tw
top

トップページ企画一覧BBS(電子掲示板)>常設板過去ログ2009

(過去ログNo.)

“ベルニナカラー”に託す思い

投稿者---551planning(2009/02/13 23:34:43)

この画を見て、思わず一筆したくなりました…。

箱根登山鉄道3線区間(小田原~箱根湯本)での登山線車両営業運行が終了したのがはや3年前の2006/03。2008/03には、狭小ホームのため小田急車両が非常用ドアコック扱いにて1両のみの乗降扱いとなっていた風祭駅の改良工事が完了したことを受け、6両直通急行の運用が終了。4両各停のみの運行となっていました。箱根登山鉄道
で、今回のリリース。新松田・小田原~箱根湯本間で運行される車両のうち、1000形3編成を『箱根登山電車のシンボルカラーとなっている赤色に変更して明確化することにより、視認性を高め、乗り換え時の利便向上を図ります』というもの。赤色は登山線車両1000形、2000形と同色、いわゆる“ベルニナカラー”ですね…うーん、イメージ図がなかなかインパクトあります。まぁ、「ウソ電」という言葉もなんだか過去のものとなりつつある中、ちとベタな画作りゆえ、とは思いますが、ステンレス車に赤がどう映えるか、注目です。
ステンレス車に赤、といえば、一昨年の京急新1000形が話題となりましたし、四国から海を渡ったJR-Qキハ185系は山並みを走り抜けもう17年選手。小田急車は後者のカラーリングイメージに近いかなとも思うのですが、一番の違いは4ドア部分が無塗装(か銀色)というのが目立つというところでしょうか。

箱根凋落が囁かれる中、2003年の小田急・西武の「和解」と箱根登山鉄道の完全子会社化、翌年の小田急箱根ホールディングス(株)誕生といった経営環境の変化に加え、2003年の小田原駅舎リニューアル、2005年のVSE登場、2008年のMSE登場による北千住発着特急運転開始と鉄道輸送環境の刷新も続き、今年3月には箱根湯本駅舎リニューアルも完成します。一時1900万人を割り込んだ箱根町観光客数も2007年に10年振りに2000万人超に回復。外国人観光客の増加に助けられた面もあるとのことながら、その意味で今年こそ「箱根復権」が問われる剣ヶ峰ともなろうところ、小田急グループの動向が注目されましょう。

紅白蒲鉾揃い踏み!

投稿者---551planning(2009/04/21 10:37:05)

先日、平日休みを利用して箱根湯本まで足を伸ばしました…ひとっ風呂でもといきたかったのですが、いろいろ予定が詰まっており、本当に「行って来い」になってしまったのは残念です。

箱根登山鉄道 で、小田急急行で小田原着。新松田で例の「赤い奴」はちらと確認済み、しかも丁度乗換列車として追ってくるということで、新宿方で待っていると、やってきました。イメージ図ほど悪くはなく、なかなかしっくりきていますし、視認性は抜群でしょう。丁度既存カラー鋼製車との離合だったので余計に印象深く、ふとタイトルが浮かんだ次第…かなりムリがあるかな? なお、車内には手を入れられていないのは今後に期待でしょうか。

さて、箱根湯本まではそれこそ登山線車両を見送った2006年3月以来、すっかり様変わりした風祭駅や満開の桜を愛でつつ、到着した湯本駅は橋上駅舎化されると共に、整理集約され広々としたホームには売店も設置。デザインシステム含めシックさと明るさが調和した感じとなり好印象です。改札口周辺も土産物店やカフェなどが整備されましたが、国道1号線越しのバス停方面へのペデストリアンデッキは今年以降の整備となるため、一部できかけとなっています。

平日でも国際色豊かな強羅方面ホームで、氷河特急カラーとなった2000系を待ちますが、やってきたのは従来カラー車両。 箱根登山鉄道 新塗装車は3連なので、表示を見ると2本後の様子、ギリギリ待てるかな…なんて思っていたら、不意打ちにも入生田から回送でやってきました。側面のカラーパターン、特にスイス国旗の白十字様は印象的ですが、本家同様とはいえ連結部なのがもったいないかな。前面は赤のベタ塗りとなり、ちと物足りない感じもしました。

これで「箱根=紅」というイメージが強まるかと思いますが、VSEがそうであるように、登場当初からの貴賓さを保ちつつ、ホワイトの感触に深みを覚えるのと同様、今後は紅の持つ色の深み、上質さの追求を期待したいですね。


ご意見は【検証:】常設板までどうぞ!

上に戻る▲

テンプレートのpondt