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(過去ログNo.) |
北陸新幹線「シャトルタイプ」登場で気になるのは…
投稿者---551planning (2013/10/03(Thu) 07:13)
北陸新幹線、4タイプの列車運行が発表されましたが、愛称名もさりながら当方が気になるのは…やはり「シャトルタイプ」。
JR-W-北陸新幹線の運行体系の概要について
石井知事とJR西社長が面談〔NHK富山 2013/10/02〕
新幹線の運行体系でJRが説明〔NHK金沢 2013/10/02〕
北陸新幹線、金沢-富山間でシャトル運行〔日経 2013/10/02〕
シャトルは富山-金沢間を1時間毎に設定、所要時間は現行の半分となる20分に。サンダーバード・しらさぎは金沢止となることも眞鍋JR-W社長から石川・富山県知事に伝えられていますが「一定の理解が得られた」としています(谷本石川県知事は和倉温泉直通継続を要望、石井富山県知事はシャトル乗客如何であいの風とやま鉄道の「経営計画を見直す必要があるかもしれない」とも)。
そこで気になるのは早朝便。現行、サンダーバード2号が富山04:56発(金沢05:35発→大阪08:22着)、しらさぎ2号が05:02発(05:41発→米原07:40着・名古屋08:51着)で設定されているところ、まさか「新幹線鉄道騒音に係る環境基準」を変えてまで6時前運行はさすがにやらないでしょうから、あいの風とやま鉄道&IRいしかわ鉄道での早朝接続便、辺りが落とし所なのでしょうが…。
ちなみに深夜便はというと、サンダーバード45号(大阪20:56発)が金沢23:30着で富山00:12着、しらさぎ15号(名古屋20:03発・米原21:05発)は金沢23:02着・富山23:41着なのですんなりシャトル便差し替え可能と。ただしらさぎは早朝便とも石動にも停車するので、現行普通列車の設定がない金沢発23時台のフォローがあるのかもちと気にかけておきたいと思います。
環境省-新幹線鉄道騒音に係る環境基準
予想通りな富山の一方で福井に注目!
投稿者---551planning (2014/08/21(Thu) 13:17)
昨年10月の北陸新幹線運行体系発表時に、密かに注目していた話題に進展が。
新幹線は6~24時が営業時間とされているところ、対大阪方面では現行サンダーバードが富山5時前発(大阪8時半前着)となっており、額面通り富山6時発では大阪着が遅くなるため、何かしらの動きが出るのかと思っていたのですが、富山県内からも在来線特急直通継続要望が出ていたため県がJR-Wに配慮を求めていた結果が伝えられています。
「つるぎ」新高岡全停車 北陸新幹線〔富山 2014/08/21〕 特急廃止、知事受け入れ JRと会談〔讀賣 2014/08/21〕
JR-Wはつるぎ全列車を新高岡に停車させる意向を伝えたほか、各種早朝列車の設定や、あいの風とやま鉄道移管後の有人駅でのJR切符販売継続なども回答した由。これで県の試算では富山06:00頃発で金沢乗換大阪09:10着、長野06:30頃発では大阪10:39着の見通しだとか。
加えて富山新聞では『また、県東部への配慮として、県と並行在来線運営会社「あいの風とやま鉄道」がJR西の協力を得て泊-金沢間の快速列車を平日2往復増やし、1日3便運行する方向で一致した。JR西は運転士を派遣する』とあり、この列車の運行時間帯が注目されましょう。
ところで、福井県からはこんな要望が…眼から鱗というかなんというか。
北陸新幹線金沢開業で利便性向上を 福井副知事、JRに要請〔産經 2014/08/20〕
現行のサンダーバード・しらさぎ(計39本)確保に加え、『早朝や深夜に運行する新幹線に合わせて金沢-福井間の接続列車を増便し、首都圏へ行く場合の利便性の向上や滞在時間の拡大』を要望した由。しらさぎ米原経由よりも、早い時間に東京に到着し、遅い時間に東京を出発できる列車ダイヤ編成を求めているそうで。
改めて現行ダイヤを確認してみると…。
- しらさぎ52/ひかり506 金沢05:00・福井05:49→06:56米原07:06→東京09:40
- はくたか1/Mとき310 金沢06:08→08:41越後湯沢08:49→東京09:55
- はくたか3/Mとき316 (福井05:27)・金沢07:10→09:54越後湯沢10:04→東京11:20
- Mとき341/はくたか24 東京18:12→19:28越後湯沢19:33→金沢22:27・福井23:16
- とき347/はくたか26 東京20:12→21:20越後湯沢21:30→金沢00:03
- ひかり533/しらさぎ65 東京20:03→22:38米原22:48→福井23:50・金沢00:39
金沢~福井間は特急で50分前後、普通列車で80分程度。かがやきで約2時間半とされていることからして、朝の東京着で30分前後、夜の東京発は1時間程度の拡大が見込めるでしょうか。ちなみに逆はというと、
- のぞみ99/ひかり495/しらさぎ51
品川06:00→07:29名古屋07:32→07:59米原08:09→福井09:15・金沢10:06 - Mとき303/はくたか2 東京07:00→08:11越後湯沢08:20→金沢10:53
- しらさぎ16/のぞみ62 金沢18:51・福井19:41→21:46名古屋21:53→東京23:32
- 北越9/とき352 金沢18:54→21:42越後湯沢21:58→東京23:40
金沢滞在時間としては朝晩で実に3時間弱は伸びるものと。福井にとってはあまり影響はなさそうですが、加賀南部や坂井などで対航空に加え対東海道新幹線経由という点でも直接収入が増えるJR-Wとしてどんなアプローチを仕掛けてくるか、楽しみにしておきたく。
2015/03/14ダイヤ改正発表!北陸筋の深夜早朝は…
投稿者---551planning (2014/12/21(Sun) 12:01)
既に公式リリース・各種報道等で詳述されていますが、改めて整理をば。
■福井に輝き届かず?
福井―東京、北陸新幹線は不便? 東海道新幹線と利便性比較〔福井 2014/12/20〕
詳細はこちらに譲るとして、金沢始発・最終のかがやき500/519号接続は実現せず、ダイナスターはそれぞれ1本前のかがやき502/はくたか577号接続に。結局福井基準で、始発は東海道経由より11分遅く出られて8分の早着、最終は東海道経由のほうが8分遅く出られて18分早着という、ある意味玉虫色感も? ちなみに金沢近郊では小松と七尾線高松までの終電が繰り下げられかがやき500/519に接続対応、私的には有難かったり。
■富山・高岡対関西・東海始発は結局1時間ズレに?
意外とメディアで突っ込まれていない印象ですが、やはり“5時台始発新幹線”は実現せず、富山始発つるぎ701号は06:12発で金沢06:35着、サンダーバード6号接続(06:45発)で大阪09:25着、しらさぎ54号接続(06:48発)で米原08:44着、名古屋直通は1時間後のしらさぎ4号となります。
現行富山04:56発のサンダーバード2号は金沢05:35発(大阪08:22着)、同05:08発のしらさぎ2号も金沢05:48発(現行は05:47発、名古屋07:46着)でダイヤ存置、福井対東海道新幹線方面接続のしらさぎ52号も金沢05:00発とそのまま。個人的に実現可能性を注視していたあいの風とやま鉄道&IRいしかわ鉄道の早朝便も発表はなく、現行ダイヤのままなら富山始発金沢行普通は05:36発の06:31着で金沢06:07発サンダーバード4号にも間に合わず。先に触れた七尾線高松始発も金沢05:49着でしらさぎ2号にはタッチの差で非接続という徹底ぶり? 富山・高岡(しらさぎは石動も)からの始発需要は正味バス1台レベルくらいか、週末などはそれよりも需要がありそうとも勝手に想像するのですが…。
なお富山着最終については名古屋20:56発しらさぎ15号(金沢22:50着)、大阪20:54発サンダーバード45号(同23:29着)からつるぎに接続があり現行通りの日着が可能。サンダーバード45号を受ける金沢23:37発つるぎ734号の富山着は、現行ダイヤでは九州新幹線つばめ358号の川内着とならぶ23:59着に。しらさぎ15号受けについてはつるぎ732号(金沢23:06発富山23:29着)に加え、IR&あいの風が金沢発富山行終電を現行より13分繰り下げ23:01発で接続、富山着は23:58となります。というか、これがリリースにで明記されている以上は、やはり早朝便はないのか…。
■県内配慮のあいの風とやま鉄道に、富山地鉄はどう動く?
ところであいの風とやま鉄道では始発・最終かがやき接続を重視。対西部では初電の石動発を8分前倒しして富山06:19発のかがやき500号に接続、最終かがやき519号富山23:15着の受けは現行の23:32発終電で十分カバー可能。対東部では、現行より16分前倒しとなる泊05:26発でかがやき500号に接続。終電は33分も繰り下げ富山23:30発にてかがやき519号を受けることに。滑川23:45、魚津23:53、黒部23:59、泊には00:16着となります。惜しむらくは名古屋発最終のしらさぎ15号、大阪発最終1本前のサンダーバード43号を受けるつるぎ732号の富山23:29着に噛み合わないことが…。
さて、ここで個人的に気になったのは、富山地鉄がどう動いてくるかという点。電鉄富山発現行最終上市行が23:00発、岩峅寺行が23:10発ですがかがやき519号が21:15着ですから、それぞれ20分程度なら…まぁ現行はくたか26号の23:26着よりは考慮しやすくなるというか?
いっぽう、黒部宇奈月温泉駅の最終が22:35着のはくたか577号(東京20:12発)、現行の地鉄本線下り最終が新黒部22:52位なので余裕も、上りは22:33位(新魚津22:49着)なのでもう一声-となるかなと。始発接続では電鉄富山05:30発初電で新黒部に06:40位…はくたか591号こそ07:02なので余裕も、はくたか552号が06:47発ということでギリ、かなと。新魚津からなら1本前にある(06:12位着)ので問題ないっちゃぁないのですが、この辺りも今後気に留めておきたいなと。
富山地鉄02/26ダイヤ改正拾い読み。
投稿者---551planning (2015/01/24(Sat) 16:01)
公式サイト未掲載ですが、01/23にプレス発表されました。取り急ぎまでに拾い読み。
地鉄が春ダイヤ発表「新黒部駅」来月26日に開業〔KNB 2015/01/23〕
富山地鉄、新幹線乗り継ぎ便利に 2月26日に新ダイヤ〔北日本 2015/01/24〕
新黒部駅 来月26日開業 富山地鉄、ダイヤ改正発表〔中日 2015/01/24〕
上記報道から判明分概要は下記の通り。
- 02/26(木)ダイヤ改正、「新黒部」駅開業
特急列車含む1日66本停車、1日平均870人の利用見込む - 増発
西魚津-電鉄黒部間11本、電鉄黒部-新黒部間15本、新黒部-宇奈月温泉間10本
滑川-西魚津間4本、稲荷町-舟橋間4本、舟橋-寺田間4本、寺田-上市間3本、電鉄富山-稲荷町間1本 - 他社接続
新黒部駅では北陸新幹線全列車と10~30分程度で接続
電鉄富山駅では北陸新幹線始発、最終などと接続 乗換には最低15分必要
新魚津駅ではあいの風とやま鉄道のおおよその列車と接続 - その他
特急は電鉄黒部~宇奈月温泉間で新黒部のみ停車とし平均2分短縮(東三日市、浦山、愛本駅は通過か)
アルペン特急の停車駅見直しも行い速達性向上
新黒部駅は1面1線で棒線駅と思いきや、折返しをするんですね。約300mほど宇奈月方の舌山駅は無人も2面2線、ただこの交換場所を巧く使ったダイヤにも見受けられます。
なお個人的に注目していた早朝深夜についてはこんな感じに-いや、頑張ってます。
- 新黒部-黒部宇奈月温泉(乗換所要10分以内)
はくたか552号(06:47発) 魚津方面から06:30着(増発分か?始発は不明)、宇奈月方面から06:36着(始発2本目が時間微調整か)
はくたか577号(22:35着) 魚津方面へ 22:57発(現行最終より20分ほど繰り下げ、増発分か?) 宇奈月方面へ22:54発(現行最終とほぼ同じ) - 電鉄富山-富山(乗換所要最低15分)
かがやき500号(06:19発) 上市方面から05:56着(中滑川05:14始発、現行始発より14分繰り上げ)
かがやき519号(23:15着) 上市方面へ 23:30発(上市23:55着、現行最終より30分繰り下げ)
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