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【検証:近未来交通地図】特別リポートNo.010 【羽田アクセス@夏の陣】(3−3)
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【羽田アクセス@夏の陣】として一挙に御紹介している直行バス新路線紹介。
今回は西船橋線、昼行高速バス戦略を推し進める京成の空港アクセス最新路線である。小岩線に次ぐ「2匹目のドジョウ」となるや否や…開業当日の速報をお送りする。
Limousine1 西船橋線
運行事業者 :京成電鉄・京浜急行電鉄 運行便数 :1日8往復(各社各4往復) 運賃 :\1,100(小児半額) 回数券 \5,000(550円券×10枚) 所要時分 :45〜70分 ライバル :京成西船〜都営浅草線経由〜京急羽田空港(\1,050)
西船橋〜総武線〜モノレール・京急羽田空港(\850)
西船橋〜営団東西線・都営浅草線経由〜京急羽田空港(\830)
| 07:00 西船橋駅北口 |
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朝のラッシュが始まりつつある朝の西船橋駅。JR総武緩行線・武蔵野線(京葉線)と営団東西線・東葉高速鉄道が交わる千葉県でも有数の拠点駅である。ちなみに京成西船駅からは徒歩5分以上…。ということもあるのかどうか、JR管理駅構内にはやはりではあるが、今日開業の羽田空港行き高速バスの表示が見付けられなかったのはいささか不満である。さらにいえば、総武・東西線ホームからばっちり見える高速バスのりば自体にも関連の告知等が見られないのも…。
そんな高速バス乗り場は北口「大階段」を降りた先のロータリーからちょっと離れた所の線路沿い、路線バスの操車場を兼ねたもの。ちょうど京都方面からの京阪バスが出てゆくところで、その奥には早くも羽田空港行が鎮座していた。その周囲を囲むは本社の方々か、10名はいらっしゃるよう。期待と不安が交じる顔に見受けるが…。
| 07:20 西船橋駅発
07:37 R357二俣交差点 |
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実際は発車までに10名以上は乗り合わせた。「初乗り組」含め初日の最混雑時間帯としては上出来では?発車前に会社の方から住まいとこの路線を知った理由の聞き取りアンケートが。聞いていると駅周辺の方が多数のようで、「会社のホームページで知った」という声もあった。
本社社員含め3名が添乗、定刻に出発、京葉道路経由で羽田に 一直線である。 案内テープのほか、添乗運転士による案内も。「到着は8時30分を 予定しておりますが、サミット警備等の関係もあり…」さてさて?
駅前ロータリーからR14に出たところで早くも渋滞。総武線を跨ぐ手前の看板には「千鳥町まで30分 二俣まで10分」との表示も…。しかし京葉道路原木インター付近で若干ひっかかるも、それ以降はR357ものろのろながら流れておりいらつくほどではなし。しかし周囲は湾岸道路を含めクルマの洪水、さらにラジオは「湾岸線西行は新木場を先頭に市川まで12キロと…先はまだ長いのだ。
07:51 首都高千鳥町ランプ 08:00 首都高浦安ランプ |
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江戸川放水路河口に架かる市川大橋上で京葉線を行くビューさざなみ3号と離合。ビジネス・レジャー客が…週の真中(祝日前の水曜)とはいえ、「そんなに目に付かなかった」のが気に懸かる。
渋滞名所で知られる…知られていた高浜交差点を過ぎてそのまま千鳥町ランプに突入!新木場35分の表示。 小走り程度の進みで浦安ランプには8時。路肩を救急車が駆け抜けてゆく、前方事故か?それにつられて路肩走行する「ズル者」も現れる始末…。イクスピアリが望める舞浜駅を横目に東京都入り。葛西JCTを過ぎて新木場には8時25分、流れはじめた。すかさず運転士が到着が10分ほど遅れる旨のお詫び放送を。逆に安心感がもてる。東京港トンネルを抜けるとあとはいままでが嘘のようにスムーズに。しかし遅れを取り戻すまでには至らずに羽田空港には8時40分着。最混雑時間帯、サミット関連を考慮して10分延の所要80分は…超混雑の総武・東西ルートという鉄道利用との兼ね合いを考えれば十分なものではないだろうか。なお、迂回路として京葉道路経由も認可されており、箱崎&浜崎橋さえなんとかなればラッシュ時はこっちでもという気もしなくはないが、それでも湾岸線1本のほうが早いかな?
| 08:25 首都高新木場ランプ
08:34 首都高東海JCT 08:40 羽田空港着 |
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上記にある通り、鉄道利用は複数ルートある。まあ現実的には東西線利用が安くて確実というところであるが、 それを何処まで崩せるかがこの路線の真価となるであろう。
ところで、空港連絡バスの利点として帰路の直通性がよく指摘されるところであるが、 意欲的なダイヤ設定を見ても分かる通り、西船橋線は「別のウリ」を持っている事に注目したい。
それは鉄道が対都心輸送で一杯いっぱいの朝ラッシュ時を重点的にしたこと。
R357〜湾岸線の不安定さは否めないものの、試乗したような感じであれば鉄道利用と所要時間は大差なく、 ラッシュに揉まれることなく座って出発ロビー前まで行けるのなら差額はお安いものではないだろうか。しかし、「西船橋」という位置付けを深く考えると気になる点も。
大当たりした葛西・小岩線は、鉄道3駅を結んでいる事もあるが、葛西駅での利用状況を見ていると、 そもそも江戸川区地域の沿線需要をがっちり捉えた事が盛況につながっているといって過言ではない。
西船橋駅周辺も市街地化しているとはいえ、その底は葛西周辺と違ってある程度のものと考えられる。 であればこそのターミナル直結がウリ、という事になるのであろうが、西船橋駅を通る各線はすべて都心直通。 その意味において、「わざわざ西船橋で下りてバスに乗るなら…」という判断すら働きかねないか、と…。
そこで提案したいのが船橋駅までの延長。京成線方面へ、始発である東武野田線方面への アピールのしやすさを考えれば、R14や船橋駅周辺の渋滞等不確定要素があるにせよ無駄ではないのでは?
近い例で大船・藤沢線の存在も挙げておきたい。回数券発売もその一例だが、西船橋線ではリピーターの確保が急務といえる。
今回、京成はトイレつき新車を導入しているが、そうした車内快適性の追求の姿勢は歓迎したい。 であればより進めて車内での飲料提供(発売)なども検討されてしかるべきではないだろうか。
また、車内前面にはLED案内装置も設置されているものの、道中大半が無表示。 最近タクシー車内でFM文字情報を提供する動きがあるが、せっかくの空港行きなら 全国の天気やニュース、渋滞情報などを流すようにしてみるのはどうであろうか。
そうした新機軸で乗客を飽きさせないアイデアを出していってほしいものである。ともあれ、今後の成長に期待が持てる新線となるであろうか…注目したい。
【羽田アクセス@夏の陣】と題して空港連絡バス新路線を御紹介してきたが、とりあえずのトリは新浦安線。これまでは東京西部各地への路線展開が目立っていたが、西船橋線に次いで東京東部路線の誕生だ。
浦安方面はTDL関連で多数運行されているものの、浦安市街地からの利用には若干不便であったことから新浦安地区ホテル需要と関連させた新線開業となった。初日の様子を速報する。
新浦安線 Limousine2
東京ベイシティバス・東京空港交通: 運行事業者 1日8往復: 運行便数 \1,000(小児半額): 運賃 35〜50分: 所要時分
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羽田空港6番乗り場発 20:30 |
夕方からの到着ラッシュも一段落、地下のモノレール・京急へ向かう人の流れも幾分減った感じか。そんな中、1Fのバス乗場はまさしく書入れ時。総勢36系統!に膨れた首都圏各方面直通路線がひっきりなしに出発して行く。渋谷線や西船橋線などのルーキーも見うけられる中で、6番乗り場にしずしずと入線してきたのは「新浦安方面」の表示が目を引く20:30発東京ベイシティバス。トイレ・電話つきのいすゞガーラは新車の香りすら漂う感じ。ホテル経由と限定したせいか、運転席横の運賃箱がない分乗降にはスムーズだ。乗車は20名弱、多くが出張帰りのビジネスマン然。初日ではかなりの知名度であろうか。
実はこの日首都高が都心部で大渋滞となっていて、同じ乗場から出る池袋線が100分以上の所要時間見込み、「急ぎの方は電車で…」と繰り返されていた事から、新浦安線でもつられて逃げた人も若干はいるのかも知れない。また、この日よりツアーデスクでの手売りに加えて、ロビー内にリムジンバス券売機が登場したため、乗車口係員からの切符購入はできなくなったので御注意を。
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東京港トンネル大井側入口 20:41 首都高浦安ランプ 20:59 |
「葛西・小岩方面はこの後です。このバスは新浦安方面です」とハンドマイクで繰り返されるうち、長蛇の列でバスを待つ葛西・小岩線利用者を横目に定刻発車。
池袋線ベタ遅れの情報の通り首都高は都心部に入る八潮連絡線から先、都心環状まで断続的に10キロもの渋滞。「浦安まで35分」と出ているが湾岸線も新木場を先頭に東京港トンネルからのろのろ。トンネルを出ると右手にお台場の観覧車が車窓を楽しませる。しばしのろのろが続いたものの、中央環状線方面への流れと葛西ランプで降りる車があるからか、新木場手前から次第に流れ始めた。個人的にはいつも使う葛西・小岩線では味合わない葛西〜浦安間の眺めは妙に新鮮だ。
浦安ランプを下りて右折、京葉線横の広い道に入るとまもなく、ホテル着は定刻の21:05。最初はブライトンに停まり10名ほどが下車、女性スタッフがにこやかに迎えてくれるものの多くはロビーに入らずそのまま外へ。続いてオリエンタル、トランクに荷物を預けていた家族連れが残り、他はタクシーや駅のほうへ足早に向かって行った。
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浦安ブライトンホテル着 21:04 浦安オリエンタルホテル着 21:05 |
葛西・小岩線ができて9ヶ月。当方が掲示板で期待を書いてから2年足らずで新浦安線も現実のものに。ただし当初思っていたのは舞浜地区からの運行延長で、まさか単独路線として設定されるとは思わなかった。
東京空港交通の配布時刻表では新浦安からの成田空港路線も運行計画中としており、経由する両ホテルの要請が多分にあったものと推察できる。その意味では、本来なら新浦安駅ロータリーに入るのが自然なところということにも現れているのだが、信号待ちや乗車券発売を考えると現状がベストかも知れない。一方、舞浜路線では京急や親会社の京成も入って取り分の少ないTBCBとしては、その京成が西船橋線やアクアライン君津線を抱えてか参入してこなかった事から、新浦安線は安定収益の柱に育って欲しいはず。
浦安市内路線バス内ではパンフレットも備えて宣伝に努めており、周辺地域での浸透度も高そう。今後は京葉線や武蔵野線の潜在需要をどれだけ掘り起こせるかが鍵となるはずで、幕張線や西船橋線の動向と合わせて今後が注目といえる。
首都圏内高速バス路線網形成への提言(1) 空港アクセスバスの可能性 log001.html#5
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2004.11.14 Update |
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