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(過去ログNo.)

意外なる王道?横浜神奈交深夜急行バス進出!

投稿者---551planning (2013/08/28(Wed) 21:56)

個人的には常々神奈川方面はまだまだ開拓の余地があると思っていたのですが、ある意味東海道線方面の展開という“王道”ながらも意外でした。

神奈中は最近、長らく金曜夜のみ運行としていた新宿本厚木線の平日運行拡大や東京駅始発化など積極策に出ていますが、羽田・成田空港路線展開等もあって環境が整ってきたのかなとも。なお新路線の運行主体は横浜神奈交バスですが、グループ3路線目というか、実は先祖返りとも言えようかという路線でもありましょうか。
神奈中はJRバス関東と組んで深夜急行バス黎明期の1990/08に新宿駅新南口を始発に東京駅八重洲口を経由して横浜駅西口・保土ヶ谷駅から戸塚駅、湘南台駅を経て辻堂駅北口に至る路線を開設。その後1995/09にJRBKが撤退するとともに、神奈中単独での別路線と統合して横浜駅西口・保土ヶ谷駅非経由化となっていたのでした。その流れがあるのか、今回新宿経由も新南口(代々木)で西口には入らないスタイル…無論新南口移転前提とはいえ、現状は西口経由でもバチは当たらないだろうにとも。
横浜駅西口で乗降扱をし、保土ヶ谷から権太坂までが以前のルート、その先東戸塚駅から上永谷、港南台、本郷台と抜けて大船駅東口に至るというものですが、大船へは新橋・品川からの湘南京急バスがあってこちらは直行で新橋から2960円、横浜神奈交は各所経由して3020円と、運賃設定を似せてきたなとも。グループ他路線とも当然擦り合わせた設定なのでしょうが…とはいえ千葉方面から見るとどうしても割高感があるような。その辺りについては折をみて別途分析してみようと思いますが、恐らくPASMO/Suica対応とはいえ細かな値踏みもつい気になってしまいます。
なお、横浜駅で乗降扱というのもかなりな注目点。東京・新宿とも1940円ですか、東京は京浜東北終電前の出発なので新宿からどれくらいのニーズが有るか。そして横浜01:30発の需要なんてのも見てみたいなと…。

横浜からの深夜急行バスネットワークができるか?

投稿者---スカイアクセスライナー氏 (2013/08/30(Fri) 22:58)

こんばんは。確かに神奈川県方面は余地はありそうですが、東海道線沿線はまた、意外でしたね。ただ、やはり、千葉方面のように成田空港行き、深夜バスのようにLCC客を配慮しなくても良いので、高くなるのはいた仕方ないかな?という気もします。

また、横浜からは確か相鉄線沿線しかなかったはずなので、この路線が成功すれば、他のエリアへの横浜発の深夜急行バスができればと思いますね。

横浜発の需要はいかに

投稿者---こまくさ氏 (2013/09/08(Sun) 20:54)

どうもはじめまして。既存路線が今井・川上停車でカバーしているところ東戸塚へ立ち寄り、車庫から遠い大船まで足を伸ばしたりと随分と詰め込んだ印象ですが、横浜発の需要に期待しているのでしょうね。

以前は京急が久里浜行きを走らせてましたが、平日運転から金曜のみに絞られた末、平成13年末廃止とのことで。横々横須賀IC降りで池上・衣笠から大矢部岩戸ハイランドと住宅地を回る、駅から離れたルートでした。我が家の近所まで来るので使ってみたかったですね。せめて5年前まで残っていれば……
いっそ金沢文庫終電接続で久里浜まで国道を南下する路線なんてのもあったら面白そうですが。

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横浜駅前
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潜在需要ざっくざく?横浜駅西口発深夜急行バスを見る

投稿者---551planning(2013/10/20(Sun) 17:24)

東京対千葉方面の深夜急行バスが近年まさに百花繚乱の情況となる一方で、非常に大人しかったのが対神奈川方面。それでも昨今動きが出てきています。深夜急行バスの始祖である東急バスにとって実に9年ぶりの新路線となる宮前平線が昨年11月に運行開始。2011/05に橋本駅まで延伸された新宿西口発多摩センター駅経由京王バス南はこの10/15に新宿発を15分繰り下げてテコ入れを図る中、目覚ましい展開を見せているのが神奈川中央交通です。

  • 2011/05/11 東京駅八重洲口発平塚系統を新宿駅(新南口(代々木)・西口小田急ハルク前)経由化
  • 2011/10/31 新宿駅西口発本厚木系統を金夜から平日夜運行に拡大
  • 2012/03/31 PASMO/Suica支払対応化
  • 2012/12/03 新宿駅西口発本厚木系統を東京駅八重洲口発始発化

そして基記事で取り上げたように、2013/09/30から東京駅八重洲口・新宿駅新南口(代々木)発、横浜駅西口・保土ヶ谷駅・東戸塚駅・上永谷駅・湘南台駅・本郷台駅経由大船駅東口行系統が横浜神奈交バスにより新設! 厳密に言えば、黎明期にJRバス関東との共管で東京・新宿から横浜駅西口・保土ヶ谷駅・戸塚駅・湘南台駅・辻堂駅北口に至る系統が1995/08まで運行されていたことがあり、一部復活ともなろうかと。その名残として、新宿駅は新南口のみ経由して西口ハルク前には入らないという(いっぽう本厚木系統は新南口非経由で3路線の新宿停車地がバラバラとなっている)点に伺えそうですが、まあこの辺りは揃えてもらいたいもの。

加えて個人的に気になっているのが横浜駅西口経由で乗降扱をするというもの。横浜発の深夜急行バスは相鉄が海老名行を運行しているだけ、嘗て京急が久里浜行を運行していたものの2001/12で撤退して以来の新設ということで、需要のほどを実見して参りました。

と、その前に横浜駅終電状況を整理しておくと-

JR-E東海道本線小田原行00:24
横須賀線久里浜行23:56逗子行00:23
根岸線大船行00:39磯子行00:55
桜木町行01:09
横浜線八王子行23:26橋本行(東神奈川乗換)00:00
京急本線特急京急久里浜行00:27普通金沢文庫行00:42
特急金沢文庫行00:44 特急は以遠普通接続なし
相鉄本線各停海老名行00:24各停かしわ台行(湘南台行接続)00:27
みなとみらい線元町・中華街行00:48
横浜市営地下鉄線湘南台行00:09上永谷行00:19
あざみ野行00:32
東京方面JR-E京浜東北線上野行00:18蒲田行00:39
京急本線普通京急川崎行23:56普通神奈川新町行00:14
東急東横線各停渋谷行00:23各停元住吉行00:51
<以上2013/10現在551planning調べ>

■家路を急ぐ流れの中で独特な存在感を放つ中山行深夜バス

東急東横線で向かった横浜駅は日付が変わった10/19(土)。ちょうど渋谷行終電到着直前とあってホームは混雑していた。こちらも家路を急ぐ人々の流れに乗って向かったのは相鉄2F改札、まもなく海老名行終電が出るところ。五番街方面はまだまだきらびやかだが、ベイシェラトンホテル裏手となるバスターミナル第2のりばは暗闇に沈んでいた。
そこから出発するのは00:37発中山駅前行横浜市営深夜バス373系統。2005/02末に運行開始したJR横浜線方面をカバーする路線で、横浜駅西口当初は十日市場駅前までの運行という深夜のみの形態だったのだが、今年03/18から中山駅前まで短縮されており日中の39系統と同一に。ただし理由は後述するが、当バス停はこの深夜バス専用となっている。需要のほどが気になっていたが、10分前から人がパラパラと集まって、3分前に現れたバスには計13人が乗り込んで出発していった。

駅中央の東西自由通路に戻ると、昼間の喧騒が嘘のよう。既に東海道本線・横須賀線・京浜東北が終了し根岸線3本だけ、相鉄方面通路からは駅員が2人出てきて最終確認。京急も金沢文庫行特急を残すのみ-っと、00:39着の大船行終電が気持ち遅れていたようで、京急改札までダッシュする人がパラパラと。逆行して東急改札にも降りたが、こちらは01:01着が大ラス。ちなみに渋谷を00:19発の普通、始発はというと小手指23:12発…なお全区間各停である。
再び西口広場に出ると、タクシー乗り場の列が途切れない。そのまま相鉄1F改札に向かうと閉鎖作業中だが、深夜急行バスについての案内表示等は特に無さそう。階段を降りてみなみ通路を見ると、こちらも5分程遅れていたか、京急改札を出てきた人々が流れてくるが、さすがに判っているのか急ぐ様子はなかった。

横浜駅西口

変遷を経て利用旺盛な海老名行深夜急行バス■

再び西口広場を突っ切り、駅ロータリー北側のエキニア横浜ビル前へ。日中は降車場として使われているスペースだが、ダイヤモンド地下街が23時閉鎖となるため以降の深夜バス-23:20発洪福寺行と23:30発上星川行相鉄バス便、23:43発保土ケ谷車庫前行横浜市交便、そして海老名行相鉄深夜急行バスがここから発車となる。
ちなみに横浜駅東口からは本牧車庫前、市電保存館前、滝頭行の横浜市交深夜バス便があるほか、YCATからは00:20発TIAT行羽田京急バス深夜便とTIAT発到着便は00:32着と01:02着、そして8月からの新高速バスで発着が増え、24時を過ぎても夜行バスの出発便があるのだが今回は省略。

話を戻して海老名行深夜急行バスは01:05発と01:20発の2便が設定されているが、1990/12の運行開始当初は関内駅北口・横浜駅西口→上星川・西谷駅・若葉台団地と横浜駅西口→二俣川駅北口・三ツ境駅・大和駅・海老名の2系統だったそうで。1995/08頃に現行1路線に統合再編し01:15発の2台運行に。2007/05に01:20発となった後、2007/10からは現在の15分間隔2便化という経緯を辿っている。横浜駅西口
相鉄終電に乗り遅れたというよりも端からこちらを選んだという感じの行列が、10分前に入線してきたクルマに飲み込まれてゆく。トイレ無し11列のエルガで専用カラー、2003年式だそうで。ところで運賃収受しているのは緑のチェックの私服?を着た男性で、運転手は外で待機。バス到着前の状況は見られなかったのだが専属係員なのだろうか、手慣れた対応。
出発直前に2便のクルマが入線、こちらは現行高速バスカラーで、2012年式のエルガとの由。この頃には1便の乗車もほぼ済みそう…となって、再び駅からの人が続々と。結局、運転手氏が残席を確認して1便は補助席まで満席で数分遅れにて出発、乗りきれなかった10人ほどが直ぐに2便に誘導された。
やはり緑チェック氏が運賃収受にあたっていると、運転席に無線が入り運転手氏が確認していたが、暫くするとJR-E横浜駅の助役氏?も登場。どうやら定刻01:09着の京浜東北線終電が遅れている様子、接続を取るようだ。定刻の01:20過ぎの時点で35人程の乗車を確認したが見届けられず、再び駅前をぐるりと廻る。横浜駅西口

■専用残席表示器とは準備万端な大船行深夜急行バス

先程中山駅行が出発した向かい側から01:30発となる大船行横浜神奈交深夜急行バス乗り場へ。事前にチェックした際にほう、と思ったのが、この1便のために据えられている「本日の空席・運転状況」表示器!先程は新宿駅出発前とあって無表示だったが、空席数35、運行状況10分遅とLEDが点っていた。それ以上におぉ、と思ったのが、15人程の行列! 運行開始半月でこの認知度はなかなかではないだろうか。
しばし待っていると定刻から数分遅れで入線、こちらも2003年式のトイレ無し11列なエアロバス。乗車10人で2人が降車、ということは空席表示は補助席をカウントしていないのか。結局横浜駅西口からは20人が乗車、10分少々遅れての出発となった。

平沼橋で相鉄・JRを跨ぎ、R1を進んで保土ヶ谷駅東口で2人降車。更にR1を進むと箱根駅伝で御馴染みの権太坂へ。権太坂上で6人が、坂を下った先の山谷で3人が降車。環状2号線を北上して東戸塚駅東口ではこの日最多となる11人が降車し、残るははや半分以下に。環状2号線をぐんぐん下って本牧家本店などが集まるラーメンストリートを横目にすると右折して上永谷駅で1人降車。丸山台から野庭へと抜けるも停留所はなし、大船駅東口港南台駅で2人が降りると慌てて更に1人が降りかけたがこの方は本郷台駅前まで。ちなみに地球市民プラザバス停で駅ロータリー内には入らず。寝静まった江ノ電バス横浜営業所を横目にすると最終コースだが、この際に一旦鎌倉市を通過するも、大船駅東口は北側の横浜市栄区笠間のターミナル着となって、実は横浜市内路線なのであった-都内から最後部で爆睡していた人を含め2人が降車して御役御免である。

 
横浜西口発深夜急行バス
より大きな地図で 横浜西口発深夜急行バス を表示

たまたま、なのかもしれませんが、海老名行の旺盛な、大船行のはや手堅そうな乗り具合に加えて、途切れない駅前タクシー乗り場の行列を目の当たりにして、横浜起点の中距離深夜需要はかなりあるのではないか…などとするのは、“ざっくざく”はさすがに大袈裟かも知れませんがやはり早計でしょうかねぇ…こうなると海老名便の“降りどころ”も気になってきますが、一方でせめて二俣川までの終電がもう1本あってもな、という気も。東戸塚の降り具合的には、それこそ嘗ての戸塚、湘南台から辻堂に、というのも筋は悪くないのではとも思ったりしますが。

ちなみに野庭エリアは上大岡駅24:40発の横浜市交深夜バス港南車庫前行が経由。一方権太坂そばの平戸2丁目までは東戸塚駅24:46発のやはり横浜市交深夜バスが走っていたり…これが市交最遅発便となるわけですが、となると権太坂エリアは自前ポールを持ち、野庭エリア等では自前ポールを持っていない「神奈中にとっての停留所設定」なのかなと改めて思われるわけで、きっちり駅主体のバス停配置である相鉄然り、エリアの枠を超えた密な配置による利便性向上にも期待-としておきましょうか。

ともあれ、神奈中の積極策が今後どのような展開をもたらすのか、注視したいと思います。


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