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(過去ログNo.)

「通勤線」こどもの国線試乗記

投稿者---551planning (2000/05/05(金) 23:21)

03/29から横浜高速鉄道として通勤線化されたこどもの国線に05/03に試乗してきた。

長津田駅

昼下がりの長津田駅。東急線のホームはそこそこ混み合っている。これまではJR横浜線方面とこどもの国線方面の乗換階段は別であったが、こどもの国線方面の地下乗換通路は閉鎖されていた。不自然だと思ったが、階段を上がって納得。こどもの国線方面には自動改札機が設置されていて中間改札化されていたのである。めんどくさいのは致し方ないが、保有主体の変化の所為かと考えていると…。こどもの国線
こどもの国線ホームは7番線。その横はなんとオープンになっており、自由に外と行き来できる。事実上こどもの国線への跨線橋が長津田駅の新しい出入口として機能しているのだ。これはなかなかのアイデアと感心するも、「こどもの国線へのきっぷは階段上で購入を…」との看板、これは面倒臭い。まあこどもの国線への利用者数を考えるとこうした処置にもなるのだろうが。

車両概覧

入線して来た車両はY000形2連。「目黒線」地下鉄直通車である東急3000系と同じ顔立ちながら、20m3ドアとなっており、カラーリングも青と黄色で鮮やか。
車内は淡い黄色の壁、明るい黄色の座席が車内を惹き立てている。ドア上には左右千鳥に情報板がついていて、2段表示もできる最新式のもの。座席はこれまた流行りのカンチ式で床面はすっきり、座席そのものの厚みはなく、個人的には好きになれない。3ドアという事で首都圏ではあまり馴染みのない「長い」ロングシートとなっている。

恩田駅

長津田を出発直後、R165の急カーブを実にゆっくりと走る。周りの住居には「減速」「騒音反対」等の看板も見うけられ、一部報道にあった沿線住民との対立を感じさせる。しばしゆっくり走ってから単線を気持ち良く走り出す。横浜もここまで来ると…という感じの長閑な風景にチョッと驚かされながら、新設駅恩田へ。
ちょうど中間点で交換設備を考慮したというものの、駅前には東急系コンビニが目立つ程度、絶対的に新駅が必要か?という周囲の感じではあるが、数年後どのように変わるだろうか。
新駅という事でバリアフリーを考慮してエレベーターが設置されており、正直贅沢な感じは否めない。昼間は無人のようで、何かあったらコンビニの店員が対処するのか?それならわざわざ橋上形式としなくても、構内踏切設置となっても地平駅舎としたほうがコストダウンで使い勝手のいい駅になったと思うのだが。

こどもの国駅

こどもの国駅は1面1線、頭端式とシンプル。恩田駅もそうだが、箱に入った緊急用?のFAXが設置されており、平日などは基本無人のよう。この日は結構な人出で賑わっており、東急駅員が臨時券売所を開設していた。駅裏手はニュータウンとして整備されており、満を持しての通勤線化であったのかもしれないが、なんと言っても長津田で階段を使っての乗換を強いられるには如何なものか。とはいえ逆に10連恒常運転も現実味のない話で、「このくらいがちょうどいい」という感じなのかもしれない。

■意見集約■

コスト面を考慮してみると、今後ワンマン運転の考慮があり得よう。そのくらいであるなら、全駅に自動改札・券売機を設置して、という必要性にも疑問を感じる。通勤線化という事であれば利用者の多くが定期保持者であろうし、多客期には臨時券売所で対応すればいい。
西新井駅に中間改札を設置して大師前駅はフリーとしている東武大師線が採用している方法も良いだろう。中間に駅がないので恩田駅はどうするということになろうが、そこまで厳格にするほど利用者がいるかということも言えそうであり、現に長津田駅が中間改札形式をとっている以上対応も難しくないと思われる。
最大10分間隔での運行だが、3駅のスペース的にもこれ以上の編成増強も考えにくく、そうであれば「このくらいがちょうどいい」というにはチョッと過大投資なのではないかな、とも勘ぐりたくなるのであった。

 

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