は最後尾に陣取ります。車内は愛知万博の頃とほぼ同じ感じ。広告類はなく、座席のブルー単色のモケットも変わっていないはず…ただシートベルトは付いていたっけな? 窓は全面フィルムのため見通しはやはり微妙…愛知万博のときにはそれを補って余りあった“ケロケ郎”のビデオが流された液晶モニタがそのままぶら下がっていましたが、さすがにこの日は電源自体入っていなかったようで。
違う点は“路線バス仕様”ということでしょうか。前面にはレシップ製2画面液晶モニタで運賃表示、運転席横にはスリムな運賃箱が、中扉にも整理券箱とICカードリーダーが設置されていました。新聞記事では豊田市が改修費用838万円を負担ともされていましたが、さすがに値が張るモンですね。

バスは駅前の通りをまっすぐ進み、独特な巨大橋・豊田大橋で矢作川を越えると、やはり独特なスタイルの豊田スタジアム横を通過-いずれも黒川紀章設計ですな。ここからはしばし住宅街を走行、パラパラと乗客が降りてゆきます。宝来町の先を右折すると、ゆるやかな丘陵地帯を貫く幹線市道を南下します。新城から三ケ日へと抜けるR301とクロスした先で左折。ここからは五ケ丘ニュータウンを周回、80年代後半から開発が進められた閑静な住宅街です。ちょうど豊田市行バスの後ろに付く形となりましたが、ここで豊田市駅からの乗客がほとんど降り、代わって数人が乗ってきました。 fchv-bus
再び幹線市道に戻り、矢作川を再び越えるといよいよ三河豊田市街…というよりも、“トヨタ本丸エリア”に突入! まずは廻りこむようにしてトヨタ記念病院に立ち寄るも乗降なし。本社工場入口のトヨタ町交差点を左折するとしばしR248を進み、左手に本社ビルを仰ぎ見ます。右折してガードを潜ると、三河豊田駅に到着です。

平日午後の中途半端な時間ということもあるのか、乗客ものんびりムード。途中からはほぼ貸切状態にもなり、おかげで車内をパチリとやれたのですが、駅と病院が絡む路線にしてはやはり寂しい印象も-とはいえ、中小型車が目立つとよたおいでんバスの中で終日大型バス専属、日中も30分間隔運行が確保されていることは、幹線として育てたい意向を感じさせます。その最大のアピールがFCHV-BUSデモ走行ということになるのでしょうし。

それにしてもFCHV-BUSの乗り味というか、静寂性に尽きてしまうのですがさすがかと。この路線では結構あるアップダウンも苦にしませんし、路線バスとしての基本性能はほぼ完成されているといっても過言ではないのかなとも。報道によれば、技術開発およびコストダウンに加え行政による水素ステーション整備が課題-とトヨタ常務が運行開始式で語ったようですが、豊田市は経産省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業」の実証地域に選定されており、今回の運行もその事業の1つに位置付けられているところ、あくまでも“お試しプラン”ではない中長期的な継続運行を期待したいものですが、それがなかなかという背景には水素ステーションの有無が重要な鍵を握ってきそうです。

  • photo:トヨタ博物館外にて
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    訪問は閉館間際…
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■パーソナルモビリティ実証実験を見る

駅前で折り返し便をパチリとやった後三河豊田駅からは愛環で新豊田へ。豊田大橋を走るFCHV-BUSを狙うべく徒歩で向かいますが、時間調整を兼ねてまずは「みちナビとよた」(ITS情報センター)へ。2004/08に交通を中心とした地域総合情報の発信拠点として施設およびサイトが同時オープン、日経情報化大賞2005で「日経産業新聞賞」を受賞したサイトは2008/04には全面リニューアルされ、市内公共交通情報を集約したほかより見やすいビジュアルデザインとなった由。施設は各種ITS関連の展示ブース運営をはじめ、イベントや実証実験のベースとして活用されているほか交通関連の出前講座運営など、幅のある展開を見せています。

ただ、この日は平日ということもあり、子供が一人パソコンとにらめっこしている以外はひっそり、受付嬢も暇をもてましている感じでしたね。時間もさほどないのでさらっと見るに留まりましたが、ちょうど先述の経産省「次世代エネルギー・社会システム実証事業」および国交省「超小型モビリティの利活用に関する実証実験」絡みでトヨタ「Winglet」が展示されていたのでチェック-2008/08に開発が発表された“立ち乗り型パーソナル移動支援ロボット”で、一部ではトヨタ版Segwayなんて呼ばれ方もしていましたが…週末の産業フェスタ・まちパワーフェスタでは当日抽選制の試乗会も行われたようなんですが、動く姿を見てみたかったかなと。

WingletWingletWinglet

ところでこの実証実験、この日は丁度豊田市駅を挟んだ先のCOMOスクエアでトヨタのパーソナルモビリティ「i-REAL」の走行実験が行われていました-こちらは2007/10の東京モーターショーで公開、2009/06からはセントレア内の警備・案内業務に試験活用されるなどより身近な存在となりつつありますが、この日は50m弱の街路を仕切って、いわゆるシニアカーとの乗り心地や歩行者との干渉性などがチェックされていた様子。当方が見かけたときには壮年女性2人連れが運転者と歩行者を交互に担当していましたが、なかなか楽しそうでしたよ。
i-REAL自体はセントレアで動いている姿を実見済だったので特段の目新しさは感じませんでしたが、歩道を動く姿からはなかなか身近な存在になるには…という気も。かといってコレが車道を走っている様も直ぐには想像し難く…結局Segwayもそうですが、「公道NG」という高い壁もさりながら、その“尖”進的なデザイン性もあって歩行補助車のカテゴリとは一線を画す特殊性がどうしても付きまとってしまうような気がします。

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■締めはリニモとIMTS

豊田大橋を走るFCHV-BUSを見届けた後、再び愛環に乗車。豊かな自然をあしらった大胆なグリーンデザインが施されていた2000系電車は、2009年登場の増備車にあわせ順次普通のブルーラインに変更されるとの発表は目にしていたものの、見かけたブルーラインの車両を見るとかつてのグリーンデザインが剥がされた痕が…そこまでして変える必要があったのかどうかとも思ったのですが。
さて、八草で乗り継ぎリニモへ-当方は2006/04以来通算3度目の乗車。前回来たときには整備途上だった、万博当時大行列の緩衝地帯はきれいなロータリーに。接続列車は用務客のほかにハイキング帰りと思しき熟年層グループもいて八草出発時点で座席がさらりと埋まりました。万博跡地も記念公園「モリコロパーク」に生まれ変わり2006年以後順次整備が進められていました。

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その愛・地球博記念公園駅でかなりの乗車があり立客も多く出る中、当方は2つ先の芸大通駅で下車。下校途中の高校生の自転車群をかきわけつつ、しばし歩いて向かうはトヨタ博物館-この玄関横団体バス駐車場の片隅に、愛知万博用車両「IMTS-00系」が停まっていました。近未来的な独特のデザインは今も新鮮。運転台には当時のようにモリゾーとキッコロが座っていましたが、すっかり色褪せており時の流れを感じたのでした。
ちなみに博物館玄関横には1963年製のボンネットバスも展示されており、こちらは車内に入ることもできますが、それにしてもシンプルな造作でした-ちなみにこの2台、博物館建物外に展示されているため、入館料なしで実見することができました。時間があれば館内を見学したいところですが、既に閉館時間間際。平日とあってか団体客が数組入っている様子ながら人の動きは少なく、ひっそりとしてましたね。


さてFCHV-BUSですが、11月は/01~/05まで、12月は/20~/24までの各5日間のみの運行となっており、まだまだ縁遠い存在といったところでしょうか。
一方、前スレで触れていた「水素ハイウェイプロジェクト」では近々動きがありそうで。しかしながら愛知万博モデルの「内外装をリニューアル」とのことですがデザインは…-羽田では既に目撃情報があるところ、これは直ぐにでも乗ってみたいですな。


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