tw
top

  • photo:IPTハイブリッドバス
  • ipt2011
    一般的にも紹介された実験案内
  • ipt2011
    給電装置は見た目的にはこれだけ
  • ipt2011
    配電盤を見るビジネスコート一行
  • ipt2011
    3年振りの御対面
  • ipt2011
    いよいよチャージタイム
  • ipt2011
    一応車モニタでもその状況が判る
  • ipt2011
    晴海埠頭には仮設ながら本格的な設備
  • ipt2011
    設備の案内を受けるビジネスコート一行
  • ipt2011
    「非接触」といっても接地はする
  • ipt2011
    トリトンスクエアをバックに

トップページ企画一覧BBS(電子掲示板)新常設板ログ一覧>中量板過去ログ2011

(過去ログNo.)

こんどはIPTハイブリッドバスが帰ってくる!

投稿者---551planning (2011/01/24(Mon) 12:18)

2010年後期はFCHV-BUSの動向に新展開がありましたが、こちらも最新技術ネタ。

非接触給電(Inductive Power Transfer)ハイブリッドバスとは、路面等の給電装置から電磁誘導により非接触で車両側バッテリーに急速充電するシステムを搭載しており、電気のみで市街地約15km走行可能とされています。日野のブルーリボンシティハイブリッドをベースとしており、外見からはすぐに判別し難いところも(車体天井広報にも機器のボックスがあるあたりからか)。
初登場は2008/02、羽田空港内無料循環バス試験運行。当方もなんとか実車を捉えることができましたがなにせ神出鬼没というか、実験途上ということもあるのか1日6回運行で平日10日間のみと乗車機会はなかなかありませんで。
その後2009/04には都営バス都05系統(晴海埠頭~東京駅丸の内南口間)でも試験運行を行っていますが、2016年東京オリンピック招致のIOC評価委員会視察にあわせたものだったかとの記憶も…(少なくとも委員の移動にははとバスハイブリッド車が使われていたような)。あと2008/07の洞爺湖サミットや、その後2008/10には上高地でもデモ走行したとのことですが、その後話題にはなっておらず。

今回の試験運行も都05系統を走行、前回の2往復から4往復に増えていますがやはり平日10日間のみの運行。ちなみに地上側の給電施設は晴海埠頭・東京駅丸の内南口に床面型、深川車庫に側面型が設置される由。以前は羽田京急バス東京営業所および、都営バス深川車庫に床面型の簡易タイプが使われていたので、今回の深川車庫の側面型こそ実験は厳しいでしょうが、晴海or丸の内の給電施設は見てみたいですね。

上に戻る▲

MiniRepo

「電気バス」現状整理。

投稿者---551planning(2011/02/20(Sun) 21:00)

燃料電池バス以上に稀少性の高い?IPTハイブリッドバスに乗ってみました。
基記事の通り、2008/02の羽田空港内無料循環バスでの試験運行時に1度乗車していましたが、乗るのにずいぶん苦労した記憶はあれど、走りっぷりの印象は余り残っていなかったり…写真を見返すと羽田京急バス車庫前まで追っかけたりしてたんですな。さすがに中までは入ってないですが。

ipt2008ipt2008ipt2008
ipt2008ipt2008ipt2008

その後の一般利用可能運行は今回と同じ都05系統(2009/04)とエコカーワールド2009無料シャトルバス(2009/06)くらいかと思いますが当方はいずれも目の当たりにはしておらず、丸3年ぶりの再会、となりましょうか。

試乗日は02/09(水)、公休日ゆえのんびり起きてから運行ダイヤを見たら、昼過ぎで終わってしまう…取る物も取り敢えず東京駅へ。11:30過ぎに丸の内南口に到着すると、なにやらビジネスコートを着た方々が集まっており-。
丸の内南口バス乗り場は旧東京中央郵便局再開発に伴う地下通路整備により路面が鉄板で覆われており一部が囲われる状況。1番乗り場の一部区画がコンクリで固められ、その真ん中からちょいズレた位置に青縁の正方形が埋めこまれた感じになっているのが、地上側給電装置(コイル)。バス停付近には『電動バス』実証実験の旨とアンケート調査についての掲示もあるが、掲示がなければ一般利用者には全く判らない感じだ。ちなみにバス停から振り返った位置に灰色のボックスが置かれており、扉が開いていたその中に「非接触給電装置電源盤」の文字が。脇には「工事件名 非接触式ハイブリッドバス運行に対応した道路上における給電装置検討委託」と記されたパウチも置かれていた。ipt2011
実はこの辺り、続々と集まってくる「ビジネスコート組」=関係者に対するレクチャー用に示されているようで、最終的には20人以上に-その一方で御同輩は数えるほど。これが晴海埠頭でのラッキーな展開につながったのだった。

そうこうしているうちにお目当てのクルマが到着。前面のみグリーンカラーがあしらわれているが側面はホワイトベース、都営バス携帯サイトでは国交省が広告主のラッピングバスとして扱われていた。乗り場後部にて数人の一般客が降車、最後部には関係者2人が陣取り各種測定機材とにらめっこしている様子。
このクルマが2008年以来のクルマかどうかは不明だが、今回の特徴は公式側前タイヤ直後につけられた側面給電装置。大きく目立つことはないものの、この出っ張りにより全幅オーバーとなるため、車内外に適宜注記がされているのだが「全幅2525mm」とはある意味狙った数値?
前便が出発後、乗り場に据えられて早速給電開始-も、乗車扱と同時のため女性スタッフからアンケートが入った封書を受け取りつつ乗り込むことに。運転席背面に現状確認モニタが据えられているのは羽田実験時と同じだが、レゾナントシステム製からレシップ製に変わった様子。あと状況を示す文字が日本語から英語になっていたほか、乗降扱時の給電もあることから給電中を示す「IPS Charging」が新たに追加されていた。ちなみにIPSはInductive Power Supplyの略で昭和飛行機工業の開発、ボンバルディア開発のIPTシステムより効率化が図られているとのこと。

座席が埋まり立客若干にていよいよ出発。燃料電池バスもそうだが電気モーター駆動のバス乗車経験自体がも珍しくなくなってきたこともあり違和感はあまり感じなくなった。というか、路線的に勝どき駅前交差点まではストップ&ゴーを繰り返すため静かさが耳立たない面もあろうかと。モニターもモーター力行と回生を繰り返し表示していた。車内は有楽町・銀座で立客多数となり、築地エリアで若干降車、トリトンスクエアを過ぎるとほぼビジネスコート組の貸切と相成った。
晴海通りから右折するとしばし軽やかなモーター音を耳にして晴海埠頭着。降車時に改めて車内を見るも、青モケットの座席が並ぶ一般的なノンステ車のそれだった。

さて、バスは一旦操車スペースに据えられたが、その横には物置のような大きな箱と、長方形のボックスは発電機か。何処からか『こちらでご説明します』との声が掛かるとビジネスコート組がぞろぞろと…勿論さりげなく後ろにくっついて移動。物置には丸の内でも見た電源盤とその横には変電設備とあった。その後一行は今度はバスの側でおもむろに膝を付きバス下面を覗き込む-ipt2011丁度コイルが下ろされ給電中というわけ。当方も目の当たりにするのは初めてで、いわゆるプラグの抜き差しこそないものの完全なる非接触というよりは給電装置を接触させての給電となる-事を改めて確認したのだった。

10分ちょっとの小休止を経て再び東京駅へ向かう。ホテルマリナーズコート東京前で乗り込んできた用務客が「なんでこんな混んでるんだ」と思わずつぶやいたせいではないだろうが、ビジネスコート組は次の晴海三丁目で全員降車。トリトンスクエア辺りで昼食兼の会合でも行われたのだろうか。当方は銀座四丁目で降車、信号待ちのタイミングで4丁目交差点を走る姿をなんとか収めたのだった。


運行最終日となった02/14、たまたま都心に行く用事があり、頃合いを見計らって再び丸の内南口へ-この日は先日と違って御同輩多数! バスが乗り場に据えられると、女性を含め多くの人がしゃがみ込む光景が展開されたのだった。そんな光景を横目に当方のお目当てはモニターの「IPS Charging」表示を真正面から収めること。流れで築地六丁目まで乗車し、市場内を小散策した後勝鬨橋を渡ってくる姿をパチリ-果たしてこの姿、日常となるのだろうか。

 
ipt2011

ところで、乗車メモを直ぐにでも上げようかと思っていたら、まずこの記事が目に入り…。

画像を見るに三菱エアロスターエコハイブリッドがベースになっているようで。さくっと調べると、2009/08の時点で2011年後半に京都市で半年~1年間の試験運行計画を発表。2010/05には2010年度中の開発完了を目指すとなり、/09には京都市との実証実験・プロジェクト協定調印が発表されていました。三菱重工がリチウムイオン電池とモーターを供給する共同開発となっており、2012年度の実用化を目指している由。

注目の実証実験は、市営バス一般路線で供されるわけではなく市役所を中心とした周回2ルートの走行、市民等の事前募集モニターへのヒアリング等が行われたとのこと。たまたま関西に行く用事があったためせめて一目見たかったものの2日違いで終了、給電設備が仮設された市役所前広場にも一応行ってみましたが、既に撤去済となっていました。

実は電気バスの運行実験はほぼ同時期に奈良でも実施、そちらは早稲田大学が開発中のWEB(Waseda advanced Electric micro Bus)が使用された模様。ちなみにWEBは昭和飛行機工業もプロジェクトメンバーで、初代・2代目ポンチョベース車が非接触給電にも対応しています。

これらは国交省の「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」によるもので、うち電動バス運行に関する実証実験として東京都・京都市・奈良市・青森市の4地域が選定されています。青森では「積雪寒冷地域におけるプラグインタイプの走行等を検証」することとなっており、どうやら京都で走った三菱車が走るようです…と、調べてみるとこれとは別に七戸町がコミュニティバスにリエッセ改造車1台を試験的に投入したとの話も出てきて、電気バスは知らぬ間に各地で様々な広がりを見せているようですね。

そんなこんなで、まとめるのにいささか時間を要したのですが、タイトルにある「電気バス」の現状整理を【検証:】Wikiにて行うこととしました。是非御笑覧の程!

上に戻る▲

そのフォルム、ミライの予感。

投稿者---551planning (2011/11/26(Sat) 17:07)

今日は箱根方面を狙っていたところ、急遽1週間ずらすことに…そんなこんなもあって昨日は早い時間からウトウトしてしまったせいで夜中に目が冴えてしまった…なにとはなしに2chを流し見ていたらとあるスレに気になる文言が。貼られた某ブログを見に行くと目が点に…『カメラ持った奴が深川車庫に殺到しそうw』と書かれていたものの、ええしっかり釣られましたとも。

さて深川車庫までどう行こうか、いやもしかしたら某ブログにあるように豊洲やビッグサイトに現れる可能性もあるな…ということで無難に「東急お台場パス」をチョイス。ちょいと東雲の先まで向かったのだった。
深川車庫外周をまわって庁舎北側の端を見ると-いた!

ipt
※公道から撮影

その正体はIPT(非接触給電)ハイブリッドバス。今年2月にも都営バスで実証運行が行われた様子は上記MiniRepoにもまとめた通りだが、その際(S-V777)と同じ日野ブルーリボンシティハイブリッドがベースの様子。当方は顔しか見ることは出来なかったものの、うーんなかなかな面構え。2chでは“歌舞伎顔”とも書かれていたが、奇を衒いながらギリギリ成立している感じもする。
某ブログにあるように、現時点ではリリースが出ていないのでアレだが、前回もあった国交省と交通安全環境研究所に加え、今回は交通局ではなく東京都建設局の名も車体に貼られている様子、どのような実験を行うのだろうか。

***
そういや遂にというか実に24年ぶりとなる名実揃った東京モーターショーが目前。交通安全環境研究所は12/07にシンポジウムを開催予定で、講演に「大型車分野の電動化技術の動向」「自動車への給電・エネルギー貯蔵技術と将来の交通システム」も入っており、そことの絡みはあるのかどうか? ちなみに日野は7台展示でうち2台がワールドプレミア、ただしスペシャルサイトではセレガハイブリッドプレミアムが参考出展されるとの言及のみだが…。

やはりモーターショー輸送で御目見得!

投稿者---551planning (2011/11/29(Tue) 22:06)

公式リリースはありませんが、「ぽると出版編集部ブログ」で速報されました。12/02~/18の間、1日5回程度豊洲~ビッグサイト間で運行される由。

写真はリヤだけ、『機能もこれまでの実証試験車に比べて向上しているが、内容についてはバスラマ№129をご覧いただきたい』とは勿体ぶってません?

Re: やはりモーターショー輸送で御目見得!

投稿者---551planning (2011/11/30(Wed) 10:24)

昨日付で産經で報道されたのに続き、日野リリースが来ました…都交通局ほかはまだ。(続報が入り次第、本投稿を修正予定)

上に戻る▲


電動フルフラットバス at 羽田ほか

投稿者---551planning (2011/12/28(Wed) 12:50)

東京モーターショー(以下TMS2011)およびIPT-EVの所感をまとめられていないのですが、この話題が意外と出て来ないもので備忘的に摘んでおきます。

慶大電気自動車研による8輪駆動EV「Eliica」をベースとし、神奈川県やいすゞ等が加わり2009年度環境省産学連携環境先端技術普及モデル策定事業採択を受け2011/03に試作車が完成、今夏に藤沢市と横浜市で各1日間モニター試乗走行を実施…という辺りまではおさえていたのですが、TMS2011でようやく実車と対面。インホイールモーターにより前輪部はおろか後輪部、最後尾までフラットな通路が伸びて非常口は背面というインテリアは魅力と感じたのですが、いよいよ本格的な試走が行われることに。

SIM-Drive

まずは湘南台西口~慶応SFC間(おそらくツインライナー運行区間)で12月末(終了)と1月末に1日3便、そして蒲田駅東口~TIAT間(おそらく蒲田シャトル運行区間)で1月中旬に1日2便、それぞれ往復乗車となる由。
個人的には車内でのカメラ撮影、取材等禁止等の募集要件が煩くて乗車はパスしますが、走行時間もほぼ公開されていることからTIATに見に行こうかなと思っております。

本件には神奈川県も関わるところ、神奈中と京急が運行支援に入っていますが、実用化はどうなるでしょうか。ちなみにSIM-Drive社、会長の福武總一郎氏は2010/11の第5回「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」in岡山での講演にてこのプロジェクトを大絶賛しており、両備グループ小嶋代表も関心を示していたことからひょっとして、とも思ったりしますが…。


最新情報は【検証:】Wiki-電気バス実用化への道にて
ご意見は【検証:】常設板までどうぞ!

上に戻る▲

テンプレートのpondt