【検証:】特別リポート

【検証:近未来交通地図】特別リポートNo.024
【2001・夏・バスレポ1】 東京ー柏・江戸川台線実力分析

(01/07/11)
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 【検証:】では、来年に迫った新規参入自由化を核とした乗合自動車事業規制緩和に備えた既存各社の動向を、羽田空港アクセスと首都圏高速バスの伸張を中心に御報告してきた。今夏も羽田アクセスでは吉祥寺線(小田急バス・関東バス ・京急・東空交)、甲府線(山梨交通・京急)が開業、町田線(小田急バス ・京急)が申請中と動きを見せており、高速バスも新宿−宇都宮線(JRB関東・関東自動車)と東京−柏・江戸川台線(JRB関東・東武)が開業した。

 高速バス吉川・松伏線開業の衝撃 と題して、JRB関東が首都圏近距離高速バスの試金石となる路線開設を行ったと御紹介したのが昨年10月。以後機会あるごとにこの吉松線の状況を続報してきたが、1社単独参入ゆえかの遠回りな経路、マイナーな地域の上地元での知名度浸透も今ひとつと、正直「成功」という状況に至っていないのが実情であった。
 それゆえ、今回の柏・江戸川台線ではその「教訓」が活かされたものとなっているように思われる。開業当日の様子から、満を持しての近距離高速第2弾路線の実力を、独断と偏見ではあるが分析を試みようとおもう。

HighwayBus Data 柏・江戸川台駅線

運行事業者
運行便数
運賃
(小児半額)
所要時分




JRバス関東・東武鉄道
1日12往復(両社各6往復)
  (6枚綴り回数券)
東京〜柏の葉公園   \800       \4,000
   〜江戸川台駅 \900       \4,500

50分〜90分

高速バス吉川・松伏線開業の衝撃  013.html
【近距離高速バス】吉松線その後…2001 ../log019.html#2

JRバス関東 http://www.jrbuskanto.co.jp/mn/ajtop.htm
東武鉄道高速バス案内 
http://www.tobu.co.jp/bus/kousoku/index.html

 柏・江戸川台線は千葉県流山市、東武野田線の江戸川台駅から、Jリーグ柏レイソルのホームグラウンドを中心とした柏市の千葉県立柏の葉公園周辺を経由し、常磐道柏ICから東京へ と向う。柏の葉公園周辺は国立がんセンター東病院や税関研究所、東京大学柏キャンパスなど国の施設も集まっており、今後諸施設の拡充による集積人口増加が予想される地域である。
 江戸川台駅から柏駅まで10分190円、柏〜東京が1回乗換えで540円、大手町なら千代田線直通で570円、ラッシュ時でも乗り換え時間含め1時間強といったところか。なお柏の葉公園周辺からは柏駅への路線バスが出ている(江戸川台駅へはなし)。渋滞次第だが、駅まで大体20分以上は見なければならないであろうことを考えると、この路線のメインターゲットはこちらであると考えていい。周辺は戸建住宅の開発が進んでおり、さらに余地もある。 確実な日中需要、通勤対応をも見越した路線であることを多分に伺わせてくれるといえよう。

初便の江戸川台駅では回数券も売れていた 吉松線に次いで記念品ゲット…貰えるのは期待通りでした

柏の葉公園周辺は緑溢れた環境 サッカー場やがんセンターなど公共施設も集積

江戸川台駅 06:40 ⇒ 08:24 上野駅

 爽やかながら、厳しい暑さになるとも思える空気に包まれた江戸川台駅の朝。6時半ながらも柏方面への電車はここから立客が目立ちはじめており、ラッシュ直前という感じか。 一方高速バス始発便は6:40発で、上野に7:50、東京駅に8:10予定というダイヤ。鉄道利用と時間的にはどっこいという感じ、しかしながら相手は首都高6号三郷線、そう甘いかな…。
 実はパンフレット等では駅東口ロータリーからの発車となっているのだが、現在造成中。よって9月まで暫定的に西口発着となっている由。もともと駅まで入る路線バスが松戸への京成バス1路線だけ、駅構内にも高速バス開業のポスターがちらほら貼られている程度で、乗り場変更の旨も告知なし。まあ鉄道とバスはライバルですから…。
 で、西口に行くとすでに初便となる東武バスが到着しており、乗車も始まっていた。試乗然とした背広組が半数、お出かけチックの女性客が半分近く、「御同輩」とお見受けする方々も。 早速ながら回数券購入者も少なくなかった。「この時間だと電車が混むでしょう…」という女性の声も聞かれ、納得。
 運行関係者はもちろん、朝の散歩がてらにという感じの地元住民の方々がカメラ片手に意外と集まっており、沿線の注目度が伺える。

6:40江戸川台駅→07:00国立がんセンター(10分延)→07:09常磐道柏IC→08:00首都高向島ランプ→08:24上野駅(24分延)

常磐道はスイスイだったが…首都高八潮料金所から渋滞に 水戸からの茨城交通便も続行して上野駅着

 「ギャラリー」に見送られつつ江戸川台駅で29名を乗せ定刻発車、青田大橋で4名、柏の葉公園と公園住宅で2名ずつ、公園中央で1名の38名と上々の滑り出しといっていいだろう。公園中央ではこのあと行なわれるであろう出発式の準備がされており、乗車が無かった国立がんセンターでは東武社員から記念品(壁などにメモ書きなどを貼る粘着シール)が手渡された。
 江戸川台駅の取り回しなどで時間を食ったせいで10分ほどの遅れでがんセンター発。渋滞が怖いR16を少々走り、すんなりと柏ICから常磐道へ。江戸川を渡り、三郷料金所を越えても流れていたが、やはり首都高八潮料金所の先で渋滞後尾にとりついた。まわりには守谷あたりから だろうか通勤客で満席の関鉄便、つくばからと思しき京急羽田空港行きも嵌っている。
 当方は吉松線で経験済みながら、乗客からは「やっぱり混むんだ…」という声も聞かれた。もっとも大勢はここぞとばかり夢の続きの様子…。 流れたかと思えばしばらく完全に止まるのろのろを繰り返しつつ、全線渋滞の中央環状線経由でまだ先の長そうな京急便を横目にボトルネックである小菅JCTを抜ければ 、スムーズに向島ランプへ。と、前に日立電鉄便と関鉄バス2台が止まっておりランプ渋滞が本線上まで…さらに一般道でも信号待ちで思ったように走れない。結局上野駅に着いたのが30分近く遅延の8時半前。ここで半数近くが降車して東京駅へと向かっていった。

東京駅八重洲南口BT 18:35 ⇒ 19:33 江戸川台駅

 帰宅時は日を改めて、と思っていたが、仕事の都合で出先にて直帰許可が出たのでこれ幸いと、18:10発便をチョイスした…のだが、思わぬ方向に…。

 18時前の八重洲南口BT。10分間隔となっているつくば、鹿島神宮便を中心に、明らかに通勤客が占める守谷便、もちろん東名高速便も含め各乗り場長い列を作っている。 乗り場案内板に下げられた風鈴の音が涼やかさを演出…してはくれない熱気に包まれている。

 何度も指摘してきたことだが、八重洲南口BTは常磐道・東関道高速バスの急速な成長にもはや追いついていない。10分間隔で発車してゆくバスをさばくために右の写真のように3便並んでの乗降はもはや当たり前になっている(ちなみに外側から水戸駅南口行関鉄便、日立・北茨城行JRB便、吉川・松伏行JRB便…ちなみに「先輩」吉松線は10名程度の乗りだった)。

 そんな光景をしばし傍観者的に眺めていたのだが、2番乗り場足元のタイルに江戸川台線の指示がなく、初日だしと高をくくって18時過ぎに地上係員に江戸川台線は?と聞けば、なんと笠間線のところに列を作っていると !延びた列は試乗然のオトーサン方を中心にゆうに20名になろうか…あわてて並んだのだった。
 今朝方貰った記念品が配られ、さあバスの入線を待っていたが、一向に現われる気配がない。と、「午後3時ごろ、首都高加平付近で 事故渋滞が発生し、折り返しのバスが遅れている」との蒸し暑さが助長されるような放送が。まさかとは思いながら、つくば便など他の常磐道バスが定刻なのをみると、そんなタイトな運用なのか ?とつい訝しんでしまう。
 「ただいま上野駅を出ました」「呉服橋交差点です」と現在位置を紹介しつつ何度かお詫びの放送が入り、結局20分以上待たされようやく入線、30名ほどが乗車し終わるとすぐ発車となった。 運転手が「加平で30分以上動かなかった…」というから江戸川台16:20発便(東京駅着17:40)のようで、定時でも10分のタイムラグしかないことになるのはどうか。

 下り便はというと箱崎、小菅両ポイントで滞るも許容範囲。6号三郷線上りは余韻を引きずってか渋滞が続いていた。八潮南付近で江戸川台18:20発の東武便も嵌っていた…発車から40分が経っており、そこからまだ小1時間の道程、10名前後の乗客は何を想う…。
 30分で柏ICは速いと思うものの、遅れを取り返していない。R16からの右折の多少時間がかかるかな、という気がしつつ柏の葉公園の周回に入って三井住宅、公園住宅で4名ずつ、公園で1名、青田大橋で3名が下車。終点江戸川台駅には19:33と 、結局遅れが拡大してしまったが20名程が下車、中には足早に駅へ向う姿も見受けられたのだった。

18:35東京駅八重洲南口BT(25分延)→18:40首都高宝町ランプ→→19:10常磐道柏IC→19:20柏の葉公園住宅前→19:33江戸川台駅(33分延)

 開業当日、朝夕1便ずつの乗車風景でありながら、沿線からかなりの注目を集めているのは心強い。吉松線が地元からの要望もあって開業されたにもかかわらず、肝心の知名度浸透が及んでいないのは、地元に基盤を持っているわけではないJRB関東1社運行ということも少なからず絡んでいようかとも思う。今回の江戸川台線では、共同運行の東武バスが地元路線バスに各種広告を打っての告知活動を行っているだけに成果が確実に出ているといえそうだ。
 日中の動向は実見していないので評価が難しいが、対東京需要とともに対各施設需要が多分に考えられる江戸川台線は、つくばほどではなくても大きな可能性を秘めているといえる。「吉川・松伏」と云われてどこなのか、失礼ながら戸惑ってしまうのとわけが違うのだ。

 吉松線がそうであるように、現状において通勤対応といっても帰宅時のライナー的利用が主となるであろう分、朝時の運行にさほど力を入れていないことはどうだろうか。首都高の恒常的な渋滞を前に吉松線でも予想したよりも通勤客誘致が進んでいない分、江戸川台線でも躊躇したということがあるかもしれないし、対東京方面通勤ラッシュ時間よりも少々早い始発時間6:40をより早めたところで「高速バス通勤」のメリットをアピールできるわけではない。
 しかしながら吉松線の場合一般道経由も長いということがあり、吉松線でも2〜3本ある通勤有効便が江戸川台線では始発便1便だけと、試すにも選択肢がないというのも事実で、開業当初のようなそこそこの需要が確保されるならば早急に増便の方向を検討すべきではないか。いくら快適とはいえ補助席に座ってまでバスで…というわけにもいかないであろうし、せっかく柏の葉公園内をこまめに回っている意義を積極的に活かすべきではないか。ここはコストよりもフリークェンシーが勝る点であろうと思われる。

 吉松線の改善も見えてくる。今回吉松地区も管轄する東武バスが参入したことで、路線バスとの競合を考えての遠回り処置(流山IC〜松戸野田有料道経由)からのルート変更の可能性がすでに指摘されている。さらに江戸川台線の開業で2系統となったことでの、広域で見た吉松地区、流山・野田地区での高速バス運行の知名度浸透をも期待でき得る。吉松線で実施されたP&Rは江戸川台線では現状ではアナウンスされていない。R16を中心とした沿線一般道の渋滞傾向から利用が少ないのではとの見方がされているのかもしれないが、柏の葉公園での用地確保は難しくなかろうから、ダメもとでもやってみる価値はあるのではなかろうか。

 確実な相互流動が見込まれる分、江戸川台線は「安定感」のある路線設定といえる。可能性としての通勤対応も、常磐新線開業を考えれば…と疑問視される見方もあるかもしれないが、少なくとも5年はできない(当方はそれ以上でもできないと考える)上に、首都高中央環状線の開業で現状ボトルネックの堀切〜小菅間の改善が 数年内に見込まれることを思えば、更なるチャレンジがあってしかるべきではなかろうか。今後の成長が大いに期待される開業日の情景であった。


江戸川台発10時の場合
 投稿者--- エル・アルコン
(ホームページ) 投稿日時: 2001年7月12日 10時53分

 それでは一足お先に10時発の試乗記です。

***
 昨日は午後から東京で会議だったので、前夜のうちに市川の家に入り、開業当日の東京駅−江戸川台駅の高速バスを試してきました。
 2000年10月の東京−吉川・松伏線に次ぐ近距離高速バス第2弾。第1弾がお世辞にも好調とは言えない状況だけに、今後を占う重要な路線ともいえます。

 江戸川台10時発の東京行きに乗るべく市川から船橋経由東武野田線へ。柏までは東武が誇る?21世紀に生き残った吊掛車のサウンドを楽しみました。柏では1分連絡なのにホームが別れているのは非常に不便。もっとも、案内上は次発の列車を接続にしてましたが...

 9時46分江戸川台到着。改札とコンコースに高速バスのポスターが貼られてましたが、東西どちらから出るのかが分かりません。よく見ると、本来は東口だが、改修中のため西口のミニストップ前から出る旨の掲示がありました。
 で、乗り場に行くともう行列が出来ており、私がちょうど10人目。その道という感じのかたもいましたが、中高年のグループなど、早速乗ってみようかといった感じの方が多いようです。

 乗り場の前方の路上に中途半端に止まっていたJR関東の車両がバックしてきて乗車開始。東武とJRの職員が1人ずつ出ていて様子を見ています。乗車したのは結局14人ですが、職員の方に問い合わせる人や、時刻をチェックしている地元の方も多く、関心はかなり高いようです。
 またさっそく回数券を買う人もおり、中には1人で2冊買う豪傑もいて、今日が初日とは思えない光景です。
 バスのナンバーは「土浦200」なのでかなり新しい車両です。(後部にLEDの行先表示付き)運行表を見ると土浦営業所をねぐらにしているようです。

 運転手が人数を数え、見守る職員に人数を告げると発車。定刻より1分遅れです。回り道をして東口側に回り、所定の東口への入口を通ったのは10時6分と時間を食いました。西口の暫定発着は9月までとのことで、それまでは若干の遅れが出そうです。
 常磐道をまたぐ青田大橋で1人乗車。下の常磐道を走ってるとこのあたりはトンネルとシェルターの区間で、地上はシェルターとうっそうとした緑地で高速道の気配すらありません。

 このあたりは流山市と柏市が錯綜しているエリアで、東京から900円(6枚綴りの回数券4500円)の江戸川台と青田大橋が流山市、後の東京から800円(回数券4000円)の柏の葉エリアが柏市です。
 そのまま行けばがんセンターですが、右折して柏の葉公園を周回する道に入ります。水と緑がきれいな県立柏の葉公園を見ながら、柏の葉公園、柏の葉公園西、柏の葉公園住宅前と一般路線バスなみの間隔で停留所が過ぎますが乗車無し。江戸川台から青田が3分、公園まで2分で、公園と公園西の発車時刻は同タイム。そのあとがんセンターまで1分刻みというダイヤとなってますが、乗車の場合は結構時間を取るので、ちょっと無理があるようです。

 三井住宅前で5人乗車。1人は幼児で、「無料と聞いたんですが」という母親に対し、「膝の上なら」という応対は規則通りですが、「混み合ってきたら膝の上に乗せて下さい」という表現にしたほうがソフトではないでしょうか。
 左折して公園正門前の柏の葉公園中央、そして税関研修所(パンフの時刻表と停留所案内の地図では「関税研修所」と誤植)と通過。ここには柏レイソルのホームグラウンドでもある柏の葉公園スタジアムもあり、観客輸送への期待もありますが、逆に定時運行への支障にもなりかねず、痛し痒しです。

 柏の葉公園周回部を終え、右折して江戸川台からの道に戻ります。すぐ国立がんセンターで、病院内のロータリーに入ります。柏駅行きの東武バスの後ろにつけると、乗客が1人、と思いきや、「東武鉄道です」と名乗り、開業記念の粗品を配りました。粗品自体は時刻表とバスの絵が入った「メモペタ」(メモ紙を留めるシールのようなもの)で、江戸川台駅=東京駅と入ったオレンジ色の東武、東京駅=江戸川台駅と入った青色のJR関東の2枚セットでした。

 「今後とも高速バスを宜しくお願いします」と一礼して職員が降車して発車。途中乗降の時間もあり定刻の10時10分から9分遅れです。すぐ先に見える交差点からR16に入ると思いきや、手前の某鉄鋼系建機メーカーの販社跡(謎笑…しかも店じまいしている情けない目印...)を左折して、突き当たりを右折という裏街道経由でR16へ。そこはもう柏ICまで100mもなく、R16の渋滞を極力回避する路線設定のようです。
柏ICを10時23分に通過して常磐道へ。車内は前述の通り中高年が多く、ビジネス系は2人でした。

 八潮−小菅 渋滞7kmと出ていて、三郷線のほとんどが渋滞のようです。常磐道自体は三郷料金所が28分、三郷JCTが31分と順調に通過しましたが、首都高6号三郷線の八潮料金所で遂に渋滞につかまりました。料金所の収束部がちょうど渋滞の最後尾でしたが、併設のPAを通り抜けて横入りするクルマ(特にトラック)が多く、全く進めないまま時が過ぎます。料金所を35分に通過してPAからの合流を抜けたのが46分でした。

 「宝町−向島 事故渋滞7km 25分」「堀切−八潮 渋滞9km 35分」と2段書きで出てくると前途が思いやられます。ただ、全く動かなかったり、妙に流れたりの繰り返しになるのはなぜでしょうか。小菅−堀切の合分流の様子が左右してそうですが。
結局小菅が11時10分とぴったり35分で通過。混み合う中環方面と別れて6号向島線へ。そして上野駅によるため14分に向島ランプを降りました。
 ただ、ランプ手前に「銀座まで首都高速30分、国道6号35分」とあり、銀座まで30分なら上野に寄らずとも呉服橋に直行したほうが速いのでは、と思いますが...

 墨堤通りから駒形橋を渡るころには前方に僚友のJRバスが2台。駒形橋西詰では常磐交通の「いわき号」が交差するR6江戸通りを南下して行くのが見えましたが、加平で降りて綾瀬駅に寄ったあと、下道で走っているようです。
上野駅手前、昭和通りに入る交差点で謎の停車。どうも昭和通りの路上停留所のスペースの関係で、本線を支障しないように調整しているようです。
 上野駅到着は22分遅れの11時22分で5人降車。青田と三井からの乗車の方で、江戸川台だと上野で降りては常磐線との差別化が出来ないからでしょうか。22分遅れのうち柏ICまでで9分遅れですから実質13分遅れに過ぎず、ダイヤは渋滞を相当織り込んでいることが分かります。

 道路状況表示で昭和通りが渋滞と出ており、運転手から、昭和通り渋滞のため東京駅にお急ぎの方も上野で降車を、という案内は親切です。
 運用のほうはどうもタイトなようで、無線で「今上野です。12時なんですが…」と次の運用のお伺いを立ててました...
結局御徒町で混んでただけであとは順調。本町を右折し、新常盤橋、呉服橋経由で東京駅日本橋口に着いたのは23分遅れの11時53分でした。
 運転手は渋滞のため約30分の遅れ、と詫びてましたが。

 なお、常磐道・東関道の高速バスの花道ともいえる呉服橋ですが、このバスの前に関鉄1台、JR3台が右折待ちとあって1回で曲がれず時間を食うのは、終点を目前にしてイライラしますね。 

***
 開業初日、平日の午前中で20人(試乗系を除けば15人強?)というのはまずまずでしょう。江戸川台駅頭の様子を思料すると、沿線の関心も高く、開業が浸透してるようです。このあたりはやはり日常の足である東武バスと組んで、東武が宣伝していることが大きいのでしょう。吉川・松伏線がJR単独で、開業直前でも宣伝すらなく、停留所位置も不明で宣伝不足がありありと見て取れたのとは対照的です。

 今後は、首都高上り渋滞を利用者がどう評価するかでしょう。ダイヤ自体は相当余裕があり、三郷線全線渋滞を織り込んでいるようにも見えますが、一方で定時であっても「渋滞した」という心理的な評価がリピーターへの障壁になりそうです。
 逆に下りはそうした懸念が少なく、帰りは楽な高速バス、という使い分けが出来そうです。この日・この便だけの様子ですが、見る限りにおいては今後が楽しみで、沿線人口と流動の紛れの無さ(対東京)、そしてがんセンターやスタジアムなど東京発の需要という双方向性もありますから、けっこう当たりを取るかもしれません。

朝昼夕と揃いました。
 投稿者--- 551planning 投稿日時: 2001年7月15日 23時35分

 開業当日のレポートを公開致しました。師匠の乗車記と合わせてお読み頂ければ幸いです。

 逆に下りはそうした懸念が少なく、帰りは楽な高速バス、という使い分けが出来そうです。この日・この便だけの様子ですが、見る限りにおいては今後が楽しみで、沿線人口と流動の紛れの無さ(対東京)、そしてがんセンターやスタジアムなど東京発の需要という双方向性もありますから、けっこう当たりを取るかもしれません。

 吉松線でも帰宅時のライナー的利用が見られているので、江戸川台線はその方向が強まるかもしれません。問題はタイトな運用でしょうか。東大柏キャンパスへの流動について議論がなされていましたが、周辺の工業団地への流れなどビジネス的な需要も考えられます。
 その意味では、今後注目は野田市方面ということになりそうですね。

自由定員制で最終が積み残し?
 投稿者--- エル・アルコン氏 (ホームページ) 投稿日時: 2001年7月16日 19時23分

 管理人さんのレポート拝読しました。
 やはりがんセンターで10分延とのことで、江戸川台駅が暫定ということを差し引いても、料金支払や回数券購入を考えると1分刻みのダイヤは東京行きでは無理があるようですね。
 それを差し引くと上野まで14分延ですから私の乗った10時便とほぼ同じで、渋滞の長さも八潮本線からとほぼ一緒ですから、ダイヤ設定の「読み」はかなり正確とみます。さすがにつくば線以来のノウハウ蓄積があるのでしょう。
 ただ、それと折り返し運用のタイトさは別問題ですが。

***
 さて、宇都宮線レポートの中で気になる箇所が。
 23時の最終つくばセンター線に乗れなかった人が200人とのことですが、どうやって対処しているのでしょうか。おそらく相当な続行便を配しての結果でしょうが、200人ともなると最低でも4台は必要です。代替交通が無いことと、定員乗車が法定要件という特殊性がありますが、このような場合、「積み残し客はすべて乗せる」のか、「ある一定の数を受けた後は断る」のか気になります。
 続行便の手配にしても、その時間から運転手と車両を4ないし5組は用意しないといけませんし、つくば滞泊と翌日(当日?)の回送の手配も必要で、無制限というわけにもいかないでしょうし。

 ただ、これだけの数だと、終発の何本か前から乗れずに流れた客も多そうですし、前もって来いとも軽々に言えないですし、簡単には断れません。ここにも自由定員制の弱点が出ています。

【2001・夏・バスレポ2】 進展する栃木の高速バス事情 025.html


2005.02.05 Update


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