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(過去ログNo.)

茅場町と豊洲~東西線改良策への期待

投稿者---551planning (2010/04/02(Fri)17:39)

先日海浜幕張に行った際、有楽町線で新木場へ…と、豊洲駅が改良工事中でした。車内からちらと見ただけながら、ホーム中間部、いわゆる8号線延伸計画用を織り込んだスペースが埋められていたのを確認。同行者からすわ延伸計画お蔵入り?とも聞かれたのですが、改札口および階段等新設のためのスペース確保の意味合いが強いようです。

さて、東京メトロは中期経営計画「FORWARD TOKYO METRO PLAN 2012」を発表しましたたが、その中に気になる文言が…。

p15、鉄道事業戦略の中に「東西線へのワイドドア車両の増備、茅場町駅の改良等、ホーム上の混雑緩和および乗降時間短縮による遅延防止に取り組みます」との記述が。同ページ内にイメージパースが載っているワイドドア車は15000系としてすでに搬入されている通りですが、茅場町駅改良は初耳。さくっと調べた限りにおいてもめぼしい情報はありません。

…そういえば、当方こんなもんを書いていましたっけ。

これを書いたのはもう一昔前、全体的なクオリティはさておいて、生まれてこの方東西線ユーザーであった当方としては、なんとか朝ラッシュの改良をと願いながら、8号線延伸線流用など無用、茅場町2面3線化(と欲張れば大手町までの3線化)で足りる!としたわけで。
まさしくボトルネックは茅場町にありと強く感じていたのは何も当方だけではなく、東西線ユーザーには広く受容れられるハナシでしょうが、ようやく手が打たれる可能性が強まってきたことは、手放しで喜びたいところです。
感慨ひとしおなのには、2000年に答申された運輸政策審議会答申第18号で盛り込まれた「九段下折返し線改良」構想の末路もありましょう。九段下~飯田橋間にある折り返し線を中線になるように線形改良し、九段下折り返し列車を増発する狙いでしたが、結局動きはないままに…用地確保などで地上にある某ホテルが反対して頓挫、という噂もあるのですが、個人的には根本的改良にこそならないまでも、変わる可能性はあるだけに、と思っていたのですがね。

その後西葛西駅(2000年)および東陽町駅(2004年)改良工事、早起きキャンペーンや朝ラッシュ時快速消滅、そして効果に難ありともされたワイドドア車の復権?などの変遷を経てきたわけですが、果たして数年後、どのような通勤風景になるのでしょうか。

茅場町駅改良概要判明!そしてなんと…

投稿者---551planning (2010/11/23(Tue)23:17)

先日発売された鉄道ジャーナル(RJ誌)2011年1月号(No.531)、特集「東京の通勤電車2011」にて「通勤ラッシュ対策次の一手-東京メトロ東西線最混雑路線の実態と取り組み」と題した記事が掲載されています。当方も生まれてこの方ウン十年を沿線で過ごし、高・大・社会人と通学通勤でお世話になったわけですが、通勤利用をしなくなって5年、沿線住民でなくなってはや2年を迎えようとしており、懐かしさとともに最近の話題にはいろいろと瞠目する内容もありました。特に2009/03に門前仲町駅B線(中野方面行)ホーム停車位置を5m前にずらしたという話-大江戸線乗換口混雑対応を意識した対応はなるほどなと。
で、その記述の最後にこう書かれていました。

今後は、大江戸線乗換客の増加に向けて付近のホームを拡幅する。日比谷線乗り換え駅の茅場町でも、連絡通路の壁を一部取り壊してホームを延伸し、停車位置を変更する計画だ。』(p66)

なるほど、そう来ましたか-一応説明しておくと、茅場町駅東西線ホームは門前仲町寄り、B線列車では最後尾に日比谷線A線(中目黒方面行)連絡階段がホーム全面幅で1つ、その手前にB線(北千住方面行)連絡階段が2つありますが、ホーム幅もそう広くないことから日中でも乗降・乗換客が集中する場面があるネックとなっています。

記事ではこのほかに記述がないため、推測するに門前仲町方にホームを延伸するのだろうな-と思ったのですが、門前仲町方にはカーブが入っていることもあり、現実的とはいえ難工事かつ効果が薄いのではと素人考えをしてみたり。
ということからいろいろと検索しているうちに、えらいネタを発見! 6月に猪瀬直樹東京都副知事があの九段下駅“開かずの扉”を開けてアピールしていた東京メトロと都営地下鉄の一元化論で、その後国交省を交えた協議会が行われているのですが、11/17の第3回会議資料に、茅場町駅改良工事計画概要が記載されていたのです。

メトロ提出資料のうち「東京メトロのサービス向上に向けた主要プロジェクト」にそれは書かれていました。
「東西線において、駅の大規模改良等により混雑緩和、遅延防止に取り組みます」と題された中で、まず門前仲町駅改良はRJ誌記事にあるようにB線ホーム幅を3両分ほど拡張するもので、2012年度完成予定。
そして茅場町駅はやはり門前仲町方へのホーム延伸がメインですが、延伸部分に日比谷線A線連絡階段がもう1本新設されるほか、B線連絡階段のうち現状真ん中となる1本が撤去され、より手前に別途1本が新設されることに。その上部は現状定期券売場に至るラチ外通路となっているのですが一部で段差があるところ、そのフロアレベルを日比谷線ホームと揃える改良もなされます。こちらは2016年度完成予定で、門前仲町改良と合わせ総額約100億円のプロジェクトとなります。

***
実はこのお題は4つあり、門前仲町&茅場町は2つ目、3つ目がワイドドア車(15000系)導入で、こちらは約180億円。4つ目は前3つを組み合わせた列車増発等のダイヤ改正-となっているのですが、冒頭に挙げられている話には驚かされました-題して「駅構内大改良による線路増設(候補駅:南砂町駅ほか)」。『大規模掘削による線路増設等により、列車の交互発着を可能とする等、混雑緩和と遅延防止を図ります』として、総額は約450億円に上るビッグプロジェクトに。
イメージ図では単純な島式ホームに南側にホームを1本増設し2面3線化する-いわば都営新宿線岩本町駅スタイルといった感じでしょうか。単純にこのイメージと、“大規模掘削”という文字からして候補は南砂町と木場くらいに絞られそうですが、木場はシールドトンネル区間内でもあり、水路や首都高深川線等との絡みもあるのと、再開発により乗降客数が伸びている南砂町駅自体の改良も早晩必要になるという意味では順当、ということになりましょうか。

ただ個人的にはこの改良こそ茅場町駅で期待したものであり、やはり茅場町では物理的に厳しいということであれば、2000/01の運政審18号答申で挙げられた九段下折返線改良等を推したいのですがねぇ…やはり某ホテルの横槍というのはホントの話なんでしょうか。
なお蛇足ながらその九段下駅については「開かずの扉」等メトロ半蔵門線-都営新宿線間の乗継利便性向上に向けた改装検討とも触れられていました。

このメトロ資料、銀座線についても新車投入・ホームドア設置・一部駅リニューアル、そして渋谷駅移設・大改良という興味深い話があったりするのですが、それはまた後日別項にて…。

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東京メトロ2012年度事業計画短信

投稿者---551planning (2012/03/26(Mon) 22:24)

東京メトロは03/26、2012年度事業計画を発表しました。東日本大震災を受け、帰宅困難者対策や高架橋耐震補強、大規模浸水対策の強化等が強調される中、目を惹いたのは丸ノ内支線方南町駅のホーム延伸。現在3連の支線専用車両が使われているものの、隣の中野富士見町までは出入庫で6連が入線できることから、同駅改良で輸送力増強や運用効率化が図られることになります。
その主因ともいうべきホームドア導入は全路線への導入を引き続き検討も、11年度事業計画では12年度までにとされていた有楽町線がのうち6駅が来年度にずれ込むことに。16年度以降順次供用開始予定の銀座線の明記は変わらないものの、残る路線への言及はありませんでした。
そして注目の東西線改良計画ですが南砂町駅改良の土木工事に着手する予定、工事額も300億円から340億円に増えています。ちなみに豊洲駅大改良も60億円から100億円に増加、また東陽町駅の出入口新設が言及されていますが詳細は不明…ビル再開発でもあったっけな?最近御無沙汰なもので。


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