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(過去ログNo.)

バスと自転車のコラボレーション 神奈中の新施策に注目!

投稿者---551planning(2009/02/27 00:10:01)

神奈川中央交通が03/26から茅ヶ崎駅・辻堂駅発着の一部路線バスで自転車の積載を施行することとなりました…いわゆる「自転車バス」は群馬の日本中央交通(NCB)が1996年に導入していますが、今回はちと違います!

NCBは車内搭載方式、5台まで対応可というものですが、神奈中は海外で先例のあるフロント外部キャリア(積載ラック)に2台まで搭載可能というもの。この装備を搭載したバスを6台用意し、8月末まで実証実験を実施の上、9月から本格運行をとしています。気になる自転車積載料金は、5月末までは無料(運賃のみ)ですが、6月以降は100円を予定。

アメリカでは同例があるようですが、年間利用権方式の上で、模擬キャリアで事前に着脱の講習を行うというスタイルの由。利用時間帯も日中や週末とのことですが(以上「路線バスの現在・未来PART2」(鈴木文彦著 2001年 グランプリ出版)より)、神奈中リリースでは、『(ラックは)容易に扱える構造になっておりますので、安心してご利用いただけます』とされており、添付の実車写真では伺えないところ、なにやら工夫がなされているのかも知れません…それにしてもナンバープレートの位置に少々面白さも感じたり。

運行時間帯はさすがに朝夕ラッシュ時間帯は避けられています。ただし、5月以降には夜間・深夜帯での設定もなされており、『自転車の飲酒運転や傘を差しながらの片手運転などによる交通事故の防止に寄与するもの』の実践といったところでしょうか。
ちなみにNCBの場合は片勾配となっているところで帰路に利用してほしいという狙いでしたが、神奈中が今回のエリアを選んだのは、『湘南海岸に並行して整備されたサイクリングロードが沿線にある』こと、茅ケ崎市が「自転車プラン」を策定して自転車利用を促す街づくりを進めていること(神奈川新聞)などからなのだとか。ともあれ、まずは多客路線で様子を見て、山間部路線への展開も視野に入れているのではとも考えたいですね。

まずは実見してみたいところですし、体験もしてみたい…湘南までひとっ走りしましょうか!

MiniRepo

「自転車ラックバス」に乗る

投稿者---551planning(2009/04/21 09:59:54)

花満開の平日午後、辻堂駅で降りました。南口に向かうと、白地にオレンジが鮮やかなバスが待機中、早速乗り込むと出発です。車内はいたって普通の造作ですが、乗車前にちらと見たバス前面には黒い金属の物体が取り付けられ、ナンバープレートが向かって左手につけられ違和感ありあり、です。

03/26から運行を開始した神奈川中央交通の「自転車ラックバス」。茅ヶ崎駅南口発着の4系統でまず実証実験運行されていますが、今回乗車は辻13系統。辻堂駅発車時点ではさらりと席が埋まる程度の乗りも、ラック使用者はなし。駅前商店街を抜けてゆきますが、狭道とまではいかないまでも路駐や前方を併走する自転車に時折行く手を遮られ、クラクションを何度も鳴らす光景も。
各停留所では自転車ラックバス運行についての紹介と、利用方法を掲出しているものの、利用者は現れないまま、平和学園前あたりまでに乗客の大半が降車。と、前方からやってきた神奈中路線カラー車前面に、自転車が積まれているのを確認!思わずテンションが上がります。その後こちらはというと、茅ヶ崎駅に近づくにつれパラパラと乗客を拾うも、結局ラック利用者はゼロでした。

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茅ヶ崎駅南口では青空駐輪取締りの係員が怪訝な顔をする中、小1時間ほど状況観察。えぼし号初代マルチライダーと三代目となる新型ポンチョの離合などを眺めつつ(マルチライダーは心なしか色褪せて見えました…)、ラック付の専用カラー車6台中最大4台もが会する光景も見られたものの、残念ながら実利用は見られず。
半ば予想はしていたとはいえ、さっきのを見られただけでも納得せねば…と思っているうちに、そのさっきのクルマが辻堂から戻ってきました。広くないロータリーでのハンドル捌きにも自転車は動じることなく、安定感を実感。

さて降車が終了も引き取り手はなく、バスは一旦ロータリーの端に停車…なるほど、デモンストレーションということなんでしょうね。と、運転手が載せられていた自転車を転がして車内に収容、回送として出て行ってしまいました。まさか外してしまうとは予測もせず、着脱風景を実見することはできなかったのですが、時間にしてわずか数分の出来事でしたので、少なくとも取り外しは1分も掛からないのかなと。

車内では特段放送はなかったかと思いますが、自転車ラックバスである旨の告知と、パンフレットやアンケート用紙も吊るされており、回収ボックスも準備。知られていない、ということはないかと思いますが、まずは全便対応しているわけではないので、使うシチュエーション的にどうかというところ。
気になった利用方法ですが、パンフレットに乗車時・降車時について写真付きで詳解(これは各停留所にも掲出)。ラックを引き倒して、レールにタイヤを合わせ、両輪の固定用レバーをひっかければOKというもの。基本的に利用者実施で、運転手は手伝わないようですが、そう難しくもなさそうです。

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アンケートでは「傘をさしながら、大きな荷物を持ちながらなど不安定な運転を避けるための利用」「飲酒後の利用」といった設問もありますが、突発的利用のイメージともちと違うような気も。なお、別の設問で酒気帯び運転(5年以下の懲役または50万円以下の罰金-道交法第65条第1項)、不安定運転(5万円以下の罰金-道交法第71条第6号・神奈川県道路交通法施行細則第11条第2号)という自転車運転禁止規定の認識を問うものもあるのですが。
あとは料金負担、現在は試行のため無料ですが、6月からは1回100円。アンケートでは100円のほか、輪行時料金と思われる170円という設問もありますが、どうでしょうかね。

***
今回は時間がなかったのですが、茅ヶ崎駅周辺では商店会連合会がエコ・レンタサイクルを実施しているとのことですので、折を見て初夏の湘南を走りつつ、今度は載せてみたいなと思いますが、個人的には先述の通り、むしろ山のほうが固定需要が期待できるのではとも思うのですが…ともあれ、まずは定着を期待したいところです。

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神奈中「自転車ラックバス」、セカンドステージ…か?

投稿者---551planning (2010/09/13(Mon) 18:21)

2009/03から茅ヶ崎エリア運行されている神奈川中央交通の「自転車ラックバス」、新展開です。

本厚木駅から北西へ清川村を経て宮ケ瀬湖に至るルート、途中宮の里(鷺坂公園)への枝線にも入るなど合計3系統に3台を投入、沿線利用者の利便性向上のほか、宮ケ瀬湖周辺のサイクリング利用などを期待しています。3ヶ月間の実験期間中はラック利用料金は無料です。

【検証:】では導入当初実見、定着に期待しつつ『まずは多客路線で様子を見て、山間部路線への展開も視野に入れているのではとも考えたい』としていましたが、予想通りの展開という感じ…かと思ったのですが、そうでもなさそうで。
というのも、茅ヶ崎エリアでの運行には6台が投入されているのですが、この09/16で関連路線のダイヤ改正が行われラックバス設定がほぼ半減することに…茅ヶ崎エリア運行のポイントのひとつにも挙げられていた、女性帰宅客や酔客対応を想定した夜間帯運行も減らされています。
単純に考えれば、厚木エリアの実験運行のために一時的な転籍-とも思えるのですが、素人目にはラック増設コストはそれほどかからないのではと見える分、茅ヶ崎エリアでの利用が芳しくないのかなとも思ったり。ともあれ、多角化は定着化の更なる一歩と考えたいですね。

宮ケ瀬実験運行延長

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投稿者---551planning (2010/12/28(Tue) 20:38)

海から山へと展開した神奈中自転車ラックバス、宮ケ瀬実験運行が03/31まで延長されることとなりました。

当方も乗車したい、できれば自転車を載せてみたい!…と思いつつも、さすがに実現せず。
たまさか11月にこの近辺をクルマで走った際、タイミング良く離合シーンをパチリとやってはみたのですが-さて、利用頻度はどんなもんなんでしょうねぇ。

国内2例目はつくバスで

投稿者---551planning (2011/02/05(Sat) 21:51)

宮ヶ瀬実験運行延長時に気付けていればネタも膨らんだのに…。

昨年12/20から北部シャトルで実証運行が行われている由。機構的には神奈中のそれとほぼ同じものと思われますが、積載台数は1台と半減しています。
北部シャトルには当方昨夏乗りましたが、基本的に拠点間直行タイプゆえ、自転車ラックバスのニーズとしてはどうなんでしょうか。筑波山近辺を走りたいとしても遠出の人なら輪行スタイルでしょうし、市街中心部からの誘導といっても1台きりしか積めないのであれば…。

ちなみにつくバスは04/01から現15ルートが6ルートに再編されるとともに、乗合タクシー「つくタク」が別途登場する予定。事業認可申請中のため仔細は不明ですが、筑波山輸送を含めた北部シャトルと自転車ラックバスの今後を気に留めておきたいと思います。


ご意見は【検証:】常設板までどうぞ!

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