【検証:】掲示板過去ログ集

【検証:近未来交通地図】
(過去ログNo.095)
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環境保護を訴えるなら原始人になっては?〔続〕
 投稿者---ありちゃん氏(2003/01/24 16:27:40)

環境保護を訴えるなら原始人になっては?
└返答(その1)
 └都市に密集する建物を散りばめよ
  └Re:都市に密集する建物を散りばめよ
  └住宅地の拡散及び交通機関の選択について
(以上前ページ)

└返答(その2)
 └議論が議論になっていないと思いますが・・・
  └Re:議論が議論になっていないと思いますが・・・
   └Re:議論が議論になっていないと思いますが・・・
   └物事、出来なければ意味が無い

▽前ページより

返答(その2)
 投稿者---中川氏(2003/01/24 16:27:40)

 私も、返答その1の方と答えが一緒だと思います。ありさんが日本の道路が貧弱だとおっしゃっていましたが、道路自体が貧弱であるというより、日本の場合特に都市は自家用車(不要不急の自家用車)が道路容量より多すぎるというのであります。ありさんの諸外国より日本は道路がたいしたことがないので道路を大量整備してそれを改善しようという考えによれば、ただでさえ狭い日本にとって、道路以外で使われるべき必要な土地をむざむざと道路に取られて、(高速)道路沿線は排ガス・騒音まみれで人々の生活が脅かされ、動植物の生活も同じく脅かされて、結局は今よりもさらに生活しにくくなるでしょう。道路側を植栽や防音壁でいくらか工夫したところ、ある程度はごまかしが利きますが、結局のところ鉄道よりも(新幹線沿線よりも)環境悪化は免れないでしょう。そこのところを考えるとありさんの意見には納得できません。
 もし納得できるとすれば、既存の道路をITSや交差点の改良、国道、倍バスの改修工事で我慢することになるでしょう。それに予算面からも、今の日本の公共事業は道路だけでも不要な高速道路が多すぎるのでカットしようという話すらあるご時世だから、一地方にとっては必要でも、全国民にとっては必要であるかというとではありません。ありさんは山陰地方のある地域内での出来事だけで、すべてが必要であるという風に感じてなりません。

 すみません、ありさん、ぶしつけな質問をさせていただきますが、かまいませんか。
 前から気になっていましたが、私にとってありさんが鉄道すべてを嫌っているのを感じているので何故、鉄道運賃・鉄道料金が高い以外に鉄道を嫌っているのか理由を「はっきり」教えていただけないでしょうか。

議論が議論になっていないと思いますが・・・
 投稿者---とも氏(2003/01/25 02:22:16) http://town-m.vop.jp/

 とも@共同管理人です。
 いままでRomをしておりましたが、道路板に移ってきたのでちょっと口出しを。

○鉄道不要論
 結局のところありちゃん様はなにがおっしゃりたいのでしょうか。
 鉄道はいらない、道路交通や航空に頼れば良い。なるほど一つの考え方です。それを頭ごなしに否定する気は毛頭ありません。
 ではどうしましょう。考えてみませんか?

 道路交通がどの程度のボリュームを担えるか考えたことがありますか?
 高速バスがどの程度のボリュームを担えるか。

 高速バスの定員をご存知ですか?日本最大のメガライナーをもってして84人です。これ一台で新幹線の1両に満たない。
 仮に1分間隔で東京−大阪を運行したとしましょう。1時間に60台。乗車可能人員は5,040人。単純に考えて新幹線1編成の6割程度。つまり、新幹線の輸送力には足元にも及ばないということです。

 仮に道路をバリバリ整備したとしましょう。東名阪に第二東名、東名、中央道3本があります。そこに高速バスを運行したとしてがんばってギリギリまで運行しても平均車頭間隔と走行速度を保ったとして1車線当たり7,200台。10車線ですから1日72,000台です。ただし、これはバスだけが運行していることですからトラックも一般車も全く走行できない。しかも、72,000人のドライバーを雇用しなくてはならない。非現実的ですね。
 車線を増やせば?とおっしゃるでしょう。でも問題の本質の解決にはならない。コンボイバスでも入れてみますか?キューバのように。でも世界最大のクリチバで200人乗り。立ち席含みです。現実的なボリュームで150人としましょう。コンボイならさらに容量が下がります。おそらく実容量の半分以下、50000台通せるかどうかでしょう。
 ちなみに、24時間でこの台数です。有効時間なら半分程度。ま、不可能ということですね。

 また、飛行機にしてみましょうか。
 今のところ世界最大定員のB747-400Dで530人。これを最大離陸間隔を確保し、安全を考慮した飛行間隔で飛ばしたとして、どうがんばっても1時間に20便でしょう。それでやっと新幹線1編成に毛の生えた程度なんです。
 A380にしても700人〜800人。新幹線2編成ぐらいにならないでしょうから全く話にならない。
 つまり、鉄道の武器の一つは輸送力です。そこを無視しちゃいませんか?

 スピードはどうか。鉄道は速達性があります。
 在来線でも道路交通に比べ早い。特に山間部では道路交通に比べ線形がよければ圧倒的に優位です。確かに地方ローカル線なら明らかに鉄道が遅いです。でも、鉄道側がそれなりのスペックを持っていれば優位になる。
 確かに飛行機は早い。ところが飛行機には滑走路と誘導路という問題がある。結局、飛行機の便数を増やせば地上移動の時間がかかる。つまり飛行機は飛行機なりの所要時間が必要なんです。

 交通機関にはそれぞれの特性があります。それを考えずしての鉄道不要論などまさに愚の骨頂。こう言っては申し訳ないですが、過去に各板であった鉄道導入論と根は同じです。

 飛行機だろうがバスだろうが鉄道だろうが長所も欠点もある。そんな単純なことなんですよ。それをあたかも「私は自動車や航空派です。鉄道は嫌いです」なんて書くとちょっとなぁ・・・

○都市構造
 ありちゃん様の文章を読む限り、結局は鉄道が好きなんですね。
 分散だ。狭い土地を有効に使うんだでシンガポールですか。まさに公共交通の発展に理想の都市をお選びになりましたね。
 車にとってベターな都市構造というのはアメリカ型でも日本型でもないんです。ヨーロッパ型。つまりLRTや鉄道にもベターな形です。
 アメリカ型は一見車によさそうですが、実は非常に無駄が多い。
 駐車場の面積や道路の面積をいくら広げてもちーっとも便利にならない。なぜか。
 歩く距離が長くなるだけだから。駐車場を作っても目的地まで遠ければなんの意味もないんです。駐車場−施設間の乗り物が必要になる。それだったら誰も使わない。中途半端なP-Rをやるだけです。
 日本型はまぁごった煮ですからよくも悪くもなんでしょうが、少なくとも車にも公共交通にも不便でしょうがない。
 ヨーロッパ型は実に明確。高密度都心とその周りの駐車場。まさに鉄道にも向いたものなんです。
 ですから、高密度にして駐車場をつくれというのはまさに鉄道にも向いた都市構造をしろということなんです。

○道路は不足?
 一面に不足しているかどうかは言い難いですね。都市部の環状道路やバイパスは明らかに不足です。TDMをやろうにも総量規制をやろうにも、根幹が出来てないから意味が無い。ロードプライシングもこういったものがあって初めて成立するのです。でなきゃ移動制約を生むだけ。机上の空論です。
 では地方部はどうか。これも言い難いですが、不足と満足が両方あるということでしょう。未だ道路網が貧弱でどうしようもない地域も少なくはありません。国道にセンターラインが無いのもよくあること。
 ですから足りない、足りるをここで一面的に議論しても議論にはならないんです。

○環境面
 環境負荷は非常に微妙です。車でも鉄道でも必ず負荷はあるもの。大きかろうが小さかろうがあるものはある。鉄道だから道路だからと単純に比較しても何も意味は無いのです。

○料金
 新幹線が高いのは時間をお金で買っているから。飛行機も同じこと。
 日本の国内線料金は途上国と比較すれば高いですが、先進国と比較して決して高くは無いです。その料金を支払うのは時間をお金で買っているからにすぎません。
 ありちゃん様は何をされているのでしょうか。ビジネスで乗るのに時間を気にしない人はいないですよ。でも飛行機で高ければ新幹線を使うんです。
 それだけのこと。
 バスは安いが時間がかかる。新幹線は値段も時間もそこそこ、飛行機は値段は張るが時間は早い。そういう特性です。

******
 非常に批判的ですが、あまりに議論が議論になっていないこと、そしてありちゃん様のご意見を見る限り、ひねた考えの私には道路不要論に取れるからです。
 つまり、私の今回のような意見が出たら「やっぱり道路はだめだ!」とでも言いたいんですか?と穿ってしまいます。
 その辺をクリアにしてはいただけませんか?

 非常に批判的で失礼しました。
 では

Re:議論が議論になっていないと思いますが・・・
 投稿者---ありちゃん氏(2003/01/26 03:44:31)

 どうも。

 つまり、鉄道の武器の一つは輸送力です。そこを無視しちゃいませんか?
 交通機関にはそれぞれの特性があります。

 そんなこといわれても…。各個人が交通行動をおこす段階において、輸送力云々なんて考えませんよ。現に帰省シーズンだって、あらかじめ大渋滞するのはわかりきっているにもかかわらず車で帰省する人が多いじゃないですか。いくら鉄道が輸送力に長じていようが、車やバスのほうがはるかに安上がりなんだからしょうがない。だいいち、そんなに鉄道に輸送力があるのならどうして鉄道運賃がもっと安くならないんでしょうね。

 狭い土地を有効に使うんだでシンガポールですか。

 いや、これは誤解です。シンガポールを例に挙げたのは高層建物が多いからにすぎません。
 建物を密集させず、散りばめればいいのです。つまり、アメリカ型(というよりロサンゼルス型というべきかも)が私の理想です。

 アメリカ型は一見車によさそうですが、実は非常に無駄が多い。駐車場の面積や道路の面積をいくら広げてもちーっとも便利にならない。なぜか。歩く距離が長くなるだけだから。駐車場を作っても目的地まで遠ければなんの意味もないんです。駐車場−施設間の乗り物が必要になる。それだったら誰も使わない。中途半端なP−Rをやるだけです。

 おっしゃる意味がわかりません。
 日本の都市だって、だんだんとアメリカ型に近づきつつありますが、郊外のスーパーとか飲食店とかはすごく便利じゃないですか。また公共施設にしたって、広大とか阪大病院とかが郊外に移転しましたが、広い駐車場が設けられて助かります。
 いっぽう駐車場のない中心部は空洞化が進んでいますが、けっこうなことです。駐車場のないところへなど誰も行く気がしないでしょう。

 日本の国内線料金は途上国と比較すれば高いですが、先進国と比較して決して高くは無いです。

 いや、日本の空港の発着料はべらぼうに高く、そのぶん運賃に跳ね返っているというのは有名な話じゃありませんかね。

 ありちゃん様は何をされているのでしょうか。ビジネスで乗るのに時間を気にしない人はいないですよ。

 お恥ずかしい。私ブルーカラーなもので、ビジネスの世界のことはよくわかりません。頭悪くてごめんなさい。だからもっとやさしく教えて♪

 バスは安いが時間がかかる。新幹線は値段も時間もそこそこ、飛行機は値段は張るが時間は早い。そういう特性です。

 ただ、夜行バスの便利さを甘く見てはいらっしゃいませんか。夜行バスは夜眠っている間に移動できますから効率的だと思うのですが。
 それからもうひとつ。とも様は新幹線の特性を強調していらっしゃいますが、在来線についてはどうなんですかね。在来線はその社会的使命をほとんど終えたと見ているのですが。高速バスのほうが安くて速いんですから。

Re:議論が議論になっていないと思いますが・・・
 投稿者---やっぱり学歴か氏(2003/01/26 11:13:51)

 車だけで生活が完結するのがブルーカラーの特徴。地元の土建屋にでも勤めているんだろ。それだったら電車通勤もしたことが無いから判らないのだろう。
 恥ずかしいスレ並べているからブルーカラーが馬鹿にされるんだよ。

物事、出来なければ意味が無い
 投稿者---とも氏(2003/01/26 11:41:34) http://town-m.vop.jp/

 ともです。

 各個人が交通行動をおこす段階において、輸送力云々なんて考えませんよ。現に帰省シーズンだって、あらかじめ大渋滞するのはわかりきっているにもかかわらず車で帰省する人が多いじゃないですか。

 輸送力はまず考えないですね。そりゃそうです。
 でも、飛行機が予約できなければ新幹線にしようとか、そういう行動はありえますね。というよりもその前に運べなければ意味が無いのでは?増やしたところで限界がある。
 道路の場合、ボリュームが増えると速度が低下します。そして速度が一定以下になるとボリュームは減少を始めるんです。

 日本の都市だって、だんだんとアメリカ型に近づきつつありますが、郊外のスーパーとか飲食店とかはすごく便利じゃないですか。また公共施設にしたって、広大とか阪大病院とかが郊外に移転しましたが、広い駐車場が設けられて助かります。
 いっぽう駐車場のない中心部は空洞化が進んでいますが、けっこうなことです。駐車場のないところへなど誰も行く気がしないでしょう。

 駐車場が平面で分散するとどうなるか。車を止めるスペースが建物から遠くなり、いくら配置を工夫しても歩く距離がとてつもなく長くなる。
 駐車場が広くなって便利は便利。でもそれも限界があるんです。
 一定量を超えたところで不便になっていく。スキー場や海水浴場、ディズニーランドの駐車場を考えてください。あの状況です。

 いや、日本の空港の発着料はべらぼうに高く、そのぶん運賃に跳ね返っているというのは有名な話じゃありませんかね。

 ネット上で航空運賃の検索をされることをオススメします。
 世界各国の航空運賃ぐらいすぐ調べられます。英語が苦手なら翻訳ページを介せば見られますよね。割引を含め、大して高くないことぐらいすぐにわかります。
 でも、韓国や東南アジアと比較して高いというのは確かです。でも経済規模が全く違いますから。

 ただ、夜行バスの便利さを甘く見てはいらっしゃいませんか。夜行バスは夜眠っている間に移動できますから効率的だと思うのですが。

 なるほど。確かに効率的です。
 でも、交通機関を選ぶ際に社会的階層差があるのはお解かりですよね?
 学生ならば安いバス、ビジネスマンならばどうしても夜行を選考しなくてはならない事態ならば列車という傾向は想像できますね。そもそも夜行を選考するというのはビジネスにおいては極めて困った事態ですから本音では頼まれてもしたくはないでしょうが(笑)

 いくら安くても時間がかかる、快適性が落ちるのなら多少値段が高くても快適性が高いほうを選択する。当たり前のことです。

 在来線についてはどうなんですかね。在来線はその社会的使命をほとんど終えたと見ているのですが。高速バスのほうが安くて速いんですから。

 在来線と高速バスの対決?は全国いたるところでありますが、ありちゃん様はどちらを想像されて書かれているのでしょうか。岡山−松山とか高知とか、広島−福山とかでしょうか。
 現実にはどうでしょう。松本−長野や東京−宇都宮のようにバスがありながら圧倒的に鉄道優位のところもあります。もちろん在来線です。
 在来線であっても都市の構造や道路網の状況によって全く異なるのです。
 鉄道のほうが山岳部ではトンネルでのショートカットなどにより線形優位な場合もありますし、都心部であればバスはどうしても渋滞は避けられない(道路整備してもゼロにはならない)ですから差が出る場合もある。
 ありちゃん様はどうも一面的な判断をしているに過ぎないと感じますがいかがでしょうか。

****
 在来線だろうが新幹線だろうが高速バスだろうが飛行機だろうが輸送できなきゃ意味ないのです。需要があってそれに応えられないのならなにも意味が無い。

 交通の役割分担を表す指標に縦軸に需要量(=輸送力)、横軸に距離を示したものがあります。簡単ですのでご自分でつくってみてはいかがでしょう。
 需要量が小さく距離が短ければ徒歩、距離が伸びれば自動車とバスの領域になり、200〜300km前後で航空機の領域になります。
 需要量が大きくなってくると鉄道と航空機の双方になる。
 一方、需要量が大きく距離が短い場合は徒歩ですが、それなりに距離が伸びると鉄道やバスの領域となり、距離が200km弱を超えると鉄道になります。

 それを書くと解りますが、各交通機関には特性がある。まず運賃が安かろうが高かろうが運べる運べないというのが第一義的な問題です。

 そこを処理できないのにバスがどうだといっても意味が無いのです。
 ありちゃん様はあまりに非現実的な事例を出されてます。

 あえて書きませんでしたが通勤需要はどうするのですか?ありちゃん様が理想とされるロサンゼルスなどアメリカでも通勤の鉄道輸送は普通に行われています。
 北米においては通勤コミューター輸送は一般的です。そもそもLRTもあるんですよ。パークアンドライドなら北米は日本よりはるかに進んでいます。
 確かに分担率は数パーセントです。しかし、まったく皆無ではない。
 そういった基本的な点は「地球の歩き方」などでも把握できます。

 ポートランドやシアトルを例に出すまでも無いですね。まず、基本的な点をおさえませんか。

 私は道路整備は賛成です。必要なところはつくればいい。でも鉄道が必要なら鉄道をつくることが大切だと思っていますし、特性的にバスが向いているのならバス、航空機なら航空機というスタンスです。
 運賃が安いからバスが良いというのはウラを返せばありちゃん様は鉄道を公的機関で整備して安くなれば鉄道だけでよいと言いたいのですか?
 どうもそうとしかとれませんね。
 中川様との議論を見ていても「安い」というキーワード以外で鉄道の不便さを訴えているとは思えません。

 非常に批判的ですが、物事、出来なければまったくもって意味が無いことを考えていただきたく。

近鉄が心配だ
 投稿者---樫通氏(2003/01/03 16:33:08)

近鉄が心配だ
└Re:近鉄が心配だ
 └各種別の合理的な統合と結合を目指すべきでは
  └停車駅削除のほうが効果があるのでは
   └利便性も経営面でもマイナスにしかならない
    └停車駅増加はかえって不便を招く
    └上位無料優等が特急から出来るだけ逃げるための選択
     └論理矛盾では
      └現行の体制を生かしつつも
     └事実は小説より…
      └制度疲労がもっと怖いわけです
└「本社」って金持ち?

 このようなタイトルで書き出しながら、小生自身は残念ながら近鉄についての知見が大変少ない。したがって本スレッドは単なるネタ提起にすぎないのではあるが、

など、近頃豊富に話題が提供されている感を持つ。

 個人的には、ノリ中村を競り落とすにしろ、ちょっと払いすぎな感を持ってはいるのだが。阪神のように球団ビジネスが主であるなら話が別とは思うが。改正ダイヤが攻めなのか守りなのか、判断しかねてもいる。いずれにせよ、心配である。大きなお世話なのだとは思うが。

Re:近鉄が心配だ
 投稿者---Ferrovie federali氏(2003/01/05 22:53:00)

拝啓
 私もその心配をしている一人です。次のダイヤはどう見ても方向性のない改悪の側面が大で守りでも攻めでもありません。高田の特急停車や国分の急行停車は明らかに政治圧力の産物、行政の長が会社の頬を札束で叩いたような感じです。これに近い政治圧力の例としては桜井がかつて国鉄と接続してるごときで急行停車駅になりました。

 国分に急行を止めると何がよくないのかと言いますと準急の存在意義がなくなることは勿論の事、停車駅増加での客離れが心配です。なんとあのJR西日本の久宝寺の快速停車も柏原の客が近鉄で天王寺に行くような事態を招いている有様です。これは単に久宝寺の客がマナーの最低に悪いうえに快速がいずれの方向も座れないと言うのが主原因です。さらにこの久宝寺が王寺以遠の客から大変な顰蹙を食らっています。国分にも同様のことが言えます。

 高田の特急停車は単に行政の見栄と思えません。
 高田ごときは五位堂や八木で緩急接続が取れるので急行を排除しても本来は十分に用が足りる駅です。 これは桜井も同じです。

 次は停車駅削減による改善案を立てようと思います。

敬具

各種別の合理的な統合と結合を目指すべきでは
 投稿者---エル・アルコン氏(2003/01/06 16:00:04) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 近鉄大阪線のダイヤについては、そもそも他に例を見ない非常にユニークなものであり、それが果たして時代に即しているのかという疑問もあります。

 まず名阪、阪伊などの甲乙(甲=ノンストップ、乙=途中駅停車)の特急が占める割合が多いという特徴があります。次に一般列車が特徴的で、大阪府下と奈良県下で事実上分断されたような列車系統となっており、大阪府下を対象として普通と準急があり、奈良県下では準急が普通の役割となり、優等は快急・区快・急行となっています。3階層は他鉄道でもありますが、近鉄の場合は急行系の最初の停車駅(急行は鶴橋の2つ先の布施にも停車)である五位堂が準急の普通になるポイントではなく、途中の河内国分から準急は各駅に停まります。つまり、五位堂以遠での緩急結合とは全く違う緩急結合を大阪府下(および奈良県西部)でもっているわけです。

 五位堂、高田、八木といった急行系の大阪寄りの停車駅において多くの準急は途中で退避しますから対大阪では使えません。ですから河内国分以東と八尾周辺の準急停車駅に対する極めてローカルな優等サービスとなっています。さらに河内国分以西では準急が優等運転をしますから普通が存在するわけで、木目細かいサービスといえるかもしれません。
 確かに急行系は奈良県下と鶴橋などを結ぶ需要が多いですが、例えば日中に急行3、準急3という厚巻きのサービスをする必要があるのか。それを考えた時、今回の河内国分停車は一つの解でしょう。

 急行系の河内国分への停車と増発。それによる河内国分、五位堂、八木での緩急結合ダイヤへの転換。準急の普通格下げ(一部は急行格上げとなる)というダイヤ構成への変換。最大10連を供給でき、途中解結運用も可能な急行系を活用し、普通系の輸送力を適正化する。それによりダイヤリソース(増発もしくはスピードアップのリソース)を確保する方向性を打ち出す時期でしょう。
 準急停車駅のうち八尾周辺は普通と準急の時間差が少ないわけで、少なくとも準急退避が無くなる普通がスピードアップできることを考えると、総合的な利便性向上を訴える余地はあるでしょう。

 さらに、今回阪伊、京伊の特急を八木以西で併結するのですが、そもそも特急の本数自体も多すぎるのではないでしょうか。看板の名阪特急も金券屋でばら売りされている回数券での利用が多いようですし、伊勢志摩関係もスペイン村の苦戦をいうまでもなく苦戦中です。そうしたなかで名古屋口、大阪口でのライナー的な利用を重視する方向性は間違いではなく、名古屋線で急行が20分ヘッドで走る中で桑名、四日市、白子、津と丁寧に集客していることを考えれば、榛原、高田の停車も当然といえましょう。

 ビジネス利用、つまり値段よりも時間が買われる名阪間についてはアーバンライナーネクストなどの特急強化策も当然でしょうが、ノンストップとなると名阪間で4400円で新幹線に乗れる現実と、大阪でもキタなら普通回数券を使って新快速乗り継ぎの方が安くて早いという問題があります。一方で大阪や名古屋乗り換え東京からの津や四日市へのビジネス需要があるわけで、そこの兼ね合いも今後の課題です。
 一方、景気に左右されやすい観光需要が問題で、苦戦の割りに大阪線、名古屋線のダイヤリソースを相当食っています。伊勢志摩の魅力を云々する向きがありますが、一方で特急利用を前提にして値ごろ感のある「まわりゃんせ」の健闘や、同じ京阪神から100km前後の観光地でも明らかに魅力が小粒な長浜・湖東路や赤穂といったJRW沿線が新快速サービスの延伸・拡充に伴い伸びていることを考えると、問題の所在は特急利用の割高感にあることは否めません。

 急行系の性格を大阪寄りの緩急結合による大阪府下東部〜奈良県の優等サービスとしたうえで、伊勢志摩方面の特急をリストラして新しい「快速急行」として、名張など伊賀地区の速達や、中川以東との流動に割安感を与えて旅客誘引を図るといった方策も考える時期でしょう。阪伊と京伊の併結に続き、名阪乙(を中川経由にして)と阪伊甲(を乙化して)の併結で特急枠を毎時5本から3本にして、空いたところに「快速急行」を入れるといったスクラップ&ビルドです。

***
 近鉄大阪線のダイヤの特徴は、大阪方向を向いて徹底した役割分化にあります。しかしその反面、多層の優等列車を用意していたり、途中駅から伊勢方面を向くと極めつけに乗りづらい構造になっています(極端な話、長瀬あたりだと河内国分、五位堂と乗り継いで八木に行けるといった感じ)。
 休日朝の下り快急あたりに乗ると、鶴橋発車時よりも五位堂、高田、八木(では乗降とも多いが)と乗ってきて、桜井から降車が勝る感じです。需要が少ないから必要ないというよりも、不便だから使われないという側面も無視できない気がします。特急の途中駅停車も含めて、名古屋、伊勢志摩も視野に入れた両方向性を持たせたダイヤへの転換、これが今後の近鉄大阪線の方向性だと思うのですが。

近鉄電車や近鉄を知らずに書き込むべからず log096html

停車駅削除のほうが効果があるのでは
 投稿者---Ferrovie federali氏(2003/01/06 17:27:40)

 急行の国分停車は準急の役割喪失の危惧があるにもかかわらず強引に行われたものです。むやみやたらな停車駅増加はむしろ不便を招きかえって利用者を減らす結果になります。
 高田に特急を止めることも榛原から反発を招き返って悪循環になります。停車駅増加が全ての薬ではなく、むしろ減少による乗客の入れ替えを減らして途中停車によるイライラをなくす方向が良いと思います。

この停車駅再編案は

 なお、高田と桜井は緩急接続で利便性が充足されるため通過してもまったく問題ありません。 また国分の現状としてこの駅の西側の客が道明寺を利用する傾向が最近強まっているので急行を止めたところでさしたる効果を期待できません。

 停車駅を増加する事で迷惑な例は近鉄よりもJR西日本の大和路線久宝寺の快速停車や東海道線の新快速の高槻・芦屋停車で証明されています。
 停車駅を増やす事が決していいことではありません。増えたためにかかる迷惑も有ります。

利便性も経営面でもマイナスにしかならない
 投稿者---エル・アルコン氏(2003/01/06 19:49:26) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

●種別再編&停車駅案について

 この案で朝昼晩とどういうサイクルで走らせるんでしょうか。現状、朝夕が準急、区快、快急。日中が準急と急行ですが、貴案ですと五位堂以西を対象とする種別が準急と区急に増えてますね。貴案が「停車駅削減による効果」を訴える以上、上位グループ優等(現急行系、貴案では急行以上)の減回は停車駅増加による所要時間増とは比較にならぬサービス悪化ですから各グループ間での増減収支を合わせるとします。区急の純増というのであれば話になりませんし、朝夕の準急を区急に、というのであれば河内国分以東の準急停車駅で区急通過駅対応の普通の分だけ増回で線路容量を圧迫しますから、上位グループのスピードダウンにつながる要素です。
 また準急置き換えで区急を設定するとしたら、大阪教育大前〜近鉄下田、築山、耳成〜長谷寺の救済のために現在河内国分で折り返している普通を16駅も先の榛原まで延長運転する必要が生じ、極めて非効率です。また快急が特急代用とするのは良いとしても区快と急行の停車駅を削減しすぎることで、現在榛原で折り返しが可能な準急を室生口大野〜赤目口の救済のため名張まで延長となり、これも無駄な末端区間での運転キロ増加ですし、大阪線でも最も閑散区間である伊賀上津、西青山、東青山の救済に急行や区快と別仕立てで普通が必要というのは論外でしょう。

 また区急が河内国分までは準急停車駅なのに、以東で高田や桜井を通過するという中途半端に高速化したため、高田や桜井を緩急結合で対応するためには区急救済の普通、準急のほかにも五位堂や八木で接続する普通を榛原まで設定する必要があります。詳しいスジは引いていませんが、準急毎時3本のうち1本を区急にするのなら普通を2本榛原まで延長しないと看板倒れになるでしょう。

 逆に通過による時間短縮効果と特急に準じる無料優等の設定を考えたら、区快と急行を統合のうえ榛原以西各駅として、名張−中川といった区間運転普通の削減を考えてもよいくらいです(現状比では名張以東で榊原温泉口−中川間のたかだか3駅の追加停車です)。

●利用者の増加に背を向けるほど余裕はあるのか

 新快速の高槻、芦屋停車が、並行他社の利用に目立って影響が出ているほどの「効果」を上げていることは疑う余地はありません。今期は営業減益、来期も鉄道事業は減収と見込まれている(会社四季報新春号より)近鉄に、利用者が増えることを拒んだり、無駄な運用を増やすような余裕があるでしょうか。我々が作るダイヤ案は往々にして利用者の利便性を追求し過ぎたり、事業者の経営面を慮り過ぎるきらいがありますが、率直に言って今までいろいろな名案奇案を見てきましたが、利用者と事業者の両面においてマイナスとしかいいようのない提案というのも珍しいです。

停車駅増加はかえって不便を招く
 投稿者---Ferrovie federali氏(2003/01/06 20:28:48)

 私案の意図するところは急行・区間急行・準急を各二本配置で昼間のダイヤを考える方式です。 停車駅が減る事が不便なのではなく、停車駅を本当にその駅に必要であるか、種別役割を喪失させる停車駅増加による弊害(ここでは特定種別への利用者の偏り)を防止するのが重要だと思います。 
 何より近鉄大阪線が手本にするべきがなんと同じ会社の南大阪線であるというのは誠に皮肉な話ですが、南大阪線の種別配置は私の考えとほぼ等しいもので、種別によって利用者を分散する方式です。
 効率が悪いのは確かですが、東ローカルが区間を統一(青山町〜中川)の上ワンマン化するほうがよっぽど理に叶うもので、名張以西から伊勢には特急だけしか使い物にならない現状を何とか打破するにはこれしかありません。
 たかだか三駅増加と言う榛原から中川までの急行の各駅停車化はただでさえ現状でも13駅も途中に連続停車するために、名張から伊勢に行くには特急しか使えないダイヤを助長しかねず、かえって急行が不便になると思います。 しかも大三・石橋・川合高岡はホーム延伸の余地もないのでそれよりも東ローカルのワンマン化に重点がおかれるのは必至です。 山田線もそろそろその気配がします。 
 また区間快速急行と急行を統合すれば、ラッシュにおける乗客分散がままならぬ状態に陥り、これで乗客が逸走する恐れがあります。

 高田と桜井の通過は乗客のマナーが非常に悪いためです。
 この駅の客のために電車が遅れて迷惑な上、名張の客が特急にしか利用しにくい状況や榛原の客の不便を考えればこそこのような考えにいたるわけです。

 新快速の芦屋・高槻通過も必要な通過です。 これらの駅のために遅れが慢性化している新快速はもう通過駅を作るしか手段がないのです。

上位無料優等が特急から出来るだけ逃げるための選択
 投稿者---Ferrovie federali氏(2003/01/09 11:24:25)

 また準急置き換えで区急を設定するとしたら、大阪教育大前〜近鉄下田、築山、耳成〜長谷寺の救済のために現在河内国分で折り返している普通を16駅も先の榛原まで延長運転する必要が生じ、極めて非効率です。また快急が特急代用とするのは良いとしても区快と急行の停車駅を削減しすぎることで、現在榛原で折り返しが可能な準急を室生口大野〜赤目口の救済のため名張まで延長となり、これも無駄な末端区間での運転キロ増加ですし、大阪線でも最も閑散区間である伊賀上津、西青山、東青山の救済に急行や区快と別仕立てで普通が必要というのは論外でしょう。

 区間快速急行や急行の停車駅の削減によって利用者の選択肢の増加と特急でなくとも早く目的地に着くことが可能にする事が出来ます。それは多少非効率であっても乗客の望むものであり、必要があるならば通過止むなしです。

 また区急が河内国分までは準急停車駅なのに、以東で高田や桜井を通過するという中途半端に高速化したため、高田や桜井を緩急結合で対応するためには区急救済の普通、準急のほかにも五位堂や八木で接続する普通を榛原まで設定する必要があります。詳しいスジは引いていませんが、準急毎時3本のうち1本を区急にするのなら普通を2本榛原まで延長しないと看板倒れになるでしょう。

 五位堂から高田までと八木から高田までさほど距離がなくしかも五位堂から八木までに退避設備がないので、通過してもかまいません。高田に五位堂や八木ほどの拠点性もなく停めるほうがかえっておかしいくらいです。
 桜井も八木や榛原からの駅数がさほどない上に退避が朝倉でする事や前二駅に比して拠点性の低さで通過になります。停車のほうが中途半端です。

 逆に通過による時間短縮効果と特急に準じる無料優等の設定を考えたら、区快と急行を統合のうえ榛原以西各駅として、名張−中川といった区間運転普通の削減を考えてもよいくらいです(現状比では名張以東で榊原温泉口−中川間のたかだか3駅の追加停車です)。

 そのたかだか三駅が非常に迷惑になります。急行がただでさえひどく遅いのうえに連続停車が13駅を17駅にするのはおかしいです。それこそ東ローカルの区間を青山町−中川に統一してワンマン化すればよいのです。
 停車駅増加万歳はもう死んだ価値観です。 
 また快速急行と区間快速急行・急行の差が開きすぎるとイメージを悪くしかねずかえって損をします。

 現行ダイヤでは20時40分上本町発の快速急行が13分後の特急に一度も抜かれないのですが、最終の名阪甲特急に東青山で抜かれます。 その他名張・榛原や五位堂などで上位無料優等列車でも特急を退避というダイヤが存在します。
 停車駅削除はこれを出来るだけなくし全体的な速達性向上に主眼を置いた結果です。

論理矛盾では
 投稿者---エル・アルコン氏(2003/01/06 21:22:52) http://6408.teacup.com/narashinohara/bbs

 現在の日中ダイヤが概ね急行3、準急3、普通5ないし6ですから、優等系で快急1?は別として、急行2、区急2、準急2というわけですね。これだと河内国分以東へ普通を毎時1本延長(全体で毎時1本の増加)にしないと大阪教育大前以東の本数が2/3になりますし、そもそも急行系の1/3が区急となって布施−五位堂で貴案がいうところの不便を招く「停車駅増加」というのは明らかな論理矛盾です。
 また五位堂以東で急行・区急が毎時4本なのに準急・普通が3本だと、急行か区急の1本は緩急接続もなく八木、榛原などの乗客だけを運ぶことになりますね。普通を榛原まで漫然と延長する反面、利用者を極度に限定した優等列車というのも不合理です。

 また、伊勢方面への需要は停車駅を限定した快急を無料の優等として位置付ければ、名張などの緩急接続で対応できますから、既存の急行や区急に無理に速達性を持たせる必要はありません。快急の名張−中川間で伊賀神戸と榊原温泉口に停めれば充分でしょう。
 車両の資産保有コストやランニングコストを考えたら、大三など3駅のホーム延伸用用地確保や締め切り扱いでの停車対応に資金を割いた方がよほど効率的です。

 急行と区快の統合ですが、現行ダイヤで布施と三本松の差だけですよね。しかもラッシュ時には急行と区快は並存しませんから棲み分け問題は生じません。布施が問題としても、鶴橋−布施なら前後の列車間隔を調整すればいい話ですし、布施から五位堂以東への需要をシャットアウトというのは、後続の区快に抜かれ、河内国分から各駅の準急に誘導していた今までこそ著しく遠距離利用者の利便性を損ねていただけでしょう。

 貴案では高田と桜井の利用者のマナーが悪いから急行系の停車が不要としてますが、10人が10人他駅に比べて突出して行儀が悪いわけでもなし、感情的に切り捨てられる利用こそいい面の皮ですが、常識的に考えて両駅の利用者も急行系に乗るしかないのですから、高田は五位堂、桜井は八木に移動して結局は急行系に乗りますね。そう考えれば、急行系から桜井と高田の利用者を完全にシャットアウトするなら急行系は榛原までノンストップにするしかなく、実際には効果が全くないただの意地悪に過ぎません。そんな意地悪のために運用数を増加(河内国分〜榛原で最低1運用)させる案というのはいかなるダイヤ案でも見た記憶がありません。

●余談・新快速
 普段から新快速は見てますが、新快速が恒常的に遅延しているというのはウソです。逆に新快速が芦屋を通過する平日夕方の方が遅延する率が高く、少なくとも芦屋停車に関しては新快速の遅延の原因ではありません。
 ちなみに念のために申しておきますが、新快速の遅延の原因は、快速の遅延により接続待ちで遅れた普通を次の緩急接続駅でこんどは新快速が待つことで発生する方が多いです。これは快速の大半が221系6連という京都線〜神戸線で最も小さい輸送力というのが主因でしょう。

現行の体制を生かしつつも
 投稿者---Ferrovie federali氏(2003/01/06 22:23:18)

 説明不足でしたね。
 快速急行は混雑時や行楽に重点をおいた種別で、もしも特急の制度疲労による破綻の危機管理も考えたうえで停車駅を選定してます。 

 他の種別も速達と中間駅を両立させうる最も効率のよい停車駅選択としたうえで考えた結果です。
 区間快速急行も急行も通しで乗る利用者が少なくなく、途中のだらだら停車がなければより利便は向上します。また急行を東ローカル代替にこれを使えばそれこそ17駅も連続停車する急行を名乗るに値しない列車になります(阪急よりひどい!!)。

 昼間の各種別の本数は矛盾する面もありはすれど総体で観て必要な本数を再配置した結果がこのようになりました。もともと急行は二本しかなかったのが10年ほどの間に3本運行に変更されたので、旧ダイヤ回帰になります。

 また布施から五位堂以東に対して区間急行が設定される事によって夕方の事情を改善する事が出来ます。夕方は準急が四本の時間帯でもあり、快速急行と区間快速急行を2本ずつにこれを組み合わせる形で速達に配慮します。

 また区間快速の布施停車は準急がここで退避するので無理です。 

 もしこれで納得行かないのなら南大阪線のダイヤを見てください。
 藤井寺から先が各駅で古市まで退避もまったくない準急が見事に古市で急行に連絡できるダイヤになってます。大阪線もこれに近い形に直すことが必要です。これゆえに国分に急行が必要なくなります。

 最後になりましたが国分や高田は市長の身分惜しさによる停車です。
 京急青物横丁と変りません。

事実は小説より…
 投稿者---551planning@おさぼり管理人(2003/01/06 20:57:21)

 丁度今日の朝日(関西版)でも採り上げられているようですが、関西私鉄の直行型→集約型ダイヤへの転換がようやく近鉄にも、というところでしょうか。

asahi.com「関西私鉄、特急スローダウン 速さに見切り、停車駅増」 http://www.asahi.com/national/update/0106/001.html

 特急にせよ、急行にせよ、ダイヤ変更を利用者無視では行わないでしょう。運用スタイルからも是と分析するエル・アルコン様の論も頷けるところ、朝日記事にある通り、速達系列車の減速は一般的に一部利用者への利便性強化に留まるように見受けられがちである点、Ferrovie federali様の御意見もということになるのでしょうか。

 穿った見方をすれば、こと特急停車に必要な整備を地元負担で行え、かつ特急券増収が見込める近鉄にとってはまさに飛びつくようなオイシイ話、ということなのかもしれません。
 Ferrovie federali様は沿線の方でしょうか。当方近鉄は乗車「未開拓地」(?)とあって全くといっていいほど判らないのですが、ずいぶんと沿線でマナー云々が分かれるような。芦屋や高槻もそうなのでしょうか。まぁ、これはダイヤ云々の話とはちと異なるのではという気もします。

 ダイヤ論、こればかりはまさに水物、別スレの武蔵野線ではありませんが、実際成ってみて判るものかと存じます。4ヵ月後くらいにはある程度のコタエが出ていようと…何かあるから変更するわけでありましょう、出来ても居ないのに一方的にダメだというのもいかがかと存じますが。

ダイヤ改正を台無しにする案内の欠如、西船橋 log091.html#4

***
 管理者より
 事実関係の明確化に御協力の程。なるべく資料は添えるようにして頂けるとありがたいです。

(参考)近鉄サイト
ニュースリリース http://www.kintetsu.co.jp/cgi-bin/kouhou/whats_display2.cgi?id:news_1+max:30
ダイヤ変更(大阪地区:PDF) http://www.kintetsu.co.jp/cgi-bin/kouhou/whats_display2.cgi?rec:2+id:news_1
ダイヤ変更(名古屋地区:PDF) 
http://www.kintetsu.co.jp/cgi-bin/kouhou/whats_display2.cgi?rec:1+id:news_1

制度疲労がもっと怖いわけです
 投稿者---Ferrovie federali氏(2003/01/06 21:21:53)

 なんともいえないのですが、停車駅増加による種別の制度疲労や新規にする際のその危険性がどのメディアにも書かれていないのが私は怖いのです。 
 停車駅を増やせばサービスが上がる部分とそうでない部分が勿論存在するので、水掛け論になりますが種別の存在意義が乗客の分散である以上は通過は必要悪となるわけです。 私も近鉄矢田駅に程近い場所に長く住んでいますが、南大阪線の停車駅配置は昔は泥臭いと批判を受けていたものが今では種別の存在意義や役割を説明するのに一番例に持ち出し易い状態です。 

 停車駅増加の制度疲労が見えたのは阪急京都線が改悪した時点です。
 特急と急行の無理な統合による種別の役割の曖昧化がひどく、急行にいたっては茨木市が特急停車駅であるためにまったくここから梅田までの存在意義がないような始末です。

 これはどこにでも言える共通事項ですがまた増加した停車駅の客に限って新規停車種別に群がる傾向がひどいのでこれが最大の悩みです。
 芦屋と高槻は本当にこれがひどいので大阪人として怒りを感じます。

 もうすでに鉄道会社間の競争も終焉に達したと思います。料金制度にもかなりの疲労が見えており、ゾーン制料金を実行する必要を感じます。

「本社」って金持ち?
 投稿者---551planning(2003/01/06 20:57:21)

…まァ閑話休題で。

 個人的には、ノリ中村を競り落とすにしろ、ちょっと払いすぎな感を持ってはいるのだが。阪神のように球団ビジネスが主であるなら話が別とは思うが。

 これは阪神のほうでしたが、「電鉄本社に軍資金ウン十億円用意を…」なんてなハナシがあったとかなかったとか。それにしてもそんなおカネをさっと準備できるもんなんでしょうかね。
…ってそうか!9300系を造るのを先延ばしにすれば、意外と捻出するのは容易かったりして、どうせジャイアンツカラーだし(←引っ張り過ぎ!)。それともマジで獲るからには難波延長線を御破算にしてとかだったのかも?

 それにしても設備投資じゃァないんですよ、それにしてもでかい費用計上ですよね…引当金積む必要あり?
 しかも志摩スペイン村など本物の設備投資が焦げ付いちゃってる近鉄ですからねぇ…こういうときのリストラは、結局人件費に?
…もしかして、そのうちあちこちの駅で「♪ラララむじんくん〜」なんてナことにならないんでしょうねぇ。

 おあとがよろしいようで…

2004.11.02 Update


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