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(過去ログNo.)

〔羽田発着枠〕大手20便の再配分

投稿者---3京新聞氏(2004/09/14 23:39:41)

こんばんは。お久しぶりです。1週間ほど前に気になる記事が出ました。

国土交通省も思い切ったというか、こんなに取り上げて再配分して良いものかと思います。大手2社もこれだけ取り上げられると厳しいでしょうし。大手からすると新規航空会社を優遇し過ぎと映るかもしれませんが、今までの新規航空会社の状況を見ると多少仕方ないかなと思います。これが「多少」と言えるかは微妙ですが。

関連記事も付けます。

新北九州空港へ追い風となったことは確かな様です。既存のJAL便(羽田空港~北九州空港)も11月から1往復増えて5往復となりますし、スカイマークも乗り入れを検討してるそうですので、最近の新設空港としては有望な方なのでしょうか。新北九州便が増えることは、個人的には嬉しいのですが、少し浮かれているような感じがして怖いです。あそこはアクセスが問題とされているはずですが、その問題が解決したとの報道はまだ見てません。

拙い文章で済みませんが、では。

「先着順」という疑問

投稿者---551planning(2004/09/16 10:16:58)

3京新聞様、御無沙汰しております。発着枠問題では羽田も目が離せませんが、個人的には伊丹の今後を気にしていたりもします…それはさておき

国土交通省も思い切ったというか、こんなに取り上げて再配分して良いものかと思います。大手2社もこれだけ取り上げられると厳しいでしょうし。大手からすると新規航空会社を優遇し過ぎと映るかもしれませんが、今までの新規航空会社の状況を見ると多少仕方ないかなと思います。これが「多少」と言えるかは微妙ですが。

紹介記事にもあるように、2000年の改正航空法に伴う大幅な規制緩和による新規参入を促す意を込めた混雑空港の発着枠見直しは、既存会社の取り組みに対する評価という側面もあり、7日付で再配分の見直し結果も発表されていますが、総枠40便のうち既存社への再配分20便の評価は興味深いものがあります。
地方空港「3便ルール」による固定とあいまって確かに既存社には厳しいものもあるにせよ、一方でADOやSKYの歩んできた道(ANAとの連携・補完的関係の醸成)や、空港ターミナルの運用実態などから見ても“絶対的優位”はゆるぎないことからすれば、積極的な競争促進策と評価できると思います。

一方で個人的に引っかかるのは、新規参入組への再配分20便についてはこれを原則「先着順」としていることです。紹介記事はスターフライヤー関連が中心ですが、その他の状況としてはまずSKYはいち早く羽田-関空線への参入と、神戸空港への進出という構想を発表していますが、一方で帯広線への期待的観測が強かったADOは結局ANAの庇護頼りで(と言い切ってしまうのはナンでしょうが…)函館線にという話に。実質的“国営会社”?SNAの動向は今のところ伝わってきていませんが、何はともあれどの社を見ても揺るぎのない、そして無理のない中長期的戦略の構築こそが最低限強く求められるべきところかと。SKYですらリース代替機のゴタゴタを見るまでもなく、「いったい何年間“通期黒字化”予想を唱えているんだ!」といいたくなります。

その意味での“政治的判断”の困難さから「先着順」ということになったのでしょう。機体や地上対応確保など物理的な要因も結果的に先着順への実質的ハードルになるわけではありますが、懇談会の席上でも委員から声が上がっているように、より踏み入った判断基準の策定も肝要なのではないかと思います。そして個人的にはそろそろこのあたりで新規参入促進という段階から、新たな航空界の方向性・価格だけでないサービスレベルでの競争の軸の育成を図ってゆくべきなのではないかなと思うのですが…。


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