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アクアラインシリーズ

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市原鶴舞BT

拓く!ちば圏央道高速バス-“中房総の玄関口”市原鶴舞バスターミナルWatching

2013/04/27圏央道東金JCT~木更津東IC開通-東京湾アクアラインによる直結効果を背景に、高速バスが勝ち取ってきた房総エリア中距離公共交通流動の中にあって残された“空白域”に何がもたらされるのか…“中房総の玄関口”としての役割が期待される市原鶴舞バスターミナルでの不連続観測からの展望です。

市原鶴舞BT

市原鶴舞BTは、市原鶴舞ICの北側、R297大多喜街道上に位置しています。CMなどの露出で知られ、関東の駅百選にも選ばれている小湊鉄道上総鶴舞駅からは南東に3km程といったところ。
建設こそ2010/12着工ですが、BT内待合室に掲示された年表によれば2001/12の「市原南IC周辺まちづくり協議会」設立から実に12年越しの夢であったことがひしと伺えます。2006/03にはパーク&バスライド、市民農園、緑の広場を3本柱としたまちづくり構想を策定、翌年にはP&BR候補予定地も絞られる中、駐車場・サービス施設運営公募も出展企業なし、更に圏央道自体が延伸先送りとなりBT整備も暫定型に縮小されるといった停滞期が続きましたが、着工から1年半強の2012/07に概成、肝心の圏央道が更なる開通先送りとなったためオープンはずれ込んだものの、ようやく日の目を見た-というわけです。

発着するのは高速バスが東京茂原線(東京行6/発7)・東京御宿安房小湊線(6往復)・横浜羽田茂原線(7往復)と木更津成田線(空港行3/発2)。路線バスは牛久大多喜系統と牛久里見系統が経由化、また今年4月に里見駅傍の加茂中学校に周辺4小学校が統合した小中一貫「加茂学園」通学対応の新設系統も設定、このため圏央道開通より一足早い04/08から実供用されています。

  • TimeTable:11時台
  • 11:04 東京→安房小湊(鴨日)
    市原鶴舞BT
  • 11:35 横浜羽田→茂原(京急)
    市原鶴舞BT
  • 11:40 東京→茂原(小湊)
  • 11:45 木更津→成田(京成)
  • 11:55 茂原→東京(小湊)
    市原鶴舞BT

1st.Waching >>> 05/19(Sun)11:00~12:00

圏央道高速バスは開業初日の04/28に茂原→羽田間で乗車しエライ目に遭ったのだがそれは別掲で-として、市原鶴舞BTで降りるのはこれが初めて。先ずは正午前の到着4便集中帯を見ることに。

アプローチは浜松町BT09:40始発の安房小湊行鴨川日東便。浜松町で当方の他4人、八重洲1番のりばで13人を加えるが、『横田に行きたいんだけど…』と男性が。圏央道延伸で経路変更となった旨運転手氏が説明、『木更津から久留里線しかないか…』と困った様子がいきなり印象に残ることとなった。加えて乗り込んできた壮年家族連れが『えっ、Suica使えないの~!』と思わず声を上げる。京成・小湊は使えるものの鴨川日東便だけ使えないのだ。
道中は順調もアクアライントンネル内では改めて交通量増加を実感。東京方面のりばに大行列ができる木更津金田BTでの降車はなくアクア連絡道に復帰、開通区間に入った先で離合した御宿発東京行小湊便はパラパラといった乗りと見受けた。

市原鶴舞BT

というわけで定刻よりやや早着、当方のほか2人が降車したが、それぞれ迎えのクルマで足早に立ち去った。バスは11:04まで乗車扱のためしばし停車も乗車はなく出発してゆく。
ここで施設概要確認、ゆったりとしたラケット型の発着スペースにバースは5つ、待合室傍に降車場、利用者駐車場傍の1・2番が高速バスの、向かいの3・4番が路線バスののりばとなっていて、その合間には路線車が2台待機中。11:20発里見行と11:40発牛久行、11:47発の牛久発大多喜行を見たが、結果的にここでの乗降はゼロ、大多喜行に辛うじて2人程乗っていただけだった。
一般車駐車場は2か所に分かれていて計29台分を確保…房総エリア高速バス隆盛にP&Rは不可欠、桁数が違うんじゃないかともつい思ってしまうが、さすがに内房線沿線との比較は時期尚早か。

待合室ではちょうど日曜朝に行われている産地直売会の後片付けが終わったところ。建屋西向きは縦長のサッシが並びフルオープンも可能、外の多目的広場を事前許可制1日500円にて各種イベント等のレンタルもしている。待合室内には木の長ベンチが4脚置かれ、周辺観光案内パンフやバス時刻表のパンフもきちんと完備。協議会による管理がしっかりしているのだろう、先掲の「市原鶴舞バスターミナルの歴史」年表のほか、古来からの歴史や新聞記事などのパウチも置かれていて飽きさせない。トイレは勿論ゴミ箱もしっかり完備の一方で飲料等の自販機などはなく、テレビモニターやサイネージといった動く情報案内ツールもないのはイマドキじゃない…というよりシンプルイズベストを狙った構造、としておこうか。

市原鶴舞BT
より大きな地図で 市原鶴舞BT を表示

自販機等がないのは、大多喜街道沿いに隣り合うミニストップがあるためでも。贅沢を云えば一体型こそが望ましいものの、しっかりと通路が最短距離で確保されているのはせめてうれしいところ。同店は2009年には既にオープンしていたようだが、エリアでは乏しいコンビニとあって地元利用のほか観光需要もしっかり掴んでいると見受けられた。駐車場も広々としているが、GoogleMapを見るとBT工事段階で交差点寄り合わせて整備された様子。BT年表で出てくる暫定型縮小整備や出店企業云々のくだりを読む限り、当初は一体整備の予定だったのかもとも推察するが…。
ぱらぱらと地元の方がやってきて、バスのりばの時刻表をメモる方も。待合室内にパンフレットがある旨伝えたが、概して関心があるようだ。

と、横浜・羽田からの京急便がほぼ定刻着、親子連れ4人が降車し車内には1人が残り出発してゆく。親子連れはしばらく佇んでいたが、やってきた白いバンに乗り込んでいった。運転手氏はなかなか派手なコスチューム…「市原ぞうの国」送迎車だ。
続いて東京発茂原行、成田発木更津行の到着時間だが…ともに現れず。降車客がいなかったのか、そもそも乗客がいなかったのか。11:55発の茂原発東京行小湊便は少し遅れてやってきて、茂原からのビジネスマン風の2人に、間際にクルマで現れた所用然の3人を加えて出発していった。

  • Photo:長南駐車場
  • 長南駐車場
  • 長南駐車場
  • 長南駐車場

■長南駐車場チェック

当方到着時からのりばで控えていたタクシーで長南駐車場まで下道で移動。運転手氏に話を振ると、市原鶴舞BTで待機も利用はほとんどないそうで『いやーヒマですわ』と。ただBTではゴルファー利用がちょこちょこと見掛けられるようになってきたほか、何よりクルマの流れは着実に変わっているそうで、後日千葉日報でもIC周辺渋滞について県議会で取り上げられたと伝えられた。

長南駐車場

R409を長南町中心部への入口を更に進んでたどり着いたのは、コメリハード&グリーン長南店前。向かいに、パチンコ店の並びの雑木林手前が整地されバス停と23台分の駐車場が確保されていたが、うち8台駐車ははや定着感も?
バス停切り欠きでスペースも確保されている一方、雨を凌げる庇はおろかベンチの類もなし。まさに直後見掛けることとなったが、バス到着までクルマ車内で待機というのが自然だろう…とはいえそれ以上に気になるのが、R409には茂原から長南営業所、鶴舞駅・牛久駅方面の路線バスが通っているにも拘らずこのバス停には非停車。パチンコ店の先200m程の交差点に千田バス停があるのだが…確かに市原鶴舞BTとは役割が違いP&R機能特化は一理あるのだろうが、せめてもの機会を閉ざしてしまうのもどうなのかなとはやはり素人考えだろうか。
ひと通り見終わっても羽田横浜行乗車までまだ30分以上…直射日光を避けるべくコメリにてしばし休息。長南駐車場は小湊が自社整備したものだが、であればこそコメリなり周辺コンビニなりとのコラボができなかったかなとも。そういえばローソン駐車場の端にある高速バス白子線白子中里(中里海岸)バス停のようなスタイルなんて…とも思ったのだが、P&Rだと責任関係がややこしくなるかもしれず難しいのか…折角自腹を切っているのだからと、つい期待値ばかりが上がってしまった。

時間前にポール前へ…長南駐車場を通る2路線が並んで書かれているが、改めて思うのはフシギな運賃差。羽田空港まで1700円、経路的にはその先となる東京駅までは1500円…市原鶴舞BTでは同額となる一方、茂原駅では2000円と1500円という関係に。茂原~東京間のJR運賃が1280円からの“戦略的”運賃設定ではあるのだが。ただ、2000/12開業の羽田線も2003/03の横浜延伸では横浜まで同額とされたり、2001/12開業の大網線(1700円)や2002/06に五井線延伸開業の東金線(1800円)からすると茂原までは割高だったという評価もできたりして。
12:50発便は5分程遅れて到着、茂原からは3人が乗っていた。当方とともに乗車した1人は家人の送りか定刻15分程前に到着していて、バス到着までクルマで待機、もう1台クルマが来ていたが横浜羽田からの13:00着便到着待ちだろうか。出発直後にその小湊車と離合したが乗り具合までは判らず。そして市原鶴舞BTからは6人が乗車し総勢10人に、羽田1TBではうち2人が降車した。

 
  • TimeTable:17時台
  • 16:20 東京→茂原(小湊)
    市原鶴舞BT
  • 17:00 安房小湊→東京(鴨日)
    市原鶴舞BT
  • 17:10 茂原→羽田横浜(京急)
  • 17:23 木更津→成田(小湊)
    市原鶴舞BT
  • 18:15 茂原→東京(小湊)

2nd.Waching >>> 05/26(Sun)16:20~17:45

2度目の実見には、休日夕方の行楽帰りというシチュエーションを狙ってみることに。東京・羽田横浜に成田行も絡んでくるが、Twitter等で特に成田線についてはゴルフ需要の可能性も…というハナシが気になっていた。さすが全国随一の“ゴルフ場銀座”である市原市、市原鶴舞ICからR297との交差点には案内看板が立ち並び、市原鶴舞BTには乗用車駐車場とは別に送迎バス乗降スペースが10台分も確保されているが、基本的にゴルフ場からの送迎バスは平日限定の様子。
さて八重洲15:20発の茂原行小湊便で向かうが、乗車8人のうち4人は喪服姿の壮年グループ、都内?での法事帰りだろうか。
バスは淡々と進行、東京港トンネルを抜けた先では新宿15:05発の木更津行小田急シティ便が脇をすり抜けていったが乗り具合までは確認できず。そして本日もアクアラインは上り線がやはり連絡道袖ケ浦ICの先まで絶賛渋滞中、高速バスも何台も引っかかっていた。圏央道区間でも対向車がぐんと増えた感じを受ける。

市原鶴舞BTにはほぼ定刻着、3人が降車した。待機していた牛久駅行路線車は16:30発だが乗車はなかった。好天の中、真上を見上げて羽田最終アプローチ中のヒコーキをしばし追いながら時間を潰していると、パラパラと人が集まってきたものの、安房小湊発東京行の鴨川日東便が定刻になっても現れない。先に17:07発大多喜行路線車がロータリーに入ってきたが、小旋回で乗降なくスルー。入れ替わるように東京行が現れた。車内には15人ほど、両親?に見送られる若い女性など3人が乗車しすぐさま出発。羽田横浜行への乗継客はなかった。市原鶴舞BT
その羽田横浜行京急便も5分程遅れて現れる。のりばにはゴルフ帰りと思しき男性グループなど10人近くが待っていたが、到着後直ぐに運転席から乗降口に降りてきた運転手氏から『アクアライン通過に3時間半かかりますが』との宣言が!ゴルフ組3人がパス、先客2人に3人を加えて出陣、いや出発していった。なおその他数人はやはり見送り組、マイカーですぐに立ち去ってゆく。
それにしても東京行ではそのような告知はなかったなと、IC手前の案内板で状況は把握できたはずだが…空港連絡バスとの性質の違いかもしれないが、一声あるとないとでは違う気もする。

というわけでゴルフ組3人の様子をしばし遠目で観察-先ずはバス停や待合室の時刻表を確認していたが、実は日曜日の牛久駅行路線バスは先程の16:30発が最終!結局コンビニで情報を仕入れてきた様子、この日は待機していなかったタクシーを呼び出して牛久から鉄道で五井に抜ける算段を決めたようで、20分後現れたタクシーに乗り込んでいった。
かくいう当方は成田空港行待ちだが、こちらも一向に現れず…BTに1人残される中、20分以上遅れて小湊では珍しい西工車がやってきた。運転手氏に「金田(渋滞)ですか?」と尋ねると『その通りで…お待たせしました』と恐縮しきりであった。

  • TimeTable:13時台
  • 12:45 横浜羽田→茂原(小湊)
    市原鶴舞BT
  • 12:50 安房小湊→東京(京成)
    市原鶴舞BT
  • 13:05 茂原→羽田横浜(京急)
    市原鶴舞BT
  • 13:19 東京→御宿(鴨日)
    市原鶴舞BT
  • 13:55 茂原→東京(小湊)

3rd.Waching >>> 06/30(Sun)12:40~14:00

3度目の実見は1ヶ月ほど間を空けて、昼下がりの対都心方面流動の有無を観察。注目点はちょうど双方向で可能な“市原鶴舞乗継”-圏央道開通前には横浜羽田茂原線に、上総牛久駅から大多喜・勝浦方面とを小湊が独自の接続便を設定、京成・日東コンビだった東京勝浦線と被る形になっていたのを以前【検証:】でも指摘したのだが、その後接続便は「勝浦急行」として一般開放(しかも乗継と運賃別建て)されるも、圏央道開通を気に東京勝浦線に小湊が参入、勝浦急行は廃止される代わりに市原鶴舞BTで乗継可能とされたのだ。

ともに大勢が乗り込んだ11:10発御殿場・箱根桃源台行小田急箱根高速便と:15発のTDR行京成便を見送って乗り込むのは横浜駅東口11:25発の茂原行小湊便。運転手氏にPASMOで、と伝えると『係員の時間指定券は?』と聞かれる。ああそうだった、羽田経由のため乗車人数把握のため同様の対応を行なっているのだ。急ぎ券売機横の受話器で係員を呼び出したが、当方のほか乗車は現金払いの男性2人だけだった。加えてアレと思ったのはみなとみらい入路からの首都高入り。2009/02から遅れること4年近く、2012/12から横浜~木更津、~五井線も横浜駅東口入路に切り替えられたはずだが、未対応路線もまだあるということか。市原鶴舞BT
羽田2TBで5人を加えるも1TBではゼロ。アクアラインは順調過ぎて市原鶴舞BTには気持ち早着、羽田からの3人が降車した。2人は駐車場へ、男性1人が待合室でしばらく座っていたが、出迎えを待っていた様子。12:55発の牛久駅行はやはりゼロ。待合室には確か前回なかった路線バスの経路図が貼られていたが、高速バスとの接続可能性がどれだけ知られていることか…。あとタクシーのりばにも近隣2社の電話番号が書かれたプレートが付。これは嬉しい配慮だ。

アクアライン走行時点から空模様は怪しかったのだが、安房小湊からの東京行を待っているうちに突然の驟雨!アメッシュで確認するとこの付近だけの様子。10分弱遅れてやってきた京成便はいったん降車スペースに停まり、ここで5人が降車。車内には10人強、今日も家人の見送りがある中で2人を加えて急ぎ出発していった。降りた5人は真っ直ぐ羽田横浜行のりばに移動、こちらは5分強遅れてやってきた京急便に乗り継ぎ-ようやく実見することができた。前後にここからの5人を加え計10人が乗車。茂原・長南駐車場からも9人が乗っており改めて引きの強さを感じさせる。なお、東京からの御宿行鴨川日東便は定刻到着したが乗降なく直ぐ様走り去っていった。車内には10人ほどいたろうか。
13:25には大多喜からの牛久駅行が到着、途上から雨だったのか運転手氏が急ぎ開いていた車内の窓を閉めてまわっていた。数人乗車もここでの乗降なし。13:37には牛久からの大多喜行も乗車は1人だけでここでの乗降はなく、13:40発の里見駅行もカラで出て行った。

雨が上がる中少し遅れてやってきた定刻13:55発の茂原発東京行で離脱。乗車1人に当方のほか女性1人が乗り込んだが、やはり家人の見送りつきだった。アクアラインは交通量が多かったもののスムーズ、早着かな…と思いきや、京橋出路がかなりの混雑で、結局ほぼ定刻で八重洲着となった。

  • TimeTable:9・10時台
  • 08:49 東京→御宿(京成)
    市原鶴舞BT
  • 09:00 安房小湊→東京(鴨日)
    市原鶴舞BT
  • 09:25 茂原→羽田横浜(小湊)
    市原鶴舞BT
  • 09:35 成田→木更津(小湊)
  • 10:05 東京→茂原(小湊)
    市原鶴舞BT
  • 10:40 御宿→東京(小湊)
    市原鶴舞BT

4th.Waching >>> 07/28(Sun)08:50~10:50

更に1ヶ月ほど間を空けた4度目の実見は、午前中の2時間張り付き…ここまで来るともはや酔狂かな?
アプローチには御宿行に浜松町BTから。勝浦線始発の京成便だが担当は今年4月に奥戸営業所から移管された長沼営業所、ちばきたライナー始発で送り込まれたクルマだろうか。前面モニタもマイタウン・ダイレクトバスの各種案内が流されていた。
はとバスツアー客を中心に賑わう浜松町BTから5人が乗車、八重洲ではうら若い女性グループなど8人が加わった。男性1人は明らかに数本収納のゴルフクラブケースを手にしている。市原鶴舞BT
高速道路の渋滞状況が気になったが、アクアトンネル内が海ほたる渋滞の影響でノロノロとなっており、木更津金田BTに5分延。女性1人が降車すると、いかにもこれから海に繰り出すといった男性2人連れがやってきて『ココからは乗れませんか?』『東京駅からのお金払っても(ダメ)?』と…2007/06の金田経由化にあわせ途中乗降扱対応していたものが、圏央道開通を機に中止されたのだ。現在も乗降扱する鴨川行は15分前に出たばかり。30分後に次便があるが、さてどうしたろうか。

市原鶴舞BTにも5分強遅れて到着、当方に続き男性4人が降車。1人は停めていたクルマに乗り込んだが、3人はその奥で待機していたゴルフ場送迎のバン2台に乗車…やっと目の当たりにできたなと。
09:00発の安房小湊発東京行鴨川日東便には先乗15人程に女性を中心に9人が加わった。今日は見送りはなくちょっとしたお出掛けといった感じか。ちなみに羽田横浜方面への乗継降車客はなかった。その横浜行小湊便は09:25定刻、先乗14人に4人が加わり出発。
ところで待合室前では、最初の訪問時に実見できなかった産直市を開催中…なのだが、関係者だけがワイワイやっている感じ。端境期なのか商品も少ない感じ、デラウエアにメロンということでちと手が出ない。一方で隣のミニストップに向かってみると…クルマやバイク、自転車で乗り付ける観光客がひっきりなしという状況。一応入口に産直市開催中の貼紙もされてはいるのだが見落とすほど小さいもの、連携には程遠い感じ…直線距離にして20m程なのだが、どうせやるならミニストップ横でもいいんじゃないかなとすら。この辺りはなかなか難しいのだろうか。

市原鶴舞BT

成田からの便は今日も現れず。10:05着の茂原行小湊便は定刻より気持ち早着、祖母母娘だろうか女性3世代が降車するとカラで出発していった。3人はしばらく駐車場で待機、家人の出迎え待ちかな?と思っているとやってきたのは市原ぞうの国送迎車-ちなみにドライバーさん、今日は普通の格好だった。
なおも待合室で粘っていると、若い親子というよりは従兄弟連れといった2人組やスーツケースを手にした女性グループなどが現れて急に賑やかに。女性グループは産直市にも顔を出し、メロン購入~。その後バス待ちの様子を伺っていると、知り合いの外国人をホームステイさせた感じ?メロンはその御礼にと見送りの女性に手渡していたのだった。御宿からの東京行小湊便は5分程遅れてやってきて、先乗5人に女性グループ含め4人が乗車した。
当方もようやく移動、10:50発の大多喜発牛久駅行路線バスはカラで到着し、当方のほか先程の従兄弟?連れに、牛久からやってきたバスに乗っていた祖母とまだ幼い娘の計4人が乗車。祖母と娘は途中で降りていったが、整理券こそ取っていたものの、前面運賃表や運賃箱の両替・支払などで明らかに不慣れな様子、普段というかずっとクルマ暮らしなのだろう…。

上総牛久駅

■上総牛久から東横田へ、そして…。

上総牛久駅は2年半前に訪れた時とさほど変わっていない印象。圏央道開通により高速バスは経路変更で発着がなくなったが、駅前のバス回転場の看板が往時を偲ばせてくれた。駅舎内には五井駅からの羽田・横浜線とともに鶴舞BTからの羽田横浜線の時刻表が味のある手書きで掲出されていたが、東京方面は記述なし…それもそうというか、東京勝浦線は経路変更前は駅前に入らず、線路を渡った北側のR297上、ガスト傍にバス停を設けていたがこちらも既に撤去済で跡形もなかった。
牛久からはタクシーで東横田までひとっ飛び。行先を告げだ瞬間に『東横田まで向かわれる方、時々いらっしゃいますョ』と話しかけてきた運転手氏と途上ひとしきり盛り上がってしまったが、圏央道開通でR409は目にみえて交通量が減ったとか。『あそこのコンビニはお客さんが1/3らしいですよ。一方で鶴舞のミニストップはもう入れ喰いですな!』とこっちが振ったわけでもないのにピンポイントなハナシまで。『アベノミクスですか?ゴルフのお客様も戻ってきてますね。え?タクシー…牛久は高齢者相手の送迎中心ですけど、最近はスーパーとかが負担(補助)してくれるんでね』

下郡駅

東横田にも高速バス停が設置されていたがやはり撤去済。ここからは初乗となった久留里線キハE130-100に乗って下郡まで。実は圏央道を走っていてずっと気になっていたのだが、木更津東ICからもほど近い距離関係。駅北側の湯名交差点にはセブンイレブンもあって、ここに“木更津東バスターミナル”なんぞと…JR久留里線とも連携出来れば横田エリアもカバーできるかなと思ったり。それこそアクシー号やカピーナ号も絡められれば、一大拠点になる可能性すらなんて…ただ位置的には圏央道とR410を十字にして北側にICアプローチ路、南側に下郡駅と微妙な距離感。加えて既存経路との関係性等々を考えれば「設置されなかった」という事実のほうが重いのかもしれない。

 

より大きな地図で 下郡駅 を表示

というわけで主に日中時間帯の状況を見てきたわけですが、何よりいえることは、着実に需要がつきつつある点。07/28訪問時には、産直市開催のためかもしれないながら、たっぷり取られている各種送迎スペースの一部にカラーコーンが立てられて一般車駐車スペース兼用となっていました。やはり駐車可能台数が心許ない気もしなくはないですが、ミニストップ駐車場スペースを横睨みにしつつ、この送迎スペースをどうするかが当面の焦点かなと。いっそ送迎やタクシー待機スペースはバスロータリー内にしても良いのではないかとも思ったり。
あと、リアルタイムの情報提供面はどうしても気になってしまうところ。特に土日夕方のアクアライン渋滞は慢性化しつつある状況、羽田路線を中心に運転手にかかる心理的負荷は懸念されますし、利用者側としてもいざスイッチといっても最寄駅まで出る足も特に土日には貧弱ともなるわけで。確かにスマホで確認可能と言ってしまえばソレまでですが、袖ケ浦BTにあるような端末1つあればまた違うのかなとも思ったり…いや、そう考えると木更津金田や君津BTもそういった類のものは弱いですね。

個別路線については別途取りまとめようと思っておりますが、市原鶴舞BTや長南駐車場をどのように活かしてゆくのか-今後も付かず離れず見守ってゆければな、と思っている次第です。


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