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  • Photo:大分駅前10/10(金)
  • 大分駅前
    竹町23:52 本社前:53 駅:55発
  • 大分駅前
    竹町23:54 本社前:55 駅:57発
  • 大分駅前
    竹町23:58 本社前:59 駅:01発
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    駅23:59 本社前:00 竹町:01発
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深夜輸送力

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(過去ログNo.)
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金曜深夜、大分駅前にて-2014・秋

投稿者---551planning(2014/10/19(Sun) 16:38)

長野・岡山・富山(水曜)・新潟と続いてきた「金曜深夜駅前」シリーズ、久々のエントリーはひょんなことから大分に。

発端は9月下旬、10/11に宮崎市で「市民シンポジウム“みやざき”らしいバス停をめざして」が開催されると聞き、コレは面白そうな、でも貧乏暇なし…と、ANAマイル特典航空券で日帰りないし前泊での往復を狙うも、ちょうど3連休とあってその時点で既に入りで予約可能なのは前日の大分午後便くらい。まさにホーバー名残乗船以来丸5年の御無沙汰ということもあってポチッとしたのですが、入りも中途半端な時間故、さてどうしたものかと調べていたら、大分バスのサイトに“★深夜バス”の文字を見つけてしまいまして。
県中南部をエリアとする大分バスは、2002/12から毎年末に深夜バスを期間限定で運行。2003年末当時で6路線10便、2011年末には8路線14便が運行されてきましたが、2012/10/05から毎週金土と祝前日に6路線6便で定期化。当時の新聞記事には年末便の利用者が比較的多いことや、“バス離れ”対策としての需要掘り起こしを図るべく通年化-とありましたが、通常の終バスがほぼ22時台発にあっては異例とも云えましょう。
ちなみに大分バスよりもだいぶ前からJR-Q大分支社が年末に「イレブンサーティー号」「忘年列車」を都度設定、2008/03ダイヤ改正からは現在の4方面定期最終列車を30分繰り下げ全日23:30発に至り(2014/10現在は日豊本線上り中山香・下り幸崎、久大本線向之原、豊肥本線三重町行)、その後も行先延長などが図られている様子。一方で「忘年列車」は2013年末では大分発幸崎行最終前増発1本に留まっているようですね。


大分駅前

10/10(金)23:50、人影の少ない大分駅改札口前へは足取りもおぼつかない男性3人組と同じタイミングで到着…何も表示されていない発車案内を見て『アレッ、もう電車ないワ!』と素っ頓狂な声を上げていたが、上述の経緯を知っていたかのように書いている当方もこの時点では何の下調べもしていなかったことから、実は似たような感想だったり…それにしても画像手前の女性連れなどはこの後どうしたのだろう。ちなみに日豊本線下りの日出発最終が00:06着、ソニックはあと2本(59号00:36着、61号01:20着)到着する。
中央部のアミュプラザおおいたと東側のホテル・温浴施設などからなる駅ビル「JRおおいたシティ」に併せ、来春完成を目指し整備中の北口(府内中央口)駅前は当方の知る以前の光景から一変、大友宗麟公像のあった中央の広場を周回する大きなロータリーを、もとの広場付近にぎゅっと凝縮した感じ。ロータリー東側の大分交通、西側の大分バスと事業者別に大きく離れていたバスのりばも2014/03/03から1か所に集約。照明と相まって屋根の木目が優美に映るが、タクシーが待機するばかりで人影はほとんどなかった。

さて、深夜バスは6路線中5路線が駅前ロータリーから伸びる中央通り沿いを500m北側に進んだ竹町(大分銀行前)バス停を起点に、大分市中心部の象徴的存在である老舗百貨店トキハ前の本社前バス停と、通年化当初は入らなかった駅前ロータリーを経由(残る1路線は駅前発の逆ルート)、2路線は加えてR10を西に少し進んだ末広町でも乗車扱いをして各地へと向かう。
というわけでトキハ前へと移動、「本社前」バス停は路上停留所ながら駅前には入らない高速バスのりばもある大分随一の拠点、トキハ側に3つ、向かいのイオン系複合商業施設フォーラス前に2つのバス停を有し、トキハ1Fには発券・待合機能を持つ「のりあいばすプラザ」を構える。余談ながら現在の大分バス本社はトキハから400m弱南東の金池ターミナルに移転して20年程経過していることや、大分交通の「トキハ・フォーラス前」との名称ズレは長らく指摘されているところだが…。

端をきるのは南東方面へ向かう米良BP経由パークシティ明野・大分高校前・公園通り・宮河内団地線、大分スポーツ公園周辺や宮河内ハイランドといった住宅地をカバーするがこの日は男性2人で発車。
2番手は南西方面へ向かう松が丘・富士見が丘経由緑が丘線、駅前を西進し末広町でも乗車扱後、JR-Q久大本線に付かず離れず進んで大分南営業所へと向かうがこちらも4人での出発に。
3番手は西方へ向かう森町経由鶴崎線、滝尾橋の先までは宮河内団地線の後追い、その後はr21を直進して明野中心部をカバーしたあと、大分東郵便局がある金の手から北上して森町エリアから日豊本線鶴崎駅至近に至るルート、結果的にこの日最多となる7人が乗車していった。
と、離合したのは唯一の駅前始発となる萩原・高城・鶴崎・大在駅前経由坂の市線、日豊本線に沿ってR197を西進、駅にして5駅先の坂ノ市駅至近へ向かう。鶴崎へはこちらのほうが速く安いが、遠目にしたところ女性1人が乗っていただけか。
日付が変わった竹町00:00ジャスト発は南部へ向かう元町経由寒田団地・田尻グリーンハイツ線、R10沿いに大分川左岸を南下、府内大橋で渡って光吉台、宮崎台、寒田団地からふじが丘と巡って田尻GH内もぐるり1周するルートだが、この日は独りきりでの出発となった。大分駅前

ラスト1本まで少し時間が空くので周辺をぶらり…フォーラス前で坂の市線のバス停を確認していると、大分バス高速車が到着。博多BT21:44、天神BC22:00発のとよのくに号スーパーノンストップ便だろうか、気持ち早着で10人程が降車、数人を乗せて終点の大分新川BCへと向かっていった。降車客は一様に駅前方面へと向かっていったが、タクシーでも拾うのかどうか…なおとよのくに号は30分後のもう1本が最終便となる。
それにしても過去の「金曜深夜駅前」諸都市と比べても格段に人影は少ない…ちょうど接近しつつあった(大分には月曜日最接近)台風19号の影響もあったのかどうか。10人ほどの若者グループがフォーラス前バス停のカラオケ店に吸い込まれていく一方、セントポルタ中央町商店街では、家路を急ぐというよりどうしようかと彷徨い歩く人々がチラホラと、といったところだった。

さてラストは竹町00:15発の羽屋新町経由高江NT・大南団地・戸次・けやき台線、2014/04/04運行開始の新顔で、末広町での乗車扱含めR210を羽屋までは緑が丘線の後追い、府内大橋からR10を直進し豊肥本線3駅をカバーしつつ一旦大南団地内も周回、大野川を渡り戸次からけやき台に至る、6路線中最長距離を行くのだが、竹町でスーツ姿の男性を乗せ、本社前では運転手に「ドコイクのォ…」と呂律も回らずに尋ねた酔客がふらふらと乗車、そして大分駅前では無人のバス停を通過も、ロータリーを出る信号待ちの際に駆けてきた女性1人が間に合っての出発と相成った。

なお、2012年通年化当初は羽屋から賀来方面学園台への路線が設定されていたものの、けやき台線と変わるように2014/03/29限りで廃止となっている。


金・祝前日夜だけでなく土夜にも運行され、一部改廃はありつつも通年化から丸2年を迎えた深夜バス、冒頭で触れたJR-Qの最終列車4本全日23:30同発を含め、大分エリアでの深夜需要の存在をダイヤ上ではひしひしと感じつつも、実見では物足りなさを覚えざるを得なかったのは残念なところ。機会があれば是非年末にリベンジを…。

その意味で気になったのは、バス停での案内。通年化とはいえ運行日が限定され、通常路線と一部ルートが異なる系統もあるためか、完全に別紙で貼られているのはまぁ可し、むしろ運行日等を含め深夜バスとの表記のある掲出物が複数貼られていて存在周知にはなっているかと思われされたものの、方面別に駅前で3か所、大分駅前本社前で4か所にバス停が分かれていることもあってか、どこからどこ行きの路線が出るか、そもそもどの方面の系統があるのかがちと判り難かったかなと。
実際、いかにも飲み会終わり然な若者グループが賑やかにやって来たかと思ったら、押し黙って時刻表とにらめっこした挙句、鶴崎に行くという数人が森町経由便に乗っていくのを見かけたのですが、降車場所次第では坂の市線のほうが速くて安いわけで…この辺りはなかなか難しいところかもしれないですが。

大分バスといえば深夜バスの取組とちょうど前後して、経営多角化失敗で2005年に約60億円の債務超過に陥り、100%減資の上、大分県や地元財界、西鉄などが出資しての私的整理による経営再建が図られ、2010年に債務超過解消にまでこぎつけています。とはいえ以降も本業を取り巻く環境は厳しく、深夜バス通年化の際の記事でも乗客数が前年比3~5%減とも。
その中での大きな転機が1日3万人、年間1000万人超の集客を目指す「JRおおいたシティ」開業になろうかと。大分市も、駅への集中ではなくトキハ・フォーラス方面への回遊性向上を図るべく中央通りの車線減少・歩道拡張、R10への横断歩道設置も目指しているところですがまだまだ紆余曲折が、という局面。先ずは開業時点での動向・影響に注目しつつ、深夜需要の変化にも気を留めておきたいと思います。

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今週末にて定期運行終了…

投稿者---551planning (2015/09/23(Wed) 09:55)

『先ずは「JRおおいたシティ」開業時点での動向・影響に注目しつつ、深夜需要の変化にも気を留めておきたい』としていたくせにすっかり失念、つい先程教えて頂きましたが…。

・深夜バス定期運行の取り止め
毎週末に運行しております深夜バスを終了いたします。今後は年末など季節運行を検討してまいります。永らくご愛顧いただき有難うございました。

運行カレンダーにも『9月をもちまして、深夜バスの運行を終了いたします。ご利用ありがとうございました』と書かれていて、最終運行はこの週末の金土深夜のみとなります。
2002年から年末運行、2012/10から毎金土定期運行化が図られたものの、丸3年で途切れることに…とはいえ季節運行検討ともされていますし、今度こそ状況を気に留めておくこととします。

12月の9日間限定で復活 nimocaポイントも

投稿者---551planning (2015/03/11(Wed) 23:41)

『今度こそ状況を気に留めておくこととします』としていたくせにまたもや…もう出てましたね。

12月の金土および祝前日22日(火)の計9日間、一部路線で17・22時台の増便のほか、定期運行終了となった深夜バスも6路線がそのまま帰ってきます。
更に、深夜バス運賃をnimocaで支払うと、100nimocaポイントプレゼント!なお100円相当利用可能なものの、車内チャージでの交換不可、ポイント交換機や営業所窓口での交換必要-いわゆるセンターポイント扱いということのようで。


ご意見は【検証:】常設板までどうぞ!

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