2/8の大雪で成田空港が陸の孤島になりました。
2/8はリムジンバスも15時過ぎに羽田も成田も運行休止になりました。以前は何時間もかけて東京に着いたという話もありますが、ここ数年は早い判断で運行休止になります。
日中は東京地区で降った雪が、夜に千葉方面に行ったのか、8日夜は最後まで開通していた東関道や京葉道路が9日になった早々にクローズ。10日朝まで開通しませんでした。
9日は飛行機は到着するものの、電車もバスも動かず。午後にスカイアクセスが動くまでは陸の孤島でした。
成田空港と直結している東関道が1日閉鎖されていたというのは、やはり問題かもしれません。

3/11の時のNAAの対応はわかりませんが、寝袋などを配ったあたりまでは良かったのでしょうが、交通麻痺の状態ではなにもできなかったのでしょうね。
飛行機が運航出来、道路と鉄道が閉鎖という状況もあまりあり得ない状況でした(普通なら雪で飛行機も着陸できなくなる)。
2/9はガラガラの飛行機(出発便)が続いたに違いありません。
バス会社各社もNAAも道路の開通待ちでもどかしい状況だったことでしょう。
バスも一般道経由で動かせないわけではなかったのでしょうが、千葉県を抜けるまでに3-4時間はかかるでしょうから、動かしたら動かしたでクレームがでていたかもしれません。
私は運休の対応が正解ではないかと思っています。

通常雪が降ると、最後まで通行止なのは外環でしたが、こちらはすぐに開通しました。今回は珍しく千葉と横浜(湾岸)を直撃したんですかね。何年に(何十年)に1回あるかないかの出来事かもしれませんが、次に課題ができた感じです。
海沿いの羽田も何が起きるかはわからないので、何かの時には羽田と成田をうまく使うなど(どちらかに着陸させる)出来たら良いのですが・・

***
先日海外の都市で雪に会いましたが、前日からバスはチェーン。降った後は、ごみの車なども車の前に器具をつけ、除雪をしてました(街に除雪車がいっぱい)。
また、路面店も融雪剤をもっており、朝から撒いてましたので、雪が降った翌日は、あっという間に雪がなくなっていきました。
こういう対策は日本でも出来るかもしれません。

今回の雪でわかったことですが

• 首都圏のETCは、相変わらず雪が降るとだめで有人対応になるので料金所が混雑する。
• JARTICのサイトも相変わらず繋がらなくなる。有料のATISは繋がり役に立った。
• 10日朝便はリムジン・東京シャトルは早々運休告知をしていたが、The アクセス成田は動きそうな雰囲気だった(多分結果は運休)。
  旅行者にとっては期待をもたせて運休より、早くから動かないことがわかったいた方が良い。
  11日朝便はThe アクセス成田も運休告知をサイトでだしていた。
  成田空港交通や千葉交通は、サイトでは案内を見つけられず。
• NEXCOのページでは開通状況とか案内を見つけられず。JARTICだけでなく、NEXCOや首都高のページもトップページでいつ頃開通しそうなのか出すべき。
• 鉄道各社は案内はでているが、情報はTwitterなどが一番早い。
• 渋滞すると、The アクセス成田や東京シャトルなど過密運行をしている会社は遅れに対応できなくなる。
• NRT・HNDの到着案内もつながりにくいが、航空会社の運航状況のページは繋がりやすかった。

一般道だけでできそうなことと言えば

• 東京までいくのは大変なので、最寄の電車が運行している駅までシャトル便を各社一丸となって運転する。
• 道路の空いてそうな深夜などに都心まで運行する(翌日高速が動かないとバスが帰ってこれなくなりますが・・)。

2週連続の大雪となり、すっかりリプライが遅くなり恐縮です。
「想定外」という言葉で片付けるのは簡単ですが、それにしても鉄道はおろか高速道路も途絶しようとは…各所で課題山積－というか未だ溶け残り、といったところでしょう(根雪にならないことをと思わんばかり)。

実は02/11(火)に時間の隙を見つけ成田空港までふらり往復。前日までに鉄道・高速道路とも開通しており平常化かなと思いきや、両TBとも、通路の裏側などで未だ眠りこける外国人の方を少なからず見掛けたり、東関道でも来るべき次の大雪に備えて路肩の除雪作業が続けられているなどを目の当たりにしておりました。当日朝の段階では飲食店等で欠品や営業休止といったこともあったようですが、当方が訪れた昼には既に回復しており、平穏を取り戻しつつといった状況でしたが、不謹慎ながら孤立状態となったときの空港内に居たかった…というか、各種情報提供がどのようなものであったのか、後々検証の機会をNAAほかには期待したいですね。