【検証:】掲示板過去ログ集

【検証:近未来交通地図】
(過去ログNo.130)
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指定席の「無札」乗車を根絶せよ〔続〕
 投稿者---エル・アルコン氏(2003/11/10 15:45:10)
 
 http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

指定席の「無札」乗車を根絶せよ
└Re:指定席の「無札」乗車を根絶せよ
└「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に大賛成!
 └「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に私も大賛成!
  └問題の盲点・回数券の複数列車予約は可能なのか?
(以上前ページ)

 └Re:「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に大賛成!
  └Re:「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に大賛成!
   └Re:「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に大賛成!
    └「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に大賛成!(そろそろ結論編?)
指定席って?
 └それは論外の発想では?
  └それは論外の発想ではありますが
   └Re:それは論外の発想ではありますが
   └時間か料金か。最適解が無いのも事実だが
   └私は「モラル欠如」自体が論外に思う
  └決して論外ではない
   └自己都合による「変更」に対する評価
    └Re:自己都合による「変更」に対する評価

▽前ページより

Re:「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に大賛成!
 投稿者---とも氏(2003/11/12 00:23:45)

 ともです。

 まぁ当然のことながら許されない行為ですな。

 なにも車内改札簡素化とそれに伴うチェックは小田急だけではなく、東北・上越・長野新幹線などではより進歩したシステム(改札を通ったか通らないかでチェック)を採用してますが、そこまでとは言わないまでも少なくともJR東日本や四国の「人海戦術」(といっても見る限りむしろ効率的。車掌の巡回があることで車内の安堵感は感じる)は考えてもよいでしょう。

 車内発券の割り増しは諸外国では珍しくは無いものです。事前購入が大原則である以上、これは一種のルール違反に対するペナルティですから新幹線に限らずJRとして一律導入すればよいでしょう。
 もちろん、一方で「座ってないんだから座らせろ」「指定席を買う時間が無い」という意見もあるわけで、指定席のこまめな販売やホーム上での積極的な発売(みどりの券売機設置で良いような・・・)を考える必要がありましょう。

 指定席の「無札」はそもそも利用者のモラルの問題でもあります。飛行機での迷惑行為ではないですが、新幹線や特急の車内でもモラルという点で問題は多いです(若い世代の化粧だの通勤電車での飲食だのがすぐに槍玉にあがりますが、靴を脱いで前の席の隙間に入れる、においのきつい食べ物を食べる、足を前席に乗せる、相手を考えず気安く話しかける・・・この辺は中高年層にも多い問題です)。
 この辺の自省を利用者自身も考えなくてはならないのでしょう。
 モラルの崩壊こそが主因なんですから。

 いっそ全席指定化だって考えてもいいのでは?

 まとまりませんが。ではでは

Re:「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に大賛成!
 投稿者---TAKA氏(2003/11/13 00:18:57)

 とも様今晩は&お久しぶりです。TAKAです。
 基本的にはとも様の意見に賛成です。でも「人海戦術」も良いですが、もう少しスマートな方法にしましょうよ・・・

 なにも車内改札簡素化とそれに伴うチェックは小田急だけではなく、東北・上越・長野新幹線などではより進歩したシステム(改札を通ったか通らないかでチェック)を採用してますが、そこまでとは言わないまでも少なくともJR東日本や四国の「人海戦術」(といっても見る限りむしろ効率的。車掌の巡回があることで車内の安堵感は感じる)は考えてもよいでしょう。

 まあ私の場合JRの新幹線などはそんなに利用しないので(一番利用するのは小田原〜東京間の東海道新幹線自由席位で後は殆どJRの特急は利用しない)日常利用する有料優等列車というと小田急のロマンスカーが多いので例に出しましたが、小田急の場合携帯端末ので確認を行っているので、JRの様に「最低1度は声をかけられる」事がないというのはメリットであると思います。
 検札と車内巡回自体は、不公正防止と車内の安全確保等の面から言われる様に効果は絶大であり、積極的に行われるべきです。しかし今のご時世検札で声をかけられるというのを嫌う人も多いと思います。かくいう私もロマンスカーの中では仕事・爆睡・喫煙・飲酒のどれかしかしません(何時も乗るのは喫煙車)。その様な時に声をかけられるのは喫煙ならばいいですが、それ以外の時にはちょっと迷惑という事もあります。逆にその様な事が出来る移動空間を特別料金を払って購入しているという側面もあります。自由席ならいざ知らず指定席であるならば、何処の席が何処の区間売れているのかをコンピューターが把握しているのですから、ITを導入して行う様な小田急みたいなシステムの方が良いのではないでしょうか?

 人海戦術も否定する訳ではありませんし、在来線自由席であるのならば人海戦術しかないですから其れは仕方ないですが、指定席であるならば、検札も出来るがお客様のプライバシーに干渉しない方法にした方が良いと思います。車掌さんだってお客さんの嫌な顔を見ながらの検札ではいい気分はしないでしょう。
 又新幹線の場合特急券がないと基本的に駅構内の入れないクローズドシステムの中で優等列車を運行しているのですから、お客さんは最低限でも自由席特急券を持参しての入場です(入場券を除く)。ですから自由席は巡回だけで検札する必要がありません。でしたら其の巡回のついでに小田急の様な携帯端末を持って指定席の着席確認をするだけで構わないでしょう。其れで有れば、指定席発見状況はマルスで管理済みでしょうから、そのデーターを携帯端末に飛ばしてそのデーターで指定席着席確認をする形が一番スマートで、車掌さんにも負担が掛からないと思います(人海戦術の場合、往々にして車掌さんを特改要員として1〜2名多く乗せるとなると車掌の勤務時間等にしわ寄せが行く可能性もありますしコスト負担も大きくなります)。

 車内発券の割り増しは諸外国では珍しくは無いものです。事前購入が大原則である以上、これは一種のルール違反に対するペナルティですから新幹線に限らずJRとして一律導入すればよいでしょう。
 もちろん、一方で「座ってないんだから座らせろ」「指定席を買う時間が無い」という意見もあるわけで、指定席のこまめな販売やホーム上での積極的な発売(みどりの券売機設置で良いような・・・)を考える必要がありましょう。

 これには大賛成です。指定席券の車内発行にはいくらかの手数料を加える様にするか、指定席料金を値上げした上で発車前の事前購入の割引を付けてあげる(その割引金額は今の指定席料金と同じ水準にする)等の方策を採るべきでしょう。そうすれば出費が伴うとなれば事前購入への動機付けになりますし、それに加えて指定席券を持たないでの指定席への着席には罰金的を取るか、着席後の指定席券発売には発券時に特別割増を頂くというのは如何でしょう?財布が痛い思いをすればみんな学習するでしょう。
 又この様な乗車前事前購入にメリットを付けると言う事になる場合、指定席自動券売機の様な機械を駅の券売所やホーム上に複数置くべきでしょう。又買う場所が有れば自由席に座れるかの不安がある場合、駅やホームで追加の座席指定をしようという人が多く出てくるかもしれません。只その時には持参の自由席特急券に追加料金(差額)だけで指定席にアップグレードできるようにしてあげるべきでしょう。
 私も小田急線に乗る時急行で間に合っても、特急の券売機の前で「やっぱロマンスカーにすっか!」と思ってひょいと500〜600円の大枚をはたいてしまう場合が結構あります。その様な事が特に混雑が想像出来る時間帯では考えられますから、自販機に費用が掛かっても以外に逆に増収になるかもしれません。そこまで踏まえて総合的にルールを作るべきではないのでしょうか?

 いっそ全席指定化だって考えてもいいのでは?

 これはケースバイケースでしょう。小田急ロマンスカーみたいに「ロマンスカーが満席なら急行で良いか・・・」という様な特急が満席でも、その場で同じ鉄道を利用する他の選択肢が出てくる様な場合では、全席指定席の優等列車が走っても良いと思います。代替の選択肢があるのですから・・・
 しかし其れが東海道新幹線の場合全席指定にしたら、急な東京出張で新大阪駅に行ったら、2時間先まで新幹線は満席と言う様な場合、そこから「伊丹へ行き航空機で行くか」or「2時間待つか」というような選択を迫られる場合があります。この様な場合にも対応できるような状況だけは作らなければなりません。そうなると急な増発というのは現実的ではありませんので、やはり自由席車連結と言う事になるでしょう。
 理想が全席指定席という事は疑う余地もありませんが、新幹線やJR在来線特急等代替輸送手段がすぐそばに乏しいの場合には自由席車連結というのは致し方ない事であると思います。

Re:「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に大賛成!
 投稿者---とも氏(2003/11/13 12:58:37)

 ともです

 今の段階でJR西日本に何が出来るかと言えば「人海戦術」でしょう。
 理想は東日本の新幹線の形態(一切のチェック無し。自動改札通過時に検札終了。乗車時及び車内では何もない)ですね(乗ったか乗らないかも解る。乗り遅れも判定可能)。

 もちろん、小田急や近鉄で行われているTAKA様ご推奨の方式も自動改札がない場合にでも可能なのでいいんですが、窓口が多岐に亘りしかも乗降の頻度が異なるJR新幹線ではいくら端末に・・・といってもなかなか難しかろうと。
 今のJR西日本のシステムであれば、当然車掌の端末にデータを送って・・・というのはなんでもない話だとは思います。しかし、JR、特に東海道山陽新幹線の場合には「空乗車(指定した列車に乗らず先行列車、後続列車の自由席に乗ってしまう。回数券利用者に多い)」や、別スレでエル・アルコン様が書かれている2個列車乗り継ぎも珍しくはありません。
 となると、そのシステムとして「発券しているか」だけではなく「乗車しているか」がなければ、結局は無札を見逃すおそれもあります。(現実、東京夕方発の下りなどでは指定が△でも空席が相当見られる列車も珍しくはない)
 その点、東日本のシステムは「指定席券が通過したか」を判断できる分、望ましいと言えましょう。

 そういった意味も含め、さらに将来的な九州新幹線などの動向、IC乗車券などの拡充を考えれば、まずは「人海戦術」から始めていくことが無難かと感じますが、いかがでしょうか。

 まとまりませんが。では

「指定席の「無札」乗車を根絶せよ」に大賛成!(そろそろ結論編?)
 投稿者---TAKA氏(2003/11/14 00:23:56)

 今晩はTAKAです。コメント有り難うございます。

 今の段階でJR西日本に何が出来るかと言えば「人海戦術」でしょう。

☆確かに「人海戦術」が今の段階で出来る唯一の方法ですね。其れこそ特定の設備が居る訳ではない。明日から車掌を特改要員として動員して、新幹線に乗せればいいのですから・・・労働時間とかコストとかの問題もありますが、「今の段階で」と頭に着けば、とも様の言われる通りだと思います。
 無難な方策は、取りあえず人海戦術で無札を撲滅しながら、新しいシステムを構築し導入するというのが一番無難であると思います。

☆ 新幹線の場合は新幹線乗客専用の自動改札をもう一度通るというシステムで、普通乗客と切り離されたクローズドシステムに出来ているからこそJR東日本みたいなシステムが可能なのです。民鉄ではそうはいきません。始発駅なら専用ホームに自動改札を置いて改札と言う事も出来ますが、(西武池袋駅みたいに)ターミナル駅ですらその様な贅沢なスペースを取る事は難しい状況です。
 だから小田急は発券状況を端末に表示して着席の相違だけを目視で確認して検札という方式を取ったのでしょう。新幹線の場合自動改札を通るというデータの収集場所が有る以上JR東日本のシステムみたいに入場を確認出来るシステムが好ましいでしょう。

☆エルアルコン様が別レスで書かれている回数券の問題ですが、私は殆ど新幹線も利用しないですし(主に短距離を思いつきで利用)割引切符とか回数券なんか使った事もないので何とも言えないですが、原則から言っても「指定席回数券」ならばその区間は指定席が使えなければならないですし、本来ならば列車の都合上2列車に分かれてしまう様な場合(新大阪でののぞみ→レールスター乗換)、個々に指定席券を買うべきですし、又買える様にしなければならないと思います。
 確かにこの様な場合の無札は、「致し方ない無札」(こう言うべきなのかは自信がないですが・・・)と言えますが、逆に言えば「致し方ない無札」を作り出してしまう制度があると、「犯罪的な無札」(自由席特急券で指定席に座る等)に対して、「彼奴らも無札ではないか!」という言い逃れを作ってしまう事になります。
 逆に言えば「致し方ない無札」と作り出す制度を放置しているという意識が、JR西日本が無札に対して鈍感である事の証明の様な気がします。「人海戦術」「検札システム導入」以前にその様な意識や制度を改める法が先かもしれません。

 そういった意味も含め、さらに将来的な九州新幹線などの動向、IC乗車券などの拡充を考えれば、まずは「人海戦術」から始めていくことが無難かと感じますが、いかがでしょうか。

☆そろそろ結論を出さないと議論が延々と続くことになってしまいますが、結論としてはそう言うことになると思います。順序としては「制度の改定で指定席に座る権利のある費用を払った人には指定席券を必ず発券する様にする(致し方ない無札の撲滅)」→「人海戦術で検札を行い無札は見つかると言うのを意識にしみこませる」→「新しい検札システム・指定席自動券売機等の改札やホームへの整備・車内補充発券への割増手数料導入等の新しい指定席発売・検札システムの導入」という形で進んでいくというのが良いのではないでしょうか?
 最終的には将来の運行環境や技術の動向を見ながら進めていくことになるでしょうが、少なくとも可能な所から制度や検札の運用等を強化していくことが重要であると思います。蟻の一穴ではありませんが、その様な所から起きるモラルハザードが、何処に跳ね返るか分かりません。そこまで自覚してJR西日本は対応すべきではないかと思います。

 私の方もまとまりませんが自分なりの結論は出してみました、如何な物でしょうか?一応結論なのでこれぐらいにしたいとは思いますが皆さんの意見も聞いてみたいと思います。御意見は忌憚無く書き込んでください。

指定席って?
 投稿者---とおりすがり氏(2003/11/15 18:58:24)

 皆さんのきびしい論調にちょっとおどろいてます。
 ど素人で申し訳ありませんが、私の指定席券の位置付けは“ある時間の列車での着席保証料”です。すいていれば自由席の券だけでも座ってもいいとおもっています。もちろん“サイレント車両”なるものはそれ以上の付加価値のためのものでしょうから座るのはだめかもしれませんが、、、。

ハンドル名に「通りすがり」等他者と判別しにくいものが使われた場合には削除を含めた対応を致します

 BBSというもの、顔が見えるわけでなし、その方そのものを文字で判断しなければならない事から時として難しい間柄になる事もあります。そのときにやはり前提としてどなたか判らないような個性のないハンドル名を放置しておく事は望ましくないと考え、上記のような判断とさせて頂きます。
 何も名前にアイデンティティを求めるというわけではないですが、名刺代わりのご挨拶として、そして○○様…と交わせるような雰囲気といいましょうか、是非とも気軽に皆様と楽しめる空間作りを考えてゆきたいと思います(551planning@おさぼり管理人)

それは論外の発想では?
 投稿者---TAKA氏(2003/11/15 22:26:26)

 通りすがり様今晩はTAKAです。私のレスにぶら下がっているので私の意見を書きこみます。開くまでも私の私見ですが、発想自体は論外であると思います。

☆指定席の位置付けは「車両・座席を指定することで、その席を販売する」という事でしょう。着席保証料という考えでは、座席番号まで指定して販売する必要はありません。指定席車両の席は、その権利が販売前は鉄道会社に販売後はその区間に限り購入者に帰属される物でしょうから、所有権のない座席に権利のない物が座ることは不法占拠です。
  自由席特急券の場合「その列車に乗る権利」だけの販売であり、着席まで保証されていません。ですから着席は先着順になり、無い場合は立ち席のまま移動して頂くという事です。少なくとも座席の区分販売をしている指定席に着席しても良いという権利を自由席特急券では販売していません。だから指定席に座る権利も、混雑時に指定席車内で立席乗車をする権利も無いという事になります。

 「空いていれば自由席特急券で指定席に座って良い」という考え自体がモラルに反することで、不法行為であり、犯罪行為です。それが絶対に認められないことであるというのがこのスレッドの議論の前提になると考えます。

それは論外の発想ではありますが
 投稿者---World's Greatest Railway Enthusiast氏(2003/11/15 23:57:39)

 こんばんは。

 確かに日本の鉄道界では、空いていたから指定席に着席、というのは論外ですが、指定区間外ならOKという国は結構ありますよね。そのために席毎に予約表を表示させているような列車も存在します。そういった海外の例とは関係ないのかもしれませんが、素人目には空いていたら着席OKというのはそんなにおかしな事ではないのかもしれません。
 よくよく考えてみると、時刻表や切符、車内掲示や放送等で、無指定での指定席着席禁止を促している例はほとんどないような気がします。指定席では必ず車内改札があることから、私自身なんとなしに「指定券を持たずに指定席への着席すること」はいけない事でおそらく犯罪行為であるという常識が一般に定着しているものと考えていましたが、もしかしたらそんなことは全然なくて、サイレンスカーは認識と現実のギャップを露呈させただけ、という可能性も疑わなくてはいけないような気がしてきました。

・・・それから・・・
 座席指定に関しては、以前から2点ほど考えている事があり 

  1. 東海道線や総武線のグリーン車は指定化はどうか
     ごくたまにラッシュ時に利用したいと考える事があるのですが、(貧乏人の発想なんでしょうが)座れなかったらサービスを十分に利用できないと考えてしまい躊躇してしまう事が多いです。車内でグリーン券購入の方は後から来た客に席を譲るという不可解なルールがありますが、これを改め指定化すればいいのに、とはいつも考える事です。グリーン定期所持者への対応が若干面倒なんでしょうが。
     

  2. 指定席、自由席混在列車の是非
     確かに、現行における指定席車への無指定での着席には問題ありますが、もし制度を変えたほうがいいなら変える事も可能です。あらかじめ予約を受け付ける車両とそうでない車両を分けて、立ち客で満杯の自由席車と、定員乗車の指定席車(もっと混んでくれば別ですが)を連ねた列車を走らせる国は少数派のような気がします。勿論、急な用で移動する人に余席を残しておくことは必要で、日本のシステムも悪くないわけですが、原則全車指定で、空いていれば予約なしでも着席OKという欧米型のシステムにもメリットがあるわけです。私はどちらでも良い(趣味的には原則全車指定)といういい加減な立場でありますが、皆さんはどうお考えでしょうか。

WGRE

Re:それは論外の発想ではありますが
 投稿者---エル・アルコン氏(2003/11/16 01:16:49) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 確かに「指定席」の性格には「着席保証」という側面があるのは否めません。
 もっとも、旧国鉄時代から、単なる着席保証については超繁忙期の急行列車で見られた「乗車整理券」(JR東日本以外のホームライナー類では今でも制度上はこれ)の制度があり、「座席指定」とは別扱いでした。

 それはさておき、山陽新幹線で小倉→博多の乗車においては国鉄時代から自由席(特定)特急券で指定席の空席に着席出来ましたし、在来線特急は全車指定席が原則の時代でも、乗客が少ない末端区間を指定して普通車を自由席として特定料金で開放していたこともあり、空席を有効に使うことを全否定する流れではなかったことも事実です。

***
 ただ、現在の指定席の運用を考えると、その便法が妥当とは言えません。
 単に「普通車」において着席保証されているものが「指定席」であるのならまだしも、レールスターやJR東日本の新幹線、また一部の在来線特急のように指定席と自由席のアコモが違えてあり、自由席との差額にグリーン車同様の「設備使用料」的側面があるからです。

 また、小倉→博多のように指定席としては末端区間の有効活用であればいいのですが、ピーク区間を含む全区間での運用となれば、指定券所持者が来ては立ち退いたり、鵜の目鷹の目で空席を探しまわると言った感じとなり、一度着席すれば落ち着く自由席よりも鬱陶しい雰囲気になります。

 では全車指定席を原則にすれば、と言う話もありますが、定期券や回数券を利用して通勤通学をしている乗客の存在はどうしましょう。新幹線の場合はそのスピードから乗車できないからと言って在来線で代替は利きませんし、在来線の場合は特にローカル線だと運用効率の問題から、別途普通列車を仕立てるわけにも、という問題があり、これが私鉄各社での有料特急と根本的に異なる部分です。

***
 自由席が満席でも指定席の空席に座らない、というのはある部分乗客の「モラル」を端的に表している部分かもしれません。
 ある決め事に対してそれを破ることを、「別に誰彼が迷惑しているわけでもないし...」というような主観的な推測で正当化してしまうわけで、例えば路上駐車あたりと共通する心理のようにも見えます。
 値段が違うという乗客間の不公平はパーキングメーターにお金を入れるかどうかと言うような関係でしょう。

 指定券を購入する体制のサポートが不十分という面は確かにありますが、窓口が別れていたと言うようなその昔と違い、駅の窓口で自由席特急券を購入するか指定席特急券を購入するかに然程の差違もなく、その場でどちらも望み得る現状で、主体的に自由席を選択しておいて「あわよくば」というのが横行しているとしか思えない現状には、やはり「厳しい対応」が必要でしょう。
 交通機関の利用と言うのは「決め事」の積み重ねでもありますから。

時間か料金か。最適解が無いのも事実だが
 投稿者---エル・アルコン氏(2003/11/16 01:20:48) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 余談ですが、WGREさんの疑問1.について。

 有り体に言えば「お金をたくさん払うことで、着席可能性を高くする」のが朝ラッシュ時のグリーン車です。もちろん不幸にしてグリーン券があるのに立ってしまった場合、普通車に比べると遥かに空いている立席という「サービス」を享受するか、不使用証明を受けて普通車に撤退するかのいずれかになります。
 WGREさんも指摘されており、私も他レスで書いたように定期券対応があるわけですが、まあ湘南電車の一部グリーン車やJR西日本の特急で実施されているように、座席が指定されている定期券という発行方式もあります。

 ただ、指定席制度にはデメリットもあります。
 ライナー列車のように乗車駅限定で当日の一定時間を限って発行する場合には問題も無いですが、明らかに需要過多なケースで事前予約方式を導入した場合の指定席購入におけるヒートアップと、発売日と言う特定日・時間帯に自由が利かない人をオミットする問題があります。
 例えば湘南ライナーなどのライナーセット券(1ヶ月分のライナー券のまとめ売り)の発売日には徹夜組が当たり前ですし、「ムーンライトながら」の18きっぷシーズンの指定席が極端に取りづらいのもそれです。

 逆に普通車ほど混まないので並ぶべき時間も少なくて済むというのは当日の調子で「今日はグリーンでも」と言う時にはありがたいのですが、一方で総武快速ですとそれが出来るのは津田沼以東に限定され、市川あたりだと金があっても無理と言う現実もあり、両駅からの総武快速での通勤をそれぞれ経験してきた身としては、何か良い解決策がないのかな、という想いはあります。

私は「モラル欠如」自体が論外に思う
 投稿者---TAKA氏(2003/11/16 14:27:08)

 初めましてWGRE様TAKAと申します。御意見を頂きましたので私もコメントさせて頂きます。

 確かに日本の鉄道界では、空いていたから指定席に着席、というのは論外ですが、指定区間外ならOKという国は結構ありますよね。そのために席毎に予約表を表示させているような列車も存在します。そういった海外の例とは関係ないのかもしれませんが、素人目には空いていたら着席OKというのはそんなにおかしな事ではないのかもしれません。

☆ 海外ではそう言う例があるのかもしれません。只私は海外の鉄道に殆ど乗ったことがないので(都市の地下鉄以外)海外の優等列車の指定席状況については論評することは出来ませんが、貴殿の「素人目には空いていたら着席OKというのはそんなにおかしな事ではないのかもしれません。」と言う発言は当てはまるのか疑問です。
 そんなに数多くの特急に乗る訳でもないので、あくまでも私の見た限りの中ですが、一般的な人々は特急券がないと特急に乗れないし、指定席券がないと指定席には座れないと言うのは実感として分かっているし、それぐらいのモラルを持ち合わせていると感じています。此処で問題になっているいのは、その様なことが分からない一部のモラルの欠如している人々が対象であると考えます。
 私が一番乗る指定席特急は小田急のロマンスカーですが、駅構内で「指定特急券がないと乗れません」と放送はしていますが、あわよくば無札で乗車という事をやり検札で引っ掛かっている人を殆ど見たこと有りませんし、(大体検札で引っ掛かるのは席を間違えた等が多い)発車前に券売機が閉まりそうになり「特急券を売ってくれ」と駅員に言っている人を見かけても、そこで「発車時間を過ぎているからダメ」と言われると諦めて仕舞う人は見かけても、そのまま無札で乗っかってしまう人は殆ど見かけません。
 小田急ロマンスカーは全席指定ですし、簡単に代替の急行が頻発しているし、近距離だという特別な条件かもしれませんが、今回の指定席無札問題に関して全ての人間がモラルが欠如していて何も見境無く無札をしている訳では無いと思います。只「駅に座り込んで携帯をしている山姥娘」みたいなモラルも一般常識も何もない様な一部人間が行っているだけであると考えます。それこそその様な「日本人の恥」みたいな馬鹿者に対しては検札で摘発だけでなく、そのまま警察に突き出してブタ箱に入れて貰え位の強硬策が適当に思うのですが・・・

 よくよく考えてみると、時刻表や切符、車内掲示や放送等で、無指定での指定席着席禁止を促している例はほとんどないような気がします。指定席では必ず車内改札があることから、私自身なんとなしに「指定券を持たずに指定席への着席すること」はいけない事でおそらく犯罪行為であるという常識が一般に定着しているものと考えていましたが、もしかしたらそんなことは全然なくて、サイレンスカーは認識と現実のギャップを露呈させただけ、という可能性も疑わなくてはいけないような気がしてきました。

☆ 確かに常識から見れば「指定席券がないと指定席には座れない」というのは一般常識です。只何時も乗っている小田急のロマンスカーでは、電光掲示板や駅構内放送等で結構頻繁に案内しています。
 ですから案内が有る無しはその鉄道会社により違うと思います。只指定席は有る意味で特殊な車両なのですから、やはり有る程度(極端にしつこくない程度の)案内や簡単に買える様な券売機の整備等の努力も鉄道会社はすべきなのは当たり前です。その様な案内をした上で初めて指定席無札者の摘発等が出来ると思います。
 その上で指定席を不法占拠する違法犯罪者に対しては検札を行った上、鉄道警察とタイアップの上抵抗したらすぐ御用ぐらいの体制を作るべきかもしれません。今のご時世モラルの欠如している愚か者が増加しているのは事実ですから、その様な愚か者には痛い目に遭わせるのが一番有効です。
 その様な違法性が今の段階で明白な所からどんどん摘発を強化して、鉄道の中に公共秩序と治安を維持できるように違法者はどんどん摘発できるようにすべきです。そうすれば話はそれますが「ローカル線で車内でタバコを吸う高校生」みたいな特に高校生等にも多いラルの欠如している社会的な迷惑者に対しても強力に摘発が出来て、それを社会全体に波及させればモラルや治安の悪化も防止出来るでしょう。

指定席、自由席混在列車の是非
 確かに、現行における指定席車への無指定での着席には問題ありますが、もし制度を変えたほうがいいなら変える事も可能です。あらかじめ予約を受け付ける車両とそうでない車両を分けて、立ち客で満杯の自由席車と、定員乗車の指定席車(もっと混んでくれば別ですが)を連ねた列車を走らせる国は少数派のような気がします。勿論、急な用で移動する人に余席を残しておくことは必要で、日本のシステムも悪くないわけですが、原則全車指定で、空いていれば予約なしでも着席OKという欧米型のシステムにもメリットがあるわけです。
 私はどちらでも良い(趣味的には原則全車指定)といういい加減な立場でありますが、皆さんはどうお考えでしょうか。

☆ 私は現状を容認すべきであると思います。本来なら定員を守った中での輸送が好ましいことです(優等の場合着席輸送)。その為に原則は座席指定の輸送と言う事になるでしょう。
 欧米の場合全体の輸送機関の中で鉄道が占める割合が低い(意識・輸送量・輸送力)のですから、基本的には特定区間(パリ〜リヨン・ロンドン・ブリッせル間のTGVやニューヨーク〜ワシントン間のアセラ等)以外はビジネス利用等が多くても予め指定を取る様な形が定着しているみたいですから、もし満席で「乗れません」という事になっても前に分かっているので、車や飛行機等の他の交通機関に移ることも出来ます。
 しかし日本では、鉄道は中距離都市間輸送で非常に大きなウエイトを占めているので輸送力を確保しなければならないですし、輸送量の波動の幅を自動車や飛行機でなく鉄道の自由席が吸収している側面もあります。日本では緊急に旅行の時、飛行場に行ったら乗れないと言う危険があるが、鉄道(新幹線等)では駅に行けば立ってでも列車が動いていれば目的地に行けるという事が一般的な人々の意識の中にもあります。それは自由席の存在の効果です。
 特にアジア地域では日本の新幹線東京〜大阪間や台湾の台北〜高雄間・韓国のソウル〜プサン間等はきわめて需要の集中している所です。有る意味ヨーロッパやアメリカの区間とは輸送量的には比較にならないでしょう。その様な所で鉄道の持つ大量輸送力を最大限発揮するには一定の自由席(=詰め込み車両)を存在させることも致し方ないと思います。それが超高密度区間の輸送を支えているという事もあります。もしこれで新幹線が全席指定席になったらどうなるのでしょう。新幹線の増発も設備・コスト的に限度がありますし、盆・正月の波動輸送や朝晩のビジネスマンが集中する時間帯等で輸送力が足りなくなり積み残しを発生させることになります。その様なことを防ぐ為にも特に幹線輸送の部門では一定の自由席を用意しておくべきであると思います。

決して論外ではない
 投稿者---degflog氏(2003/11/17 19:27:09)

 いつも皆様のレベルの高い議論を拝見して勉強させていただいています。
 ただ、今回の議論については、いささか私の考えと皆様のお考えが違っているようですので、コメントさせていただきたいと思います。

 「指定券をあらかじめ用意して乗車すべきである」このことについては異論ございません。
 しかし、もし自由席特急券で空いている指定席に座ることが、「非常識」「モラルの欠如」あげくには「犯罪行為であり豚箱行き」というのはいかがかと思います。
 といいますのは、現実的に自由席から指定席への移動は(実際の規則はともかく)現実として認められているからです。
私は、転勤前に名古屋に住んでおり、名古屋-東京間を良く利用しましたが、とにかく先に来た列車に乗り(つまり自由席特急券のみ所持)、自由席が空いていなければ指定席の空席を探す、ということをよくやっていました。ひかりで名古屋を出れば、たいていは新横浜あるいは東京まで停まらず、したがって名古屋で席が埋まっていなければ、そこは空席であると考えられたからです。
 そして、車掌がかならず検札に来ますので、その際に指定券をもっていないことを告げて差額を支払いました。
 ここでもし車掌が、「お客様、次回からは指定券をご用意ください」といわれれば、指定券の所持が義務的であるとJRが認識していることを客も理解すると思いますが、現実にはそのようなことを言われたことは一度もなく、むしろ、「ありがとうございます。空いている席にお座りください。もし、その席の切符をお持ちのお客様がお見えになりましたら、席をお譲りください」と毎回言われました。名古屋から乗ると、差額精算をする客が、それなりの数いました。ついでに言うと空席が僅かのときは、「もしこの先、全ての席が指定券をあらかじめご用意のお客様で一杯になりまして席をお譲り頂いても、料金はお返しできませんが、それでもよろしいですね?」といわれたこともあります。つまり、満席かもしれないが、それでも精算すれば指定券なしでの着席を認めていたわけです。

 すなわち、客は規則や海外ではどうかなど知る由もなく、実際には自由席と指定席の差額を払えば空いている指定席に座っても良いとJRが判断していると考えられる現実を見ているわけです。しかも、その精算は、ペナルティーというものではなく、あくまで精算です。
 したがって、現実的に指定席の利用に際して求められるモラルは、「車掌に自ら申告して指定席料金を支払うこと」「その席を予約した客がいれば、速やかに席を譲ること(譲るという表現はおかしく、明け渡すというのが妥当でしょうか?)」「席をきれいにして明け渡すこと」程度だと思います。

 上記の話は、座れなくてもガマンできるが空いているなら座りたい、比較的空席が識別しやすい、という名古屋-東京間の特有のことかもしれませんが、これも現実の一部です。

 但し、こうした状況は、東海道新幹線では、最近変わってきているようです。つい先日、名古屋の知り合いに聞いた話ですが、エクスプレス予約で、とりあえずの指定を取っておき、例えば早く駅についた場合(行き)や、会議が早く終わった場合(帰り)には、早めの列車に予約を変更することが簡単にできるようになったので、自由席特急券での飛び乗りはやめたそうです。ついでに、指定券必須と認識されている「のぞみ」中心のダイヤになったことも、指定券を用意する一因だそうです(それまでは、ひかり自由席で出張費が支払われたとか)。もちろん、「のぞみ」にも自由席はあるわけですが、先日のダイヤ改正で「東海道新幹線は指定券を用意するもの」と認識が変わってきたようです。

自己都合による「変更」に対する評価
 投稿者---エル・アルコン氏(2003/11/17 21:44:07) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 まあ犯罪行為というのは筆の滑りでしょうが、やはりマナーという意味ではいかがなものかという所です。

 例えば、前に述べた回数券の取り扱いや、無人駅など指定券が購入できないケースにおいては、「止む無く無札」「乗り換え」は仕方がない話です。
 それらも本来は乗客間の不公平含みの話になり好ましくないので、ホームでの指定券券売機の整備や回数券利用時のルール改定など事業者側にも万全な指定券購入をサポートする体制づくりが望まれることは言うまでもありません。

 一方で、例示の東名間の利用のようなケース。もちろん最初に私が指摘した「あわよくば無札」ではなく、正規の料金を払っての「乗り換え」ですから同列視はできません。かつての国鉄も、ペナルティ徴収は無かったものの、車内補充による発券時に、「申告」「発券」を分けていましたし。

 ただ、確かに正規料金を払ったとはいえ、「乗り換え」はいかがなものか、という思いはあります。
 航空機でも早く空港に着いたとき、前の便に変更して搭乗するということはありますが、それにしても搭乗前に正規のきっぷを取得しているわけです。
 ここまで言ってしまうと実も蓋もないですが、こうした「乗り換え」は。指定席に座るために前売りを買ったり、「次発の新幹線」を買うために連絡改札の窓口に並ぶ手間を省くと言う、「乗客側の都合」に過ぎないわけです。

 もちろん朝夕の東京駅や新大阪駅のようにきっぷを買うまでがひと苦労と言う現実が生んだ知恵ではありますが、真面目に買っている人と順番が入れ替わるわけで(堅苦しいことを言えば、運送契約は申し込み順に行う決まりであり、正規の申込よりも便宜的な方便での申し込みが優先される問題と言う見方も可能)、それを是認すると正直に目の前の列車を見送ってでも指定券を購入した人も「正直者は馬鹿を見る」という思いから「とにかく適当なきっぷを買って(空席に座って)精算」ということにもなりかねません。
 これが昂じているのが大都市近郊の特急列車や夕刻の普通電車のグリーン車で、まさに「乗ってから清算」がデフォルト化してしまっていますが、そうなると車内の人員を増強して遺漏無きようにしないと大問題であり、それが事業者、利用者の両方にとって好ましいかどうか。と言う議論になります。

 この問題は例示のエクスプレス予約のような予約しやすい、買いやすいサポートをすることで、「乗ってから精算」を正当化できる理由を極力つぶすようにすることで、「乗り換え」もマナー違反、という整理に出来るでしょう。

Re:自己都合による「変更」に対する評価
 投稿者---degflog氏(2003/11/18 12:26:42)

 つまるところ、「乗換えが認められている現実があるが、本来は好ましくなく、マナー違反ではないだろうか。これを防止するために、指定券が取りやすくなるような対策を取ることによって指定券をあらかじめ用意することが原則であることを周知徹底させることが望まれる」ということではないでしょうか。
 論調がエスカレートしていたため、この掲示板らしくないなと感じたため、投稿させていただきました。
 エル・アルコン様のご意見が妥当な線ではないかと思います。

 いずれにせよ、東海道新幹線については、のぞみ中心ダイヤへの移行とエクスプレスカードの普及が、新しい流れをつくるきっかけになっていると思います(繰り返しになりますが、のぞみ=指定券を用意する、という意識ができたのは大きいでしょう)。

2004.11.02 Update


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